亀山康子の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○参考人(亀山康子君) 貴重な御質問ありがとうございます。難しい御質問ですね。
恐らく、これは私の、これ全て私見でございますけれども、武力紛争の方が誰にとっても分かりやすいんですね、メッセージとして。なので、日本政府としても明確に意見を伝えやすいということではないかなと思います。
今まで、気候変動を始めとする地球環境問題の研究に携わってまいりましたけど、やはりこの問題というのは因果関係を追うのが難しく、何で私たちの生活とこの温暖化が結び付くのが分からない。で、それはうそだと言う人も中に出てきたりしますと、何を信じていいか分からない。こうなってくると、やはり明確な意見というのは表明しづらいんだろうなというふうに推測いたします。
ただ、やっぱりそこが、まあ欧米と一くくりにして、するのもなんですけれども、科学的知見を非常に尊重することが多いなということを感じます、特にヨーロッパですよね。なので、温暖化にしても、これまでのオゾン層の話ですとか酸性雨だとかいろいろな問題に関してまだ因果関係がはっきり証明できていないときに、だけれども、こういう可能性があるんだったら、その可能性をリスクとして捉えて今から行動しようというような、そういう意思決定プロセスに慣れているように思います。
で、日本はやっぱりそこまで行っていなくて、科学者がこういうことを言っていますと言っても、でも、それ本当なので終わっちゃうんですよね。本当に目に見えるところになってからようやく事後的に動き出すのが日本の意思決定で、多分これは仕方ないことだとは思いますけれども、だけれども、やはりその科学的知見というものを尊重するような意思決定の在り方というものを今後御検討いただくのが、日本がきちんと温暖化についても意見を表明できるような土台をつくることにつながるのかなというふうに思います。
以上でございます。