厚生労働委員会

2018-04-10 参議院 全467発言

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会議録情報#0
平成三十年四月十日(火曜日)
   午前十時三分開会
    ─────────────
   委員の異動
 四月六日
    辞任         補欠選任
     元榮太一郎君     石井みどり君
     礒崎 哲史君     小林 正夫君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         島村  大君
    理 事
                石田 昌宏君
                そのだ修光君
                馬場 成志君
                石橋 通宏君
                山本 香苗君
    委 員
                石井みどり君
                小川 克巳君
                大沼みずほ君
                木村 義雄君
                自見はなこ君
                鶴保 庸介君
                藤井 基之君
               三原じゅん子君
                宮島 喜文君
                足立 信也君
                小林 正夫君
                櫻井  充君
                浜口  誠君
                伊藤 孝江君
                三浦 信祐君
                倉林 明子君
                東   徹君
                福島みずほ君
               薬師寺みちよ君
   国務大臣
       厚生労働大臣   加藤 勝信君
   副大臣
       厚生労働副大臣  高木美智代君
       厚生労働副大臣  牧原 秀樹君
   大臣政務官
       厚生労働大臣政
       務官       田畑 裕明君
       厚生労働大臣政
       務官       大沼みずほ君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        吉岡 成子君
   政府参考人
       厚生労働大臣官
       房総括審議官   坂口  卓君
       厚生労働大臣官
       房審議官     土屋 喜久君
       厚生労働省労働
       基準局長     山越 敬一君
   参考人
       厚生労働省東京
       労働局長     勝田 智明君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○社会保障及び労働問題等に関する調査
 (東京労働局長による特別指導等に関する件)
〇食品衛生法等の一部を改正する法律案(内閣提
 出)
    ─────────────
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島村大#1
○委員長(島村大君) ただいまから厚生労働委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 去る六日、礒崎哲史君及び元榮太一郎君が委員を辞任され、その補欠として小林正夫君及び石井みどり君が選任されました。
    ─────────────
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島村大#2
○委員長(島村大君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 社会保障及び労働問題等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、厚生労働省労働基準局長山越敬一君外二名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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島村大#3
○委員長(島村大君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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島村大#4
○委員長(島村大君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 社会保障及び労働問題等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、厚生労働省東京労働局長勝田智明君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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島村大#5
○委員長(島村大君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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島村大#6
○委員長(島村大君) 社会保障及び労働問題等に関する調査のうち、東京労働局長による特別指導等に関する件を議題といたします。
 これより質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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石橋通宏#7
○石橋通宏君 民進党・新緑風会の石橋通宏です。
 今日は、先週来我々が要求をしておりました勝田東京労働局長、出席をいただいての集中審議ということです。本来、先週のうちに質疑をやらせていただきたかったわけですが、今日ということになりました。遺憾ですけれども、今日、勝田さん、出席をいただきまして、まずありがとうございます。
 早速ですが、勝田局長、今日ここにおいでいただいて、是非真実を話してください。我々は、一体何が行われたのか、正しい労働行政が行われたのか、働く者の命を守る正しい労働行政を行っているのか、それを確認するために今日ここに来ていただいています。包み隠さず真実をお話しいただいて、我々がしっかりとした質疑をできるように全面的な御協力をいただきたい。冒頭、そのことをお願いをしておきたいと思いますし、当然ですが、加藤厚労大臣にも併せて真摯な御答弁をお願いをしておきたいと思います。
 最初に、勝田局長にお伺いします。
 三月三十日の勝田局長の記者会見での御発言、謝罪をされて撤回をされた。まずこの件について、何を、なぜ謝罪され、撤回されたのか、答弁をお願いします。
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勝田智明#8
○参考人(勝田智明君) お答え申し上げます。
 まず冒頭に一言申し上げさせていただきます。
 昨年十二月及び本年三月に開催した定例記者会見における私の発言は、局長の権限をいたずらに行使するような発言であり、極めて不適切なものでありました。また、私の発言は国民の皆様に労働行政の公平公正について大きな疑念を抱かせることとなりました。改めて撤回させていただきますとともに、国会議員の皆様、報道機関の皆様始め国民の皆様に深くおわび申し上げたいと思っております。
 さて、お尋ねの件でございますが、この件に関しましては、何なら皆さんの会社に是正勧告を行っていいんだけどといったような発言をしたことについてのお尋ねかと思っております。この問題につきましては、今申し上げましたように、局長の権限をいたずらに行使するかのような発言であり、不適切なものであり、そのことからおわびし、撤回させていただきました。
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石橋通宏#9
○石橋通宏君 勝田局長、十二月二十六日、先ほど御自身でも触れられた、十二月二十六日にも同様の不適切な発言をされていた。そのこともお認めになるのであれば、それも謝罪して撤回されるということでいいんですね。
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勝田智明#10
○参考人(勝田智明君) 先ほど冒頭に、不適切な発言であり、謝罪し、撤回させていただきますというふうに申し上げました中には、十二月二十六日の同旨の発言ももちろん含まれてございます。
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石橋通宏#11
○石橋通宏君 クリスマスプレゼント発言もされています。これは十二月一日以降です。いろいろ言い訳をされておりますが、我々は、これも明らかに不適切な発言、あってはならない発言だと思っていますが、この一連のクリスマスプレゼント発言も謝罪して撤回されるんですか。
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勝田智明#12
○参考人(勝田智明君) その一連の発言につきましても、謝罪し、撤回させていただきます。
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石橋通宏#13
○石橋通宏君 お手元資料の一に、今言及があった様々な勝田局長の発言、参考までに配付をさせていただいております。
 勝田さん、一点確認です。十二月一日の記者会見、勝田さん、クリスマスプレゼントがあるという発言をされたときに、記者さんが、去年は三日遅れのすごいクリスマスプレゼントいただいちゃいましたけどねという発言があります。これは何のことですか。
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勝田智明#14
○参考人(勝田智明君) お答え申し上げます。
 その時点では私はこれが何の発言かということを認識しておりませんでしたが、その後の中でこれは電通の事件に関するものだというふうに認識しております。
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石橋通宏#15
○石橋通宏君 まさに一年前の十二月二十八日に電通に対する発表があった。そのことだと思われます。書類送検ですね。
 いや、こういうやり取りがあったこと、本当に悔しいです、勝田さん。命を何だと思っておられるのか。その思いでいっぱいです。
 勝田さん、御自身の責任の取り方、どうお考えですか。一連の発言、謝罪して撤回をされた。当然、勝田さん御本人、責任を感じておられるんだと思いますが、責任どうやってお取りになるんですか。
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勝田智明#16
○参考人(勝田智明君) 私の発言によりまして、国民の皆さん、そして厚生労働行政に対しまして大きな疑念を抱かせることになり、これにつきましては改めて深くおわび申し上げたいと思っています。
 私の発言により様々な皆様に多大な御迷惑をお掛けしているところであり、これにつきましてはいかなる処分も受ける所存でございます。
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石橋通宏#17
○石橋通宏君 加藤大臣、先週来、この一連の勝田局長の発言、明らかに不適切であり、厳正な処分をという発言されました。厳正な処分、もう決められましたか。
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加藤勝信#18
○国務大臣(加藤勝信君) 今局長からもお話がありましたけれども、公平かつ公正な立場で監督指導を実施すべき立場にある東京労働局長が、自らの権限、権力をいたずらに行使するかのような発言などをしたことは甚だ不適切であるということをこの間から申し上げているところであります。
 そして、東京労働局長に対する処分については、過去の事例等を踏まえながら、そして、こうして国会等でも様々な御指摘もいただいております。そうしたことも踏まえて厳正に対処していきたいというふうに考えておりまして、現時点で具体的な対処ということを決めているわけではありませんけれども、そんなに遠いタイミングでないところで対処、処分をしていきたいと、こういうふうに考えております。
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石橋通宏#19
○石橋通宏君 残念ながら、大臣、もうその任にあらずというふうに思われるのであれば、早急に対処をされるべきだというふうに思います。大変重要なポストだと思います。その意味でも早急に、大臣、厳正なる対処、決定され、判断されるべきだと思います。そのことはお願いしておきたいと思います。
 その上で、今日、ちょっと順番変えさせていただいて、最初に野村不動産で発生した過労自殺の件について、先週、御遺族からファクスが届いた、この件を一刻も早く確認をしてほしいということでお願いをしていたわけであります。なかなか時間が掛かっておりましたが、昨日の段階で、御遺族からであったということを確認された。その結果として、今朝、厚生労働大臣、記者会見で発表されたと理解をされておりますが、野村不動産で違法適用の企画業務型裁量労働制、その対象労働者であった方が過労自殺をされていた。その結果、労災認定が下りていた。
 この件について、厚生労働省として認められたということでよろしいですね。
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加藤勝信#20
○国務大臣(加藤勝信君) 四月五日にそうしたファクスが参りました。私ども、まずどなたのものかという本人の確認、そしてどの範囲まで公表していいのかどうかという確認、これをさせていただきました。
 その結果、御遺族の御意向を踏まえて、また、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律、特に第八条、これも踏まえながら、私どもとして、野村不動産株式会社に勤めていた従業員が過労死したことについて、新宿労働基準監督署が労災認定、保険給付の支給の決定を行ったということ、また、労災認定の基準に当てはめ労災認定をしたこと、認定日が平成二十九年十二月二十六日であること、このことを公表させていただいているところでございます。
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石橋通宏#21
○石橋通宏君 お答えいただけなかったんですが、この過労自殺をされた方、野村不動産で、今回一連の特別指導にまで発展をいたしましたが、企画業務型裁量労働制の違法適用がなされていた、その対象労働者であったということでよろしいですね。
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加藤勝信#22
○国務大臣(加藤勝信君) その点については、御遺族の方から公表していいという範囲には入っておりませんので、答弁は控えさせていただきたいと思います。
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石橋通宏#23
○石橋通宏君 いや、それはおかしいですね。労災認定が下りたわけですから、労災認定が下りた事由があるはずです。当然、公表してよろしいということであれば、その事由も含めて公表してよろしいと。御遺族は、いろんな本当におつらい思いがあったんだと思います。でも、やはりこういう事件を二度と起こしてはいけない、起こしてほしくないという思いから今回公表していいという御判断に至ったんじゃないでしょうか。
 であれば、なぜ過労自殺、これが労災認定が下りたのか、いかなる事由だったのか、それ公表すべきじゃないですか。
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加藤勝信#24
○国務大臣(加藤勝信君) そこについては、先ほど申し上げた範囲ということで御遺族の方から御同意をいただいておりますので、その範囲を超えることについて私どもの方から積極的に説明することは差し控えさせていただきたいと思います。
 これはあくまでも、どこまでお話をしていいかということについて相当丁寧に私どもとしても確認をさせていただいた、そういうことでございます。
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石橋通宏#25
○石橋通宏君 確認しますが、御遺族が、なぜ労災認定に至ったのか、裁量労働制の適用対象者であったのかどうか、そこも含めて、そこは伏せていてほしいということを確認されたということでよろしいんですね。
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加藤勝信#26
○国務大臣(加藤勝信君) 一つ一つのやり取りについて私も確認しているわけではありませんけれども、ヤジいや、一言一句については確認しておりませんけれども、御遺族の方から踏まえて、例えば、先ほど労災認定基準に当てはめて労災認定をしたという言い方をさせていただきました。そういったことも含めて、どういった言い方にするかということについては御遺族の立場を踏まえながら丁寧にやらせていただいたということでございます。
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石橋通宏#27
○石橋通宏君 答弁がはっきりしませんけれども、御遺族がそこのところ、当てはめて労災認定した、当てはめですから、事由が当然当てはまったから労災認定なんです。だから、当てはまった事由が何であったのかということは、公表してもいいと言っていただいたその中に入るんじゃないんですか。入らないと、入れてほしくないということで御遺族が明確にそこは言われたということで、確認されたということでよろしいんですね。
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加藤勝信#28
○国務大臣(加藤勝信君) 御遺族とのやり取りでありますから詰めたようなやり方というのは到底なじまないわけでありますので、そうした御遺族の立場を踏まえながら、もちろん私どもとしてもどこまでということを想定してやり取りをさせていただいた結果として、今申し上げた労災認定基準に当てはめて労災認定と、こういう言葉でということで御遺族が同意をされたと、こういうことでございます。
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石橋通宏#29
○石橋通宏君 いや、大臣、分からないんです。御遺族と確認をされた、直接お話をされた。丁寧にと大臣はおっしゃった。先ほど、なぜ御遺族が本当におつらい思いの中で公表する決断をされたのか、その理由があるはずです。その理由は、やはり、重ねて申し上げますが、二度と同じことを繰り返してほしくない、繰り返してはいけないという思いだったんじゃないでしょうか。
 であれば、なぜこのような過労自殺に至らなければならなかったのか、報道では百八十一時間以上、まあそれぐらいの残業が続いていたという報道もあります。そういった実態、なぜそれが防げなかったのか、これを明らかにしなければ防ぐことができないじゃないですか。それが御遺族の思いなんじゃないでしょうか。それを引き続き伏せたままにするというのが、本当に、御遺族が公表していいと、そういう決断をされたその思いにかなうのか、今の大臣の答弁では分かりません。甚だ不満です。
 大臣、なぜ今回、昨年の三回にわたる大臣への報告資料、黒塗り資料と我々呼んでいますが、昨日の段階では、今回の労災認定を認めていただいたことでこのマスキングの一部分でも、つまり、過労自死、過労自殺に関することはマスキング外せるのではないか、外して出してほしいということで筆頭間で確認をさせていただいた。ところが、今日皆さんのお手元に配られた、マスキングの変更はないというたった一行で終わりです。
 大臣、なぜ隠蔽するんですか。
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