環境委員会

2024-05-09 参議院 全194発言

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会議録情報#0
令和六年五月九日(木曜日)
   午前十時十五分開会
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   委員の異動
 五月七日
    辞任         補欠選任
     永井  学君     関口 昌一君
     吉井  章君     石井 準一君
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  出席者は左のとおり。
    委員長        三原じゅん子君
    理 事
                梶原 大介君
                長谷川英晴君
                田島麻衣子君
                串田 誠一君
                山下 芳生君
    委 員
                朝日健太郎君
                石井 準一君
                加田 裕之君
                佐藤 信秋君
                関口 昌一君
                滝沢  求君
                川田 龍平君
                水岡 俊一君
                竹谷とし子君
                谷合 正明君
                梅村みずほ君
                浜野 喜史君
                山本 太郎君
                世耕 弘成君
                ながえ孝子君
   国務大臣
       環境大臣     伊藤信太郎君
   副大臣
       環境副大臣    滝沢  求君
   大臣政務官
       法務大臣政務官  中野 英幸君
       環境大臣政務官  国定 勇人君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        金子 和裕君
   政府参考人
       警察庁長官官房
       審議官      和田  薫君
       出入国在留管理
       庁出入国管理部
       長        君塚  宏君
       経済産業省大臣
       官房審議官    小林  出君
       経済産業省大臣
       官房審議官    西村 秀隆君
       環境省大臣官房
       環境保健部長   神ノ田昌博君
       環境省環境再生
       ・資源循環局次
       長        角倉 一郎君
       環境省総合環境
       政策統括官    鑓水  洋君
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  本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○資源循環の促進のための再資源化事業等の高度
 化に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)
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三原じゅん子#1
○委員長(三原じゅん子君) ただいまから環境委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 昨日までに、吉井章君及び永井学君が委員を辞任され、その補欠として石井準一君及び関口昌一君が選任されました。
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三原じゅん子#2
○委員長(三原じゅん子君) この際、伊藤環境大臣から発言を求められておりますので、これを許します。伊藤環境大臣。
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伊藤信太郎#3
○国務大臣(伊藤信太郎君) 五月一日の水俣病関係団体との懇談において、時間を超過した一部の方について発言の途中でマイクの音量を切るという運営をしたことを五月七日に事務方から報告を受けました。この点については大変遺憾であり、発言されていた方に対して大変申し訳ない思いでございます。
 このため、昨日、私自身が再び水俣に出向き、七つの団体の十名以上の方々とお会いして謝罪をさせていただくとともに、参加者お一人お一人から御意見、御要望を伺ったところでございます。また、発言中にマイクの音量を切られてしまった方のお一人については、奥様の位牌にお焼香させていただいた上でお話をさせていただきました。
 皆様からは、人の気持ちを考えた対話をしてほしい、懇談の際にもっと時間を取って話を聞いてほしい、今回のことを反省してしっかり引き継いでほしいといったことなど、様々な御意見、御要望をいただきました。
 この中で、改めて懇談の場をつくってほしいという御意見、御要望があり、私の責任で懇談の場を設けることを決定いたしました。具体的な時期や方法については今後調整してまいります。
 今後、今回の深い反省の上に立って、環境省として皆様に寄り添って対話ができるようにしっかり努めてまいりたいと存じます。
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三原じゅん子#4
○委員長(三原じゅん子君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 資源循環の促進のための再資源化事業等の高度化に関する法律案の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、環境省環境再生・資源循環局次長角倉一郎君外六名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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三原じゅん子#5
○委員長(三原じゅん子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
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三原じゅん子#6
○委員長(三原じゅん子君) 資源循環の促進のための再資源化事業等の高度化に関する法律案を議題といたします。
 本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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長谷川英晴#7
○長谷川英晴君 自由民主党の長谷川英晴でございます。
 本日、質問の機会をいただきました三原委員長を始め皆様にまずは感謝を申し上げたいと思います。
 私からも、初めに、質疑に入る前に、先ほど大臣からいただきました発言について私も質問をさせていただきたいというふうに思います。
 水俣病の被害者団体との懇談で環境省職員がマイクを切った問題、私も、明らかに不適切な対応であり、伊藤環境大臣の謝罪、これは当然のことだというふうに私は思います。
 被害者の方々にとって、苦しい経験を語ることや行政に要望を伝えることは本当に容易ではないことだと私は思います。そのような機会を奪ってしまう行為、これは信頼関係を失うだけではなくて、被害者の方々を更に傷つける、そういうことではないでしょうか。
 そこで、質問します。
 五月一日の水俣病関係団体との懇談においてマイクを切られてしまった方に謝罪をするため、昨日八日に大臣自らが現地に訪問したというふうに聞いておりますけれども、現場でどのようなお話を伺って、大臣としてどのように受け止められたのか、これを大臣からお聞きしたいと思います。
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伊藤信太郎#8
○国務大臣(伊藤信太郎君) 五月一日の水俣病関係団体の懇談において、時間を超過した一部の方について発言の途中でマイクの音量を切るという運営をしたことを事務方から報告を受けました。この点については大変遺憾であり、発言されていた方に大変申し訳ない思いでございます。
 このため、昨日、私自身が再び水俣に出向き、七つの団体の十名以上の方々とお会いして謝罪をいたしたところでございます。そしてまた、参加者お一人お一人の方から御意見、御要望を伺いました。また、発言中にマイクの音量を切られてしまった方お一人については、奥様の御位牌に御焼香させていただいた上でお話をさせていただきました。
 皆様からは、人の気持ちを考えた対話をしてほしい、懇談の際にもっと時間を取ってほしい、また、今回のことを反省してしっかり引き継いでほしいといったことなどの様々な御意見を、御要望をいただきました。
 その中で、改めて懇談の場をつくってほしいという御意見、御要望があり、私の責任で懇談の場を設けることを決断いたしました。具体的な時期や方法については今後調整してまいりたいと思います。
 まさに、今回のこと、深い反省の上に立って、環境省として皆様に寄り添って、水俣病の問題を始めとして環境行政が国民の皆さんに寄り添った形で進めるようにしっかり努めてまいりたいと考えております。
 ありがとうございます。
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長谷川英晴#9
○長谷川英晴君 ありがとうございました。
 今、大臣から新たにそういった場を設けるという話もございました。やっぱり、人の心をしっかりと受け止めて対応をきちっとしていただくことが大切だと思いますし、過去の事例等々にとらわれるだけではなく、是非対応の方をお願いをしたいと思います。
 大臣には、この課題に本当に真摯に向き合っていただいて、具体的な今後の活動、行動の中できっちりとお示しいただくことを心から希望しまして、次の法案関係の質問に入らせていただきたいと思います。
 本法案は、現状における資源循環の課題を踏まえ、製造業者等が必要とする質と量の再生材を確実に供給し、資源循環産業の発展を目指すものというふうに期待しております。
 この法案に関して、その目的について伊藤大臣にお聞きしたいと思いますが、本法案の目的は効率的な再資源化の実施とあります。具体的にどのように実施をするのか、伊藤大臣にお聞きしたいと思います。
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伊藤信太郎#10
○国務大臣(伊藤信太郎君) 本法律案においては、効率的な再資源化の実施を促進するため、製造事業者と廃棄物処分業者が連携して実施する再資源化事業について、先進的な内容であると認められるものを国が一括して認定する仕組みでございます。再資源化の取組には地方公共団体ごとに廃棄物処理法の許可が必要となりますが、国の認定を通じて許可を一括で取得できるようにすることで事業者の取組を後押ししてまいりたいと思います。
 また、廃棄物処分業者の判断の基準となるべき事項に、製造事業者の需要の把握や再資源化の生産性の向上のための技術の向上等に関するものを設け、廃棄物処分業界全体での再資源化の取組を促進してまいります。
 加えて、一定量以上の産業廃棄物の処分を行う廃棄物処分業者について再資源化の状況を国が公表することで、製造事業者等と廃棄物処分業者とのマッチングも進めてまいります。
 こうした取組を通じて、効率的な再資源化の実施を促してまいりたいと考えております。
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長谷川英晴#11
○長谷川英晴君 ありがとうございました。
 最後に、少しまとめで発言をさせていただきたいと思いますけれども、冒頭の大臣の発言も含め、今回のその関係、水俣病の関係、是非しっかりした対応を引き続き、引き続きというか、これからお願いをしたいと思いますし、今回の資源循環のこの法案、とても大切なものだというふうに私は思います。本法案の効果を最大限に引き出して、いい形でいい社会になっていくこと、これを期待申し上げて、私の質問とさせていただきます。
 ありがとうございました。
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川田龍平#12
○川田龍平君 立憲民主党の川田龍平です。
 今日は、法案審議に入る前に、まず大臣からお話がありました五月一日の件について、この環境省による水俣病患者との意見交換の懇談の場でのマイクを切った事件についてお聞きしたいと思います。
 先ほど長谷川委員からもありましたけれども、大臣は、この懇談の場で大臣として臨んで何を思いましたか。
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伊藤信太郎#13
○国務大臣(伊藤信太郎君) 水俣病の被害者の苦しみ、そしてこの問題の深さ、これを身にしみて感じたところでございます。
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川田龍平#14
○川田龍平君 今回、私は、このマイクが切られた事件という、その三分が短いとか、なぜ切ったのか、誰が切ったのか、誰の指示だったのか、そういったことにはここでは触れずに、なぜ水俣病の患者の皆さんがあそこまで怒りをあらわにする、その怒りの原点はどこにあると思いますか。
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伊藤信太郎#15
○国務大臣(伊藤信太郎君) 水俣病が公式認定されてから六十八年たちます。いまだにこの水俣病の問題が全面的には解決していない。その中で、長い年月お苦しみになっている、その気持ちが怒りの原点にあるだろうと私は考えています。
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川田龍平#16
○川田龍平君 環境省は何のために設置されたのでしょうか。
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伊藤信太郎#17
○国務大臣(伊藤信太郎君) 水俣病を契機として、まずはその公害問題に取り組む。そして、今、地球温暖化であるとかいろいろな所掌が広がっておりますけれども、水俣病の問題が環境省設置の原点だというふうに思っております。
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川田龍平#18
○川田龍平君 水俣病の解決のために、大臣は、大臣の任期中に解決しようという意思はおありですか。
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伊藤信太郎#19
○国務大臣(伊藤信太郎君) 私の能力の限りにおいて最大限努力したいと思います。
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川田龍平#20
○川田龍平君 そのために、大臣、患者さんの前でもはっきりおっしゃっていました、環境大臣としてできる限りのことをしたい、その思いで発言された、その言葉を行動で示していただきたいと思います。具体的に何をやりますか。
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伊藤信太郎#21
○国務大臣(伊藤信太郎君) 具体的な項目は多岐にわたると思いますけれども、順番から申し上げれば、現行法制の中で最大限何ができるかということだろうと思います。そして、その現行法制で足りない部分があることが指摘されていますので、これはちょっと行政府の立場を超えますけれども、そこについても一政治家として努力したいと、そのように考えております。
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川田龍平#22
○川田龍平君 私も、今回この水俣病の問題、私も国会議員になって初めてこの環境委員会で質問した一番最初のテーマが水俣病の問題でした。私が国会議員になってまず一番取り組んだのがこの問題です。
 私自身が、薬害エイズという、国による、製薬企業と国によるこの薬害被害の当事者として国会議員になって、薬害をなくしたいという思いで国会議員になって最初に取り組み始めた問題がこの水俣病問題で、これは、水俣病問題と薬害、公害問題というのは共通して、一義的には企業の問題でもあるけれども、やはりその企業の責任を見逃して被害を拡大させてきた責任は国にあるという、この国の責任についても、この関西訴訟でもはっきりと認めて、全面的に国の責任ということで、この被害者全員を救済するようにというものを迫った判決も出されています。
 この判決にのっとって、国はしっかりとこの水俣病問題の解決のために今動くべきときではないですか。大臣、いかがですか。
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伊藤信太郎#23
○国務大臣(伊藤信太郎君) できるだけ応えていますし、能力の限りにおいて全力で解決のために具体的に動いてまいりたいと思います。
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川田龍平#24
○川田龍平君 この患者連合の松崎副会長は、私も二〇一九年の四月に水俣で会いました。そのときは、悦子さん、奥様も生きて、生存されておりました。一緒にお会いしてお話も伺いました。昨日も、当事者の方に電話でお話を、昨日、マイクを切られた方、それからマイクを切られた当事者と隣で支えてずっと相談を受け続けてきた女性の方ともお話をさせていただきました。
 患者の方が望んでいることは何ですか。
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伊藤信太郎#25
○国務大臣(伊藤信太郎君) 一言で言うと、水俣病の問題の全面解決だろうと思います。
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川田龍平#26
○川田龍平君 そのために環境大臣ができることは何ですか。
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伊藤信太郎#27
○国務大臣(伊藤信太郎君) 先ほどの答弁のちょっと繰り返しになりますけれども、まずは、現行法制の中で何がもっとできるか、それをすることだと思います。そして、現行法制で足りない部分ということも様々指摘されておりますので、そこについては一政治家として今後努力してまいりたいと、そのように思います。
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川田龍平#28
○川田龍平君 松崎さんの思いはこの三分では述べられなかった、六分でも述べられなかった。中身は、一番端的に言えば、悦子さんが水俣病でやられたと国に考え直してもらえたら何も要らないとおっしゃっています。
 国が認定してこなかったこの水俣病患者の皆さんをやっぱり認定してほしいんですよね。これ、認定してもらえませんか。
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伊藤信太郎#29
○国務大臣(伊藤信太郎君) 認定の基準については公健法によって定められておりまして、その仕組みがありますので、その法律に沿って判断するしかないわけですけれども、その認定の基準あるいは公健法そのものについての皆さんの御意見もありますので、そこも含めて考えてまいりたいと思います。
 また、その後、政治救済を図るために作られた特措法、こちらの方では被害者として認定されております、奥様も。そこも含めて、どういった、まず法律に基づいた行政の中でできること、そして法律がどうしても足りないということであれば、これは立法府として法律を作っていくということが必要ではないかなというふうに私は思います。
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