予算委員会

1997-02-14 衆議院 全359発言

⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

会議録情報#0
平成九年二月十四日(金曜日)
    午前九時開議
 出席委員
  委員長 深谷 隆司君
   理事 小里 貞利君 理事 高橋 一郎君
   理事 中川 秀直君 理事 藤井 孝男君
   理事 石井  一君 理事 権藤 恒夫君
   理事 二階 俊博君 理事 中沢 健次君
   理事 穀田 恵二君
      相沢 英之君    臼井日出男君
      江藤 隆美君    尾身 幸次君
      越智 伊平君    越智 通雄君
      大石 秀政君    大原 一三君
      菊池福治郎君    小林 多門君
      斉藤斗志二君    桜井  新君
      下村 博文君    砂田 圭佑君
      住  博司君    関谷 勝嗣君
      高鳥  修君    滝   実君
      谷川 和穗君    中山 正暉君
      能勢 和子君    葉梨 信行君
      蓮実  進君    林  幹雄君
      松永  光君    村上誠一郎君
      村山 達雄君    谷津 義男君
      渡辺 具能君    愛知 和男君
      石田 勝之君    一川 保夫君
      上田  勇君    太田 昭宏君
      岡田 克也君    北側 一雄君
      小池百合子君    佐々木洋平君
      城島 正光君    田中 慶秋君
      武山百合子君    中井  洽君
      西川 知雄君    平田 米男君
      松浪健四郎君    丸谷 佳織君
      三沢  淳君    生方 幸夫君
      海江田万里君    川内 博史君
      日野 市朗君    古川 元久君
      渡辺  周君    木島日出夫君
      松本 善明君    矢島 恒夫君
      吉井 英勝君    上原 康助君
      北沢 清功君    岩國 哲人君
      新井 将敬君
 出席国務大臣
        法 務 大 臣 松浦  功君
        大 蔵 大 臣 三塚  博君
        文 部 大 臣 小杉  隆君
        厚 生 大 臣 小泉純一郎君
        農林水産大臣  藤本 孝雄君
        通商産業大臣  佐藤 信二君
        運 輸 大 臣 古賀  誠君
        労 働 大 臣 岡野  裕君
        自 治 大 臣 白川 勝彦君
        国 務 大 臣
        (内閣官房長官)
        外務大臣臨時代
        理       梶山 静六君
        国 務 大 臣
        (総務庁長官) 武藤 嘉文君
        国 務 大 臣
        (防衛庁長官) 久間 章生君
        国 務 大 臣
        (環境庁長官) 石井 道子君
        国 務 大 臣
        (国土庁長官) 伊藤 公介君
 出席政府委員
        内閣参事官   安富 正文君
        人事院総裁   弥富啓之助君
        人事院事務総局
        職員局長    佐藤  信君
        内閣総理大臣官
        房審議官    安藤 昌弘君
        行政改革会議事務
        局参事官    坂野 泰治君
        総務庁行政管理
        局長      陶山  晧君
        総務庁行政監察
        局長      土屋  勲君
        防衛庁参事官  藤島 正之君
        防衛庁防衛局長 秋山 昌廣君
        科学技術庁長官
        官房長     沖村 憲樹君
        科学技術庁長官
        官房審議官   興  直孝君
        科学技術庁研究
        開発局長    落合 俊雄君
        環境庁長官官房
        長       岡田 康彦君
        環境庁企画調整
        局長      田中 健次君
        環境庁水質保全
        局長      渡辺 好明君
        国土庁防災局長 福田 秀文君
        法務大臣官房長 頃安 健司君
        法務省刑事局長 原田 明夫君
        公安調査庁長官 杉原 弘泰君
        外務政務次官  高村 正彦君
        外務省総合外交
        政策局長    川島  裕君
        外務省総合外交
        政策局国際社会
        協力部長    朝海 和夫君
        外務省北米局長 折田 正樹君
        外務省欧亜局長 浦部 和好君
        外務省条約局長 林   暘君
        大蔵省主計局長 小村  武君
        大蔵省主税局長 薄井 信明君
        大蔵省証券局長 長野 厖士君
        大蔵省銀行局長 山口 公生君
        文部大臣官房長 佐藤 禎一君
        文部省体育局長 佐々木正峰君
        厚生省保健医療
        局長      小林 秀資君
        農林水産大臣官
        房長      堤  英隆君
        農林水産省構造
        改善局長    山本  徹君
        水産庁長官   嶌田 道夫君
        通商産業大臣官
        房長      広瀬 勝貞君
        通商産業環境
        立地局長    稲川 泰弘君
        通商産業省基礎
        産業局長    白川  進君
        資源エネルギー
        庁長官     江崎  格君
        資源エネルギー
        庁石炭部長   中村 利雄君
        中小企業庁次長 岩田 満泰君
        運輸大臣官房長 土井 勝二君
        運輸省運輸政策
        局長      相原  力君
        運輸省海上交通
        局長      岩田 貞男君
        運輸省海上技術
        安全局長    山本  孝君
        運輸省港湾局長 木本 英明君
        運輸省航空局長 黒野 匡彦君
        海上保安庁長官 土坂 泰敏君
        労働大臣官房長 渡邊  信君
        労働省職業安定
        局高齢・障害者
        対策部長    坂本 哲也君
        建設省河川局長 尾田 栄章君
        自治省行政局長 松本 英昭君
        自治省行政局選
        挙部長     牧之内隆久君
        自治省財政局長 二橋 正弘君
        自治省税務局長 湊  和夫君
 委員外の出席者
        予算委員会調査
        室長      大坪 道信君
    —————————————
委員の異動
二月十四日
 辞任         補欠選任
  相沢 英之君     小林多門君
  石川 要三君     林  幹雄君
  尾身 幸次君     下村 博文君
  大原 一三君     斉藤斗志二君
  桜井  新君     砂田 圭佑君
  関谷 勝嗣君     渡辺 具能君
  中山 正暉君     大石 秀政君
  野中 広務君     住  博司君
  葉梨 信行君     滝   実君
  村上誠一郎君     蓮実  進君
  愛野興一郎君     三沢  淳君
  石田 勝之君     上田  勇君
  太田 昭宏君     丸谷 佳織君
  北側 一雄君     武山百合子君
  海江田万里君     渡辺  周君
  仙谷 由人君     川内 博史君
  松本 善明君     木島日出夫君
  矢島 恒夫君     吉井 英勝君
同日
 辞任         補欠選任
  大石 秀政君     中山 正暉君
  小林 多門君     相沢 英之君
  斉藤斗志二君     大原 一三君
  下村 博文君     能勢 和子君
  砂田 圭佑君     桜井  新君
  住  博司君     野中 広務君
  滝   実君     葉梨 信行君
  蓮実  進君     谷川 和穗君
  林  幹雄君     石川 要三君
  渡辺 具能君     関谷 勝嗣君
  上田  勇君     松浪健四郎君
  武山百合子君     一川 保夫君
  丸谷 佳織君     太田 昭宏君
  三沢  淳君     城島 正光君
  川内 博史君     古川 元久君
  渡辺  周君     海江田万里君
  木島日出夫君     松本 善明君
  吉井 英勝君     矢島 恒夫君
同日
 辞任         補欠選任
  谷川 和穗君     村上誠一郎君
  能勢 和子君     尾身 幸次君
  一川 保夫君     北側 一雄君
  城島 正光君     佐々木洋平君
  松浪健四郎君     石田 勝之君
  古川 元久君     仙谷 由人君
同日
 辞任         補欠選任
  佐々木洋平君     愛野興一郎君
    —————————————
本日の会議に付した案件
 平成九年度一般会計予算
 平成九年度特別会計予算
 平成九年度政府関係機関予算
     ————◇—————
この発言だけを見る →
深谷隆司#1
○深谷委員長 これより会議を開きます。
 平成九年度一般会計予算、平成九年度特別会計予算、平成九年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、一般質疑に入ります。
 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。上田勇君。
この発言だけを見る →
上田勇#2
○上田(勇)委員 おはようございます。新進党の上田でございます。
 もう予算委員会も総括審議、大変長時間にわたりまして、大臣初め皆様方も大変御苦労さまでございます。きょうは、服部経治元運輸事務次官の収賄事件並びに関西国際空港株式会社の問題などについて、まず御質問をさせていただきたいと思います。
 一昨日、服部経治元運輸事務次官が関西国際空港株式会社法違反、収賄で起訴されたわけであります。先般は厚生省の岡光前次官の汚職が起きておりまして、立て続けに官僚トップの不祥事、こうしたことは、国民の行政に対する不信感といったものをさらに増幅させ、信頼を本当に失墜させているものであるという意味では極めて深刻な問題というふうに受けとめております。
 もちろん個人の問題というふうにも考えられますけれども、一方ではやはり、こうした事件を引き起こす人物がこれまで各省庁の中で重用され、もちろん仕事の能力はあったのかもしれませんけれども、官僚のトップとして、人格識見、本当にふさわしい人間が登用されたのかどうか。そうしたことを考えるときに、やはり閣僚としての責任というのも非常に重大なものがあるんじゃないかというふうに言わざるを得ないと思います。
 とりわけ、服部元次官は橋本総理が運輸大臣のときの運輸省の官房長であり、事務次官であられた。ある新聞では橋本総理と服部次官とはただならぬ関係だったというふうにも書かれているように、大変親しい間柄だったということも報道されているわけでありまして、これは私も含め国民各位においても大変なショックなのではないかというふうに考えております。
 そういう意味で、きょうはこの問題について質問をさせていただきます。
 まず服部元次官の、一昨日起訴されたわけですが、その起訴内容、新聞報道等だけでは十分明らかになっていない点もあると思いますので、まず法務省にその起訴の内容について御説明いただくようにお願いいたします。
この発言だけを見る →
原田明夫#3
○原田政府委員 お答え申し上げます。
 お尋ねの事件につきましては、東京地方検察庁におきまして、平成九年二月十二日、関西国際空港株式会社法違反、これは贈収賄ということでございますが、泉井純一及び同社の服部前代表取締役社長を起訴したものと承知しております。
 公訴事実の概要でございますが、同人らは平成六年四月から平成八年四月までの間に前後四回にわたり、金地金、絵画、現金、商品券等のわいろを収受するなどしたものであると承知しております。
この発言だけを見る →
上田勇#4
○上田(勇)委員 今非常に簡単な御説明がありましたけれども、法務省の方からいただいた資料によると、服部前社長は、例えば一人当たり十万円近い接待を含めて、接待や品物あるいは金品の提供など、合計して、明らかになっているだけで二百万円を超えるようなわいろを受け取っている。
 しかも、そのわいろの目的として、関西国際空港における防犯用の特殊ごみ袋の選定、採用、さらには子会社の発注している清掃業務の下請業者の選定などに好意ある取り計らいを受けたということで、そういう意味ではその謝礼として受け取っているということですから、これは関西空港の、また関連会社の業務の中で、特定の業者に対してそういう便宜を図った謝礼として受け取ったということではないかというふうに思います。
 それで、もう一度その辺の事実関係、内容についてちょっと法務省の方に確認したいのですが、この法務省のペーパーでは「好意ある取り計らいを受けた」というふうに書いてあるのですけれども、これは依頼した泉井氏、この関西空港株式会社並びにその関連会社において、依頼した事柄が実を結んだということの謝礼という意味なんでしょうか。お伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →
原田明夫#5
○原田政府委員 お答え申し上げます。
 ただいま委員御指摘のとおり、わいろということで起訴されたものでございますが、やはりそれには、職務に関連してその謝礼という趣旨で収受が行われたという認定をしたものと承知しております。
 その詳細と申しますか、具体的な中身につきましては、検察官がまさに証拠に基づいてこれから公判廷で立証すべき事柄でございますので、それにつきましてはお答えを差し控えさせていただきたい。公判で立証させていただくものと考えておりますので、御了承いただきたいと存じます。
この発言だけを見る →
上田勇#6
○上田(勇)委員 関西国際空港株式会社、株式会社ではありますけれども、法律で設置された特殊法人でありますし、それは当然、公益性の極めて高い企業ということであると思います。平成八年度までに国の予算から約三千億円、地方公共団体からも七百億円を超える公金が支出されている、そうした公益性の強い企業であります。
 当然この関西空港、関西国際空港法の中では、代表取締役の選定については運輸大臣の認可が必要になっておりますし、また同じ法律によりまして、運輸大臣は会社を監督するということになっているわけであります。
 こうしたことを踏まえて、運輸大臣、今回の事件をどのように受けとめられているのか、どのような責任を感じられているのか、所感を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →
古賀誠#7
○古賀国務大臣 先生も御指摘いただきましたように、今日、官僚に対する大変厳しい国民の目の中に、今回、中央官庁で事務次官の経験を経て関空の最高責任者の地位にあった前社長であります服部氏が起訴されたという事実に対しまして、私といたしましても、まことに遺憾であると同時に極めて残念に思っております。
 運輸省といたしましても、今日まで綱紀粛正につきましては不断の努力を重ねてきたところでございますが、今回改めて、運輸省並びに所管いたします特殊法人を含めて綱紀の粛正にさらに努めてまいりますと同時に、私もその先頭に立って、広く運輸行政の信頼回復のために努めてまいりたい、このように思っております。
この発言だけを見る →
上田勇#8
○上田(勇)委員 もちろんそのようにお願いしなければいけないわけでありますが、今回はもう具体的なこういう事件が起きているわけでありまして、具体的な対応が必要なんじゃないかというふうに思うわけであります。
 法律では、運輸大臣は、会社に報告をさせ、また運輸省の職員に検査させることができるということになっているんですが、具体的にどのような対応をされたのか、お伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →
古賀誠#9
○古賀国務大臣 お答えいたします。
 運輸省におきましては、逮捕当日の一月二十三日、事務次官によります、関空会社社長に、冒頭でございましたけれども、即座に綱紀粛正の指示をいたすと同時に、一月二十四日、関空会社を含めます運輸省の所管特殊法人に対しまして文書で綱紀粛正に対する通達をいたしたところでございます。
 関空の会社におきましては、一月二十四日に緊急役員会を開催いたしまして、役員みずからの倫理の向上と規律の強化を申し合わせますと同時に、綱紀粛正委員会の設置等の対策を取りまとめさせていただきました。同時に、子会社を含めます役職員に対し、関空の社長から直接訓示を行ったところであります。
 今後とも、先生の御指摘を十分踏まえまして、綱紀の粛正に努めてまいりたいと思います。
この発言だけを見る →
上田勇#10
○上田(勇)委員 綱紀の粛正ということで注意を促すのは大変結構なことであると思うんですが、しかし重要なことは、なぜこういうことが発生したのか、そして原因究明、その会社の運営のあり方であるとか、そういったことに対して原因を追求することが重要なんじゃないかと思いますが、そうしたこと、これを会社に報告をさせ、あるいは検査することができるとなっているんですが、そういった対応はされていないということなんですか。
この発言だけを見る →
古賀誠#11
○古賀国務大臣 先生の御指摘いただいていることは当然のことでありまして、私どもも、原因究明、同時に監督指導、これからも努力をしていきたい。いろいろと経過の報告等については報告を受け、それに沿って監督指導してまいりたいと思っております。
この発言だけを見る →
上田勇#12
○上田(勇)委員 私がこういうことを申し上げるのは、やはり今回の事件というのは、もちろん服部前社長個人が起こした事件ではありますけれども、私は、どうもこうした犯罪が起こり得た会社の運営のあり方や体質にも問題があるんじゃないかと思うから、その会社の方にもきっちり報告、検査を行うべきじゃないかというふうに考えているわけであります。
 九五年五月にも同様の、これは同社の課長の収賄事件が起きておりますし、この関空の会社にこうした汚職事件、そういったものが起こりやすい土壌があるんじゃないかというふうに考えざるを得ないわけでありまして、今回の事件について若干申し上げれば、旅客ターミナルビルの清掃業務の契約が問題になりまして、報道によりますと、当初名乗りを上げた九十七の業者の中から九四年一月に六社が選定されたというふうになっております。
 運輸省の方に届け出てあります会社の規則によれば、これは運輸省から伺ったところによれば、こうした役務の契約というのは競争を原則とするということになっているようでありますけれども、この清掃業務の契約において、この選定が、こうした競争入札など適正な手続をとって行われたのかどうか。どうも報道等を見ていますと行われていないような感じでありますけれども、その点、適正に行われたのかどうか、お伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →
黒野匡彦#13
○黒野政府委員 ただいまの件でございますが、平成五年に公募をいたしました。その結果、九十七社という大変多くの会社から申し込みがありまして、それをとりあえず書面審査で二十社に絞りました。その後、この二十社にそれぞれ、プロポーザル方式と言っておりますが、どういう形で当該業務を進めるかということを出していただきまして、それを判断材料といたしまして最終的に六社に選定したという経緯でございます。
この発言だけを見る →
上田勇#14
○上田(勇)委員 今プロポーザル方式ということが出ましたけれども、このプロポーザル方式、その提案内容をどのように審査したのか。これは、私が伺ったところでは、原則として競争で行わせるというふうに聞いたわけでありますし、当然、先ほど申し上げたように関空の方には公的資金が導入されているわけでありますから、極力効率的な予算の運用が必要だと思うんですが、そうした競争入札だとか競争の方法というのは考えられなかったのでしょうか。
この発言だけを見る →
黒野匡彦#15
○黒野政府委員 関空会社からその件について我々も話を何回もお聞きいたしました。
 その結果といたしまして、やはりあれだけの大きなビルの清掃をやるというためには、経験あるいは能力等が十分ないとなかなか難しいということで、この二十社の方々にそれぞれチャンスを設けまして、どういう形で業務をやるのかということをきちっと出していただいた上で六社を選んだ、こういう経緯でございまして、あくまでも関空の旅客ターミナルビル、この清掃業務が完全に行われるかどうかという点に絞って審査をしたものでございます。
この発言だけを見る →
上田勇#16
○上田(勇)委員 国の機関や国の機関に準ずる機関というのは、これは会計法上も競争入札というのが原則になっております。
 いろいろな形態があってそれも問題になっているわけでありますけれども、いずれにしても、最も効率的に予算を執行しなければいけないということでありますのでそういう原則になっているんだと思うんですが、これについて、ただいまの御説明ではちょっと納得できませんし、この関空の会社は、内規なんでしょうけれども、内規で定めている競争を原則とするということに違反した行為なんじゃないでしょうか。
この発言だけを見る →
黒野匡彦#17
○黒野政府委員 このプロポーザル方式という方式は、必ずしも関空だけではなくて、ある程度認められている方式でございまして、具体的に申しますと、この清掃業務の品質を確保するために、この二十社からコストあるいは提案の内容、作業員の教育訓練あるいは雇用、こういう点につきましてかなり詳細な計画書を出していただきまして、それを公平な立場で判断をして六社に絞らせていただいた、こういう経緯と聞いております。
この発言だけを見る →
上田勇#18
○上田(勇)委員 ということは、今回契約しましたこの清掃業務というのは特殊な業務であって、何か特別な技術が必要なのであえて例外としてそういうような契約方法をとったというふうに今の答弁では理解してよろしいんでしょうか。
この発言だけを見る →
黒野匡彦#19
○黒野政府委員 例外と言うかどうか、そこはいろいろ議論が分かれると思いますが、関空会社としては、そういう形で、最も当該業務が円滑に行われる、かつ完全に行われるという判断ができました六社に絞ったということでございます。
この発言だけを見る →
上田勇#20
○上田(勇)委員 これは、国の予算、なかんずく国民の税金を利用するという場合において、ちょっと余りにも判断に、その基準が今の御説明ではあいまい過ぎると思います。
 これは、原則は原則ですし、国の機関は原則として競争を導入してやっているわけでありまして、しかも、運輸省から伺ったんですが、関空の株式会社の規則においてもそれが原則だと言われているそうじゃないですか。それを今のように、何か総合的な判断みたいな形で勝手に判断するというのは、これは国の金のむだ遣いじゃないんですか。ちょっと今のは納得できないです。もう一度説明していただきたいと思います。
この発言だけを見る →
黒野匡彦#21
○黒野政府委員 関空の中にも、こういう例、あるいはほかにつきまして、どういう形で契約するかという規定がございます。あくまでも原則として指名競争ということは、これは関空も十分承知しているところでございます。
 ただ、この指名競争の例外として、一部の業務につきましては他の方法でもやむを得ない、こういう規定になっておりまして、その中で、契約の性質または目的が競争にはなじまないという場合には随意契約とすることもできる、こういう規定になっておりまして、その限定された範囲におきまして、限定された範囲の一つとして今回につきまして六社を選定したということでございます。
この発言だけを見る →
上田勇#22
○上田(勇)委員 ちょっと判断の基準が、何かこの特殊性というのはよくわかりません。清掃業務が特殊であれば、何が特殊で何が一般なのかというのがよくわからないんですけれども。
 報道によると、この清掃業務では、元請六社の役員の人たちなどの証言によると、元請のさらに下請の選定にまで関空の会社あるいはその子会社が関与していたという報道があります。これは新聞でも引用つきで報道されておりますし、例えば、ある元請の業者は、「下請けも空港会社が決めるのだな、と感じた」というふうに証言していますし、また別の業者も、「元請けと下請けの組み合わせまで決められた。直接発注する関連会社の役員から、」これは、関連会社というのは関空の関連会社、子会社でありますけれども、「関連会社の役員から、下請けはこの会社を使ってほしいと指示された」ということを明らかにしている。したがって、元請がどのように仕事をするかまで関空の会社が指示しなければならないから競争入札できなかったんじゃないですか。
この発言だけを見る →
黒野匡彦#23
○黒野政府委員 いわゆる元請六社に絞りましたというところは、今先生が後半でお述べになったこととは直接の関係は我々はないと思っております。
 六社がその後どういう形で下請を使い、あるいは、一部マスコミで言われておりますように、そこに関空の影響力といいましょうか、それがどう働いたかということが、実はまさに今の服部前社長の取り調べといいましょうか、それのポイントの一つに多分なっていると思っておりまして、私ども、それなりに今の点については非常に関心を持っておりますが、しばらくは、裁判あるいは司直の方の調査、これが進んでおりますから、その結果を見た上で我々なりにまた判断をしたいと思っております。
この発言だけを見る →
上田勇#24
○上田(勇)委員 この清掃業務を請け負った元請のその下請の中には、服部氏が泉井氏から依頼を受けた産廃業者も含まれている。しかも、その元請六社中の三社の下請や孫請に入っているというわけですね。しかもこの産廃業者というのは清掃業務の経験もなく、請け負った仕事にも一切タッチせずに、再度それを一括下請に出してマージンだけを取っていたというふうにも報道されております。
 こうしたことを見ると、これはやはり、今回これを入札にせずにそういうような随意契約というんでしょうか、プロポーザル方式というふうにおっしゃいましたけれども、にしたというのは、これは特定の業者を下請会社として入れるためにその元請会社も選ばなければいけなかった。しかも、その元請会社に特定の下請業者を入れさせるためには、その元請会社に、仕事に一切タッチしないいわゆるトンネル会社なわけですから、そこの取り分の利益を上乗せしなければいけない、そういう意味で入札ができなかったんではないんですか。
この発言だけを見る →
古賀誠#25
○古賀国務大臣 先生と政府委員との御論議を踏まえまして、やはり大事なことは、そういう疑惑を招かないように、業務内容をどう洗い直してそして見直していくかということだろうと思います。発注等のあり方等を含めまして、今後、業務内容につきましても適切な指導監督を行ってまいりたい、このように思っております。
この発言だけを見る →
上田勇#26
○上田(勇)委員 ただいま大臣から見直しを行うということでありました。今回のこの収賄事件には、私は、こうした非常に不透明な運営がその根本にあったんじゃないかというふうに考えられるわけであります。これは、結果的には国民に損失を与えることでありますので、ぜひとも厳格な見直しをお願いしたいというふうに思います。
 もう一つ、今回のこの事件の中で、ただいま問題としました清掃業務というのが、関空会社の子会社であります関西国際空港施設エンジニア株式会社を通じて発注されているわけでありますけれども、関西国際空港株式会社が株式の例えば五〇%以上、過半数を所有する子会社というのが、今挙げました空港施設エンジニアを初め六社あるというふうに聞いております。この施設エンジニア株式会社を初め三社の社長は、現在は関空の社長が兼務しておられますし、役員の約半数は国家公務員の出身者、官僚出身者であります。
 これらの子会社というのは、本当に、関西空港も株式会社として、民間企業としてやっているわけですから、なぜ、あえてまたその中間にこういった子会社を置く必要性があったのか、その辺をお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →
黒野匡彦#27
○黒野政府委員 今先生御指摘のとおり、六社ほど子会社ができております。これをつくりました理由は、関西空港の建設あるいは運営というのは、あるいは先生、現場は当然ごらんいただいていると思いますが、大変膨大なシステムでございまして、これを関空会社そのものが端から端まで全部目を通すということはなかなか困難でございまして、そのポイントポイントにつきまして責任をとってくれる人を決めて、子会社をつくった上で関空の管理運営に万全を期した、こういう考えでございます。
この発言だけを見る →
上田勇#28
○上田(勇)委員 いや、でも、今の説明は責任を分散するということであるんですが、私申し上げたように、六社のうち三社は同じ社長が兼任しているんですよ。それじゃ責任の分散にも何もならないじゃないですか。
この発言だけを見る →
黒野匡彦#29
○黒野政府委員 ちょっと私の説明が不十分だったかもしれませんが、会社全体としてある部分について万全を期すようにこの子会社の方に仕事を任せたということでございまして、確かに三社、社長が兼務しておりますが、これは、そのときの重要度を見ながら社長が直接指揮命令をし、その下のスタッフが完全な業務を行うべく努力する、こういうシステムにしたものでございます。
この発言だけを見る →
← 戻る