竹信三恵子の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)
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○参考人(竹信三恵子君) じゃ、お答えします。
何からというと全部という感じになるので難しいんですけど、一つは、意識の中では、もう大黒柱型で男性が稼いでいれば家族は成り立っていくんだということがなくなっているんだということの共有が必要だというふうに思っています。女性だけの問題ではなくて、男性の賃金がこれだけ下がっていっていると、下がっているんですよ、それ余りみんな気付いていないと思いますけど。そうすると、今もう大黒柱型から多就業型、たくさんの人が家族全員総出でもって働くみたいな、そういう状況になっているおうちが物すごく増えているんですね。
なので、女性がちゃんとした賃金をもらえるようになると、家族中みんな物すごく楽になるんですよ。それがそういっていないということがとても大きな壁になっていて、それをもっとキャンペーンも含めてきちんと組合も変えていく必要がある。父ちゃんに賃金をという昔のスローガンではなくて、母ちゃんにも賃金をにしないともうもたないなって。
ヨーロッパなんかもよく美化して言われていますけど、実質的にもうそれですよね。男性の賃金が製造業が外に出ていったりする中でそうそう高くはもらえないですし、そうなってくるとサービス産業も盛んになってくるわけですから、サービス産業に就くことが多い女性の賃金がいろんなさっき言った偏見によって実質以上に低くされていたら、絶対家計は豊かになりません。単身の人ももちろん非常にきついです。
それを考えたら、もう大黒柱だからということ自体を実態とは違っているのだというふうにしてやっていかなきゃいけないときの重要なファクターが女性がどれだけちゃんと稼げるかで、そこに差別をなくして仕事に見合った賃金をと、こういう話になってくるという、そういう筋道になると思います。