環境委員会

2019-06-11 参議院 全186発言

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会議録情報#0
令和元年六月十一日(火曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
   委員の異動
 五月二十八日
    辞任         補欠選任
     足立 敏之君     関口 昌一君
     宮沢 由佳君     吉川 沙織君
 五月二十九日
    辞任         補欠選任
     二之湯武史君     吉田 博美君
     松川 るい君     世耕 弘成君
     吉川 沙織君     宮沢 由佳君
 五月三十日
    辞任         補欠選任
     吉田 博美君     二之湯武史君
 六月十日
    辞任         補欠選任
     佐藤 信秋君     水落 敏栄君
     関口 昌一君     猪口 邦子君
     二之湯武史君     徳茂 雅之君
     松山 政司君     足立 敏之君
     芝  博一君     福島みずほ君
     山本 博司君     伊藤 孝江君
 六月十一日
    辞任         補欠選任
     世耕 弘成君     元榮太一郎君
     福島みずほ君     芝  博一君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         那谷屋正義君
    理 事
                滝沢  求君
                森 まさこ君
                宮沢 由佳君
                片山 大介君
    委 員
                足立 敏之君
                猪口 邦子君
                尾辻 秀久君
                大沼みずほ君
                徳茂 雅之君
                水落 敏栄君
                元榮太一郎君
                芝  博一君
                福島みずほ君
                柳田  稔君
                伊藤 孝江君
                竹谷とし子君
                市田 忠義君
                武田 良介君
   衆議院議員
       環境委員長    秋葉 賢也君
       環境委員長代理  小林 鷹之君
       環境委員長代理  生方 幸夫君
       環境委員長代理  小宮山泰子君
   国務大臣
       環境大臣     原田 義昭君
   副大臣
       環境副大臣    あきもと司君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        星   明君
   政府参考人
       復興庁統括官   小山  智君
       環境大臣官房環
       境保健部長    梅田 珠実君
       環境省自然環境
       局長       正田  寛君
       環境省環境再生
       ・資源循環局長  山本 昌宏君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○政府参考人の出席要求に関する件
○環境及び公害問題に関する調査
 (住民の意向を踏まえた福島県内の除去土壌の
 処理の在り方に関する件)
 (福島県内の除去土壌の中間貯蔵施設搬入に当
 たっての安全性確保に関する件)
○動物の愛護及び管理に関する法律等の一部を改
 正する法律案(衆議院提出)
○浄化槽法の一部を改正する法律案(衆議院提出
 )
    ─────────────
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那谷屋正義#1
○委員長(那谷屋正義君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 昨日までに、松川るい君、芝博一君、山本博司君、佐藤信秋君、二之湯武史君及び松山政司君が委員を辞任され、その補欠として世耕弘成君、福島みずほ君、伊藤孝江君、水落敏栄君、猪口邦子君及び徳茂雅之君が選任されました。
    ─────────────
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那谷屋正義#2
○委員長(那谷屋正義君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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那谷屋正義#3
○委員長(那谷屋正義君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に宮沢由佳君を指名いたします。
    ─────────────
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那谷屋正義#4
○委員長(那谷屋正義君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 環境及び公害問題に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、復興庁統括官小山智君外三名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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那谷屋正義#5
○委員長(那谷屋正義君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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那谷屋正義#6
○委員長(那谷屋正義君) 環境及び公害問題に関する調査を議題とし、質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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福島みずほ#7
○福島みずほ君 立憲民主・民友会・希望の会の福島みずほです。
 今日は、環境委員会で質問させていただくことに心から感謝をいたします。
 今日は、まず、除染土、汚染土の問題についてお聞きをいたします。環境省は、福島県内の除染で生じた土壌のうち、八千ベクレル・パー・キログラム以下のものを全国の公共事業や農地造成で利用できる方針を策定しています。これに関して質問をいたします。
 福島県内で生じた汚染土を公共事業や農地造成で再利用するという方針についてですが、再利用を想定している範囲は日本全国での公共事業、農地造成なのでしょうか。
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山本昌宏#8
○政府参考人(山本昌宏君) 今委員御指摘がありました福島県内で発生した除去土壌等の県外最終処分の実現に向けて、最終処分量を低減するため、除去土壌等の減容、再生利用を進めていくという政府方針を示しているところでございますが、これに関しましては、環境省では、専門家による議論を踏まえて二〇一六年に取りまとめた再生資材化した除去土壌の安全な利用に係る基本的考え方において、安全に再生利用を実施する方法をお示ししています。
 この考え方は再生利用の対象区域を福島県内に限定したものではありませんが、現時点で福島県外で具体的に想定している場所はございません。
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福島みずほ#9
○福島みずほ君 莫大な税金掛けて除染して集めて、それを今度また全国にばらまくというのは理解ができません。最終処分場に持ち込むための量を少なくするためだけに全国ばらまいていくと。これは極めて問題です。
 現在、飯舘村の長泥地区、南相馬市小高区以外で除染土を公共事業等で再利用する具体的計画はありますか。あるとすれば、その計画はどのようなものでしょうか。
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山本昌宏#10
○政府参考人(山本昌宏君) 御指摘いただきました二地区以外につきまして、まず、南相馬市東部仮置場での除去土壌再生利用実証事業、これを既に実施しておりまして、これにつきましては、先ほど申し上げた基本的考え方に基づいて空間線量率等のモニタリング結果から安全性を確認しているというところでございます。
 その他につきましては、御指摘のありました飯舘村長泥地区、南相馬市小高区以外での具体的な計画は、現時点ではございません。
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福島みずほ#11
○福島みずほ君 実証実験で、東海村、それから栃木県那須町でもやっていらっしゃるということでよろしいですね。
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山本昌宏#12
○政府参考人(山本昌宏君) 再生利用ということではございませんが、今御指摘のありました二地点でそういったものを、除去土壌の処分に係る実証事業を実施しているということは事実でございます。
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福島みずほ#13
○福島みずほ君 住民が知らない間に汚染土が公共事業等に使われるおそれはないんでしょうか。事前告知、事前承認などは実施されるんでしょうか。
 今年の三月十四日に開催されたこの環境委員会で、武田委員の質問に対して大臣は、地元の皆様の安心につながるように丁寧に説明しながら進めていく必要があると答弁していますが、実際は住民への事前の説明や理解が不足しているのではないでしょうか。
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山本昌宏#14
○政府参考人(山本昌宏君) 除去土壌の再生利用に係る取組を進めるに当たりましては、住民の皆様の御理解が重要でありまして、これまでも再生利用実証事業の着手に先立って地域の皆様に対して事前の説明を行ってまいりました。
 引き続き、除去土壌の再生利用に対する住民の皆様の安心につながるよう、再生利用の必要性や放射線に係る安全性等について丁寧な説明に努めてまいります。
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福島みずほ#15
○福島みずほ君 道路の盛土の耐用年数は七十年とされています。道路の盛土材に汚染土を使った場合、道路の寿命後はどのような扱い、処理をするんでしょうか。環境中に土砂などが拡散してしまうのではないでしょうか。
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山本昌宏#16
○政府参考人(山本昌宏君) 本年三月に、再生資材を公共事業等で安全に取り扱う上での技術的な留意事項を整理した再生利用の手引き案を提示しております。
 手引き案におきましては、再生資材を適切に管理するため、再生資材利用施設の廃止が行われることとなった場合には、施設管理者と十分に協議を行うこととしております。こうした考え方を踏まえながら、再生資材の安全な取扱いについてしっかりと検討を深めてまいります。
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福島みずほ#17
○福島みずほ君 道路の耐用年数って短いんですよね。七十年です。しかも、僅か五十センチほどしか盛土をやらない。それ、壊れたりしたらどうなるんですか。しかも、百年、二百年、三百年たって、それが分からない。しかも、過疎地などだと余り情報が行き渡らなかったり、様々な問題が起こり得る。極めて問題で、やめるべきだというふうに思います。
 原子炉等規制法に基づく規制においては、原発の解体などによって発生したコンクリートや金属などの再生利用の基準は、セシウム134、137の場合、百ベクレル・パー・キログラムです。百ベクレル・パー・キログラムということを私たちはずっと聞いてきました。
 八千ベクレル・パー・キログラムはこの八十倍もの値です。ダブルスタンダードではないでしょうか。極めて問題だと思いますが、いかがですか。
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山本昌宏#18
○政府参考人(山本昌宏君) 今御指摘のありました百ベクレル・パー・キログラムということでございますが、こちらは、原子炉等規制法におきまして、放射線による障害の防止に係る規制の枠組みから除外し、核燃料物質によって汚染されていないものとして取り扱うことができるものについてのいわゆるクリアランス基準というもので示されておりまして、こちらが放射性セシウムについては百ベクレル・パー・キログラムと定められているものでございます。
 一方で、除去土壌の再生利用に関しましては、再生資材化した土壌を対象に、その利用先や管理主体、それから責任体制が明確になっているという公共事業等に限定をした上で、放射能濃度の限定、覆土による遮蔽、記録の作成、保管等の適切な管理の下で利用することを前提としてございます。
 御指摘ありましたクリアランス基準と除去土壌の再生利用の考え方というのは、前提となる管理の方法等が異なっているというものでございます。
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福島みずほ#19
○福島みずほ君 どれだけちゃんと管理ができるのか、全国にばらまいて本当にどうするのかというふうに思います。
 福島県外の汚染土については、濃度条件も設けず、雨水流入防止や地下水汚染対策など不要としています。環境省は、県外の除染土に関して高濃度の放射性物質は含まれているケースもあると。そして、八千ベクレル以下だったらいいわけですから、八千ベクレルということもあるわけです。
 お手元に資料を配付しておりますが、道路の上に八千ベクレル置いて、そしてその上に土を盛るだけであると。これ、五十センチ、東海村のところでは三十センチとあるんですが、僅かですよね。そんなにない。掘れば、じゃ、その八千ベクレルに行き着いてしまうわけです。これは別に、雨水流出防止や地下水汚染対策などをやらないわけです。はっきり言って放置しているというふうに思いますが、これ極めて問題なんじゃないでしょうか。
 放射性物質濃度上限を設け、雨水流入防止、地下水汚染対策を取るべきと考えますが、どうでしょうか。
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山本昌宏#20
○政府参考人(山本昌宏君) 福島県外で発生した除去土壌の処分方法の検討につきましては、まず、環境省では、航空機モニタリングの結果等を用いまして除去土壌の放射能濃度の推計を実施してございます。その推計によりますと、約九五%は二千五百ベクレル・パー・キログラム以下となっていますが、これよりも放射能濃度が高い除去土壌も含めて安全な処分方法について、有識者の御意見も伺いながら検討を進めているところでございます。
 なお、これまでに実施した安全評価の結果からは、放射能濃度による取扱いを分けることなく安全に処分を行うことが可能と考えております。また、土壌中の放射性セシウムにつきましては、これまでの知見から、土壌に強く保持されておりますので、地下水等に移行しにくいということが分かっております。
 今後、こういった知見を踏まえながら、有識者の御意見を伺いながら、適切な除去土壌の処分方法の策定に取り組んでまいります。
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福島みずほ#21
○福島みずほ君 汚染土再利用の実証事業をめぐっては、二本松市で二本松市民の強い反対があり、実質撤回となっています。市民の皆さんたちは、議員会館などでも集会をやったり、行政交渉も本当にやって、地元でも様々な集会が持たれています。
 市民の皆さんたちの反対の理由をどのように環境省は理解しているんでしょうか。
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山本昌宏#22
○政府参考人(山本昌宏君) 今御紹介のありました二本松市におきましては、再生利用実証事業として、除去土壌を再生資材化し、市道の造成を検討しておりました。
 本事業におきましては、事業の着手に先立ちまして、事業の内容に関する地元説明会を複数回開催いたしております。その説明会の場におきまして、地元の皆様から、観光や農作物への風評被害、あるいは放射線に関する安全性等について御意見をいただいたというふうに認識しております。
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福島みずほ#23
○福島みずほ君 住民の強い反対をどう受け止めていますか。
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山本昌宏#24
○政府参考人(山本昌宏君) たくさんの御意見をいただきましたので、当時、二本松の事業につきましては農閑期の間に事業を実施するという計画でございましたが、地元の御理解が得られないという判断をさせていただきまして、事業の再検討というふうにさせていただいたところでございます。
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福島みずほ#25
○福島みずほ君 実質反対をしていらっしゃる住民の方にすれば、実証事業が汚染土の最終処分になりかねないという強い思いがありました。また、実証事業は、八百億円掛けて除染した土地をまた三億五千万円掛けて元に戻すもので、合理性がないという意見もありました。
 南相馬市小高区の常磐自動車道拡幅事業においても、地元の羽倉行政区長を始め住民が強く反対をしています。要するに、盛土をこういう状況で本当に大丈夫か、住民の反対により実証事業は頓挫したとも言われています。
 今後どのように実証事業を進めようとしているんでしょうか。
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山本昌宏#26
○政府参考人(山本昌宏君) 御指摘につきましては、福島県内で発生した除去土壌等の県外最終処分の実現に向けては、やはり最終処分量を低減するため、除去土壌の減容、再生利用を進めていくということは必要でございまして、これは政府としても方針を既に示しているところでございます。
 ただ、それの実施に当たりましては、安全な再生利用の考え方を示し、また再生利用実証事業等を通じて安全性を確認しながら、その情報についてしっかりと説明をしていく必要があるというふうに考えております。
 これにつきまして、引き続き、地元の皆様方にも、それから住民、広く国民の御理解が得られるようにしっかりと説明に努めてまいりたいと考えております。
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福島みずほ#27
○福島みずほ君 汚染土を全国展開、公共事業でも使うということに関して、こことここをやったからオーケーという形で、実証事業をすっ飛ばして全国で公共事業に使う、こういうことはあり得ないということでよろしいですね。
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原田義昭#28
○国務大臣(原田義昭君) 非常に大事なところだと思います。この実証事業を経て減容、再生利用を進めていくというのが既に示している政府方針でございます。当然のことながら、安全な再生利用の考え方をしっかり示して、再生利用実証事業等を通じて安全性を更に確認するというような段階でございます。
 これらを踏まえて、再生利用を進めるに当たっては住民の皆様の御理解が重要でありますから、再生利用の必要性や放射線に係る安全性等について引き続き丁寧な説明が必要であると、こう考えております。
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福島みずほ#29
○福島みずほ君 そんな質問していません。実証事業をすっ飛ばして汚染土を公共事業に使うということはあるんですかという質問です。
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