榛葉賀津也の発言 (外交防衛委員会)

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○榛葉賀津也君 それでは、総合司令部の新設等についてお伺いしたいと思いますが、私は、佐藤議員のように軍人、もとい、自衛官では、元自衛官ではないので、素人のような質問を幾つかさせていただきたいと思いますが、我が国はおおむね八十年間戦争をしてきていないと、これは本当にすばらしいことだと思います。何事にも代え難いこと。
 ただ、誤解を恐れずに言いますと、本当に有事になった際に総理が二十四万人の自衛官を本当に使えるかと、これは相当私は胆力の要ることだと思います。本当に有事になった際に実力行使するというのは、これは決断力と胆力が政治家に求められるし、その判断に資する的確な状況報告や判断材料をCもUも大臣にお伝えしなければならないというふうに思います。
 自民党さんが今選挙で三連敗で、マスコミ報道ですけれども、衆議院選挙、総理の顔じゃ勝てないんじゃないかとかいろんな報道ありますけれども、ポピュリズムに走れば走るほど、私の経験上、政治って軽くなるんですよ。つらいときこそ、踏ん張って、どういう決断できるかというのが、特に実力組織を抱えている防衛省のトップたちには求められるんだろうと思います。
 総理は、そして防衛大臣も、いろんな大きな責任しょっていますけれども、やっぱり総理として、防衛省のトップとして一番大事なのは、この自衛隊、実力組織を使う判断を、その胆力をどう使って、どう責任取れるかという、これは相当重い判断だと思います。
 そのときに、やはり、今回初めて総理のアドバイザーとしてぴたっと統幕長が付いて、文官の皆さんも、政務三役、大臣以外も、副大臣も政務官も、それは立派な方です。しかし、いざとなったらやはり軍のプロフェッショナルでないと分からないところっていっぱいあるんですね。やはり自衛官のトップである統幕長がしっかり総理を支えてアドバイスをするということが大事なんだろうと思います。
 私が防衛副大臣をやらせていただいたときの統幕長は、折木良一統合幕僚長でした。すごい方でしたよ。本当にぴりぴり来るようなオーラと迫力と、そして優しさと。判断力、胆力、人間力、どれを取ってもすばらしいと本当に思いました。自衛艦隊の、練習艦隊の訓示なんかは、政治家よりも心を打つんですね。本当にハートのある訓示をされていました。理と情のバランスを本当に持った、いわゆる軍の、自衛隊の私はトップだったと思います。
 その折木さんがもう実際おっしゃっているし、私も聞いたし、いろんなところで書いていますけれども、あの東日本大震災以降、早くこの統合司令部をつくれともう十年前からずうっと言っていたんですよ。やっと今回、統幕長と統合司令官と、この任務を分けることができたと。
 統幕長というのは、もう言うまでもなく、総理にアドバイスをして、官邸で、陸海空のトップとして指揮を執って、米軍と連携して、これ一人でやっていたんですから。ここに東日本大震災があって、そしてその後、福島第一原発の事故ですよ。
 誤解を恐れずに言いますと、あのときの菅さんが折木さん離さないんですから、ずうっと官邸で、市ケ谷行けないんですよ。市ケ谷空っぽなんです。この修羅場を折木さんはくぐったので、何とかしないとこれ有事大変なことになるぞと。そして、あのとき君塚さんを、東北方面の君塚さんをトップにして何とか乗り切ったんですね。あのときはまだ陸上総隊司令官もありませんでしたから、二〇一八年ですからね、とんでもない修羅場を防衛省の皆さんくぐってくださったということでございます。
 やっと今回で自衛隊の作戦運用に関する大臣の補佐機能と自衛隊の作戦を執行する機能を分けて、上を見て総理を支える統幕長と、下を見てしっかり自衛隊全体を統合指揮する統合司令官、この役割分担ができたというのは本当に私はいいことだと思います。当然、我々はこの改正案、賛成でございます。
 大臣にお伺いしますが、この自衛官のトップは引き続き当然、統幕長ということでいいですね。

発言情報

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発言者: 榛葉賀津也

speaker_id: 9438

日付: 2024-05-09

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会