東日本大震災復興特別委員会

2018-03-22 参議院 全161発言

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会議録情報#0
平成三十年三月二十二日(木曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
   委員の異動
 一月三十一日
    辞任         補欠選任
     斎藤 嘉隆君     櫻井  充君
 三月二十日
    辞任         補欠選任
     舟山 康江君     浜口  誠君
     三浦 信祐君     山本 博司君
     清水 貴之君     高木かおり君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         江島  潔君
    理 事
                愛知 治郎君
                片山さつき君
                滝波 宏文君
                平野 達男君
               渡辺美知太郎君
                杉尾 秀哉君
                田名部匡代君
                秋野 公造君
    委 員
                足立 敏之君
                阿達 雅志君
                岡田  広君
                こやり隆史君
                進藤金日子君
                高階恵美子君
                高橋 克法君
                豊田 俊郎君
                中西  哲君
                中野 正志君
                宮本 周司君
                森 まさこ君
                和田 政宗君
                櫻井  充君
                那谷屋正義君
                浜口  誠君
                藤田 幸久君
                増子 輝彦君
                伊藤 孝江君
                浜田 昌良君
                山本 博司君
                岩渕  友君
                紙  智子君
                石井 苗子君
                高木かおり君
                山本 太郎君
                川田 龍平君
                行田 邦子君
                藤末 健三君
   国務大臣
       国務大臣
       (復興大臣)   吉野 正芳君
   副大臣
       復興副大臣    土井  亨君
       復興副大臣    浜田 昌良君
       復興副大臣    あきもと司君
       厚生労働副大臣  高木美智代君
   大臣政務官
       復興大臣政務官  長坂 康正君
       復興大臣政務官  新妻 秀規君
       復興大臣政務官  平木 大作君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        田中 利幸君
   政府参考人
       内閣府大臣官房
       審議官      米澤  健君
       内閣府廃炉・汚
       染水対策担当室
       次長
       経済産業大臣官
       房原子力事故災
       害対処審議官   星野 岳穂君
       復興庁統括官   加藤 久喜君
       復興庁統括官   黒田 憲司君
       文化庁文化財部
       長        山崎 秀保君
       厚生労働大臣官
       房審議官     椎葉 茂樹君
       厚生労働省労働
       基準局安全衛生
       部長       田中 誠二君
       農林水産大臣官
       房生産振興審議
       官        鈴木 良典君
       資源エネルギー
       庁長官官房資源
       エネルギー政策
       統括調整官    小澤 典明君
       中小企業庁経営
       支援部長     高島 竜祐君
       国土交通大臣官
       房審議官     榊  真一君
       環境大臣官房環
       境保健部長    梅田 珠実君
       原子力規制委員
       会原子力規制庁
       長官官房核物質
       ・放射線総括審
       議官       片山  啓君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○東日本大震災復興の総合的対策に関する調査
 (東日本大震災復興の基本施策に関する件)
 (平成三十年度復興庁関係予算に関する件)
 (派遣委員の報告)
○政府参考人の出席要求に関する件
○平成三十年度一般会計予算(内閣提出、衆議院
 送付)、平成三十年度特別会計予算(内閣提出
 、衆議院送付)、平成三十年度政府関係機関予
 算(内閣提出、衆議院送付)について
 (東日本大震災復興)
    ─────────────
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江島潔#1
○委員長(江島潔君) ただいまから東日本大震災復興特別委員会を開会いたします。
 議事に先立ちまして、一言申し上げます。
 東日本大震災の発災から七年が経過をいたしました。改めて被災地に思いを致し、被災された方々に寄り添いながら、本委員会として、被災地の復興が加速されるよう、与野党一丸となって力を尽くしてまいる所存です。
 ここに、犠牲になられた方々の御冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと存じます。
 どうぞ御起立をお願いいたします。黙祷。
   〔総員起立、黙祷〕
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江島潔#2
○委員長(江島潔君) 黙祷を終わります。御着席願います。
    ─────────────
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江島潔#3
○委員長(江島潔君) 委員の異動について御報告いたします。
 昨日までに、斎藤嘉隆君、清水貴之君、三浦信祐君及び舟山康江君が委員を辞任され、その補欠として櫻井充君、高木かおり君、山本博司君及び浜口誠君が選任されました。
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江島潔#4
○委員長(江島潔君) 東日本大震災復興の総合的対策に関する調査を議題といたします。
 まず、東日本大震災復興の基本施策について、復興大臣から所信を聴取いたします。吉野復興大臣。
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吉野正芳#5
○国務大臣(吉野正芳君) 復興大臣を拝命しております吉野正芳です。
 東日本大震災復興特別委員会の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
 東日本大震災の発災、そして東京電力福島第一原発事故から八年目を迎えました。
 未曽有の大災害であるこの震災からの復興には、多くの困難が伴うと同時に、長期にわたっての取組も必要となります。
 安倍内閣では、これまでも、復興の加速化を内閣の最重要課題の一つとして位置付け、政府を挙げて復旧復興に取り組んでまいりました。その成果もあり、地震・津波被災地域では、生活に密着したインフラの復旧はほぼ終了し、住まいの再建も今春までに九割が完成する見通しであり、復興は一歩ずつ着実に進展しております。
 また、福島における原子力災害被災地域でも、インフラ、生活環境の整備の進展に伴い、帰還困難区域を除くほとんどの地域で避難指示が解除され、復興再生に向けた動きが本格的に始まっております。
 一方、避難者の数は四十七万人から七万三千人に減少しましたが、いまだ多くの方々が不自由な生活を余儀なくされております。被災者の方々一人一人の置かれた状況を踏まえ、被災者に寄り添い、きめ細かく対応していくことが必要であります。
 次に、具体的な取組について申し上げます。
 避難生活の長期化に伴う見守り、心身のケア、生活再建のための相談に加え、災害公営住宅等への移転後も安心して生活できるよう、新しいコミュニティー形成の取組など、生活再建のステージに応じた切れ目ない支援を行ってまいります。
 さらに、多様化、複雑化する被災者の課題に的確に対応するためには、被災者支援に携わる方への支援を強化することが必要であり、支援者が参加する研修会の取組などを強化してまいります。また、人と人とのつながりをつくり、生きがいを持って暮らしていただくための心の復興にも力を入れてまいります。
 住宅再建もしっかりと進めてまいります。高台移転地と災害公営住宅は、今年度末までに九割が完成、平成三十年度末でほぼ全てが完成する見込みとなっております。被災地の方々に一日でも早く安心できる住まいに移っていただけるよう、県や市町村をきめ細かく支援してまいります。
 また、被災地の経済発展の基盤となる復興道路、復興支援道路の整備等を引き続き進めてまいります。
 町のにぎわいや生活を再建するためには、住宅再建と併せて、産業やなりわいの再生に更に力を入れる必要があります。このため、商業施設の整備、企業の新規立地、新規事業への進出や販路の開拓等の支援、併せて農林水産業を始めとする産業の風評の払拭に向けた取組等に、より一層力を注いでまいります。
 また、震災支援機構は、二重ローンを抱える被災事業者に対し、金融機関等から債権を買い取り、債務免除を行うこと等を通じて支援を行っております。先般の法改正で支援決定期間が延長されたことを受け、被災事業者への支援にしっかりと取り組んでまいります。
 さらに、被災地、特に三陸沿岸部の人材不足に対処するため、若者や専門人材など幅広い人材を呼び込むとともに、被災地企業の人材獲得力向上を図るための支援策を講じてまいります。
 観光分野では、観光先進地東北を目指し、取組を強化してきました。こうしたこともあって、東北六県の外国人宿泊者数は、平成二十八年に続き、平成二十九年においても全国を上回る伸び率を見せるなど堅調に推移しておりますが、いまだ全国的な外国人観光客急増の流れから大きく遅れております。
 引き続き、インバウンドの増大に向け、地域からの発案に基づいた取組や東北の魅力の発信強化等を継続的に実施するほか、交流人口の拡大に向けた官民連携での取組を強化してまいります。あわせて、風評の影響を受けた福島県に特化した国内観光振興を支援してまいります。
 福島の復興再生を加速させるため、インフラや教育、医療、介護、買物環境など生活再開に必要な環境整備を一層推進するとともに、中間貯蔵に係る事業を引き続き進めてまいります。
 また、改正福島復興再生特別措置法を踏まえ、研究拠点の整備、産業集積、人材育成等を通じた福島イノベーション・コースト構想の推進や官民合同チームによる自立支援など、営農再開を含め、産業、なりわいの再生を図ってまいります。
 さらに、帰還困難区域については、たとえ長い年月を要するとしても、将来的に帰還困難区域の全てを避難指示解除し、復興再生に責任を持って取り組むとの決意の下、五年を目途に、避難指示を解除し、帰還者等の居住を可能とすることを目指す特定復興再生拠点を整備してまいります。
 その具体的な動きとして、これまで、双葉町、大熊町、浪江町及び富岡町の特定復興再生拠点区域復興再生計画が認定されており、本計画に基づき、インフラ復旧や除染、家屋解体等を一体的に進めてまいります。
 今なお続く風評の払拭は、福島の復興再生の大前提です。昨年十二月に策定した風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略に基づき、放射線に関する正しい知識の情報発信等を一層強化していきます。
 福島の復興再生は中長期的対応が必要であり、引き続き、国が前面に立って、全力で取り組んでまいります。
 被災地は、震災前から人口減少、高齢化等の課題を抱えております。民間の力を活用しながら、こうした地域課題の解決に向けた取組を通じ、新しい東北の創造に取り組んでまいります。
 このため、これまでに得られた経験や教訓を生かしつつ、先進的な取組を被災地内外において普及、展開してまいります。
 さらに、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会については、復興を成し遂げつつある被災地の姿を世界に発信する意味でも意義深いことと考えております。被災地での競技開催、聖火リレーや事前キャンプの実施など、被災地と連携した取組を行うことにより、被災された方々を元気付け、復興の後押しにもつながるよう、復興五輪の取組も進めてまいります。
 私は、震災直後から、被災した者の一人として、被災者の声に真摯に耳を傾け、痛みや苦しみ、思いを共有し、復興に全力で努力してまいりました。また、復興大臣就任以来、精力的に被災地を視察し、被災者の方々と意見交換や交流をさせていただきました。復興のステージの進展に応じて新たな課題が生ずる中で、被災地の実情に即して適切に対応していくためには、地域の皆様の知恵と情熱と行動が不可欠であると実感しております。
 今後とも、現場主義に徹して被災地の意見をよく伺い、被災者に寄り添いつつ、復興の司令塔としての機能を果たしながら、復興を更に加速化させてまいります。
 江島委員長を始め、理事及び委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
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江島潔#6
○委員長(江島潔君) 次に、平成三十年度復興庁関係予算について、復興副大臣から説明を聴取いたします。土井復興副大臣。
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土井亨#7
○副大臣(土井亨君) 復興副大臣の土井亨でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
 総括業務、地震・津波災害からの復興及び復興五輪の推進に関する事項を担当いたしますとともに、宮城復興局に関する事項を担当させていただいております。
 吉野大臣をお支えし、被災された多くの方々が復興に希望を持てるよう全力で取り組んでまいりますので、江島委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御指導を心からお願いを申し上げさせていただき、引き続きまして、平成三十年度復興庁予算について御説明を申し上げます。
 復興庁においては、復興・創生期間の三年目を迎えるに当たり、被災地の抱える課題の解決に直結する取組を着実に実施するとともに、復興のステージの進展に応じて生じる課題に引き続き迅速かつ適切に対応するための予算として、東日本大震災復興特別会計に総額一兆六千三百五十七億円を計上いたしております。
 以下、その主要施策について御説明を申し上げます。
 第一に、被災者支援については、災害公営住宅等への移転や避難指示解除区域への帰還が進む中、コミュニティー形成、再生、見守りや心身のケア等への支援に加え、被災者支援に携わる方々への支援を行うほか、福島県相双地域等における介護体制の再構築の支援等に必要な経費として、七百六十八億円を計上いたしております。
 第二に、住宅再建と復興まちづくりにつきましては、住宅再建に関する事業の進展等を踏まえつつ、復興まちづくりを進めるほか、復興道路、復興支援道路の整備等に必要な経費として、六千九百九十六億円を計上しております。
 第三に、産業やなりわいの再生については、観光復興や人材確保、水産業の販路開拓等のソフト支援に引き続き注力するほか、福島について、農林水産業の再生、福島イノベーション・コースト構想の推進、原子力災害被災十二市町村における事業再開、新規立地等への支援に必要な経費として、千五十二億円を計上しております。
 第四に、原子力災害からの復興再生については、避難指示が解除された区域での生活再開に必要な環境整備や帰還困難区域の特定復興再生拠点の整備等を進めるとともに、風評払拭及び放射線に関するリスクコミュニケーションの取組を強化するほか、中間貯蔵施設の整備等に必要な経費として、七千四百七十七億円を計上しております。
 なお、東日本大震災復興特別会計においては、復興庁予算に加え、震災復興特別交付税交付金や復興債の償還及び利子の支払に必要な経費など、七千二百三十五億円を計上しており、全体では、二兆三千五百九十三億円を計上いたしております。
 以上、平成三十年度復興庁予算の概要について御説明を申し上げました。
 何とぞよろしくお願いをいたします。
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江島潔#8
○委員長(江島潔君) 以上で所信及び予算の説明の聴取は終わりました。
 所信に対する質疑は後日に譲ることといたします。
 この際、復興副大臣及び復興大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。浜田復興副大臣。
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浜田昌良#9
○副大臣(浜田昌良君) 復興副大臣の浜田昌良でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 福島を中心とする原子力災害からの復興再生に関します事項と、福島復興局及び茨城事務所を担当させていただきます。
 吉野大臣をしっかりお支えし、関係副大臣、政務官と密接に連携しながら、被災地の皆様が復興に希望を感じていただけますように全力を尽くす決意でございます。
 江島委員長を始め、理事、委員の皆様には、何とぞ御協力、御理解のほどをお願い申し上げます。
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江島潔#10
○委員長(江島潔君) あきもと復興副大臣。
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あきもと司#11
○副大臣(あきもと司君) 復興副大臣のあきもと司でございます。
 地震・津波被害からの復興に関する事項を担当してまいります。
 吉野大臣を支え、被災された多くの皆様が復興に希望を持てるよう、また、被災地の皆様に寄り添いながら、全力で取り組んでまいります。
 江島委員長を始め、理事、委員各位の皆様の御指導と御協力をよろしくお願いします。
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江島潔#12
○委員長(江島潔君) 長坂復興大臣政務官。
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長坂康正#13
○大臣政務官(長坂康正君) 復興大臣政務官の長坂康正でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 総括業務及び地震・津波災害からの復興に関する事項を担当いたしますとともに、岩手復興局に関する事項を担当いたします。
 関係副大臣とともに吉野大臣をお支えしてまいりますので、江島委員長を始め、理事、委員各位の皆様の御指導、御協力をよろしくお願い申し上げます。
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江島潔#14
○委員長(江島潔君) 新妻復興大臣政務官。
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新妻秀規#15
○大臣政務官(新妻秀規君) 復興大臣政務官の新妻秀規でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
 福島を中心とする原子力災害からの復興及び再生に関する事項に係る文部科学省との連絡調整に関する事項を担当いたします。
 関係副大臣とともに吉野大臣を支えてまいりますので、江島委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願いいたします。
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江島潔#16
○委員長(江島潔君) 平木復興大臣政務官。
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平木大作#17
○大臣政務官(平木大作君) 復興大臣政務官の平木大作でございます。
 福島を中心とした原子力災害からの復興再生について経済産業省との連絡調整に関する事務を担当させていただきます。
 関係副大臣とともに吉野大臣を支えてまいりますので、江島委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。
    ─────────────
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江島潔#18
○委員長(江島潔君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 委嘱審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣府大臣官房審議官米澤健君外十二名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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江島潔#19
○委員長(江島潔君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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江島潔#20
○委員長(江島潔君) 去る十九日、予算委員会から、本日一日間、平成三十年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、東日本大震災復興について審査の委嘱がありました。
 この際、本件を議題といたします。
 これより質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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櫻井充#21
○櫻井充君 民進党・新緑風会の櫻井でございます。吉野大臣、今日はどうぞよろしくお願いいたします。
 今まで余り取り上げられてこなかったちょっと今日は一つ目のテーマ、やらせていただきたいと思っているんですが、被災に遭った古文書とかそれから文化財とか民芸品とか、こういうことを何とか救済したいと思って活動されている方が随分いらっしゃいます。しかし、残念ながら、国からの支援というのは十分ではないと思っているんですが、この点についてどのような今対策が取られているのか、御報告いただきたいと思います。
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山崎秀保#22
○政府参考人(山崎秀保君) お答え申し上げます。
 議員の御指摘のとおり、文化財は各地域の歴史、文化への理解や町づくりにも寄与するものであり、これらの地域の宝である文化財を保護していくことは大変重要なことであると認識しております。このため、地域における古文書などの文化財の計画的な保存、活用の取組を促進させることなどを内容とする文化財保護法の改正案を今国会に提出しているところでございます。
 東日本大震災によって被災した文化財につきましては、未指定のものも含め、これまで文化財レスキュー事業により一時避難や洗浄等の応急処置などを行ってまいりました。また、被災ミュージアム再興事業において、被災した古文書などの文化財から汚泥やカビの除去、脱塩や修理も行っているところでございます。
 引き続き、被災県の御要望をお聞きしながら、支援してまいりたいと考えております。
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櫻井充#23
○櫻井充君 今の答弁、多分聞いていただいた議員の皆さんは結構やっているんじゃないかと思われているかもしれませんが、実際はほんの一部でして、もし数字が分かるのであれば教えていただきたいと思いますが、全体の古文書なり文化財でいうと何%程度が今レスキュー作業をされているんでしょうか。
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山崎秀保#24
○政府参考人(山崎秀保君) 先ほど申し上げました文化財レスキュー事業におきまして、これには参加者数延べ六千八百十一人の方が参加していただいておりまして、被災四県の実施箇所数としまして九十か所におきまして文化財のレスキューを行ってきているところでございます。
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櫻井充#25
○櫻井充君 これは、あくまで国の指定とか県や市町村の指定されているところについてやってきているだけであって、一般の民間の持っていらっしゃるような文化財とか古文書に対してほとんどの手当てがなされておりません。
 ちょっと、吉野大臣、済みません、全然通告していないんですけど、羽生結弦選手が殿様役を務めた「殿、利息でござる!」という映画があるんですが、御存じでしょうか。
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吉野正芳#26
○国務大臣(吉野正芳君) 見たことございません。
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櫻井充#27
○櫻井充君 見ていないとは分かっているんですが、知っているかどうかだけなんですけど、実を言いますと、これ、大和町の吉岡宿にありました古文書を基にして映画化されたものです。あるお寺にこれが保存されていて、東北大の先生がこの古文書を全部読み解いて、それを見た方が映画化してくださいました。これが映画化された結果、大和町の吉岡宿に訪れる観光客の方も随分増えてきておりますし、ブースもその商店街の中にでき上がりました。何を申し上げたいのかというと、国や県の指定したものだけではなくて、こういう民間が抱えているものが実は町づくりに役に立ってくるわけです。
 それから、私が今お付き合いさせていただいている東北大の先生は災害の古文書の今解読やられているんですが、彼の専門は台風でして、江戸時代の古文書というか、それを、文書を見てみると、台風がどこをどう通っていったのかというのが全部分かるんだそうでして、そうすると、その時代の天気図まで書けるんだそうなんですよ。そうすると、こういうものをやはり残していくということはすごく大事なことだと思っていますし、どういう作業をしているのかというと、塩水につかったような古文書を一枚一枚、今水洗いして、それを保護するようなことをやってきています。
 お願いがあるんですが、国やそれから県、市の文化財に指定されているものについてのスキームはございますが、民間のものに対してのスキームがないんです。私は、文化財やそれから民芸品などというのはその地域の宝だと思うので、大臣、この点について是非何らかの措置ができるようにしていただきたいと思うんですが、御見解をお伺いしたいと思います。
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吉野正芳#28
○国務大臣(吉野正芳君) 古文書もそうなんですけど、例えば津波で流された写真の復元等々、民間の方々が一生懸命なさって、元どおりに復元してという事業もございます。
 まさに、私も京都博物館で古文書の修復作業というところを見てまいりましたけど、きちんと修復できる技術はございます。そういう意味では、本当に大事な地域の宝物でございますので、関係方面の方々ときちんとこれから協議していきたい、このように考えています。
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櫻井充#29
○櫻井充君 ありがとうございます。
 多分この復旧作業をきちんとやっていくと、もう何十年単位で掛かると言われました、五十年では終わらないだろうと。その佐藤先生から教えていただいている事業なので、文化庁の予算そのものが足りなくてとてもできる状況にないので、何とか復興予算の方から計上していただければ有り難いなと、そう思います。
 それで、委員長にちょっとお願いがあるんですが、私が委員長を務めさせていただいたときに各党と内々合意していたのは、参考人招致をしましょうということを合意しておりました。残念ながら、いろんな関係で実現できずに終わっていて、私はこういう、佐藤先生などに来ていただいて、今までなかったような課題について勉強するということがすごく大事なことではないのかと思っていて、是非、是非、なし得なかった参考人招致を、参考人質疑をお願いしたいと思うんですが、委員長、いかがでございましょう。
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