吉野直行 に関する国会発言
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○吉野参考人 ただいま御紹介いただきました吉野直行でございます。 私だけたくさん資料を用意いたしまして、大部でございますが、表を使いながらまず御説明させていただきたいんです。 大きな字で「バブル経済の発生と経済政策の対応」という紙がございます。それを一ページおめくりいただきますと、右の下に二ページと書いてございますが、きょうお話しさせていただきたい内容を一から三に掲げさせていただきました。 一つは、世界的な金融危機が発生した
○田中委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行及び財政投融資特別会計からの繰入れの特例に関する法律案、所得税法等の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。 本日は、両案審査のため、参考人として、経済アナリスト藤原直哉君、慶應義塾大学経済学部教授吉野直行君及び東京大学法学部教授中里実君、以上三名の方々に御出席をいただいております。 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申
○伊藤委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、貸金業の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。 本日は、本案審査のため、参考人として、慶應義塾大学教授・貸金業制度等に関する懇談会座長吉野直行君、未来バンク事業組合理事長田中優君、全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会事務局長本多良男君、弁護士・日本弁護士連合会上限金利引き下げ実現本部本部長代行宇都宮健児君、独立行政法人国民生活センター理事田口義明君、東京
○国務大臣(竹中平蔵君) この試算等々を検討するに当たりまして、郵政民営化担当大臣の下に設置された有識者会議の中で御議論をいただいております。有識者会議のメンバー、正に専門家でございますが、伊藤元重氏、東京大学教授、宇田左近氏、マッキンゼー・アンド・カンパニー・プリンシパル、翁百合氏、日本総研の調査部主席研究員、奥山章雄氏、日本公認会計士協会、当時は会長、今は相談役でございます。そして、宮脇淳氏、北海道大学教授、吉野直行氏、慶応大学教授
○参考人(吉野直行君) 今の御意見、非常にいい御意見だと思います。 一つエピソードを申し上げたいんですけれども、第二次世界大戦後すぐのときに、フィリピンという国は日本に次いで成長率が高かった国です。当時は中国人の方がフィリピンに出稼ぎに行っておられました。現在はどうかといいますと、フィリピン人の方が香港などに出稼ぎに行っているわけですね。全く逆転しちゃっているわけです。じゃ、その逆転はなぜ起こったかというと、それは経済成長率がフィリ
○参考人(吉野直行君) 私は、データを使いながら自分で分析するのが研究の主体なんでございますが、最近CRDデータというのが集められております。これは、保証機構の方に持っていかれ破綻した中小企業のデータをここ三、四年全部集めてきております。 こういうデータがきちんと整備されますと、どういう原因でその企業が破綻してきたかということがある程度計量的に処理できるようになってきております。その部分と、あと定性的な部分ですね。これは経営者なり、
○参考人(吉野直行君) 今おっしゃいましたように、やはり中長期の政策と、それから短期の政策というのは分けなくちゃいけないと思います。日本の今までのこの十年間の失敗は、この中長期を今までずっとしてこなかった、短期のことばかりをやってきたということではないかと思います。その意味では、例えば社会資本なり公共投資を支出する場合にでも、それは短期のことなんですが、中長期を考えていかに民間の設備投資をその地域に呼び込むか、これをやっぱりしっかり考え
○参考人(吉野直行君) それでは、私のレジュメの最後のところの、三枚目の(5)のところの中小企業に関してでございますが、一つは、政府のやれることは、やはり信用保証のようなやり方で民間金融機関の中小企業に対する融資を促進すると。ただ、それが特別信用保証のように一〇〇%いたしますと、民間金融機関、悪いところは全部信用保証協会に持ってくると、こういうことになりますので、諸外国のやられていますように、部分信用保証制度、これは九〇%とか八五%保証
○参考人(吉野直行君) 私は、やはり日本経済のマクロが良くない部分が不良債権につながっているのは当然だと思います。ですから、今後、やはり不良債権対策と同時に、いかに金融業の収益を上げるか、そのもうけがない限りは幾ら不良債権対策をしても限度があると思います。 その意味では、それぞれの、先ほど信用金庫、信用組合のお話がございましたが、これまで破綻した金融機関、四つぐらい原因があると思います。一つは、バブル期のああいう融資です。それから二
○参考人(吉野直行君) これはやはり地域によってもその答えは違ってくるんだと思います。先ほどの先生の御質問と同じように、どういう産業構造をそれぞれの地域で作っていこうかと、それに一番合うインフラというのはそれぞれ違うと思います。ただ、全体的に日本でいけば、やはり情報インフラ、これは今後とも是非必要なことでありますので、これは日本全国に言えることだと思います。 それから、もう一つ先生方にやはりお願いしたいのは、それぞれの地域でいろんな
○参考人(吉野直行君) 今御指摘のように、元に関しましては、中国の人民銀行とか社会科学院の方もおっしゃっているんですが、元が非常に有利に固定されていると。これは日本の高度成長期の三百六十円と同じような状況であると思います。 それから、中国に随分出ていっているという面と、もう一つは、トヨタのような企業になりますと、アジア全体で、それぞれの地域でいい部品を調達し、製造はタイでやると、こういうようにもうアジアのネットワークの中で考えるよう
○参考人(吉野直行君) ただいま御指摘のように、日本銀行はお金を、印刷を二七%あるいは三〇%ぐらいやっております。ところが、マネーサプライという現金と預金を合わせたものは三、四%と。これは歴史的にずっと見ますと、日銀券の増加率とマネーサプライというのは、ほぼ、九〇年、九五年ぐらいまでは同じ比率で追っております。最近だけがここが大きく乖離してきたわけです。その大きな理由は、やはり預金が入ってきた銀行が貸出しをし、それがぐるぐる日本の社会を
○参考人(吉野直行君) 今最初にお話ししました、デフレ対策がこれまでずっと行われてきたんですけれども、それでなかなか日本がうまくいかないと。それに関してはちょっと大きな話を答えの一つとさせていただきますが、イギリス、アメリカもやはり景気が相当八〇年代、九〇年代悪かったことがございます。 じゃ、そこがなぜ再生したかということを調べてみますと、イギリスの場合には、よく八〇年代はイギリス病と言われたわけですが、その後やはり金融業で彼らのと
○参考人(吉野直行君) 私は、今おっしゃいましたように、税金の繰延べ以外に、やはり全体的な体系を見ないと私はいけないというふうに思っております。 それから、自己資本比率などに関しましては、やはりこれも今後政治的なリーダーシップを是非お願いしたいのは、こういう国際的な基準がアメリカあるいはイギリスを中心として先にできてしまうということがあると思います。これも一九九〇年代に、日本の金融業をやはり少し弱くしたいと、こういうようなところも一
○参考人(吉野直行君) 私は、各金融機関のビジネスモデルの再構築ということが同時に必要だと思います。それがきちんと出された金融機関に関して公的資金を注入するという条件付のやり方も一つはあると思います。 現在の日本経済は、やはりこれまでと違いまして大きな構造変化に来ております。これまでの日本の金融機関のトップの多くの方は国内派でございます。その理由は、これまでの日本は銀行の収益は国内から上げればよかったわけです。それは日本の景気がずっ
○参考人(吉野直行君) おっしゃいますように、不良債権の処理だけではまた同じことになると思います。一九九九年に八兆円の公的資金が注入されましたが、現在また不良債権が増えているということであります。私は、やはりその不良債権の処理と同時に金融業のいかに収益を上げるかと。これが伴わない限りにはやはりまた同じ問題が起こると思います。 私の考えでは、やはりアジアがこれだけ成長し、そしてそこで収益率が上がるものがあるわけですから、日本の金融機関
○参考人(吉野直行君) おっしゃるとおりだと思いまして、例えば金融機関の経営でも、リスクを回避した、それから間違いをしなかったと、こういう形の私は人事評価になっていると思います。これが、リスクを取りながら収益をもうけようと、こういう構造がなかなかこれまで日本のいろんな組織で出てこなかったと思います。 ですから、リスク内のパフォーマンスであればそれは認めてあげるということがない限り、日本はどんどんどんどん安全性だけを志向し、収益が志向
○参考人(吉野直行君) 今御指摘のように、事業再生はやっぱりミクロ、各企業になりますし、産業というのはそれぞれの業種なりあるいはマクロ的なところになると思います。そういう意味では、マクロ的にまず見ますと、事業あるいは業種に関してどういうところが日本の競争力があるかということだと思います。 私が一番最初に申し上げましたことで、全体的に見ますと製造業というのは日本、アメリカ、それからイギリスともにだんだん一九九〇年代から二〇〇〇年にかけ
○参考人(吉野直行君) 先ほど私のところは少しマクロのお話をさせていただいたんですけれども、やはり日本の企業の場合には、大手のところは、強いところは海外に出ていく、それから中小企業や中小・中堅企業でも元気なところは中国に出ていくと、こういう形で、一方は強い企業がどんどん出ていっているわけです。その中でいかに日本に新しい産業を呼び込むか、あるいは既存の産業のアクティビティーを上げるかということが私は一番の問題だと思います。 そこにはや
○参考人(吉野直行君) 慶應大学の吉野でございます。どうぞよろしくお願いいたします。座りながら御報告させていただきたいと思います。 お手元に、少し大きな字で三枚ほど私のレジュメがございます。十分以内ですので簡潔に述べさせていただきたいと思います。 内容につきましては、日本経済の現状と、それに対する私なりの処方せんというものでございます。全部で七項目ございますが、まず一番目から御説明させていただきたいと思います。 日本経済の低