越智萌の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○参考人(越智萌君) ありがとうございます。
 今の状況、特に国際法をめぐる状況についてまとめていただいたのかなと思いまして、それを背景にICCの役割ということなんですけれども、数多くあって、それをどういうふうにフレーミングして把握するかということですが、私のアプローチとしては、今回の意見陳述の冒頭にも申し上げましたように、刑事制裁という制度がもう一つ増えたということをまず認識するためにICCがあると。まあ、ちょっと本当は逆の関係であるべきだとは思うんですが、私たち、国際社会のことだと認識に少し時間が掛かるというか、ギャップがあるわけです。
 その中で、一つの国の中での秩序を守るのと同じように、国際社会にも刑事制裁という処罰という形での法遵守の仕組みがあるということをまず認識する、そのためにもICCがあって、それがあり続けるためにICCが発信を続けているという形で、本来の、もうちょっと物理的な力で、本来、罪を犯している人を捕まえて排除するということまでできていなくても、そういう制度があることを、あること自体の確認のために制度としてあり続けているのが一つ重要かなと思っております。
 もう一つ、その今、赤根所長が前面に出られているということですけれども、それはまあICCの制度の所長でありますので、その役割としてあるということと、それから日本国籍であるということ、まあ私自身もうれしく思いますけれども、それと、その日本の政府の意向をICCが代弁しているように見えないようにするというのも一つの在り方かなと思いますので、日本としては民主主義の国だし、それから国際機関にいる国際公務員というのは個人の資格で独立した存在だということを踏まえて、お互い、それから日本の政府の意見をあえて赤根さんが言っているように見えないような立場になっていることも私はうれしい、いいことなのかなというふうに思っていますので、日本の政府の役割とそれからICCの赤根所長の役割というのは本当に切り離して考えることが必要だと思いますし、日本政府の方も所長が日本人だということを余り前面に出さない方が本来は正しいやり方なのではないかなというふうに思っているというところで、ICCの役割、そういった印象、象徴的なものではあるんですけれども、ただ、実際に今まで二十名ほど移送されたということをお伝えしましたが、その人たちが政権からしばらくの間いなくなるというところで国内の改革が進むという事例もあるところなので、今後は実際の、ICCの本来の制度、物理的な力の方の制度を支援していくことが重要かなと考えております。

発言情報

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発言者: 越智萌

speaker_id: 32083

日付: 2025-02-12

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会