井上聡の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(井上聡君) ありがとうございます。
 現在、普通の一般的な事業会社がお金を借りるときというのは、日本では、全資産担保ではなくて、抵当権を付けてA銀行、別の動産担保を付けてB銀行というパターンが多いんですが、唯一現時点で既に行われている全資産担保融資として、唯一ではないんですが、プロジェクトファイナンスあるいはLBOファイナンス、これは、新たに新設会社を設定しまして、そこに大きな事業会社の一部プロジェクトだけを動かして、もうそれ、そのプロジェクトだけを持っている会社にお金を貸すというようなときは、これはほかの事業を何もやっていないので、その持っている、新設会社の持っているもの全てに担保を付けてそれで融資をするということが行われますし、買収のときに新たに買収専用の会社をつくってその会社にお金を貸して、その借りたお金で買収、新設の会社がお金を払って事業を買う、あるいは株を買うと。
 こういった形で使われる場合というのは、これは他の事業あるいは従業員というのを考慮しなくてもよいので、もう専らその全資産を担保にしてということが行われておりますが、こういったタイプのものというのは、現在、全資産担保といっても、個別にべたべたべたべたと積み上げていく、そうなると、実行しようとすると、実際は実行なんてめったに起こらないんですが、実行しようとするとばらばらに切り売りをする形になって、一括して事業として譲渡する実行が取れないわけですね。そうすると、本当は全資産担保を取って企業価値をつかまえているつもりが、現時点で行われている全資産担保というのは実はのれんに相当する企業価値は取れていない担保になるので、それよりは、この担保を利用することでより大きな価値をつかまえて金額を、貸せる金額を増やすといったことに使われるのではないかという観点で議論されているのだと思います。
 申し訳ありませんでした。

発言情報

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発言者: 井上聡

speaker_id: 3953

日付: 2024-05-30

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会