亀山康子の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○参考人(亀山康子君) どうもありがとうございます。
 お答えするために、今日の最初のスライドを御覧いただけますか。スライド二というふうに数字を打ってあるリスク管理の図ですけど、下の方に土地利用変化と書いてあって、そこをちょっと時間の関係ではしょりましたので、ここをお話ししたいと思います。
 森林というのは重要な吸収源でありますから、森林面積が増えれば濃度を減らすことができます。ですので、ベリーローのところもよく見ていただくと、一旦上がるんですけど、少しずつ世紀末のところで若干下がっているようにですね、だから、一回、オーバーシュートというんですけど、一回上がって、ちゃんととにかく排出量をゼロにさえすれば、今既にある植林が少しずつは吸収してくれるので、長い時間を掛ければ減っていくんですね、濃度は、ということをちょっと申し忘れましたけれども。
 で、この図についてなんですが、森林を増やすということが重要であるにもかかわらず、今のところ世界の森林面積というのはいまだに減少方向なんですよね。それで、何で減少方向なのかというと、それもやっぱりいろいろな理由がありまして、赤字で書いてあるように、バイオ燃料の生産拡大、トウモロコシとかを作って、今まではそのトウモロコシを食料に使っていたものを、バイオ燃料の方が高く売れるということになるとそっちへ流れていくんですよね。そうすると、農耕地面積拡大というのは青字で書きましたけれども、食料安全保障の問題につながっていきます。食べ物がないので、更にますます木を切って、そこを農地に転換して食料を生産するという悪循環になるんですよね。それはすなわち、もう一回排出量の増加につながっていくので細い矢印を描いているんですけれども、こういう悪循環が現在の状態なんですよね。やっぱりこれを断ち切って森林を拡大していくことというのは、今おっしゃっていただいた、少しずつでも濃度を下げていく一つの方策であります。
 もちろん、その他、化学的なやり方でDACって聞かれたことあるかもしれないんですけど、直接に大気中から二酸化炭素をもう吸収しちゃって、ケミカルな、化学的なやり方でして、それで、土の中に埋め込むCCSという技術もあるんですけれども、そのCCSを大量にやろうとすると、またそれで更にエネルギーが掛かりますので、やっぱりそれも悪循環なんですよね。
 ですので、やはりまずはこの土地利用というところを手を着けるということが重要だと考えております。

発言情報

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発言者: 亀山康子

speaker_id: 23655

日付: 2024-04-17

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会