井上聡の発言 (財政金融委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(井上聡君) 御質問ありがとうございます。
おっしゃるとおり、企業価値の評価というのは非常に難しくて、見立てによって大きくぶれるというのもおっしゃるとおりだと思います。
それで、その金融機関の中に、貸せるといいますか、成長企業であってそれなりに評価できると考えた場合に、その金融機関はなぜ担保が必要なんだという御質問ですけれども、そういった企業評価を手を掛けてするのに見合ったビジネスになりにくいからだと考えています。事業性評価というのは、もう随分長いことそうあるべきだという議論がなされていましたが、現時点でそれほど浸透していないのは、恐らく金融機関にとってもうからないビジネスなんだろうと思います。といいますか、リスクが大きいビジネスなんだろうと思います。
先ほど御説明申し上げましたように、結局それだけ手を掛けても、その後、ほかの金融機関がほとんど手を掛けずに、あそこが貸しているんだからうちも貸そうかといって貸しても、結局、その後うまくいかなかったときにみんな案分になるんですよね。それを、この担保を取ればまさに、うまくいけばみんな結局リターンを得られるわけですが、うまくいかなかったときにほかの金融機関にただ乗りされることがなくなって、何とか、全額ではないにしても、そのときに残っている企業価値を他の金融機関を押しのけて取れるというところに意味があり、それがあるのであれば不安を減らして事業性の融資をしようかというインセンティブが強くなるという意味で意味があるのではないかと考えています。