宮島清の発言 (内閣委員会)
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○参考人(宮島清君) ありがとうございます。
まず、いい人材を獲得するためには、その職場が魅力的な職場であるということが一番大事だというふうに思います。私も四十何年前、同じ福祉をやるならば子供の福祉をやりたいということで、まあ社会福祉の学科を出ているんですけれども、子供の福祉を選びまして、実際、希望がかなって県の職員になり、児童相談所や先ほど申し上げたような仕事に就きました。
今、残念ながら、社会福祉や保育、教育を学ぶこと自体も減っている、途中の養成課程でもそこから退場していく、こんな厳しい職場ではやれないというようなことで実際の応募に至らないというようなことも出ていると聞いています。やはり、価値はあるんだけれども、厳し過ぎると、自分の人生等を考えたときにこの仕事には就けないと。実際に仕事に就いたときに、本当に子供を大事にしているのか、子供を大事にするということは人を大事にしていることですから、職員を大事にするのか、そういったことが疑われるような職場ではやはりとどまれないし、そういう評判というのはいろんな形で伝わりますので、そこに応募がないということは出てきます。
実際、今、児童養護施設等でも必要なだけの人員が集まらない、児童相談所等でも倍率が出ないと。今、都の方では特別区が児相をつくれるということになってそれが進んでいますけれども、実際に必要な人員の確保が難しいということが起こっています。空席がある。これでは駄目ですね。
やはり、ただ、ただ悲観的なことばかり言うべきではないと思います。それでも、厳しい中でも、研修会なんかでも実際の事例を提出していただいて、それについて探求していくと、本当に、ああ、この方は何とか子供と御家族の幸せを考えて実現したいと思っているんだなと、また、そこに寄せられる質問や意見なんかも、まさにそういうものが得られます。ですから、私はそういうところが大好きなんでそういう研修に出かけていますけれども。
とにかく、この仕事の魅力をちゃんと発信すること。当然、トラブルや失敗は起こってきますけれども、そのことを無視することはできない、その問題点はちゃんと洗う必要がありますが、ただ、現場たたきのようなバッシングをしてしまうというようなことが続くと、いい人材もとどまれないし、なおさら入ってくることもできない、本当に必要なことがバランスよく大事にされないので偏った育成になってしまうと、その辺りを注視しなければいけないなというふうに思います。
人を集めたり育てるということは本当に大変なことなので、様々な観点から検討しなければいけないと思いますが、今、お聞きいただいてお伝えしたいなと思うのは、そのように感じました。
以上でございます。