庭田範秋 に関する国会発言
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○参考人(庭田範秋君) 先ほどから諸先生やなんかのお話を聞いておりますと、働きたくても働けないという言葉はもう何回も出てくるんですね。あたかもみんな働きたいようにおとりになっていますけれども、そういう感覚のあるのは大体御高齢のお方の感覚でありまして、若い者は今、就職口を決めるのだって、給料もさることながら週休二日制であるとか有給休暇がとれるとかそういうことを盛んに研究するのを見ますと、皆さんが買いかぶっているほどこれからみんなが働きたが
○参考人(庭田範秋君) お答えをいたします。 賦課方式がそれから積立方式がと、これはもう大変年金学の根源にかかわる論議のところでございますけれども、私は今の日本の状態では積立方式というのを一応の建前とすべきではないかと思います。賦課方式に早急に移行していくというのはどういうものかと思います。 と申しますのは、徐々に制度が成熟化しながら、そして各制度の財政状態が大体横並びに類似してきて、しかも一元化というのが順調に進む、そういうよ
○参考人(庭田範秋君) お答えいたします。 年金の一元化というときに必ず並べて言われるのが一本化と、こう言うんですね。全部年金を集めてかき回しちゃって、全国民一本の年金でこれは徹底的一元化になろうかと思いますが、そういうような発想がございます。しかし、どうもこれは自由社会においてとるべき年金の一元化の姿ではないと思います。 といいますと、やはり基礎部分をまず一元化いたしまして、国民年金とそれから被用者年金を横につなげる。それから
○参考人(庭田範秋君) お答えをいたします。 まず、過去のことを大変厳しく、選挙対策とかバナナのたたき売りとか、こう申されましたけれども、私はそこまでおっしゃる必要はないと思います。 といいますのは、福祉というのも低い時代はちょっとなりふり構わず引き上げなければ国民生活も安定しませんし、それから国家の政局とか体制も固まらないわけであります。ですから、過去においてちょっと乱暴な給付の強化、そして負担の抑制ということがあったのは大方
○参考人(庭田範秋君) 私はいろいろの見方もできると思いますけれども、余りいい点をつける人というのは学校なんかでも信用できません。九十点だとか九十五点なんていうのを乱発する先生というのは、どうも学生の前に行くと厳しい点をつける権威が不足しておりまして、したがって学生に譲歩することで人気をつなぎとめると、こういうふうな点もございます。この見地からいきますと、九十点なんていうのは本来あるべきものではないと思います。 では、私自身どう考え
○参考人(庭田範秋君) お答えをいたします。 国庫負担の問題は、多々ますます弁ず、多く国が年金に出してくれればくれるほど国民は喜ぶ、こういうふうな話に持っていきやすい問題であります。ただ、先ほど村上先生が国庫負担という言葉をやめてむしろ税負担としろと言われたんですけれども、この辺に問題の本質があるんじゃないかと思います。 私は、いろいろ経済を、資本主義初期から中期を経て後期になって、今は資本主義なんて余り言わないで福祉国家諭とか
○参考人(庭田範秋君) 慶応大学をつい最近定年退職いたしました庭田と申します。きょうは、諸先生がいろいろ具体的な問題に深く介入されるようでございますので、私はむしろその考え方といったような点から皆さんにお聞きいただきたい、そのようにお願いをいたします。 今回の年金改正というのは給付と負担の公平ということが一つのねらいになっております。と同時に、財政健全化ということもねらいになっておりまして、この両方を同時に追求していくといったような
○参考人(庭田範秋君) 具体的な問題で、大変難しい問題であります。滞納率が高い、これはごく一般的に言えば所得が低くて払う余裕がない、こういうような言い方になろうかと思います。しかしながら、取り方が下手だというような理由もあるわけであります。同様に、国民年金だけじゃなくて、国民健康保険の方も滞納率、これは高いわけであります。しかしながら、これは各年金団体が努力をすることによって大分改善をされてまいりました。ですから、この滞納率のようなもの
○参考人(庭田範秋君) 簡単にお答えいたします。 運用でございますが、私的な民間保険の積立金ならいざ知らず、公的な年金の積立金には福祉運用とかというようないろいろの原則がありまして、例えば社会環境の整備とか、余りもうからないけれども住宅建設の資金に使うとか、そういうような要素もあるわけであります。したがって、有利に運用をするからには、社会環境整備とか財政投融資の方に回ってそちらの方に行く水道の蛇口のコックを締める以外ございません。果
○参考人(庭田範秋君) お答え申し上げます。 医学のことは、さすがに自然科学の最先端の問題を社会科学者がとやかく言えませんが、今の問題ですと何がしかの意見は申し述べることができると思います。 数字というものは変わるものである、したがって千分の三百十五という数字を金科玉条のごとくに信じて、そしてうのみにしてはいけない、この御指摘でございます。もともと我々はあらゆるものを疑ってかかるのが一応研究者の立場でございますから、疑わないでも
○参考人(庭田範秋君) お答え申し上げます。 きょうは厚生年金あるいは国民年金のところが主でございましたので、企業年金その他について私は触れるのを控えたわけでございますが、実はサラリーマンの多くの者は退職一時金あるいはこれを年金化いたしました企業年金というようなものがございます。これも、最近の企業の努力というようなものもありましてそんなに少ないものでもないというふうに数字は出ております。 そして、企業年金の機能ということを論ずる
○参考人(庭田範秋君) お答えをいたします。 若い世代が現在の高齢者に向けて確かに比較の上で損をする、これは数字の上で出てまいります。しかしながら、だからといって出した保険料と受ける給付、保険金といいますか年金給付、これの総計同士でもって比較して逆転するというようなことはまずない、これはどうも素直に認めるべきだと。したがいまして、損得論からいっても、今受けているお方よりは損だろうけれども、出したものと受けたものの間で損得を言えば、損
○参考人(庭田範秋君) 庭田でございます。 それでは、十五分間時間をいただきまして、私の意見をお聞きいただきたいと思います。 今回の年金改正と申しますのは、その性格づけをいたしますと、一つは過去の積み残し問題の処理、つまり昭和六十年の前回改正と言われます年金改正で積み残された問題、特にそれは六十五歳問題と言われますが、その問題の処理並びに平成七年を目途といたします、今後に向けましての年金一元化のための地ならし改正、この二つが性格
○稲垣委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、国民健康保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。 本日は、本案審査のため、参考人から意見を聴取することにいたしております。 御出席を願っております参考人の方々は、全日本自治団体労働組合衛生医療評議会事務局長朝日俊弘君、国民健康保険中央会理事長加地夏雄君、全国市長会国民健康保険対策特別委員会委員長菅原雅君、慶應義塾大学商学部教授庭田範秋君、医事評論家水野肇君、以上でござ
○公述人(庭田範秋君) お答えを申し上げます。 経営努力というのは、ちょっと冗談話に類するようなわけでありますが、年金で経営努力といいますと、一般には資金の効率運用、有利運用ということを申すわけであります。そして、例えば今受けないで後日受けたら金額が大きくなる、これは余りこうやるお方はないんじゃないかという気がいたします。 なぜかと申しますと、どうもその間にぽっくりいっちゃいますと、取らずじまいで大変残念がる。これはもう人間の心
○公述人(庭田範秋君) 簡単にお答えをいたします。 私は先ほど中間施設というものを申しまして、これが老人保健施設、こう言われております。この中間施設は在宅型と入所型とありますが、これは、入院の必要はないが病弱な寝たきり老人を介護する施設、こうなっております。そしてここで、老人病院と特別養護老人ホームの中間的なものだ、こうなるわけでありまして、難病のお年寄りとか重病のお年寄り、もちろん老人病院でお引き受けをするわけでありますし、それか
○公述人(庭田範秋君) お答えをいたします。 大変全域にわたる問題でして、短時間でうまく答えられるかどうか、その点ひとつ御容赦を願います。 まず、福祉の理念、こういうことでありますが、恐らく、全国民的な相互扶助という制度によってみんなでもって生き抜いていこう、こういったようなことになるのではないかと思います。したがいまして、福祉というのはどこまでも相互救済であり相互扶助である、これは間違いございません。しかしながら、救済であり扶
○公述人(庭田範秋君) お答えをいたします。 何か大学教授の身分のことがいろいろ出てきまして、そっちの方に気が引かれてなかなか気もそぞろというのが実感でございます。 まず第一の御質問からお答えいたします。 一元化をすると、これは一本化ではないわけなんであります。今後いろいろ社会保障の改革をする場合に、社会保険方式をとるということが原則になっております。社会保険方式というのは、もとのところではみんな一体にいたしますが、その上に
○公述人(庭田範秋君) なかなか際どいところでございまして、急いでというのは、その急ぐというのを二十一世紀ぐらいにということなのか、あと数年のうちにということなのか、この辺のところで急ぐという言葉の内容が出てくると思いますが、私はそれは数字その他を相当、厚生省その他関係の部署を集めまして、そしていろいろのパンフレットやなにかをつくりまして、年金の掛金をどのくらいにするとどうなる、支給開始年齢をいつにするとどうなるというようなグリーンの表
○公述人(庭田範秋君) お答えをいたします。 女性が八十一歳、男性が七十四歳、これは七十五歳で、男性を余り早く死なせないようにひとつお願いをいたしたいところですが、医療保障、年金ともに改悪というような御説明といいますか、御意見がございました。これは見ようによってはそういう説も成り立ちます。とにかく給付水準が抑制されまして、あるいは一部負担が導入されまして、そして負担はふえるわけでありますから、出すのがいやで、もらうのが多ければ多いほ