上月良祐の発言 (資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会)
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○副大臣(上月良祐君) 河野先生には重要な御指摘をありがとうございます。
我が国は、脱炭素化とエネルギーの安定供給、経済成長の三つを同時に達成するため、GX実現に向けた基本方針を策定し、その実現や実行に取り組んでまいりました。具体的には、GX経済移行債を活用した二十兆円規模の先行投資支援や成長志向型カーボンプライシングの導入などにより、GXの取組を推進いたしております。さらに、化石燃料への過度な依存から脱却するため、徹底した省エネ、製造業の燃料転換などを進めるとともに、再エネや原子力などの脱炭素電源への転換を進めてきているところであります。
脱ロシアに向けた取組に関しましては、G7において、先生から御指摘がありましたが、各国の事情に配慮しつつ、石炭や石油の輸入のフェーズアウト又は禁止により、ロシアのエネルギーへの依存を低減させることとしておるわけであります。二〇二三年のロシアからの輸入量は、ウクライナ侵攻前の二〇二一年と比較して、原油は九割超の減、石炭は約八割の減となっております。LNGにつきましては、石油や石炭と異なり、G7においてフェーズアウト又は禁止するとの合意はなされておりません。安定的な調達を可能にさせる長期契約の代替が当面困難であり、不安定な状況にあるLNG市場の現状を考えますと、サハリン2プロジェクトからのLNGは、我が国のエネルギー安全保障上非常に重要な役割を担っているというふうに認識をいたしております。
我が国としては、引き続き、再エネあるいは原子力を含めたエネルギー源の多様化や供給源の多角化などを通じて、エネルギー構成全体の中でロシアへのエネルギー依存度の低減を図ってまいりたいと考えております。