山本左近の発言 (文部科学委員会)
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○山本(左)委員 松本大臣、ありがとうございます。
まさに地域の特色それぞれに応じた形で文部科学省が伴走し、そして力強く御支援いただくことを御答弁いただきまして、どうもありがとうございます。
それでは、三つ目の質問に移ります。STEAM教育です。
我が国の子供たちは、国際的に見ても非常に高い理数系リテラシーを有しています。例えば、日本の十五歳の数学的リテラシー及び科学的リテラシーはいずれも世界トップ水準に位置していますが、一方で、進学、進路選択の段階で理工系分野への志向が相対的に低下する、いわゆる理系離れの傾向が指摘されています。こうした状況を防ぐために、STEAM教育の一層の強化に加えて、学びを実社会と結びつける実践の場の提供が不可欠です。
私は、元F1ドライバーとして、エンジニアリングや科学技術イノベーションの世界に身を置いてきました。そこでは常に、どうやったらコンマ一秒速く走れるのか、どうしたら壊れないのかというトライ・アンド・エラー、いわゆる探求の連続が日常でした。
そこで提案をさせていただきたいのが、モータースポーツ現場の教育活用です。
資料二のとおり、例えば電気自動車レースのフォーミュラEに高校生の生徒さんらを招待したガレージツアーなどの機会もありました。エネルギーマネジメントや空力制御、データ解析、チーム戦略など、全てが生きた教材です。現場に立つと子供たちの目の色が一瞬で変わります。経験から強く感じるのは、子供たちは本来探求する力を持っているということです。今求められているのは、その芽を伸ばす、まさにSTEAM教育の強化です。
STEAM教育とは、科学、技術、工学、数学のSTEMに芸術のAを加えた文理横断的教育です。速い車は美しいと実は表現をされるこのモータースポーツの世界は、まさにSTEAM教育の集約体です。
今、モータースポーツを活用した事例を挙げましたが、JAXAやJAMSTECなどは、その他の先端の技術を学ぶことができる現場である、工学、データサイエンス、物づくりなど、体験的に、わくわくしながら学ぶことのできる貴重な教育資源でありまして、生徒の関心や意欲を高める有効な手法の一つと考えます。
今後、都道府県が高等学校教育改革実行計画などの策定を着実に実行できるよう安定的な財源を確保するとともに、地域人材育成の中核となる高校を支援し、高校生の文理融合の学び、探求的、実践的な学びを文部科学省として積極的に後押しすべきと考えますが、松本大臣、いかがでしょうか。