井上聡の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(井上聡君) 御質問ありがとうございます。
 難しい御質問ですね。非常に金利の低い異常な金利状況がこれだけ長く続く中で、事業性を評価して融資をして融資業務からの利益を十分に上げていくということが極めて難しい状況下で、どこまで責められるのか、一金融機関を責められるのかという問題はございますので、一概に誰が悪いということではなかろうと思いますが、ただ、先生のおっしゃるように、金融機関の事業融資を見る目というのがなかなか事業に、彼らの事業に生かされないまま長くたってしまったというのは事実で、そのスキルというのも恐らく以前よりも下がっているというのもおっしゃるとおり。ですから、そこを何とかするということですが、国が、あるいは役所が事業性融資を強制するなんということは、やはり自由主義社会の下でうまくいかない。
 ですので、今回、これがうまくいくかどうか、私には保証の限りではございませんが、先ほどから申し上げているように、これはインセンティブを与えて動かそうという仕組みだと思います。すなわち、労働者、取引相手を保護するというだけではなくて、担保権者にもウィン・ウィンのプラスが回るような手段になり得るのではないか。手を掛けた分だけリターンが来る、金利が取れる、あるいは破綻したときの痛手を少なく済ませられるというような仕組みになれば、これは、国が言うから、あるいは役所が言うからではない事業性融資の手段になり得るのではないかとは考えております。

発言情報

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発言者: 井上聡

speaker_id: 3953

日付: 2024-05-30

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会