武見敬三の発言 (厚生労働委員会)
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○国務大臣(武見敬三君) 私は、その老人医療費の無料化というものについては、これは失敗だったというふうに申し上げました。これは、やはり応能負担で、負担できる方は高齢者であっても負担していただくことが持続可能性を考えるときに必要で、そうした将来の少子高齢化の人口構造に対応して、当時からそうした考え方を本来は持つべきであったにもかかわらず、実際に無料化という安易な選択をしてしまったことに対する反省を私が持っているからああいう発言をさせていただいたわけであります。
その上で、こうした高齢化に対応する上での制度というのは、二〇〇〇年に始まった介護保険制度もそうです、介護保険制度と、それから二〇〇八年に始まった七十五歳以上を対象とした後期高齢者医療制度というものが組み合わさってこうした高齢者に対する医療と介護の体制が我が国の中で構築されてきた。この結果として、高齢者が集中してくるようになっていた国民健康保険といったようなものは、その財政破綻を免れて、持続可能性を回復することができたというふうに思います。
しかし、なお、引き続きこうした後期高齢者の中におけるその他の保険者、現役世代が含んでいらっしゃる保険者からの支援金等の負担が増えてきたことによって、改めて現役世代の負担をこれ以上増やさないようにする工夫というものが更に必要になってきたという認識の中で、こうした後期高齢者における応能負担に基づく負担の在り方について、今まさに御議論をさせていただいているというところだというふうに考えています。こうしたことは、私は誠に、この歴史の経緯の中で我が国は高齢化対策について、私は的確に対応してきたというふうに考えます。