野原諭の発言 (経済産業委員会)
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○政府参考人(野原諭君) お答え申し上げます。
生成AIは、様々な分野の生産性向上や社会課題の解決に貢献し、幅広い産業の基盤となる可能性があるものでございます。委員御指摘のとおりでございます。一方で、様々なリスクをもたらし得る面もございます。こうした認識の下、我が国としては、世界的な動向も注視しつつ、イノベーションの促進と規律のバランスの確保を重視して取組を進めていく考えでございます。
経済産業省といたしましては、イノベーションの促進に向けて、まず、生成AIを適切に使いこなすためのスキルの指針を示すなど、生成AI時代の人材育成に取り組んでいるところでございます。
また、AI開発力の強化のために、委員からもお話がありましたが、開発に不可欠な計算資源の整備、それからスタートアップによるAIモデル開発の加速に向けた支援などを行っているところでございます。
一方、規律の確保に向けましては、総務省とともにAI事業者ガイドラインを、事業者ガイドラインの案を昨年十二月に公表し、二月中旬までパブリックコメントを受け付けていたところでございますが、遠からず公表したいというふうに考えております。事業者がAIのもたらすリスクを認識した上で必要な対応が取れるように後押しをしていく考えでございます。
加えて、世界的なAIの安全性確保に向けた議論が盛り上がっております。先月、内閣府を始めとする関係省庁等の協力の下、経産省の傘下にありますが、情報処理推進機構、IPAにAIセーフティ・インスティテュート、AISIを立ち上げました。今後、AISIを中心に、アメリカ、イギリスを始め国際的なパートナーと連携しながら対応を行っていく考えでございます。
引き続き、イノベーションの促進と規律の双方を有機的に組み合わせながら、環境の整備に取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。