決算委員会

2005-03-28 参議院 全261発言

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会議録情報#0
平成十七年三月二十八日(月曜日)
   午後一時開会
    ─────────────
   委員の異動
 三月一日
    辞任         補欠選任
     島田智哉子君     林 久美子君
     山本 孝史君     峰崎 直樹君
 三月四日
    辞任         補欠選任
     加藤 敏幸君     辻  泰弘君
 三月七日
    辞任         補欠選任
     辻  泰弘君     加藤 敏幸君
     小林美恵子君     大門実紀史君
 三月八日
    辞任         補欠選任
     大門実紀史君     小林美恵子君
 三月九日
    辞任         補欠選任
     峰崎 直樹君     前川 清成君
 三月十日
    辞任         補欠選任
     前川 清成君     峰崎 直樹君
 三月十一日
    辞任         補欠選任
     坂本由紀子君     泉  信也君
     山下 栄一君     風間  昶君
 三月十四日
    辞任         補欠選任
     泉  信也君     坂本由紀子君
     遠山 清彦君     山下 栄一君
 三月十五日
    辞任         補欠選任
     風間  昶君     遠山 清彦君
     西田 実仁君     山本 香苗君
     小林美恵子君     紙  智子君
 三月十六日
    辞任         補欠選任
     齋藤  勁君     小川 敏夫君
     山本 香苗君     西田 実仁君
     紙  智子君     小林美恵子君
     又市 征治君     福島みずほ君
 三月十七日
    辞任         補欠選任
     小川 敏夫君     齋藤  勁君
     福島みずほ君     又市 征治君
 三月十八日
    辞任         補欠選任
     山下 英利君     中島 啓雄君
 三月二十二日
    辞任         補欠選任
     中島 啓雄君     山下 英利君
     峰崎 直樹君     水岡 俊一君
 三月二十三日
    辞任         補欠選任
     水岡 俊一君     峰崎 直樹君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         鴻池 祥肇君
    理 事
                田浦  直君
                山内 俊夫君
                神本美恵子君
                松井 孝治君
                山下 栄一君
    委 員
                小池 正勝君
                坂本由紀子君
                武見 敬三君
                中村 博彦君
                西島 英利君
                野村 哲郎君
                森元 恒雄君
                山本 順三君
                尾立 源幸君
                加藤 敏幸君
                佐藤 雄平君
                齋藤  勁君
                高橋 千秋君
                谷  博之君
                林 久美子君
                藤末 健三君
                峰崎 直樹君
                遠山 清彦君
                西田 実仁君
                小林美恵子君
                又市 征治君
   国務大臣
       法務大臣     南野知惠子君
       国土交通大臣   北側 一雄君
       国務大臣
       (国家公安委員
       会委員長)    村田 吉隆君
   副大臣
       法務副大臣    滝   実君
   大臣政務官
       法務大臣政務官  富田 茂之君
        ─────
       会計検査院長   森下 伸昭君
        ─────
   事務局側
       常任委員会専門
       員        和田  征君
   政府参考人
       内閣府国民生活
       局長       田口 義明君
       警察庁長官官房
       長        安藤 隆春君
       警察庁生活安全
       局長       伊藤 哲朗君
       警察庁刑事局長  岡田  薫君
       法務大臣官房司
       法法制部長    倉吉  敬君
       法務省民事局長  寺田 逸郎君
       法務省刑事局長  大林  宏君
       法務省矯正局長  横田 尤孝君
       国土交通大臣官
       房長       峰久 幸義君
       国土交通省総合
       政策局長     丸山  博君
       国土交通省河川
       局長       清治 真人君
       国土交通省道路
       局長       谷口 博昭君
       国土交通省住宅
       局長       山本繁太郎君
       国土交通省鉄道
       局長       梅田 春実君
       国土交通省海事
       局長       矢部  哲君
       国土交通省港湾
       局長       鬼頭 平三君
       国土交通省航空
       局長       岩崎 貞二君
       国土交通省政策
       統括官      上野  宏君
   説明員
       会計検査院事務
       総局第一局長   諸澤 治郎君
       会計検査院事務
       総局第三局長   高山 丈二君
   参考人
       本州四国連絡橋
       公団副総裁    倉林 公夫君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○平成十五年度一般会計歳入歳出決算、平成十五
 年度特別会計歳入歳出決算、平成十五年度国税
 収納金整理資金受払計算書、平成十五年度政府
 関係機関決算書(第百六十一回国会内閣提出)
 (継続案件)
○平成十五年度国有財産増減及び現在額総計算書
 (第百六十一回国会内閣提出)(継続案件)
○平成十五年度国有財産無償貸付状況総計算書(
 第百六十一回国会内閣提出)(継続案件)
 (法務省、国土交通省、警察庁、裁判所及び住
 宅金融公庫の部)
    ─────────────
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鴻池祥肇#1
○委員長(鴻池祥肇君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 本日までに、島田智哉子君及び山本孝史君が委員を辞任され、その補欠として林久美子君及び峰崎直樹君が選任されました。
    ─────────────
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鴻池祥肇#2
○委員長(鴻池祥肇君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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鴻池祥肇#3
○委員長(鴻池祥肇君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に山下栄一君を指名いたします。
    ─────────────
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鴻池祥肇#4
○委員長(鴻池祥肇君) 平成十五年度決算外二件を議題といたします。
 本日は、法務省、国土交通省、警察庁、裁判所及び住宅金融公庫の決算について審査を行います。
 これより質疑に入ります。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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小池正勝#5
○小池正勝君 自由民主党の小池正勝です。
 私は、警察、法務省、国土交通省さんに質問をさせていただきます。まず、今日の私の質問は、与えられた時間、安全、安心ということをテーマに質問させていただこうと思っています。
 まず、警察の関係でございまして、治安という意味での安全というのをお伺いしたいと思っています。
 警察の方にお伺いしますと、警察の統計の取り方というのは年度じゃなくて暦年で取るということですから、十五年度決算ということの資料として、十六年の一月から六月における一般刑法犯総数というのを伺うと百二十七万七千八百件となっておりまして、前年同期に比べると四・五%減少したということですから、これはもう御当局が大変な御努力をされたその結果だろうと、その努力を評価したいと思っております。
 しかしながら、一方で、かつて十五年度、この決算のころはおれおれ詐欺と言っておったんですけれども、今は振り込め詐欺と言うようですが、こういった振り込め詐欺とか架空請求詐欺という知能犯が四七・二%増加した。また、来日外国人の検挙件数も三七・二%増加したと。過去最多であった前年同期を更に上回るという状況になったと、しかも検挙率は二割台に低迷しておると、こういう状況だというふうに伺っております。
 そこで、今日は十五年度の決算でございますので、十五年度予算においてどんな施策を講じて、その結果どうなったかということをまずお願いいたします。
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岡田薫#6
○政府参考人(岡田薫君) ただいま最近の犯罪情勢等について御説明ございましたので、この私どもの対策について御報告申し上げたいと思いますが、警察におきまして、いろいろな今委員御指摘ありましたような厳しい犯罪情勢を踏まえて、国民が安心して暮らせる安全な社会を確立したいということで、平成十五年の八月に緊急治安対策プログラムというのを作りまして、街頭犯罪・侵入犯罪対策、あるいは重要犯罪対策、さらに組織犯罪対策、少年犯罪対策といったものを個々具体的にいろいろ展開してまいりました。また、十二月には、犯罪対策閣僚会議において犯罪に強い社会の実現のための行動計画が作成、策定されましたので、警察においても、関係省庁や地域住民と連携を図りつつ、いろいろな対策を進めてきたところでございます。平成十六年の数字を見ますと、先ほど御指摘いただきましたように、刑法犯認知件数の増加傾向に歯止めが掛かってまいりました。そうした取組の成果が徐々に現れつつあるのではないかと思います。
 また、おれおれ詐欺等の振り込め詐欺につきましても、警察庁における情報の集約・分析体制の強化あるいは首都圏に各県の捜査員を集中する、そのことによって共同捜査、効率的な捜査を進めるといった体制の整備、それから被害を未然防止するための広報、金融機関等との連携強化、そういったことを図りました結果、因果関係について個別の立証というのはなかなか難しいところがございますけれども、月ごとのこの種振り込め詐欺の被害総額を見ますと、この二月には、ピーク時が十六年九月でございましたので、その半分以下ぐらいにまで下がりつつあります。まだ高い水準ではございますので、決して警戒を緩めてはいけませんけれども、そうした効果も現れていると思います。
 また、来日外国人犯罪につきまして、もう御指摘のように、過去最高の検挙状況を見たわけでございますが、来日外国人犯罪につきましては、その私どものデータというのは認知というのは取れませんで、検挙という結果でこう増減を見る面がございますものですから、検挙、捜査活動を強化したことによる結果の部分もあるのではないか。十六年の検挙件数、検挙人員は過去最多を記録しております。
 また、今後引き続きまして、警察といたしましては、組織人員の効率的運用、優秀な捜査官の育成、科学捜査力の強化、関係機関との連携強化などにも配意した上で良好な治安の確保のための努力を進めてまいりたいと思っておりますので、またどうぞよろしくお願いいたします。
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小池正勝#7
○小池正勝君 治安対策は今刑事局長さんからお話を賜ったわけですが、そこで、地域との関係でお伺いしたいと思っているんですが、私、徳島ですけれども、徳島でこの治安というと、まず交番ということ。これもう地域にとっては一番の頼りになるところなわけです。治安対策として頼りになるというのはもちろんだけれども、交番に何かあったら駆け込んで御相談するという意味でも、地域社会にはなくてはならない存在が交番ということになっているわけです。もう今やKOBANというのは世界共通語だそうでございますから、それぐらいに世界的にも有名になった交番、それだけ一生懸命やってきたということだろうと思うんです。
 ところが、その頼りになる交番というのが今空き交番化している。いない、いつ行ってもいない。これは徳島でもそうでして、行ってもいない。こういう状況がかなり増えているように思うんですけれども、まずこの交番の現状というのをお示しください。
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伊藤哲朗#8
○政府参考人(伊藤哲朗君) 今委員から御指摘ありましたように、近年増加する事件、事故への対応や交番数の増加等によりまして、勤務員の不在が常態化しておりますいわゆる空き交番が全国的に生じておりまして、その解消を求める国民からの強い要望があるというふうに認識しております。
 平成十六年四月現在でございますが、全国には六千五百九か所の交番がございますけれども、そのうち約三割の千九百二十五か所が交番勤務員の不在が常態化しているいわゆる空き交番となっているという現状でございます。
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小池正勝#9
○小池正勝君 空き交番というのは、我々地域社会にとってはもう頼りになるところですから、やはり解消してほしいというのがもう率直なところですし、地元の皆さんもそう言っているんですが、この解消に向けてどんなことをされるんでしょうか。
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伊藤哲朗#10
○政府参考人(伊藤哲朗君) 各都道府県警察におきましては、いわゆる空き交番の解消を求める国民からの強い要望があるということから、このための解消計画を策定しているところでございまして、具体的には、交番勤務員の増配置、交番の配置見直し、あるいは交番相談員の活用等によりまして交番勤務員が不在の際のいわゆる留守を預かるというようなことをしながら、これを解消するための計画を策定しているところでございます。
 現在、地域住民の理解も得ながら、各県でそれぞれ十九年春を目途にその解消が実現するような計画を策定しておりまして、その取組を行っているところでございます。
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小池正勝#11
○小池正勝君 今のお話は、三年間でゼロにすると、こう理解してよろしいですか。
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伊藤哲朗#12
○政府参考人(伊藤哲朗君) 十九年春にはゼロにするという目標でございます。
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小池正勝#13
○小池正勝君 そうしますと、一つは定数という問題もありまして、もちろん必要なものは増員するというのはちっともおかしくないし、これは現に一定の増員は認められておるところなわけですけれども、一方で、そうはいっても何でもかんでも人を増やせばいいという時代でもないというのは事実なわけでして、そこで、内勤の方の交番勤務への充当といいますか、そういうことについてはどうお考えになっていますか。
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伊藤哲朗#14
○政府参考人(伊藤哲朗君) 空き交番をゼロにするというためには、御承知のように、ある程度の増員が必要になってくることは事実でございます。
 増員のやり方でございますけれども、警察官全体の増員というものもございますけれども、今お話ございましたように、一つにはやはり他の部門で勤務する警察官を交番員の方に、まあ内部捻出をして交番勤務員として充てていくというようなやり方が一つございますし、これは増員ではございませんけれども、先ほど申しました交番相談員というのがございます。これはいわゆる昼間帯が主でございますけれども、警察官不在の際にいろいろな交番での受付業務等の仕事ができる人たちでございますので、そういう人たちを充てて、交番が不在のときにその対応に当たるというようなことも考えておるところでございます。
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小池正勝#15
○小池正勝君 是非、空き交番なしにしてもらって、ゼロにしてもらって、これは地域社会にとっては大変頼りになる存在でございますので、いつ行ってもお話をしてもらえる、相談に乗ってもらえると、していただければ有り難いと思っています。三年間でゼロと、是非お願いいたします。
 それでは次に、今度は法務省さんにお伺いをいたします。刑務所の問題でございます。
 最近、刑務所は定数超過といいますか、収容者が定員を超過している状況にあると聞くんですが、現状はどうなっていますか。
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横田尤孝#16
○政府参考人(横田尤孝君) お答えいたします。
 現状について申し上げますが、刑務所等の収容人員は、平成十年以降急激な増加が継続しておりまして、特に受刑者等の既決の被収容者にありましては、平成十六年末現在約六万四千九百人、定員に対する被収容者の数のいわゆる被収容率にいたしますと約一一八%と、その収容状況は一段と厳しくなっていると、そういう状況にございます。
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小池正勝#17
○小池正勝君 どう解消するお考えですか。
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横田尤孝#18
○政府参考人(横田尤孝君) お答えいたします。
 これまでこうした過剰収容状態の解消のために刑務所等の収容棟の増築工事等による収容能力の拡大を図ってきたところでございまして、本年度も福島刑務所など約六千人分の収容能力増強のための工事を行ってきておりますが、それに加え、さきに成立いたしました本年度の補正予算及び平成十七年度予算におきましても、いわゆるPFI手法を活用した刑務所の整備も含め、刑務所等の収容能力を七千三百人以上増強することとしておりまして、これらが完成した暁には過剰収容状態の緩和に大きく役立つものと期待しているところでございます。
 それから、職員の増員につきましても、関係各方面の御理解を得まして、平成十七年度予算におきましては五百三十四人の増員が計上されているところでございまして、これら職員の有効活用により過剰収容に伴う職員負担の軽減を図ることができるものと考えております。
 しかしながら、最近の犯罪情勢等からいたしますと、収容人員の増加傾向はなお継続するものと予想されまして、これに伴い刑務所等の収容状態は依然として厳しい状態が続くことが推測されますことから、今後とも収容能力の拡充等に努めてまいりたいと考えております。
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小池正勝#19
○小池正勝君 そこで、財政も非常に厳しい状況なわけですが、今局長さんおっしゃられたように、刑務所を増設あるいは新設していくというお話ですが、安易に増設というわけにもいかないと、これも事実なわけですが、その際に、今おっしゃられた、PFIというお話をおっしゃったわけですけれども、恐らくまず第一号として山口県の美祢でやるということになっているわけですが、それを指しているんだろうと思うんですが、そのPFIを導入する、どんな業務を一体PFIの対象として、民営化の対象として、そしてそのPFIでやるその民営化について法務省御当局はどんな見解を持っているのかということをお伺いしたいと思います。
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横田尤孝#20
○政府参考人(横田尤孝君) 法務省では、いわゆるPFI手法を活用いたしまして、今委員も御指摘の男女の初犯受刑者約一千名を収容する新設刑務所を山口県美祢市に整備することとしております。
 この事業では、施設の設計、建設のみならず、施設の警備や受刑者の処遇の一部を含めて幅広く民間に委託し、官民協働による刑務所運営を実現したいと考えておりまして、民間の創意工夫を発揮することにより、矯正教育や職業訓練などの充実を図られるものと期待しております。
 加えて、この事業のために必要となる所要の法制上の措置につきましても、構造改革特区制度を活用することといたしまして、本国会に提出いたしました構造改革特別区域法の一部を改正する法律案に監獄法等の特例規定として盛り込ませていただいたところでございまして、この制度を活用することにより、刑務所と地域との共生を図ることを期待しております。
 このように、PFI手法を活用することによって過剰収容対策として効率的に施設整備を図ることに加え、官民協働による運営や地域との共生を図ることにより、国民に理解され支えられる刑務所の整備が実現できるものと考えております。
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小池正勝#21
○小池正勝君 そのお考えはもちろんよく分かるんですが、問題はコストでどれぐらい削減になっているのかというのをお伺いしたいんです。
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横田尤孝#22
○政府参考人(横田尤孝君) これはこれから具体的に進めることになりますが、実際にはその事業者が、どのような事業者が入りまして、そしてどのような運営をするかによって異なりますけれども、私どもが試算したごくごく大ざっぱな数字で申しますと、通常の、いわゆる既設の刑務所の運営に比較しますと、計算上の範囲でいいますと、三割から四割くらいは削減できるのではないかと、まあ部分によりますけれども、そんなふうにも考えているところでございます。トータルとしてどうなるか、ちょっと今後また見させていただいた上でまた御報告申し上げますが。
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小池正勝#23
○小池正勝君 今のお話は三割ないし四割も削減される、これ大変大きい話になるわけですから、これは法務省としてはPFIで刑務所を造るというのには非常に積極的な姿勢を示していると理解してよろしいんですか。
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横田尤孝#24
○政府参考人(横田尤孝君) 今申し上げたのは主として人件費のことが大きなものになりますけれども、私どもといたしましては、このPFIを活用することによって、新しい刑務所といいますか、言うならば二十一世紀の刑務所といったものを一つは模索するという、そういう考え方もございまして、今のところ予定されておりますのはこの美祢市の第一号とそれからもう一か所のみでございますので、このようなPFI刑務所を実際に造って運営した様子を見ながらまた検討してまいることになろうかと思います。
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小池正勝#25
○小池正勝君 刑務所については、今のお話のように、収容者が定数増といいますか、過剰になっているということで新しく造ると。それは、今のお話はPFIではその二か所と、逆に言うと、それ以外のものは全部従来型でやると、こういうことですか。
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横田尤孝#26
○政府参考人(横田尤孝君) 私、大変申し訳ございません、事業者の提案によって、コストのことなんですが、大きく異なりますけれども、数%の削減、現時点では、試算上は、ではないかということでございました。これは、今申し上げました、先ほど私申し上げましたのは、主として人件費の数で申し上げましたけれども、総トータルでいいますと二、三%ではないかと、現時点で分かっているのは。しかし、これにつきましては更に努力をして大きな数字に持っていきたいというふうには考えております。
 それから、今申し上げましたように、現時点で、十七年度の予算を含めまして調査費が付いておりますのはもう一か所でございまして、結局、美祢市とそれからもう一か所の二か所ということで、現状はそういうことだということで、今後につきまして、これから先PFI手法による刑務所の新設はないのかとおっしゃられますと、そうだという趣旨では全くございません。今後ともまた状況を見極めながら考えていきたいというふうに考えております。
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小池正勝#27
○小池正勝君 今のお話は、三、四割というなら話はよく分かるんですが、二、三%というお話になりますと、ここはそれほど大きな額ではないわけですよね。そうすると、PFIについての評価というのはどうお考えになりますか、刑務所のPFIについての評価は。
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横田尤孝#28
○政府参考人(横田尤孝君) 今申し上げました数字が大変小さいというふうに思われるかもしれませんけれども、私どもといたしましては、今申し上げましたように、これは一番少ない、堅いといいますか、数字でございまして、今後の運営、それから契約によってこの幅をもっと広げるように努力をしたいというふうに考えております。そういう意味で、私どもといたしましては、在来型の刑務所とは違ったいろいろな処遇も取り入れるということも含めまして、大きな評価をしているということでございます。
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小池正勝#29
○小池正勝君 是非一生懸命努力をしていただきたいと思うんですが。
 そこで、これは後ほど御質問することにも関連するんですが、刑務所が、今の定数が超過しているという問題ももちろん一つあるんですけれども、もう一つ、非常に老朽化が進んでいるという話を聞くんですが、現状はいかがですか。
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