佐貫浩 に関する国会発言

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2015-06-11 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 一つは、選択制と義務教育学校という特殊な差異化された学校を連動させることは絶対してはならないということが私の意見です。二つ目は、義務学校がほかの学校より優れた学校であるという印象が生まれるような事態にはしてはならないと、その二つです。

2015-06-11 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) その問題は、品川の小中一貫教育に典型的に表れています。  私の資料の一ページ目にありますが、例えばその一番中心である日野学園というところは、六年生がその上の七年生に進学するのが六六%です。そして、入ってきた七年生の内部構成を見ますと、内部から進学した者は四二%です。ということは、もうこれは小中一貫という理念が成立していないという意味ですね。そして、なぜかというと、これは、多くは私立中学校へ逃げるわけです。  小

2015-06-11 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 無藤参考人のおっしゃったように、あらゆる学年でリーダーシップを形成することが必要だと、これは当然のことです。ただし、注意すべきは、実は学校制度は、その制度そのものによってある課題を提起する、そういうシステムとして存在しているということは重要なことです。  小中一貫校の多くの場合、四三二という形が考えられています。しかし、四年生までのリーダーシップというものは、果たして学校そのものを動かしていくような形に展開し得る

2015-06-11 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 実は、小中一貫教育の目標として学力を上げるということが基本的に書かれています。ところが、品川でどうなっているかというと、教科担任制、期末テスト、早習カリキュラム、こういうものを小学校の六年生、五年生に下ろすというのが小中一貫カリキュラムの基本になっています。そうしますと、中学的な矛盾が実は小学校六年生、五年生に下りると。私は、これを皮肉って小五プロブレムが起こるというふうに言っているんですが、そういう形では問題は解

2015-06-11 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 一つは、教師が余りに多忙で子供の困難を発見する余裕もないというのが現実です。組合の調査によりますと、平均で月当たり九十一時間十三分という超過時間をやっております。これはもう非人間的で、対処する余裕がないというのが現実です。  二つ目は、もっといじめの本質を子供自身に学ばせるということが必要だと思います。  四層構造論というのがありますが、傍観者もいじめを支えている、そして、人間の尊厳にとって、憲法にあるような人

2015-06-11 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) いわゆる思春期の壁とか九、十歳の壁というふうに言われていますが、ある学者は、これをむしろ峠と呼んだ方がいいというふうに主張しております。私もそうだと思います。それを越えることによって新たな成長が達成できる、その課題をどうするかですね。  その場合に、先ほど私も言いましたが、思春期にとって発達するべき内容として認知的、身体的、社会的というふうに考えますと、とりわけて社会的な部分が問題になってきます。そうしますと、実

2015-06-11 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 今委員のおっしゃったように、非常に問題が多い制度であり、再検討すべきであるというのが私の基本的な考えです。  もう一つは、この義務学校の教員は小学校と中学校の免許を持つ必要があると、将来的にはそれが基本にするとあります。ところが、これは、本当の意味での教師の専門性を実現する上でプラスになるのかという点で非常に疑問を持っております。小学校なら小学校としての専門性、中学なら中学校としての専門性があります。ところが、全

2015-06-11 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 三点あると思います。  第一は、学校統廃合を今進めるという動きが自治体で広がっておりますが、ただ単なる統廃合ということであれば住民の抵抗は非常に強いわけです。ところが、新しい小中一貫教育というすばらしい教育を行うのだということで、豪華校舎、新しい校舎が提示されると、住民の多くは賛成に回ります。実は、小中一貫教育について、品川に住んでおりますと、ケーブルテレビで品川の小中一貫教育のすばらしさというのが連日と言っても

2015-06-11 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 私の資料の六ページを御覧ください。  私は、科研費で小中一貫教育の研究をグループでやってまいりました。そのグループの中で、相当数の生徒に対するアンケート調査をいたしました。その結果として、この下に表がございますが、自己価値得点の推移というものがございます。ほかも同じようなものですが、一つだけ説明いたします。  これは、自分に自信がありますか、他者よりもうまくいろんなことができますかというふうな項目で自己価値度を

2015-06-11 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 一つの問題点は、今、教師が非常に多忙になっているということです。したがって、例えば中教審の資料でありますが、小中一貫校を実現していく上で何が困難になっているかというと、そのための、連携のための話合いとか教師の移動とか、その時間を確保するのがとても難しいというふうになっております。これは、たとえ小中が一体化しても、そのための、仕事が増えるということであれば実際上の結合は非常に難しくなると思います。  したがって、こ

2015-06-11 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) このような機会を与えていただきまして、感謝いたします。  皆さんのお手元に四ページのレジュメと十一枚の資料をお配りしておりますので、それを見ながら私の陳述をさせていただきたいと思います。主に二点をお話ししたいと思います。  私は、現在、品川区に住んでおりまして、そして、品川の学校についての研究も継続して行っております。「品川の学校で何が起こっているのか」という、このような本も出しております。  まず第一点は、

2015-06-11 水落敏栄 文教科学委員会 参議院

○委員長(水落敏栄君) ただいまから文教科学委員会を開会いたします。  学校教育法等の一部を改正する法律案を議題といたします。  本日は、本案の審査のため、参考人として白梅学園大学子ども学部教授無藤隆君、共栄大学副学長藤田英典君及び法政大学キャリアデザイン学部教授佐貫浩君に御出席をいただいております。  この際、参考人の皆様に委員会を代表して一言御挨拶を申し上げます。  本日は、御多忙中のところ本委員会に御出席いただき、誠にあり

2007-05-08 保利耕輔 教育再生に関する特別委員会 衆議院

○保利委員長 本日は、各案審査のため、参考人として、学校法人渋谷教育学園理事長・日本私立中学高等学校連合会会長田村哲夫君、福岡市総合図書館館長・元中央教育審議会臨時委員植木とみ子君、国際基督教大学教授藤田英典君、法政大学キャリアデザイン学部教授佐貫浩君、以上四名の方々に御出席をいただいております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多用のところ本委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうござい

2006-11-09 中森孜郎 教育基本法に関する特別委員会 衆議院

○中森孜郎君 お手元に差し上げております意見陳述の骨子に沿って意見を申し上げたいと思います。  私は、一九二六年生まれの戦中派ですから、言うまでもなく、教育勅語と国定教科書に基づく国家主義教育、軍国主義教育を受けて育ちました。その教育の特徴は、皇国史観で貫かれた国史や忠君愛国を最高の道徳とする修身などを通して、子供を忠良なる臣民へと教化していくところにありました。  そのような教育によって典型的な愛国少年に育て上げられた私は、戦争が

2001-06-25 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 私は学校の自由というものが非常に重要だと思います。  小林参考人が述べられましたことで、二点だけちょっと訂正したいと思うんですが、イギリスでは学校選択が非常に広まっております。それから、ナショナルカリキュラムがございますので、ちょっと事情が違うかと思いますが、しかし学校は非常に自由です。  先ほど言いましたように、学校理事会というものがございまして、ここで校長を選びます。したがって、校長はその学校理事会、すなわ

2001-06-25 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 画一性の原因については、私は四つあるというふうに思っています。  第一点は、日本の場合は学校のありよう全体が非常に法的に細かく規定されていて、学校でそれぞれ自主的に行うことが非常に難しいという点です。  二つ目は、競争それ自身です。例えば、受験を直前にしてきますと、どうしても試験に受からなきゃいけない。ところが、日本の試験は記憶だけを試すような面がありますから、暗記と記憶に頼る勉強をどうしても最後はやることにな

2001-06-25 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) この中で書いてあることがそうだと言えばそうなんですが、第一は、今子供をどう育てるかということは日本社会が抱えている非常に緊急な課題だと思います。すべての親が今、子供を育てることが恐ろしいと、そういう気持ちを抱いて子育てに臨まざるを得ない。学校が力を持ち教師が力を持つということは本当に切実な願いです。そのために必要なこととしては、教師の数をもっとふやすということです。そして、教師が子供のことを考えるためには余裕がない

2001-06-25 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 包括的に見ますと、率直に言いまして管理主義と競争主義という問題が全面に出ているというふうに思います。今、教師が困難を抱えている中で、どうして教師にもっと自由と時間的余裕、そして三十人学級というふうなものが書いていないのか、これは理解に苦しむところであります。  それから、世界の教育改革を見ますと、参加ということが当然の動向になっております。しかし、この中では参加ということがほとんど触れられていません。そういう点で

2001-06-25 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 私は、ある時点で指導力をある意味で失ったといいますか、そういう教員が生まれることに対してどう対処するかということは真剣に考えなきゃいけないと思うんです。その際に、私は教員を評価することは必要だと思っています。ところが、今この評価はいわば縦の評価になっています。そうしますと、これは校長や教育委員会というものに対してその命令に忠実に従うことで、私は何とかやる力量がありますよということを証明する形になります。でも、これは

2001-06-25 佐貫浩 文教科学委員会 参議院

○参考人(佐貫浩君) 私自身は、子供たちが社会に参加し、社会のさまざまな大人の営みに参加しながら、そしてそこの中で何が問題になっているか、大人たちはどうやって生きようとしているのか、どういう努力をしているのか、先ほど言いましたが、大人の正義というものを発見するということが非常に大事だと思うんです。しかし、それは、子供たちがそこに自分で興味を持っていく、そして自分で課題を発見したり、大人のそういう正義を発見していく自主的なものでなければい