財務金融委員会
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会
会議録情報#0
令和五年三月二十二日(水曜日)
午前九時開議
出席委員
委員長 塚田 一郎君
理事 井林 辰憲君 理事 越智 隆雄君
理事 中西 健治君 理事 宗清 皇一君
理事 櫻井 周君 理事 末松 義規君
理事 住吉 寛紀君 理事 稲津 久君
青山 周平君 五十嵐 清君
石井 拓君 石原 正敬君
小田原 潔君 大塚 拓君
金子 俊平君 神田 憲次君
神田 潤一君 小泉 龍司君
高村 正大君 塩崎 彰久君
田野瀬太道君 中山 展宏君
葉梨 康弘君 藤原 崇君
宮澤 博行君 八木 哲也君
若林 健太君 渡辺 孝一君
階 猛君 中谷 一馬君
野田 佳彦君 福田 昭夫君
藤岡 隆雄君 米山 隆一君
藤巻 健太君 岬 麻紀君
伊藤 渉君 山崎 正恭君
前原 誠司君 田村 貴昭君
吉田 豊史君
…………………………………
財務大臣
国務大臣
(金融担当) 鈴木 俊一君
内閣府副大臣 藤丸 敏君
財務副大臣 井上 貴博君
財務大臣政務官 金子 俊平君
経済産業大臣政務官 長峯 誠君
政府参考人
(内閣官房新しい資本主義実現本部事務局次長) 松浦 克巳君
政府参考人
(金融庁総合政策局長) 栗田 照久君
政府参考人
(金融庁監督局長) 伊藤 豊君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 池上 正喜君
政府参考人
(財務省国際局長) 三村 淳君
政府参考人
(経済産業省大臣官房審議官) 杉浦 正俊君
政府参考人
(経済産業省大臣官房審議官) 弓削 州司君
政府参考人
(株式会社国際協力銀行代表取締役総裁) 林 信光君
財務金融委員会専門員 二階堂 豊君
―――――――――――――
委員の異動
三月二十二日
辞任 補欠選任
大野敬太郎君 田野瀬太道君
津島 淳君 五十嵐 清君
道下 大樹君 中谷 一馬君
同日
辞任 補欠選任
五十嵐 清君 渡辺 孝一君
田野瀬太道君 大野敬太郎君
中谷 一馬君 道下 大樹君
同日
辞任 補欠選任
渡辺 孝一君 宮澤 博行君
同日
辞任 補欠選任
宮澤 博行君 津島 淳君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案(内閣提出第一四号)
国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第一五号)
――――◇―――――
この発言だけを見る →午前九時開議
出席委員
委員長 塚田 一郎君
理事 井林 辰憲君 理事 越智 隆雄君
理事 中西 健治君 理事 宗清 皇一君
理事 櫻井 周君 理事 末松 義規君
理事 住吉 寛紀君 理事 稲津 久君
青山 周平君 五十嵐 清君
石井 拓君 石原 正敬君
小田原 潔君 大塚 拓君
金子 俊平君 神田 憲次君
神田 潤一君 小泉 龍司君
高村 正大君 塩崎 彰久君
田野瀬太道君 中山 展宏君
葉梨 康弘君 藤原 崇君
宮澤 博行君 八木 哲也君
若林 健太君 渡辺 孝一君
階 猛君 中谷 一馬君
野田 佳彦君 福田 昭夫君
藤岡 隆雄君 米山 隆一君
藤巻 健太君 岬 麻紀君
伊藤 渉君 山崎 正恭君
前原 誠司君 田村 貴昭君
吉田 豊史君
…………………………………
財務大臣
国務大臣
(金融担当) 鈴木 俊一君
内閣府副大臣 藤丸 敏君
財務副大臣 井上 貴博君
財務大臣政務官 金子 俊平君
経済産業大臣政務官 長峯 誠君
政府参考人
(内閣官房新しい資本主義実現本部事務局次長) 松浦 克巳君
政府参考人
(金融庁総合政策局長) 栗田 照久君
政府参考人
(金融庁監督局長) 伊藤 豊君
政府参考人
(外務省大臣官房参事官) 池上 正喜君
政府参考人
(財務省国際局長) 三村 淳君
政府参考人
(経済産業省大臣官房審議官) 杉浦 正俊君
政府参考人
(経済産業省大臣官房審議官) 弓削 州司君
政府参考人
(株式会社国際協力銀行代表取締役総裁) 林 信光君
財務金融委員会専門員 二階堂 豊君
―――――――――――――
委員の異動
三月二十二日
辞任 補欠選任
大野敬太郎君 田野瀬太道君
津島 淳君 五十嵐 清君
道下 大樹君 中谷 一馬君
同日
辞任 補欠選任
五十嵐 清君 渡辺 孝一君
田野瀬太道君 大野敬太郎君
中谷 一馬君 道下 大樹君
同日
辞任 補欠選任
渡辺 孝一君 宮澤 博行君
同日
辞任 補欠選任
宮澤 博行君 津島 淳君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案(内閣提出第一四号)
国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第一五号)
――――◇―――――
塚
塚田一郎#1
○塚田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案及び国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
両案審査のため、本日、政府参考人として内閣官房新しい資本主義実現本部事務局次長松浦克巳君、金融庁総合政策局長栗田照久君、監督局長伊藤豊君、外務省大臣官房参事官池上正喜君、財務省国際局長三村淳君、経済産業省大臣官房審議官杉浦正俊君、大臣官房審議官弓削州司君、株式会社国際協力銀行代表取締役総裁林信光君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →内閣提出、株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案及び国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
両案審査のため、本日、政府参考人として内閣官房新しい資本主義実現本部事務局次長松浦克巳君、金融庁総合政策局長栗田照久君、監督局長伊藤豊君、外務省大臣官房参事官池上正喜君、財務省国際局長三村淳君、経済産業省大臣官房審議官杉浦正俊君、大臣官房審議官弓削州司君、株式会社国際協力銀行代表取締役総裁林信光君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
塚
塚
末
末松義規#4
○末松委員 立憲民主党の末松義規でございます。
今日は、法律の審査の前に、今、アメリカ、ヨーロッパで銀行への不安、信用不安というのが起こっていて、例えば、本委員会でも度々指摘されておりますけれども、アメリカのシリコンバレーバンクとか、あるいはシグネチャーバンクとか、あるいはヨーロッパではクレディ・スイス、また、アメリカではファースト・リパブリックとか、こういう形で様々な信用不安が起きている、これがシステミックリスクにつながるかどうかというのは、我々、みんなの関心事になっております。
そこで、こういった信用不安に対する大臣の御見解を賜れればと思っております。
この発言だけを見る →今日は、法律の審査の前に、今、アメリカ、ヨーロッパで銀行への不安、信用不安というのが起こっていて、例えば、本委員会でも度々指摘されておりますけれども、アメリカのシリコンバレーバンクとか、あるいはシグネチャーバンクとか、あるいはヨーロッパではクレディ・スイス、また、アメリカではファースト・リパブリックとか、こういう形で様々な信用不安が起きている、これがシステミックリスクにつながるかどうかというのは、我々、みんなの関心事になっております。
そこで、こういった信用不安に対する大臣の御見解を賜れればと思っております。
鈴
鈴木俊一#5
○鈴木国務大臣 御指摘のシリコンバレーバンクにつきましては、資金流出が起きやすい、大口の法人預金が多いという預金構造にあったところ、保有債券の売却損と急激な預金流出が生じる中で資金繰りが行き詰まり、経営破綻に至ったものと承知をいたしております。
それを受け、そうした大口の法人預金が多い預金構造を持つ他の米国銀行にも信用不安が波及をして、シグネチャーバンクの経営破綻や、ファースト・リパブリック・バンクの大手銀行からの預金受入れにつながっていったものと受け止めております。
また、そうした経営破綻等を受けたリスク回避的な動きはクレディ・スイスにも及びました。同社につきましては、投資銀行部門の不振等により赤字決算が継続をし、直近ではグループ内の内部統制の不備を公表するなど、経営上の問題が生じていました。そうした中で、シリコンバレーバンクの経営破綻時の影響を受け、株価の下落と預金の流出が生じたものと承知をいたしております。
これらの銀行の置かれていた状況はそれぞれ異なっていたと考えられますが、SNSの利用等により信用不安が非常に速いスピードで広がったことや、従来の取付けのように銀行の店頭に並ぶのではなく、時間、場所を問わないインターネットバンキングにより預金流出が加速したことなどが指摘されており、十分に注意する必要があると考えています。
こうした中、各国当局によって信用不安の影響が拡大しないよう迅速な対応が取られているものと承知をしております。
金融市場におきましては、引き続きリスク回避的な動きが見られておりますが、現在、日本の金融機関は総じて充実した流動性や資本を有しており、金融システムは総体として安定していると評価をいたしております。
金融庁といたしましては、まずは、様々なリスクがあり得ることを念頭に置き、日本銀行を始め各国の金融当局とも連携しつつ、内外の経済金融市場の動向や、それが金融システムの安定性に与える影響等について、強い警戒心を持って注視をしてまいります。
その上で、各国当局とも連携し、今般の一連の事象を踏まえた課題をしっかりと見極め、必要に応じて適切に対応していきたいと考えております。
この発言だけを見る →それを受け、そうした大口の法人預金が多い預金構造を持つ他の米国銀行にも信用不安が波及をして、シグネチャーバンクの経営破綻や、ファースト・リパブリック・バンクの大手銀行からの預金受入れにつながっていったものと受け止めております。
また、そうした経営破綻等を受けたリスク回避的な動きはクレディ・スイスにも及びました。同社につきましては、投資銀行部門の不振等により赤字決算が継続をし、直近ではグループ内の内部統制の不備を公表するなど、経営上の問題が生じていました。そうした中で、シリコンバレーバンクの経営破綻時の影響を受け、株価の下落と預金の流出が生じたものと承知をいたしております。
これらの銀行の置かれていた状況はそれぞれ異なっていたと考えられますが、SNSの利用等により信用不安が非常に速いスピードで広がったことや、従来の取付けのように銀行の店頭に並ぶのではなく、時間、場所を問わないインターネットバンキングにより預金流出が加速したことなどが指摘されており、十分に注意する必要があると考えています。
こうした中、各国当局によって信用不安の影響が拡大しないよう迅速な対応が取られているものと承知をしております。
金融市場におきましては、引き続きリスク回避的な動きが見られておりますが、現在、日本の金融機関は総じて充実した流動性や資本を有しており、金融システムは総体として安定していると評価をいたしております。
金融庁といたしましては、まずは、様々なリスクがあり得ることを念頭に置き、日本銀行を始め各国の金融当局とも連携しつつ、内外の経済金融市場の動向や、それが金融システムの安定性に与える影響等について、強い警戒心を持って注視をしてまいります。
その上で、各国当局とも連携し、今般の一連の事象を踏まえた課題をしっかりと見極め、必要に応じて適切に対応していきたいと考えております。
末
末松義規#6
○末松委員 まだ質問していない日本の銀行についても言及していただいて、ありがとうございます。
これは、やはり流れは、利上げ、インフレに伴う世界各国の利上げというのがやはり一番背景にあるとも思うんですけれども、大臣もそういうふうにお考えになっておられますでしょうか。
この発言だけを見る →これは、やはり流れは、利上げ、インフレに伴う世界各国の利上げというのがやはり一番背景にあるとも思うんですけれども、大臣もそういうふうにお考えになっておられますでしょうか。
鈴
鈴木俊一#7
○鈴木国務大臣 先ほど申し述べましたように、シリコンバレーバンクにつきましては、利上げによる保有債券の含み損の拡大が経営破綻に至った一因との指摘があること、それは承知をいたしております。
一方で、シグネチャーバンクは、シリコンバレーバンクと異なり、保有債券は多くなかったものの、大口の法人預金が多く、信用不安が波及したことが指摘をされております。
また、クレディ・スイスにつきましては、先ほど申し上げましたとおりでありますが、かねてより投資銀行部門の不振等により赤字決算が継続し、直近ではグループ内の内部統制の不備を公表するなど、経営上の問題が生じていたこと、これが信用不安の背景にあるのではないかと考えております。
このように、信用不安の要因につきましては、有価証券運用の内容に加え、預金構造でありますとかビジネスモデルといった様々な要因にも左右されるために、利上げが今回の信用不安の背景にあるという点を一概に申し上げることは難しいと考えております。
いずれにいたしましても、金融庁として、引き続き、日銀等とも連携をしつつ、強い警戒感を持って動きを注視をしていきたいと考えております。
この発言だけを見る →一方で、シグネチャーバンクは、シリコンバレーバンクと異なり、保有債券は多くなかったものの、大口の法人預金が多く、信用不安が波及したことが指摘をされております。
また、クレディ・スイスにつきましては、先ほど申し上げましたとおりでありますが、かねてより投資銀行部門の不振等により赤字決算が継続し、直近ではグループ内の内部統制の不備を公表するなど、経営上の問題が生じていたこと、これが信用不安の背景にあるのではないかと考えております。
このように、信用不安の要因につきましては、有価証券運用の内容に加え、預金構造でありますとかビジネスモデルといった様々な要因にも左右されるために、利上げが今回の信用不安の背景にあるという点を一概に申し上げることは難しいと考えております。
いずれにいたしましても、金融庁として、引き続き、日銀等とも連携をしつつ、強い警戒感を持って動きを注視をしていきたいと考えております。
末
末松義規#8
○末松委員 本当に、私も、債券が価格は落ちて、SVBみたいに確かにそういった債券価格の下落によって逆ざやが生じて、そしてそういったところから信用不安につながったというケースもあれば、クレディ・スイスのように、元々経営的に非常に問題があったというところなんですけれども、この時期に集中してそういったニュースが出てきたというのは、どうもやはりこの背後に利上げというのがあるのかなと、それによって矛盾が表面化してきたということもあるし。ただ、インフレを抑制する必要もありますから、どうしてもそこは利上げに傾くというのも、これもまた事実だろうと思います。
そういった中で、日本の方は、先ほど大臣の方は、日本の銀行についてはそういった懸念というものが余りないというようなことをおっしゃいましたけれども、これは結構、今のこの銀行の信用不安を見ていて、ネットバンキングと大臣も言われましたけれども、そういった、本当に、バンクランという、銀行で取付け騒ぎのような映像は流れていずに、ネットで瞬時に引き出しをやっていくということが、もう本当に早い対応になってしまって、逆に、それによって今度は当局の方も早い対応にしないと追いつかない。
こういう危険性というのは非常に日本でも出てくると思うんですけれども、十分警戒をしておられるということですけれども、そういう早い対応についての準備というのは、それは大丈夫でしょうか。
この発言だけを見る →そういった中で、日本の方は、先ほど大臣の方は、日本の銀行についてはそういった懸念というものが余りないというようなことをおっしゃいましたけれども、これは結構、今のこの銀行の信用不安を見ていて、ネットバンキングと大臣も言われましたけれども、そういった、本当に、バンクランという、銀行で取付け騒ぎのような映像は流れていずに、ネットで瞬時に引き出しをやっていくということが、もう本当に早い対応になってしまって、逆に、それによって今度は当局の方も早い対応にしないと追いつかない。
こういう危険性というのは非常に日本でも出てくると思うんですけれども、十分警戒をしておられるということですけれども、そういう早い対応についての準備というのは、それは大丈夫でしょうか。
鈴
鈴木俊一#9
○鈴木国務大臣 今、末松先生が御指摘になられました様々な点、まさに重要なポイントを先生から御指摘をいただいた、そういうふうに思っております。今までなかったような、SNSによります信用不安の拡大が一気に進む、また、御指摘のネットバンキングのように、店頭に押しかけるということではなしに、しかも時間を選ばず瞬時にお金が動く、そういう時代にもなっております。
そういうような先生御指摘の点を踏まえて、私どもとしては、十分な対応をこれからも取っていく、その前提として、強い警戒心を持って状況を見詰めてまいりたいと思っております。
この発言だけを見る →そういうような先生御指摘の点を踏まえて、私どもとしては、十分な対応をこれからも取っていく、その前提として、強い警戒心を持って状況を見詰めてまいりたいと思っております。
末
末松義規#10
○末松委員 そういう形で本当に早い対応を強いられる危険性もありますので、これからも是非よろしくそこはお願いしたいと思います。
それでは、法案の審議に入っていきたいと思います。
まず、世銀法についてなんですけれども、今、ウクライナでまだ戦争が継続しているさなかでございますので、世銀含めて、IMF含めて、ウクライナの被害総額全体がどのくらいあるのかというのは、なかなか、当然、見積もり難いところもありますけれども、今、大体どのくらいの国際的な見積りの下でこの支援を行おうとしているのか、まずそれをお伺いします。
この発言だけを見る →それでは、法案の審議に入っていきたいと思います。
まず、世銀法についてなんですけれども、今、ウクライナでまだ戦争が継続しているさなかでございますので、世銀含めて、IMF含めて、ウクライナの被害総額全体がどのくらいあるのかというのは、なかなか、当然、見積もり難いところもありますけれども、今、大体どのくらいの国際的な見積りの下でこの支援を行おうとしているのか、まずそれをお伺いします。
三
三村淳#11
○三村政府参考人 数字のことでございますので、私からお答えを申し上げさせていただきます。
昨年九月に世界銀行が被害ニーズ調査というものを公表してございます。それによりますと、ウクライナの今後十年間の復旧復興に要します費用、これは当然、各国や国際機関の支援によって賄われるもののほか、民間資金でございますとか、ウクライナ自身の資金によるものも含まれる、想定されるわけでございますけれども、約三千五百億ドルというふうに推計をされてございます。
ただ、今委員からもまさに御指摘いただきましたように、これは今も戦争は継続してございます。今申し上げました数字は昨年六月時点の状況を基にした推計ということでございますので、その後も、残念ながら、戦争は継続してございますので、復旧復興ニーズ、更に増加をしているというふうには私どもも思っておるところでございます。
この発言だけを見る →昨年九月に世界銀行が被害ニーズ調査というものを公表してございます。それによりますと、ウクライナの今後十年間の復旧復興に要します費用、これは当然、各国や国際機関の支援によって賄われるもののほか、民間資金でございますとか、ウクライナ自身の資金によるものも含まれる、想定されるわけでございますけれども、約三千五百億ドルというふうに推計をされてございます。
ただ、今委員からもまさに御指摘いただきましたように、これは今も戦争は継続してございます。今申し上げました数字は昨年六月時点の状況を基にした推計ということでございますので、その後も、残念ながら、戦争は継続してございますので、復旧復興ニーズ、更に増加をしているというふうには私どもも思っておるところでございます。
末
鈴
鈴木俊一#13
○鈴木国務大臣 私が報告を受けている数字も昨年九月の世界銀行が公表した被害ニーズ調査ということでございまして、今国際局長からお答えを申し上げたとおり、その額は約三千五百億ドルでございます。
これも、早く戦争が終結することを心から望んでいるわけでありますが、今なお戦闘が続いているということで、日々被害が、新たな被害が起こっておるということで、昨年六月時点からはもう明らかに復旧復興ニーズは増加している、そういうふうに思っております。そういう心積もりでいかなければいけないと思います。
この発言だけを見る →これも、早く戦争が終結することを心から望んでいるわけでありますが、今なお戦闘が続いているということで、日々被害が、新たな被害が起こっておるということで、昨年六月時点からはもう明らかに復旧復興ニーズは増加している、そういうふうに思っております。そういう心積もりでいかなければいけないと思います。
末
末松義規#14
○末松委員 これからも更に、停戦あるいは終戦にならない限り、どんどんこの負債が増えていくという恐ろしい状況ではあると思いますが。
世銀等の融資については優先的に償還されるという慣行があるというのを聞いてはおりますけれども、過去、世銀が償還されなかったケースというのはあるんでしょうか。これは、じゃ、大臣、お願いします。
この発言だけを見る →世銀等の融資については優先的に償還されるという慣行があるというのを聞いてはおりますけれども、過去、世銀が償還されなかったケースというのはあるんでしょうか。これは、じゃ、大臣、お願いします。
鈴
鈴木俊一#15
○鈴木国務大臣 ウクライナへの貸付けを行う国際復興開発銀行、いわゆる世界銀行でありますが、この債権につきましては、これまで弁済されなかった事例は承知をしておりません。
なお、二〇〇五年に、G8サミット合意を踏まえまして、低所得国向けに貸付け等を行う同じ世界銀行グループの国際開発銀行、IDAにおきまして、重債務貧困国向けの債権を削減する極めて例外的な決定が行われたことがございますが、これ以降、世銀グループは、各国の債務持続可能性を分析する枠組みを導入をし、支援対象国の債務返済能力を勘案した支援の実施に努めているものと承知をいたしております。
世銀は、国際開発金融機関として優先弁済権を有しておりまして、その債権の返済は他の債権よりも優先するものとされているため、返済が滞ることは基本的には考えにくい、そのように思っております。
この発言だけを見る →なお、二〇〇五年に、G8サミット合意を踏まえまして、低所得国向けに貸付け等を行う同じ世界銀行グループの国際開発銀行、IDAにおきまして、重債務貧困国向けの債権を削減する極めて例外的な決定が行われたことがございますが、これ以降、世銀グループは、各国の債務持続可能性を分析する枠組みを導入をし、支援対象国の債務返済能力を勘案した支援の実施に努めているものと承知をいたしております。
世銀は、国際開発金融機関として優先弁済権を有しておりまして、その債権の返済は他の債権よりも優先するものとされているため、返済が滞ることは基本的には考えにくい、そのように思っております。
末
鈴
鈴木俊一#17
○鈴木国務大臣 まさに御指摘のとおり、ロシアの侵略によりまして、ウクライナの基幹インフラの損傷というものが進んで、ウクライナ経済は深刻な影響を受けている、そのように考えております。
そうした中で、ウクライナは厳しい財政状況にありますけれども、税収の確保でありますとか一層の歳出の抑制といったウクライナ自身の努力、また、日本を含めたドナー各国や国際金融機関による支援などを通じて、債務持続可能性の確保が図られているところであります。
その上で、世銀やIMFは、融資に際して、支援対象国の債務返済能力を勘案しているほか、各国への融資額の上限を設けるなどのリスク管理を適切に行い、また、その債権は優先弁済権を有していることから、支援対象国のうち一か国への貸出しが世銀やIMFの組織全体の財務状況を著しく悪化させて増資が必要となる状況に陥らせる可能性、それは低いものと考えております。
この発言だけを見る →そうした中で、ウクライナは厳しい財政状況にありますけれども、税収の確保でありますとか一層の歳出の抑制といったウクライナ自身の努力、また、日本を含めたドナー各国や国際金融機関による支援などを通じて、債務持続可能性の確保が図られているところであります。
その上で、世銀やIMFは、融資に際して、支援対象国の債務返済能力を勘案しているほか、各国への融資額の上限を設けるなどのリスク管理を適切に行い、また、その債権は優先弁済権を有していることから、支援対象国のうち一か国への貸出しが世銀やIMFの組織全体の財務状況を著しく悪化させて増資が必要となる状況に陥らせる可能性、それは低いものと考えております。
末
末松義規#18
○末松委員 これは財務省に聞きますけれども、大体ウクライナというのは、年間予算はどのくらいですか。私は九百億ドルとかいう形を聞いていますけれども、それはいかがでしょうか。
この発言だけを見る →三
三村淳#19
○三村政府参考人 お答え申し上げます。
どうしてもウクライナの通貨建てになりますので若干分かりにくくて恐縮でございますけれども、例えば二〇二一年でございますけれども、ウクライナの財政、歳出ベースでいいますと、フリブニャというのがウクライナの通貨でございますけれども、歳出が大体二・二兆フリブニャというような状況でございます。
それに対しまして、二〇二一年で申しますと、歳入が二兆フリブニャ弱、一・九八というのがIMFから出されている数字でございます。
ちなみに申し上げますと、二〇二二年にまさに戦争が始まったわけでございますけれども、これによって、歳出の方は三・五七フリブニャということで、やはり、戦争などもございましたので、歳出は著しく増えてございます。
他方、歳入の方でございますけれども、二〇二一年の一・九八に対しまして、二〇二二年、これはまだ推定の数字でございますが、二・六一ということでございますから、名目ベースでは、実は二〇二一年を上回る税収をウクライナは確保している。これはもちろん、インフレとかいろいろな状況がございますので、評価は慎重にする必要がございますが、IMFの数字によれば、そういうことでございます。
この発言だけを見る →どうしてもウクライナの通貨建てになりますので若干分かりにくくて恐縮でございますけれども、例えば二〇二一年でございますけれども、ウクライナの財政、歳出ベースでいいますと、フリブニャというのがウクライナの通貨でございますけれども、歳出が大体二・二兆フリブニャというような状況でございます。
それに対しまして、二〇二一年で申しますと、歳入が二兆フリブニャ弱、一・九八というのがIMFから出されている数字でございます。
ちなみに申し上げますと、二〇二二年にまさに戦争が始まったわけでございますけれども、これによって、歳出の方は三・五七フリブニャということで、やはり、戦争などもございましたので、歳出は著しく増えてございます。
他方、歳入の方でございますけれども、二〇二一年の一・九八に対しまして、二〇二二年、これはまだ推定の数字でございますが、二・六一ということでございますから、名目ベースでは、実は二〇二一年を上回る税収をウクライナは確保している。これはもちろん、インフレとかいろいろな状況がございますので、評価は慎重にする必要がございますが、IMFの数字によれば、そういうことでございます。
末
三
末
三
三村淳#23
○三村政府参考人 ちょっとすぐにドルの正確な数字はございませんけれども、まさしく大体一ドルが〇・〇三、約三十分の一ぐらいでございますので、逆に言いますと、一フリブニャが大体四円から五円の間ぐらいということでございますので、先ほど私が申し上げました兆の数字にこの四から五ぐらいを掛けていただくと日本円になる、こういう勘定でございます。
この発言だけを見る →末
末松義規#24
○末松委員 その数字もちょっと用意をしておいてくださいね。まあ、今はいいですけれども。
今大臣が言われたように、一番我々として懸念するのは、政府保証というのが、今回の法律に基づくものだと思いますけれども、これが五十億ドル。ただ、さらに、世銀が貸し付けて、あるいはIMF等も貸し付けて、結局は、世銀、IMF等が空になって融資できなくなって増資が必要だ、そうすると、また日本に出資してくれということで奉加帳が回ってくるというのが一番我が国にとって厳しい状況だと思うんですけれども、その増資については、先ほど大臣が、可能性は低いというお話がありましたけれども、そこはそういうふうに楽観的に見ていてよろしいんですね。
この発言だけを見る →今大臣が言われたように、一番我々として懸念するのは、政府保証というのが、今回の法律に基づくものだと思いますけれども、これが五十億ドル。ただ、さらに、世銀が貸し付けて、あるいはIMF等も貸し付けて、結局は、世銀、IMF等が空になって融資できなくなって増資が必要だ、そうすると、また日本に出資してくれということで奉加帳が回ってくるというのが一番我が国にとって厳しい状況だと思うんですけれども、その増資については、先ほど大臣が、可能性は低いというお話がありましたけれども、そこはそういうふうに楽観的に見ていてよろしいんですね。
三
三村淳#25
○三村政府参考人 お答え申し上げます。
まさに先ほど大臣からも御答弁申し上げたとおりでございますけれども、世銀、IMFは、当然これはウクライナに対してもそうでございますけれども、融資に際しましては、支援対象国の債務返済能力、当然勘案をしてございます。そして、まさしく、それぞれの国への融資額の上限、こういったものを設けるなどのリスク管理もしてございます。そして、優先弁済権も有しておりまして、先ほど大臣からも御答弁ございましたように、過去に、いわゆる世界銀行、国際復興開発銀行の貸付けが、現に返済が滞ったというような前例もございませんので、こういったことから考えますと、私どもといたしましては、ウクライナも含めてでございますけれども、支援対象国への何か一か国への貸出しで立ち所に世銀やIMFの組織全体の財務状況が著しく悪化をして増資が必要になる、このような状況は基本的に考えにくいであろう、このように評価をしているところでございます。
この発言だけを見る →まさに先ほど大臣からも御答弁申し上げたとおりでございますけれども、世銀、IMFは、当然これはウクライナに対してもそうでございますけれども、融資に際しましては、支援対象国の債務返済能力、当然勘案をしてございます。そして、まさしく、それぞれの国への融資額の上限、こういったものを設けるなどのリスク管理もしてございます。そして、優先弁済権も有しておりまして、先ほど大臣からも御答弁ございましたように、過去に、いわゆる世界銀行、国際復興開発銀行の貸付けが、現に返済が滞ったというような前例もございませんので、こういったことから考えますと、私どもといたしましては、ウクライナも含めてでございますけれども、支援対象国への何か一か国への貸出しで立ち所に世銀やIMFの組織全体の財務状況が著しく悪化をして増資が必要になる、このような状況は基本的に考えにくいであろう、このように評価をしているところでございます。
末
末松義規#26
○末松委員 そういう見通しを聞くと、我々もその不安が和らぐわけでございます。
それでは、グラントや政府保証を行うようになりそうな日本の五十五億ドルですかの対応というのは、具体的にどういうふうに決まったんですか。
この発言だけを見る →それでは、グラントや政府保証を行うようになりそうな日本の五十五億ドルですかの対応というのは、具体的にどういうふうに決まったんですか。
三
三村淳#27
○三村政府参考人 お答え申し上げます。
まず、この五十五億ドルでございますけれども、これは、先ほど議論のございました三千五百億ドルのような長期にわたります戦後の復興というものではございませんで、基本的にウクライナの短期の財政支援ニーズを埋めるための支援ということでございます。
その上で、五十五億ドルの経緯でございますけれども、現在、IMFによりますと、ウクライナの二〇二三年における短期の財政支援ニーズ、これは、それこそ政府の機能を維持するためのいろいろな費用ですとか年金のための費用ですとかこういったことでございますけれども、この短期の財政支援ニーズを、IMFは、二〇二三年、約四百億ドルというふうに試算をしてございます。
これを受けまして、日本としては、ほかのドナー国による貢献の見通し、アメリカですとかEUですとかその他のドナー国の貢献の見通しも踏まえながら、この四百億ドルを国際社会全体でどう埋めていくか、G7議長国としてこの財政支援ニーズを埋めるためにどう貢献するべきかということで、これは世銀ともるる調整をいたしました。
その結果といたしまして決まりましたのが、財政支援のまずグラント、無償の形で五億ドル、それから、今回法改正をお願いしておりますけれども、拠出国債を用いて世銀に対する支援を行う、このスキームによる財政支援を五十億ドル、この計五十五億ドルのウクライナ支援で、四百億ドルのものをEUですとかアメリカその他ドナー国と相まって何とか埋めていこう、このようなことで世界銀行との間でも調整に至った、こういう経緯でございます。
この発言だけを見る →まず、この五十五億ドルでございますけれども、これは、先ほど議論のございました三千五百億ドルのような長期にわたります戦後の復興というものではございませんで、基本的にウクライナの短期の財政支援ニーズを埋めるための支援ということでございます。
その上で、五十五億ドルの経緯でございますけれども、現在、IMFによりますと、ウクライナの二〇二三年における短期の財政支援ニーズ、これは、それこそ政府の機能を維持するためのいろいろな費用ですとか年金のための費用ですとかこういったことでございますけれども、この短期の財政支援ニーズを、IMFは、二〇二三年、約四百億ドルというふうに試算をしてございます。
これを受けまして、日本としては、ほかのドナー国による貢献の見通し、アメリカですとかEUですとかその他のドナー国の貢献の見通しも踏まえながら、この四百億ドルを国際社会全体でどう埋めていくか、G7議長国としてこの財政支援ニーズを埋めるためにどう貢献するべきかということで、これは世銀ともるる調整をいたしました。
その結果といたしまして決まりましたのが、財政支援のまずグラント、無償の形で五億ドル、それから、今回法改正をお願いしておりますけれども、拠出国債を用いて世銀に対する支援を行う、このスキームによる財政支援を五十億ドル、この計五十五億ドルのウクライナ支援で、四百億ドルのものをEUですとかアメリカその他ドナー国と相まって何とか埋めていこう、このようなことで世界銀行との間でも調整に至った、こういう経緯でございます。
末
三
三村淳#29
○三村政府参考人 お答え申し上げます。
このような世銀に設けられます基金に拠出をするという場合、当然、世銀の方で直ちに現金が入り用である、現金が使用される、このような場合には、最初から現金で拠出をするのが自然かつ適切であろうというふうに思います。
他方、世銀の方で、現金を使用する時期でございますとか、具体的な金額ですとか、こういったものが確定をしていないというような状況、今回の融資はまさにそういう状況でございますけれども、そのような場合には、すぐに現金を出すということではございませんで、むしろ、まずは国債によって拠出をしておいて、その上で必要なタイミングで必要な額を随時現金化をする、このことの方が、私どもから見まして、財政資金の効率的な使用の観点から望ましいのではないか、このように考えておるわけでございます。
先ほども少し申し上げましたけれども、今回の基金の場合ですと、これはまさしくウクライナから仮に世銀に対して返済が滞った場合にこれを補完するというものでございますけれども、先ほど来申し上げてございますように、世銀の融資は優先弁済権を持ってございまして、ウクライナから世銀への融資の返済が滞ることは基本的には考えにくいであろう、私どもはこのように思ってございますので、さすれば、すぐに世銀に対して現金の支払いが必要という状況でもございませんので、現金による拠出ではなくて、国債によってまずは拠出をするということが適切ではないか、このように判断をしておるところでございます。
この発言だけを見る →このような世銀に設けられます基金に拠出をするという場合、当然、世銀の方で直ちに現金が入り用である、現金が使用される、このような場合には、最初から現金で拠出をするのが自然かつ適切であろうというふうに思います。
他方、世銀の方で、現金を使用する時期でございますとか、具体的な金額ですとか、こういったものが確定をしていないというような状況、今回の融資はまさにそういう状況でございますけれども、そのような場合には、すぐに現金を出すということではございませんで、むしろ、まずは国債によって拠出をしておいて、その上で必要なタイミングで必要な額を随時現金化をする、このことの方が、私どもから見まして、財政資金の効率的な使用の観点から望ましいのではないか、このように考えておるわけでございます。
先ほども少し申し上げましたけれども、今回の基金の場合ですと、これはまさしくウクライナから仮に世銀に対して返済が滞った場合にこれを補完するというものでございますけれども、先ほど来申し上げてございますように、世銀の融資は優先弁済権を持ってございまして、ウクライナから世銀への融資の返済が滞ることは基本的には考えにくいであろう、私どもはこのように思ってございますので、さすれば、すぐに世銀に対して現金の支払いが必要という状況でもございませんので、現金による拠出ではなくて、国債によってまずは拠出をするということが適切ではないか、このように判断をしておるところでございます。