亀山康子の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○参考人(亀山康子君) ありがとうございます。
五年前だったらたくさん言えたと思います。しかし、やはり二〇二〇年ですね、当時の菅総理がカーボンニュートラル宣言をして、一気に変わりましたね。それでかなり追い付いてきたなという印象でございます。
足りないものがあるとすると、先ほど申し上げたやっぱりカーボンプライシングは、かなり早く入れるべきだと思っております。今の計画だと遅過ぎます。世の中に付いていけていないかなと思いますので、きちんとやっぱり排出することに対して価格付けをして、排出をしないということに対する経済的なメリットを可視化するということ、これが一番大切だというふうに思います。
それから二点目が、GXというふうに呼ばれますよね、今の脱炭素戦略が。このGXという言葉の持つニュアンスがやはり技術オリエンテッド、技術に特化したネーミングだし、実際に議論されていることもそうで、そのアンモニアとか水素だとか、もちろん技術開発も進める必要はありますけれども、それと同時に、やっぱり世の中の一般市民がそのことをきちんと理解して、自分たちが直面しているリスクを理解して、それで政府が何をすべきかということを理解すると。そこがやっぱり他国と比べて若干遅れているかなというふうに思います。
と申しますのは、幾つかの国際世論調査、いろんな国に同じ質問をして、その結果を比較する報告書がここ三年ほどで結構出ているんですよね。大体どの報告書を見ても、日本人の認識はとても低いです。温暖化は起きている、温暖化は大切な問題であるぐらいのところまでは認識合っているんですけれども、じゃ、それを自分たちが対策を取る責任があると思いますかと言われると急に下がるんです。自分たちの企業が何か温暖化対策をするべきだと考えますかもすごい低いんですよ。
なので、温暖化の認識はできているんだけれども、自分たちが何かアクションを取らなきゃいけないとは思っていない、そこの認識ギャップを埋める必要があるかなと思っております。
長くなりましたが、以上でございます。