宮島清の発言 (内閣委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(宮島清君) ありがとうございます。
 このことは言いたいというふうに思っていたことも併せてお答えできるなと思って、感謝いたします。
 まず、それは後の方に回しまして、先にコストのことですけれども、無限ではないですよね。やはり、国民の財産によって、税によってスキームがつくられるわけですから、できるだけ少ない経費でできるだけ有効な策が講じられればいいというふうには思います。
 ただ、こどもまんなか社会を目標にしている今、本当に子供予算が、特に教育、福祉、保育、ここに十分な経費が掛けられているかといったら、全然違うと。ですから、ここでは思い切ったお金を掛けて財政措置をして、現場の体制を整えてほしいと。中途半端なものをつくっては効果がないし、それが長引けば長引くほど将来の日本は危うくなるのではないかと。思い切ってやはりここにはお金、また人を掛けてほしいというふうには要望します。ただ、無限だとは思いません。
 で、何が必要かということの中で、監視カメラ、実は私はこれは気を付けなければいけないと思っています。
 数年前ですが、被措置児虐待として、児童相談所や児童養護施設等での虐待、特に性的な事案があったときに、私はある現場に呼ばれて、お話をするようにということの要望がありまして務めたことがあります。その年には、九州の、これ先進的な働きをしている地区の児童相談所の児童福祉司が、年齢の高い子に対して恋愛感情を抱いて性的に接近してしまったというものです。もう一つは、これは、関西、それよりもう少し九州に近い方ですけれども、そこで児童相談所の一時保護所の夜間宿直専門員だったと思いますけれども、七十代の方が採用されていて、その方が実際に、ちょっと被害児童の年齢は忘れてしまいましたけど、小学生だったでしょうか、あるいは中学生だったでしょうか、その子供に対して加害をしていたと。ちょうどその年度に、東北の児童相談所の一時保護所だったと思いますけど、保育士の若い男性職員が幼児さんに対して加害行為をしたということがありました。
 たしか三つ目の例については県議会等でも検討されて、監視カメラを置くという方向になったかと思いますけれども、幼児さんの寝る部屋とか、そのところに様子が分かるモニターを使ってこれらを見るというのは、気を付けなきゃいけない面はあるにしろ認められるのではないかと。様々な疾病が絡んだり、熱を出したり、そういうこともありますし、起き出してふらふらして危ないということもありますから、それは許されるだろうと思います。
 ただ、一時保護所というところを考えたときに、例えば子供たちのリビングと、それこそ困難を抱えて虐待を受けて保護された先が一時保護所で、安らぎを持って時間を過ごせ、安心して時間を過ごせる、そういったところに監視カメラが置かれるということは果たしてどうなのか。年長の子供たちだったら、そういう環境だよということを告知した上で一時保護しなければいけない。果たして、そういう中でそういう場に一時保護することは子供が納得するのか。やっぱり子供の意思、ちゃんと説明をして、それを確認した上でやるべきものだと思いますので、私は許されないと思っています。
 今、監視カメラがある例はありますけれども、それは外出、無断外出するとか、外から侵入者がないようにするという場所にカメラが置かれて、子供たちもそのモニターを見れるというような中で行われているところはありますけれども、子供たちが知らないところであらゆるところに監視カメラを置いて、そして死角をなくすということがいいとは思いません。それは、コスト的にはその方が安いとしても、それは許されないと思います。
 やはり、犯罪を、加害を起こさせないためにも、子供たちを守るためにも、複数のきちんとした職員が常時、三人も四人もとは言いませんけれども、複数の職員が共に支援に当たれる、それぞれの職員が人権感覚や子供を見る目を持つ、またその子供が何らかの変化があった場合にはそれに気付ける、そういった職場環境をやはりつくらなければいけない。高いようでもその方がコスト安ですし、総合的に子供の福祉を実現できるのではないかと考えます。
 以上でございます。

発言情報

speech_id: 121314889X02120240613_064

発言者: 宮島清

speaker_id: 8848

日付: 2024-06-13

院: 参議院

会議名: 内閣委員会