長谷川敏郎の発言 (農林水産委員会)
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○参考人(長谷川敏郎君) 価格保障と所得補償、これは二つの違う概念です。基本的に、生産調整やめて自由に作っていいよということで、実際、武本先生がおっしゃったように、じゃ、どんどん作れるかという状態は今現実にありません。本当にもうどんどん減っているという状態です。
しかし、例えばそれでざっと生産が増えた、過剰になった、暴落する。そうすると、その年は安いかもしれないけど、翌年作る人がいなくなりますね。食料というのはそういうわけにいかないということで、一定の価格はきちっと政府が支えていく。そして、それはやっぱりその市場の力を借りながら一定の範囲の中で上下する。だけれども、これ以上下がったらそれはもう駄目だよねというところは、価格をしっかり支えるというのが価格保障だと思うんです。そして、余り高くなれば先ほどの備蓄の運用で頭を抑えていくと。
所得補償の方は、やっぱり、佐々木先生もよく御理解いただいていると思いますが、農村の水路だとかあぜだとか農道だとかを含めて、農業のインフラ、国土の保全を、今私たち百姓は無償でやっているわけですよね、中山間のあれがあれば少しはいただけますけど。やっぱり、それは国土の、国民全体のためのものですから、それは所得をきちっと、ただ働きしている分の少しでも払っていただいたら有り難いなと。私の恩師の永田恵十郎先生たちが含めて計算したのは、年間で十一兆円とか六兆円とか八兆円というお金がただ働きなわけですから、本当にそれを支えていく、そうしないともう農地も農村も守れないというふうに思っています。