根本拓の発言 (予算委員会第六分科会)
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○根本(拓)分科員 大臣、ありがとうございます。
大臣も、会見で、胃に穴が空くほど悩まれたということをおっしゃっておりましたけれども、私個人としては、今回の決定が遅過ぎたということはないのではないかと思っております。
というのも、今回の備蓄米の売渡しというのは、ある種、市場での価格形成に介入するような政策なわけですけれども、市場というのは思ったように動くほど甘いところではなくて、今回、備蓄米を売り渡すことによって大きな値崩れが起こることだってあり得ると思っております。
特に、大臣がおっしゃったとおり、米というのは、今まで、米農家さんがコスト割れのような価格で売られているような米を作っているところがありまして、その米の値段がやっと上がってきたというところで、値崩れのリスクを取るというのは簡単なことではないと思っています。
それでも、大臣がおっしゃったとおり、消費者の皆様、そして米政策の将来というものを考えて、慎重に慎重を重ねて、覚悟を決めてやった以上は結果にも責任を持つと会見で大臣がおっしゃった、その決断をなさったという大臣を見て、私としては、これが政治家の仕事なんだということを学ばせていただきました。
消費者の皆さんの御負担というのは私自身も承知しているつもりですし、いろいろな御批判もあるかと思いますけれども、私としては、一人の若い政治家として、大臣、そして一生懸命この政策をお考えになった農水省の皆さんに、敬意をここで表させていただきたいと思っております。
その上で、今回の売渡しについて更にお伺いしたいんですけれども、今回の売渡し、買戻し条件がついていまして、原則として一年以内に集荷業者から米を買い戻すということが予定されています。しかし、この買戻しについては、仮に、今回の売渡しに応じる方が望まないタイミングや価格での買戻しを強いられるということになれば、売渡しに応じた方が思わぬ不利益を負うということもあり得るように思われます。
他方で、タイミングについては、一年以内という期限は、双方協議の上延長することも可能となっております。もちろん、価格については財政法など関係法令に基づいて決まっていきますので、この段階で価格水準なんかを示すことは難しいということは理解しておりますけれども、少なくとも、今回の売渡しに応じた方が望まないタイミングや価格での買戻しを強いられることはないという制度となっていることが制度の安定性に資すると考えておりますので、そのような制度になっているということでいいのかということを確認させていただければと思います。