本会議

2013-03-22 衆議院 全94発言

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会議録情報#0
平成二十五年三月二十二日(金曜日)
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 議事日程 第九号
  平成二十五年三月二十二日
    午後一時開議
 第一 特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件
 第二 再生医療を国民が迅速かつ安全に受けられるようにするための施策の総合的な推進に関する法律案(厚生労働委員長提出)
 第三 予防接種法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第四 水産加工業施設改良資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第五 地方税法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第六 地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第七 放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件
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○本日の会議に付した案件
 中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名
 日程第一 特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件
 日程第二 再生医療を国民が迅速かつ安全に受けられるようにするための施策の総合的な推進に関する法律案(厚生労働委員長提出)
 日程第三 予防接種法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 日程第四 水産加工業施設改良資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 日程第五 地方税法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 日程第六 地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 日程第七 放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件
 在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 所得税法等の一部を改正する法律案(内閣提出)
 関税定率法等の一部を改正する法律案(内閣提出)
 外国為替及び外国貿易法第十条第二項の規定に基づき、北朝鮮を仕向地とする貨物の輸出及び北朝鮮を原産地又は船積地域とする貨物の輸入につき承認義務を課する等の措置を講じたことについて承認を求めるの件
 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律案(内閣提出)、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案(内閣提出)、内閣法等の一部を改正する法律案(内閣提出)及び地方公共団体情報システム機構法案(内閣提出)の趣旨説明及び質疑
    午後一時二分開議
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伊吹文明#1
○議長(伊吹文明君) これより会議を開きます。
     ————◇—————
 中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名
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伊吹文明#2
○議長(伊吹文明君) まず、中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名を行います。
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越智隆雄#3
○越智隆雄君 中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名については、その手続を省略して、議長において指名されることを望みます。
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伊吹文明#4
○議長(伊吹文明君) 越智隆雄君の動議に御異議はありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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伊吹文明#5
○議長(伊吹文明君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決まりました。
 議長は、中央選挙管理会委員に
      神崎 浩昭君    原  邦明君
      中野 寛成君    和田 洋子君
   及び 長谷雄幸久君
を指名いたします。
 また、同予備委員に
      元宿  仁君    久米  晃君
      尾崎 智子君    早川 忠孝君
   及び 橋本 文彦君
を指名いたします。
     ————◇—————
 日程第一 特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件
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伊吹文明#6
○議長(伊吹文明君) 日程第一、特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件を議題といたします。
 委員長の報告を求めます。国土交通委員長金子恭之君。
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 特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件
    〔本号末尾に掲載〕
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    〔金子恭之君登壇〕
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金子恭之#7
○金子恭之君 ただいま議題となりました承認を求めるの件につきまして、国土交通委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 本件は、平成十八年十月十四日から平成二十四年四月十三日まで北朝鮮船籍の全ての船舶の入港を禁止することとする閣議決定について、その後の我が国を取り巻く国際情勢に鑑み、平成二十四年四月三日に入港禁止の期間を平成二十五年四月十三日まで一年延長する変更をしたため、特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、国会の承認を求めるものであります。
 本件は、去る十四日本委員会に付託され、翌十五日太田国土交通大臣から提案理由の説明を聴取し、十九日、質疑を行い、質疑終了後、採決の結果、全会一致をもって承認すべきものと議決した次第であります。
 以上、御報告申し上げます。拍手
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伊吹文明#8
○議長(伊吹文明君) 採決いたします。
 本件は委員長報告のとおり承認するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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伊吹文明#9
○議長(伊吹文明君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり承認することに決まりました。
     ————◇—————
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伊吹文明#10
○議長(伊吹文明君) 次に、日程第二は、委員長提出の議案でありますから、委員会の審査を省略するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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伊吹文明#11
○議長(伊吹文明君) 御異議なしと認めます。
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 日程第二 再生医療を国民が迅速かつ安全に受けられるようにするための施策の総合的な推進に関する法律案(厚生労働委員長提出)
 日程第三 予防接種法の一部を改正する法律案(内閣提出)
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伊吹文明#12
○議長(伊吹文明君) 日程第二、再生医療を国民が迅速かつ安全に受けられるようにするための施策の総合的な推進に関する法律案、日程第三、予防接種法の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題といたします。
 委員長の趣旨弁明及び報告を求めます。厚生労働委員長松本純君。
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 再生医療を国民が迅速かつ安全に受けられるようにするための施策の総合的な推進に関する法律案
 予防接種法の一部を改正する法律案及び同報告書
    〔本号末尾に掲載〕
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    〔松本純君登壇〕
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松本純#13
○松本純君 ただいま議題となりました両案について申し上げます。
 まず、再生医療を国民が迅速かつ安全に受けられるようにするための施策の総合的な推進に関する法律案について、提案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。
 本案は、再生医療を国民が迅速かつ安全に受けられるようにするために、その研究開発及び提供並びに普及の促進に関し、基本理念を定め、国、医師等、研究者及び事業者の責務を明らかにするとともに、再生医療の研究開発から実用化までの施策の総合的な推進を図ろうとするものであります。
 本案は、去る三月十九日の厚生労働委員会において、全会一致をもって委員会提出法律案とすることに決したものであります。
 何とぞ、御審議の上、速やかに御可決いただきますようお願い申し上げます。
 次に、予防接種法の一部を改正する法律案について、厚生労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 本案は、我が国における予防接種の総合的な推進を図るため、厚生労働大臣が予防接種に関する基本的な計画を策定すること、新たにHib感染症、小児の肺炎球菌感染症及びヒトパピローマウイルス感染症を定期の予防接種の対象とすること、定期の予防接種等の適正な実施のための措置に関する規定を整備すること等所要の措置を講じようとするものであります。
 本案は、去る三月十四日本委員会に付託され、翌十五日田村厚生労働大臣から提案理由の説明を聴取し、十九日に質疑を行った後、討論、採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。
 なお、本案に対して附帯決議を付すことに決しました。
 以上、御報告申し上げます。拍手
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伊吹文明#14
○議長(伊吹文明君) それでは、採決に入ります。
 まず、日程第二につき採決いたします。
 本案を可決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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伊吹文明#15
○議長(伊吹文明君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。
 次に、日程第三につき採決いたします。
 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議はありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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伊吹文明#16
○議長(伊吹文明君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
     ————◇—————
 日程第四 水産加工業施設改良資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案(内閣提出)
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伊吹文明#17
○議長(伊吹文明君) 次に、日程第四、水産加工業施設改良資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
 委員長の報告を求めます。農林水産委員長森山裕君。
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 水産加工業施設改良資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案及び同報告書
    〔本号末尾に掲載〕
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    〔森山裕君登壇〕
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森山裕#18
○森山裕君 ただいま議題となりました法律案につきまして、農林水産委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 本案は、最近における水産加工品の原材料の供給事情及び水産加工品の貿易事情の変化に鑑み、水産加工業の体質強化を引き続き促進するため、現行法の有効期限を平成三十年三月三十一日まで五年間延長しようとするものであります。
 本案は、去る三月十九日本委員会に付託され、同日林農林水産大臣から提案理由の説明を聴取し、昨二十一日質疑を行いました。質疑終局後、採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。
 以上、御報告申し上げます。拍手
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伊吹文明#19
○議長(伊吹文明君) それでは、採決いたします。
 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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伊吹文明#20
○議長(伊吹文明君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
     ————◇—————
 日程第五 地方税法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 日程第六 地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 日程第七 放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件
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伊吹文明#21
○議長(伊吹文明君) 日程第五、地方税法の一部を改正する法律案、日程第六、地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案、日程第七、放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件、以上三件を一括して議題といたします。
 委員長の報告を求めます。総務委員長北側一雄君。
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 地方税法の一部を改正する法律案及び同報告書
 地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案及び同報告書
 放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件及び同報告書
    〔本号末尾に掲載〕
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    〔北側一雄君登壇〕
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北側一雄#22
○北側一雄君 ただいま議題となりました各案件につきまして、総務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 初めに、地方税法の一部を改正する法律案及び地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案について申し上げます。
 まず、地方税法の一部を改正する法律案は、上場株式等に係る配当所得等及び譲渡所得等の課税の特例の拡充等の金融・証券税制の改正を行うとともに、社会保障・税一体改革を着実に実施するための個人住民税の住宅借入金等特別税額控除等の延長、拡充並びに東日本大震災に係る津波により被害を受けた土地及び家屋に係る固定資産税及び都市計画税の課税免除等の措置の延長等の復興支援税制の改正等を行うほか、税負担軽減措置等の整理合理化等所要の措置を講じようとするものであります。
 次に、地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案は、地方財政の収支が引き続き著しく不均衡な状況にあること等に鑑み、平成二十五年度分の地方交付税の総額の特例措置を講ずるほか、平成二十五年度における措置として、地域の元気づくり推進費を設けるとともに、地方交付税の算定に係る単位費用等の改正、東日本大震災の復旧復興のための財源となる震災復興特別交付税の総額の確保等の措置を講じようとするものであります。
 両案は、去る三月十四日、本会議において趣旨説明及び質疑が行われ、本委員会に付託されました。
 委員会におきましては、同日新藤総務大臣から提案理由の説明を聴取し、十九日及び昨二十一日、質疑を行い、これを終局いたしました。次いで、討論を行い、採決いたしましたところ、両案は賛成多数をもっていずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
 なお、委員会において、地方税財政基盤の早期確立及び東日本大震災への対応に関する件について決議を行いました。
 次に、放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件について申し上げます。
 本件は、日本放送協会の平成二十五年度収支予算、事業計画及び資金計画について、国会の承認を求めるものであります。
 収支予算は、一般勘定において、事業収入及び事業支出ともに、六千四百七十九億円でありまして、収支均衡予算となっております。
 事業計画は、いかなる災害時にも対応できるよう、安全、安心を守るための公共放送の機能強化を一層拡充するとともに、放送と通信の連携が一層進展する時代において、次世代のデジタル技術を活用した新たなサービスの開発をする等としております。
 資金計画は、収支予算及び事業計画に対応する年度中の資金の需要及び調達に関する計画を立てております。
 なお、この収支予算等について、「受信料の値下げによる受信料収入の減収が見込まれる中、増収に向けた取組や経営の効率化により、収支均衡予算としており、おおむね妥当なものと認められる」との総務大臣の意見が付されております。
 本件は、去る三月十九日本委員会に付託され、昨二十一日、新藤総務大臣から提案理由の説明を、日本放送協会会長から補足説明をそれぞれ聴取した後、質疑に入り、同日、質疑を終局し、採決いたしましたところ、本件は全会一致をもって承認すべきものと決しました。
 なお、本件に対し附帯決議を付することに決しました。
 以上、御報告を申し上げます。拍手
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伊吹文明#23
○議長(伊吹文明君) 以上三件中、日程第六につき討論の通告がありますので、順次これを許します。小川淳也君。
    〔小川淳也君登壇〕
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小川淳也#24
○小川淳也君 民主党の小川淳也でございます。
 私は、民主党・無所属クラブを代表し、ただいま議題となりました地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行います。拍手
 去る十九日、本案委員会審議において、政権復帰の所感を尋ねました。新藤総務大臣は、うれしいとかそういう気持ちはない。柴山副大臣は、政治主導を意識して仕事をしている。緊張感のにじむ、実によい答弁、率直にそう思いました。
 政権を担当することの厳しさや難しさ、そこに対する謙虚な思い、そして民意への恐れ、こうした価値が現政権の手がたさ、手ごわさの背景にある、私はそう感じています。
 しかし、それも、政権が一たびかわったからであり、自民党が下野したから。それは、政権交代の最大の成果であり、私たちの所期の志でもありました。
 三年余りの政権運営は、確かに厳しく、反省点の多いものでもありました。しかし、TPP参画の可能性を最初に論じ、大胆な金融緩和に挑戦し、議員や公務員の人件費に初めて切り込み、番号制度を法案化し、消費税の引き上げまでも、多大な犠牲を払いつつ、前に進めた。ふなれな中にはありましたが、意欲と意思に満ちた果敢な政権でした。
 手がたく見える今の政権。しかし、この政権は、第一次安倍政権の総括なくしてはありません。
 年金記録が最大の関心事だった六年前、安倍政権は、憲法改正、愛国心の教育、防衛省への格上げに必死でした。国会対応のほとんどは強行採決。参院選の大敗と、それにもかかわらずの続投表明。そして、直後の二〇〇七年九月十二日、本会議開会直前にして、余りにも唐突な辞意表明。これらを全て忘れたわけではないのです。ヤジ
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伊吹文明#25
○議長(伊吹文明君) 静粛にしてください。
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小川淳也#26
○小川淳也君(続) 今回の税制改正、総務大臣の実質的な決定権は自民党に移りました。昔に戻ったんです。
 私たちは、閣僚、三役が責任を持って決断し、その負荷を負いながら、みずから国会答弁に立ちました。
 交付税法と地方公務員給与の引き下げ、これ自体、やむを得ない面もあると思います。しかし、その法的な正当性は厳しく問われなければなりません。
 政府が独善で決め、法律改正を回避し、大臣は自治体にお手紙で要請。従えば交付税を山分けし、そうでなければ一切追加配分をしない。そんなやり方が、今の時代、通るんでしょうか。
 本来、真っ正面から地方公務員法を改正すべきではありませんか。それが、自治体に対する誠意であり、払うべき敬意ではありませんか。
 交付税も、従来から、補助金化、恣意的、不透明との批判があります。一般財源、固有財源といいつつ、その実は、誘導と半強制のオンパレード。そして、今回、ついには交付税の配分で自治体にリストラを強要するという前代未聞の事態。かつての独善と横暴をほうふつとさせる、安倍政権の地金がかいま見えます。
 公務員に給与削減を求めるなら、なぜ、今回、地方議員に負担を求めないのか。震災対策、地域経済、身を切る改革なら、むしろ議員が先ではありませんか。よもや、参院選の実動部隊に対する遠慮などと、そんな御都合主義でよいはずがありません。
 人件費の削減を要請するとして、せめて被災地は除くべきではありませんか。役場が流され、職員は激減、二年たった今も昼夜分かたず復興に精励する被災地に、今、どんな神経でリストラをせよと言うんですか。
 やはり私たちとは価値観が違う。理念が違う。よって立つところが違う。
 私たちは、地域主権改革を必死に進め、常に被災地の立場に立ち、働く人たちの不安定な、しかし、とうとい権利に繊細で敏感でした。
 地方議員にこそ負担を求め、私たちは、長年あなた方が維持してきた議員年金を廃止した。国、地方の協議の場を法制化し、一括交付金をつくり出し、交付税特会の借り入れを初めて償還し、あなた方がつくった借金だ、直轄事業負担金も削減した。未熟との批判を受けつつも、果敢に挑戦したのです。
 そして、政権交代の実現と、政治にダイナミズムをもたらすきっかけは、何といっても、二〇〇三年、民主党と自由党の合併でした。
 小選挙区制度のもとでは、野党はまとまらなければなりません。この余りにも当たり前でシンプルな事実を体で理解するのに、七年の歳月と、五回の国政選挙を要したのです。
 それ以来、ばらばらとの批判もありました。しかし、ばらばらだと批判されたことの無価値と、それでも一つになってきたことの価値と、いずれが大きいか、重いか。
 野党それぞれの独善と強過ぎる自我は、結局、与党を利し、その横暴と怠慢を許すのです。そして、その被害は確実に国民に及ぶ。今、再びその歴史を繰り返すのでしょうか。
 私たち民主党は、いま一度奮起したいと思います。何としても踏ん張らねばなりません。
 健全な対立軸を重んじ、しかし、政権を担う意思と覚悟を持ち、実際にその経験を積んだ政党として、価値は重く、とうとく、必須の存在です。ヤジ
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伊吹文明#27
○議長(伊吹文明君) まず、静粛にしてください。
 それから、小川淳也君、申し合わせの時間が既に過ぎましたから、簡単にお願いをいたします。
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小川淳也#28
○小川淳也君(続) 政権再交代から約百日、ハネムーンは終わりました。国民の三人に一人は、今の政権に共鳴せず、不安を感じています。
 私たちは、再び立ち上がる。必ず再生し、再起する。やり残したことをなし遂げる。その大いなる決意を申し上げ、私の討論とさせていただきます。
 ありがとうございました。拍手
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伊吹文明#29
○議長(伊吹文明君) 塩川鉄也君。
    〔塩川鉄也君登壇〕
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