稲葉剛の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(稲葉剛君) ありがとうございます。
先ほど、監査、都道府県の監査あるいは厚生労働省の監査において濫給防止に主眼が置かれていて、漏給防止、受給漏れを防ぐという観点が弱いのではないかというお話をさせていただきました。
今年度、厚生労働省が警察官OBの配置を更に進めようとしております。二十一ページにありますように、不正受給対策を行う際には、制度に対する信頼が揺らいでいるというような表現をよく厚生労働省は使われるわけですけれども、一方で、桐生市のような事態、人権侵害や水際作戦が起こったときには、住民の制度に対する信頼が揺らいでいるというような表現は余り使われているのを見たことがないわけですね。やはり、行政が加害者になってしまうという点への自覚が足りないんではないかというふうに思っています。
水際作戦が生じる背景には、各福祉事務所における人員が不足していると、オーバーワークになってしまっていて、なるべくなら受け付けないようにしたいというような問題もあります。様々予算の問題もありますけれども、まずは国、厚生労働省が水際作戦を根絶するんだという方針を示す、捕捉率を上げるんだという方針を示すということは一番重要だというふうに思っています。