亀山康子の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○参考人(亀山康子君) 御質問ありがとうございます。
おっしゃっていただいたことはまさにそのとおりで、私が知っているのは、一九八〇年代からアワ・コモン・フューチャーという国連の報告書があるんですけれども、そこで既に書かれております。つまり、紛争、戦争が更に地球環境を悪化させるという記述がございますので、今日においてもそこは変わっていないということですね、残念ながら。ですので、それはまず一つですよね。
直接的には二酸化炭素を出しますし、間接的にはやっぱり政治的なイシューの優先順位を変えてしまいますから、平和なときほどこういう環境問題というのはみんな頑張ってくれますけれども、戦争起きちゃうと、みんなまずそっちだということでプライオリティー下がっちゃいます、温暖化対策というのが。やっぱりそういう間接的な悪影響もあるかなというふうに思います。
あと、先ほどからアメリカの国防省が、国防総省がずっと気候変動安全保障の観点から積極的に報告書を出しているという話をしましたが、これは、単に気候変動影響がアメリカの軍事施設に悪影響を及ぼしているということのみならず、アメリカの全温室効果ガスの何%でしたかね、かなりの割合をアメリカの軍事関係の活動で出しているんですよ。かなりのパーセンテージなんです、目に見えるほどの。特に、連邦政府関連の施設で出しているCO2だけで見ると、もうほとんどの割合がそこで、それで出ているんですよね。ですので、アメリカの排出量を減らすためにも、その軍事関係の排出量を減らさなきゃいけないということで。
で、これは別に減らしたらアメリカの軍備が弱くなるということではなくて、例えばですよ、例えば、今までガソリンを使っていた車両を太陽光パネルで動く車両に替えることで軽量化もするし、あと、兵たんというんですかね、ガソリンをわざわざその最前線のところまで運ばなくてよくなるので、そうすると敵に見付かりにくくなるという話を聞いたことがあります、秋元様の方がよく御存じかもしれませんけど。
なので、そういったその軍事的なむしろ戦略の一環として排出削減を進めているという話を聞いておりまして、そういうところでも防衛と気候変動というのが関係しているというふうに聞いております。