筒井淳也の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)

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○参考人(筒井淳也君) どうもありがとうございました。
 家事分担ですよね、この問題を解決する方法はいろいろあって、全体の作業量を減らすとか、それから、もちろんおっしゃったように外部委託ですね。ただ、この外部委託が日本では非常に進みにくいわけですね。例えば、掃除なりを外部委託している方の割合という統計データがあるんですけど、一%とか二%とか非常に低い水準。これはどういうふうな理屈でそれほど外部委託が進まないのかというと、やはり日本の場合、家庭の中に他人を入れるということが非常に抵抗感が強くなってしまっているんですね。ドメスティックワーカーと言われるいわゆる家事手伝いの方とかがなかなか増えていかない理由はそこに一つあるんですよね。
 これに関しては、文化的で、あるいはその感性的な理由もあるのでなかなかあれなんですけど、ただ他方で、じゃ、その不安感なりを和らげていくために、例えば何かあった場合には行政と連携してちゃんと補償制度があるとか、いろんな安心感ですね、やっぱりこの安心感が非常にでかいと思うんですよね。ですので、この点を、実は家事委託の業者自体は増加傾向にあると思うんですけど、ただ、利用率が低調であるところのネックになっているのが、やっぱりちょっと不安だよねという考え方がある。それか、割高というのももちろんありますよね。
 この二点ですね、料金と一種のリスク、不安感ですね、この両面で行政ができることというのは、なかなかその料金を割り引くというのは、一部の自治体では実は非常に期間限定でやっているんですよね、クーポンを配付して。ただ、それも呼び水としては一つあり得ると思うんですよね。
 ですので、いろんなやり方でそれができるのかなという点はありますけど、他方で、ドメスティックワーカー、家事を手伝うような方の賃金というのは非常に低く抑えられがちという問題があります。ですので、これは万能の解決法では全然ありません。やはり、構造的に、働きやすさ、柔軟に家庭のことがやれる時間を増やすとか、そういった、やっぱり一番大きいのは男性の働き方を変えることだと思うんですけど、この点が一番大事な目標でありつつ、ほかにもいろんな補助的な課題があるのかなと思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 筒井淳也

speaker_id: 7405

日付: 2024-02-21

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済及び地方に関する調査会