山本健人の発言 (憲法審査会)

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○参考人(山本健人君) ありがとうございます。
 いただいた御質問、非常に重要なんですけれども、これだというところがなかなか明確にお答えしづらいところではあるんですけれど、そうですね、国民投票の場合、論点の設定が賛否を問うという形の問題になるかと思いますので、そういう意味では、ある種、偽情報が出回る危険性が高いのではないかという指摘はあるところになっております。
 というのは、対立、二者間の対立をあおってナラティブ構造をつくり出すという形での偽情報の反映というのは、パターンとしてはやはりこれは非常に多いということになりますし、さらにアテンションエコノミーという話も途中ありましたけれども、そういった形での情報というのは今の流通に乗りやすいという、アルゴリズム的にはそれが乗りやすくなってくるという事情もあります。そういった意味で、国民投票の場合、それが起こりやすいのではないかという一般的な指摘があるというところが一つです。
 もう一つは、日本においては国民投票がこれまで実施されていないというところで、この投票期間中に有権者の行動がどういうことになるのかというのは余り予測できないというところで、偽情報の対策等もどういう形のものが効果的になり得るのかというのがやや予測しづらいところがあるというふうに言われます。
 国民投票における憲法改正が頻発されているアイルランドみたいな国ですと、そういったものに対する、国民投票に関する文化みたいなものが形成されていて、それによって健全な国民投票環境があるんだということが言われるわけですけれど、日本においてそれと同じようなものがあって、対策をそこまで踏み込んでやらなくても十分に成立するのか、あるいは対策しなければ問題が起こるのかということが現状では読めないというところで、その中でどういった対策を考えなきゃいけないのかというところが重要なポイントになるかと思います。
 以上です。

発言情報

speech_id: 121714183X00520250604_047

発言者: 山本健人

speaker_id: 1774

日付: 2025-06-04

院: 参議院

会議名: 憲法審査会