予算委員会

1992-12-11 衆議院 全261発言

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会議録情報#0
平成四年十二月十一日(金曜日)
    午前十時開議
出席委員
  委員長 高鳥  修君
   理事 中山 正暉君 理事 原田昇左右君
   理事 町村 信孝君 理事 村岡 兼造君
   理事 村上誠一郎君 理事 串原 義直君
   理事 野坂 浩賢君 理事 松浦 利尚君
   理事 草川 昭三君
      相沢 英之君    愛野興一郎君
      粟屋 敏信君    池田 行彦君
      内海 英男君    小澤  潔君
      越智 伊平君    狩野  勝君
      後藤田正晴君    志賀  節君
      鈴木 宗男君    戸井田三郎君
      萩山 教嚴君    浜田 幸一君
      真鍋 光広君    松永  光君
      松本 十郎君    柳沢 伯夫君
      伊東 秀子君    加藤 万吉君
      小岩井 清君    新盛 辰雄君
      関  晴正君    高沢 寅男君
      筒井 信隆君    戸田 菊雄君
      楢崎弥之助君    日野 市朗君
      水田  稔君    和田 静夫君
      石田 祝稔君    日笠 勝之君
      冬柴 鐵三君    木島日出夫君
      児玉 健次君    中野 寛成君
 委員外の出席者
        証     人 生原 正久君
        生原証人補佐人 梶谷  剛君
        予算委員会調査
        室長      堀口 一郎君
委員の異動
十二月十一日
 辞任         補欠選任
  越智 通雄君     狩野  勝君
  倉成  正君     萩山 教嚴君
  原田  憲君     鈴木 宗男君
  村山 達雄君     真鍋 光広君
  井上 普方君     高沢 寅男君
  石田 祝稔君     市川 雄一君
  不破 哲三君     木島日出夫君
同日
 辞任         補欠選任
  狩野  勝君     越智 通雄君
  鈴木 宗男君     原田  憲君
  萩山 教嚴君     倉成  正君
  真鍋 光広君     村山 達雄君
  高沢 寅男君     井上 普方君
  木島日出夫君     不破 哲三君
    —————————————
十二月十日
 一、予算の実施状況に関する件
の閉会中審査を本委員会に付託された。
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本日の会議に付した案件
 予算の実施状況に関する件(東京佐川問題)
     ————◇—————
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高鳥修#1
○高鳥委員長 これより会議を開きます。
 予算の実施状況に関する件の調査に関し、東京佐川問題について、生原正久君より証言を求めることにいたします。
 この際、証言を求める前に証人に一言申し上げておきます。
 昭和二十二年法律第二百二十五号、議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律によって、証人に証言を求める場合には、その前に宣誓をさせなければならないことになっております。宣誓または証言を拒むことのできるのは、まず、証人、証人の配偶者、三親等内の血族もしくは二親等内の姻族または証人とこれらの親族関係があった者及び証人の後見人後見監督人または保佐人並びに証人を後見人後見監督人または保佐人とする者が、刑事訴追を受け、または有罪判決を受けるおそれのあるときであります。また、医師、歯科医師、助産婦、看護婦、弁護士、弁理士、公証人、宗教の職にあたる者またはこれらの職にあった者は、業務上委託を受けたため知り得た事実で他人の秘密に関するものについても、本人が承諾した場合を除き、宣誓または証言を拒むことができることになっております。
 証人が宣誓または証言を拒むときは、その事由を示さなければならないことになっております。
 証人が正当な理由がなく宣誓または証言を拒んだときは一年以下の禁錮または十万円以下の罰金に処せられ、また、宣誓した証人が虚偽の陳述をしたときは三月以上十年以下の懲役に処せられることになっております。
 一応このことを御承知おき願いたいと存じます。
 次に、証人が補佐人に助言を求めることが許される場合について申し上げます。
 すなわち、証人は、宣誓及び証言の拒絶に関する事項に関し、補佐人に助言を求めることができることになっております。
 助言は、その都度証人が委員長にその旨を申し立て、その許可が得られた後に認められるものであります。
 なお、補佐人は、みずから発言すること及びみずから証人に対して助言することはできないことになっております。
 次に、今回の証人喚問についての理事会の申し合わせについて申し上げておきます。
 その第一は、資料についてであります。
 証人は、証言を行うに際し、資料を用いることは差し支えありませんが、委員長の許可が必要であります。また、これらの資料は、いずれも当委員会に提出していただくことになっております。
 その第二として、証人がメモをとることについてでありますが、尋問の項目程度は結構でございます。
 なお、補佐人がメモをとることは構いません。
 以上の点を御承知おきください。
 それでは、法律の定めるところによりまして、証人に宣誓を求めることにいたします。全員起立を願います。
    (総員起立)
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高鳥修#2
○高鳥委員長 議院証言法第五条の三の規定によりまして尋問中の撮影は許可しないことになっておりますので、これより生原正久君の証言が終了するまで、撮影は中止してください。
 それでは、生原正久君、宣誓書を朗読してください。
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生原正久#3
○生原証人 宣 誓 書
 良心に従って、真実を述べ、何事もかくさず、
 又、何事もつけ加えないことを誓います
  平成四年十二月十一日
               生原 正久
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高鳥修#4
○高鳥委員長 宣誓書に署名捺印してください。
    〔証人、宣誓書に署名捺印〕
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高鳥修#5
○高鳥委員長 御着席を願います。
 これより証言を求めることといたしますが、証人の御発言は、証言を求められた範囲を超えないこと、また、御発言の際には、その都度委員長の許可を得てなされるようお願い申し上げます。
 なお、こちらから質問をしているときは着席のままで結構でございますが、御発言の際は起立し
て発言をしてください。
 委員各位に申し上げます。
 本日は、申し合わせの時間内で重要な問題について証言を求めるのでありますから、不規則発言等、議事の進行を妨げるような言動のないように特に御協力をお願い申し上げます。
    —————————————
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高鳥修#6
○高鳥委員長 これより証人に対して証言を求めます。
 まず、委員長より委員会を代表して総括的にお尋ねをして、その後、委員各位の発言を願うことといたしております。
 それでは、私からお尋ねいたします。
 あなたは生原正久君ですか。
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生原正久#7
○生原証人 さようでございます。
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高鳥修#8
○高鳥委員長 生年月日、住所、職業を述べてください。
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生原正久#9
○生原証人 昭和十九年二月一日生まれ。
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高鳥修#10
○高鳥委員長 住所。
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生原正久#11
○生原証人 住所、神奈川県横浜市港北区日吉本町六丁目四十九番二十四号。
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高鳥修#12
○高鳥委員長 職業。
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生原正久#13
○生原証人 職業、無職。
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高鳥修#14
○高鳥委員長 職業、今。
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生原正久#15
○生原証人 職業、無職でございます。
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高鳥修#16
○高鳥委員長 それでは、私から生原君にお尋ねいたします。
 まず、五億円の献金問題についてであります。
 本委員会は、去る十一月十七日、小田原市立病院に委員を派遣し、前衆議院議員金丸信君に対する証人尋問を行いました。
 その際、金丸証人は五億円の献金について、「渡邉さんが私に、十億円献金をしたいが、会社に取りに来てほしいというお話がありましたから、それはいただくわけにはいかないと言ってお断りをした。ところが、数週間後に御本人が現在の事務所の地下に来て五億円を生原秘書に渡したという話を、二、三日たってから、生原秘書から承った。」と証言されました。
 また、その時期については「彼が衆議院選挙前だと言うから、そうかな、それじゃそうだろうと。彼は悲壮な状況で私に訴えた。……私は参議院選挙の前であるか、衆議院選挙の前であるか、それはわかりません。」と証言されました。
 さらに、五億円の配分先については「生原がしかるべくその政治団体の中で、配慮したと、こういうことでしょう。それを本人に聞いてみてください。私にはわからない。」と証言されました。
 そこでお尋ねいたしますが、五億円の献金は、どこで、だれから、どのような方法で届けられたのですか。
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生原正久#17
○生原証人 献金の授受につきまして、補佐人である先生と御指導、御相談をいただきましたが、証言拒否権の事由の裁量の範囲の中に入るの——入るかもしれないということでございましたが、献金の授受につきましては、既に金丸先生が二十万円の罰金刑を受けておりますし、私どもも起訴猶予処分ということを受けておりますので、国政調査権に協力する意味合いで献金の授受については申し述べさせていただきます。
 平成二年の総選挙の前でございましたが、金丸先生から、東京佐川急便の渡邉社長から十億円の献金を申し出があって、だれか取りに来させてくれという話があったが、心配は要らないと言って断っておいたというお話は伺っておりました。
 それからしばらく日にちがたちまして、事務所におりました私に渡邉社長からお電話がございました。それが平成二年の年を明けておったというように思い出すわけでございますが、渡邉社長から、先生にお渡しする分を用意したので、運べるものを持って事務所の下の方におりてきてもらいたいという内容のお話がございました。電話のやりとりの中でも、私は、それは先生がお断りしたのではというようなお話し向きもいたしましたが、何かもう事務所のそばに来ているのでということでございましたので、何はともあれ、マンションの事務室のわきにある台車をとりまして駐車場におりていったわけでございます。
 駐車場のドアをあけますと、既に渡邉社長は車の後ろでお待ちでございまして、私が参りましたらトランクをあけまして大きい手提げの袋を三つ受け渡しをいたしました。その受け渡しのときに、渡邉社長が、お話しした半分を用意しましたと。私は、電話でもお話ししたように、いや、先生がお断りしたのではないですかというようなことを申し上げた記憶がございます。渡邉社長は、まあどうぞお使いくださいというようなお話し向きであったように思われます。
 で、駐車場でもございますし、車がまたいつ、昼間であったと思いますので、車がいつまた来るかわかりませんし、人がまた来るかわかりませんので、あいさつもそこそこに渡邉社長とお別れして、それを私どもの事務所のある六階の奥の部屋のところに持ち運んだのが状況でございます。
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高鳥修#18
○高鳥委員長 次に、五億円の配分先については、すべてあなたが承知していると金丸証人は述べておられます。
 御存じならば、五億円の配分先についてお答えください。
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生原正久#19
○生原証人 使途につきましては、政治資金規正法違反並びに所得税法違反の告発を受けて、私、取り調べを、被疑事件の被疑者として取り調べを受けております最中でございますので、訴追の事項のおそれのありますことにはお答えできませんことを御理解いただきたいと思います。
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高鳥修#20
○高鳥委員長 以上をもって私からお尋ねすることは終わりました。
 次に、発言の申し出がありますので、順次これを許します。原田昇左右君。
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原田昇左右#21
○原田(昇)委員 既に委員長より尋問された内容に尽きるものでありますけれども、私からも二、三お尋ねしたいと思います。
 あなたは金丸さんの秘書として人生の半分にも及ぶ二十数年の長い間務められ、手となり足となってこられたとのことであり、金丸さんの信頼は絶大なものであったと聞いております。そのことを念頭に置いてお尋ねいたします。
 東京佐川急便の五億円の現金は、金丸事務所の地下で渡邉元佐川急便社長からあなたに渡され、その時期については、金丸証言によりますと、「彼が衆議院選挙前だと言うから、」また「彼が悲壮な気持ちで訴えるから、」「これは本人の言うとおりにしてやった。」「私は参議院選挙の前であるか、衆議院選挙の前であるか、それはわかりません。」と金丸さんは証言されております。」
 ただいまのお答えでこの点はある程度わかりましたのですが、関連してお尋ね申し上げますが、受領した時期について、あなたは衆議院選の前であるというお話でありましたが、その事実関係を述べていただけませんか。
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生原正久#22
○生原証人 五億円の授受の時期についてでございますが、先ほど申し上げましたように総選挙の、衆議院の総選挙の前であると、実感的に五億という多額の献金でございますから、そんなことは一回しかございませんことでございますので、受け取った私としては、時期は、明確にその時期だけは覚えておるのでございます。
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原田昇左右#23
○原田(昇)委員 受け取った五億円についてですが、これは政治団体に入れられたのですか、お伺いします。
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生原正久#24
○生原証人 政治資金の管理運営は政治団体にあると思いますので、政治団体に入ったと認識しております。
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原田昇左右#25
○原田(昇)委員 配分について、それではお尋ねしますが、配分先と配分額をお決めになったのはあなたですか、あるいはどなたかに御相談してやられたことですが。
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生原正久#26
○生原証人 今の先生の御質問は、先ほど私が申し上げました使途にかかわることでございますので、先ほど申し上げました事由で、訴追の事項のおそれがございますので、お答えすることができないのでございます。
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原田昇左右#27
○原田(昇)委員 渡邉元社長が五億円を持ってきた理由でございますけれども、選挙資金を含む政治資金なのか、それとも別な理由があって持ってきたのか、お伺いしたいと思います。
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生原正久#28
○生原証人 献金を受け取りますときに、その前後に渡邉社長から特段の要請があったり請託があったりしたこともございませんでしたから、まさに政治家金丸信先生にほれ込んで献金をしていただいたものと私は思います。
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原田昇左右#29
○原田(昇)委員 次に、暴力団の関係についてでございますけれども、新聞報道によると、渡邉元社長及び庄司北祥産業社長の検事調書には、金丸さんの生原秘書が渡邉元社長に対し解決を依頼してきたものとして三つ出ております。
 一つ、昭和六十三年二月の浜田幸一衆議院予算委員長辞任問題。二、平成二年九月、金丸氏が朝鮮民主主義人民共和国を訪問した際の右翼の街頭宣伝活動。三、その後金丸さんが、山梨県知事選、リニアモーターの起工式で山梨県に赴いた際の同様の右翼の街頭宣伝活動。この三つの記事があるわけですが、これらは事実でしょうか、お伺いしたいと思います。
 また、渡邉元社長はすべてその解決を石井前会長を初めとする稲川会に依頼したと言われておりますけれども、あなたはこのことを御存じですか。
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