農林水産委員会
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会
会議録情報#0
昭和五十四年十一月二十九日(木曜日)
午前十時四分開会
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委員氏名
委員長 青井 政美君
理 事 栗原 俊夫君
理 事 相沢 武彦君
岩上 二郎君
片山 正英君
北 修二君
久次米健太郎君
小林 国司君
坂元 親男君
鈴木 省吾君
田原 武雄君
初村滝一郎君
降矢 敬雄君
三浦 八水君
宮田 輝君
川村 清一君
坂倉 藤吾君
丸谷 金保君
村沢 牧君
原田 立君
藤原 房雄君
河田 賢治君
下田 京子君
三治 重信君
喜屋武眞榮君
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出席者は左のとおり。
委員長 青井 政美君
理 事
岩上 二郎君
片山 正英君
北 修二君
栗原 俊夫君
相沢 武彦君
委 員
久次米健太郎君
小林 国司君
鈴木 省吾君
田原 武雄君
初村滝一郎君
降矢 敬雄君
宮田 輝君
川村 清一君
坂倉 藤吾君
丸谷 金保君
村沢 牧君
原田 立君
河田 賢治君
三治 重信君
喜屋武眞榮君
国務大臣
農林水産大臣 武藤 嘉文君
政府委員
国税庁間税部長 小泉 忠之君
農林水産大臣官
房長 渡邊 五郎君
農林水産省構造
改善局長 杉山 克己君
農林水産省農蚕
園芸局長 二瓶 博君
農林水産省畜産
局長 犬伏 孝治君
農林水産省食品
流通局長 森実 孝郎君
食糧庁長官 松本 作衞君
事務局側
常任委員会専門
員 竹中 譲君
説明員
文部省体育局学
校給食課長 坂元 弘直君
自治省財政局交
付税課長 柳 庸夫君
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本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○調査承認要求に関する件
○農林水産政策に関する調査
(昭和五十五年度水田利用再編対策に関する
件)
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この発言だけを見る →午前十時四分開会
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委員氏名
委員長 青井 政美君
理 事 栗原 俊夫君
理 事 相沢 武彦君
岩上 二郎君
片山 正英君
北 修二君
久次米健太郎君
小林 国司君
坂元 親男君
鈴木 省吾君
田原 武雄君
初村滝一郎君
降矢 敬雄君
三浦 八水君
宮田 輝君
川村 清一君
坂倉 藤吾君
丸谷 金保君
村沢 牧君
原田 立君
藤原 房雄君
河田 賢治君
下田 京子君
三治 重信君
喜屋武眞榮君
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出席者は左のとおり。
委員長 青井 政美君
理 事
岩上 二郎君
片山 正英君
北 修二君
栗原 俊夫君
相沢 武彦君
委 員
久次米健太郎君
小林 国司君
鈴木 省吾君
田原 武雄君
初村滝一郎君
降矢 敬雄君
宮田 輝君
川村 清一君
坂倉 藤吾君
丸谷 金保君
村沢 牧君
原田 立君
河田 賢治君
三治 重信君
喜屋武眞榮君
国務大臣
農林水産大臣 武藤 嘉文君
政府委員
国税庁間税部長 小泉 忠之君
農林水産大臣官
房長 渡邊 五郎君
農林水産省構造
改善局長 杉山 克己君
農林水産省農蚕
園芸局長 二瓶 博君
農林水産省畜産
局長 犬伏 孝治君
農林水産省食品
流通局長 森実 孝郎君
食糧庁長官 松本 作衞君
事務局側
常任委員会専門
員 竹中 譲君
説明員
文部省体育局学
校給食課長 坂元 弘直君
自治省財政局交
付税課長 柳 庸夫君
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本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○調査承認要求に関する件
○農林水産政策に関する調査
(昭和五十五年度水田利用再編対策に関する
件)
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青
青井政美#1
○委員長(青井政美君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
去る十一月十六日の本会議におきまして、農林水産委員長に選任されました。はなはだ微力ではございますが、理事並びに委員の皆様方の御支援、御協力をいただきまして、この重責を果たしてまいりたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。拍手
この機会に、前委員長の久次米健太郎君から発言を求められておりますので、これを許します。久次米君。
この発言だけを見る →この際、一言ごあいさつを申し上げます。
去る十一月十六日の本会議におきまして、農林水産委員長に選任されました。はなはだ微力ではございますが、理事並びに委員の皆様方の御支援、御協力をいただきまして、この重責を果たしてまいりたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。拍手
この機会に、前委員長の久次米健太郎君から発言を求められておりますので、これを許します。久次米君。
久
久次米健太郎#2
○久次米健太郎君 私は、一年ちょっと当委員会の委員長を務めさせていただいたわけでありますが、その間、微力でありますにもかかわりませず、皆さん方の大変な御協力をちょうだいいたしまして、まあまあ大過なく過ごすことができました。この点、非常に感謝申し上げておる次第でございますが、今後は一委員といたしまして、皆さん方とともに農政に協力いたしたいと、微力を尽したいと、かように考えております。今後ともお見捨てなく、よろしくお願い申し上げる次第でございます。
謹んで御礼申し上げます。拍手
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この発言だけを見る →謹んで御礼申し上げます。拍手
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青
青井政美#3
○委員長(青井政美君) 委員の異動について御報告いたします。
去る十五日、大島友治君、山内一郎君及び野呂田芳成君が委員を辞任され、その補欠として鈴木省吾君、坂元親男君及び宮田輝君が選任されました。
また、去る十六日、園田清充君が委員を辞任され、その補欠として三浦八水君が選任されました。
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この発言だけを見る →去る十五日、大島友治君、山内一郎君及び野呂田芳成君が委員を辞任され、その補欠として鈴木省吾君、坂元親男君及び宮田輝君が選任されました。
また、去る十六日、園田清充君が委員を辞任され、その補欠として三浦八水君が選任されました。
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青
青井政美#4
○委員長(青井政美君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動及び私が委員長に選任されましたことに伴い、理事が三名欠員となっておりますので、この際、その補欠選任を行います。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →委員の異動及び私が委員長に選任されましたことに伴い、理事が三名欠員となっておりますので、この際、その補欠選任を行います。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
青
青
青井政美#6
○委員長(青井政美君) 調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、農林水産政策に関する調査を行うこととし、その旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →本委員会は、今期国会におきましても、農林水産政策に関する調査を行うこととし、その旨の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
青
青井政美#7
○委員長(青井政美君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ごございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ごございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
青
青
青井政美#9
○委員長(青井政美君) 農林水産政策に関する調査を議題といたします。
まず、昭和五十五年度の水田利用再編対策案について、武藤農林水産大臣から説明を求めます。武藤農林水産大臣。
この発言だけを見る →まず、昭和五十五年度の水田利用再編対策案について、武藤農林水産大臣から説明を求めます。武藤農林水産大臣。
武
武藤嘉文#10
○国務大臣(武藤嘉文君) 農林水産委員会の開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げますとともに、五十五年度水田利用再編対策につきまして、農林水産省が現在取りまとめております案の趣旨を御説明さしていただきます。
今日、農政は、経済基調が変化する中で、米需給の不均衡、経営規模拡大の停滞等の問題に直面をいたしております。八〇年代の到来を控え、農業の将来に明るい展望を開くためには、将来の農業のビジョンを明らかにし、長期的な観点に立った政策の推進を図ることが肝要であります。
現在、農業の長期展望とこれに関連した施策のあり方につきまして、明年春に結論を得ることを目途といたしまして、農政審議会において検討を願っておるところでありますが、私といたしましては、これらの検討結果等を踏まえまして、強力な農政の展開を図ってまいりたいと考えております。
当面する農政の最大の課題である米の過剰問題につきましては、五十三年度から、農業者、地方公共団体等、関係者の御理解と御協力のもとに水田利用再編対策を実施してまいったところであります。その実施状況を見ますと、初年度においては目標を一二%上回る実績を上げていただき、また、本年度におきましては、地域農業の再編成を促進する観点から、転作の一層の推進に取り組んでいただきました結果、昨年度実績をさらに上回る実施が見込まれております。
しかしながら、最近の米の需給は、消費の引き続く減退と反収の向上によりまして、一段と過剰の度合いを強めており、きわめて憂慮すべき事態となっております。
すなわち、古米の在庫量は、輸出用などにおいて鋭意処理をいたしてまいりましたものの、なお、本年十月末で国民の大体七カ月分の消費に匹敵する六百五十万トン程度となっており、これ以上の古米在庫量の累積を避け得るよう、速やかに需給均衡の回復を図ることが、食管制度の維持を含め、農政についての国民の支持を得るためにぜひとも必要であると考えております。
このため、五十五年度の水田利用再編対策の進め方につきまして、あらゆる角度から検討を重ねてまいりました。
御承知のとおり、第一期三年間は、原則として転作等目標面積を固定する方針で臨んできたところでありまして、この方針を貫きつつ需給均衡を図る方策がないかという点についても真剣に検討いたしましたが、諸般の事情から、この際、需給計画の見直しをせざるを得ないとの判断に至った次第であります。三年間固定という理解のもとにこの対策の推進に取り組んでこられた関係者に多大の御迷惑をおかけすることにつきましてはまことに申しわけなく思っており、また、需給の見通しが結果的に甘かったことにつきましてはまことに遺憾に存ずる次第でありますが、委員各位の御理解を、ひとつこの点切にお願いを申し上げたいと考えております。
需給計画の見直しの内容につきましては、後刻、事務当局より説明をいたさせますが、五十五年度の単年度の需給均衡を図ることを基本として見直すこととしております。
このような改定は、まことにやむを得ざる緊急措置でありまして、転作奨励補助金の水準やその仕組み等につきましては、第一期水田利用再編対策の最終年度ということで、基本的にはそのまま維持する方針でございます。
もちろん、米の消費拡大につきましても、国内資源に依存する食生活の見直しを基本として、学校給食への米飯導入の強力な推進、米食の普及啓蒙活動の強化、需要に見合った良質米の安定的供給等、各般の面から今後とも全力を挙げて取り組んでまいります。
また、転作の円滑な推進を図るため、排水対策を初めとして、転作条件の整備のため各般の施策を進めてきているところでありますが、今後とも、関係施策の充実を図るべく、厳しい財政事情のもとではございますが、最大限の努力を傾注してまいる所存であります。
以上、五十五年度水田利用再編対策案の趣旨について申し上げましたが、農林水産省といたしましては、今後とも、米の需給均衡の回復と農業生産の再編成に全力を傾注してまいる覚悟でありますので、委員各位の御理解と御支援を切にお願いを申し上げる次第であります。
この発言だけを見る →今日、農政は、経済基調が変化する中で、米需給の不均衡、経営規模拡大の停滞等の問題に直面をいたしております。八〇年代の到来を控え、農業の将来に明るい展望を開くためには、将来の農業のビジョンを明らかにし、長期的な観点に立った政策の推進を図ることが肝要であります。
現在、農業の長期展望とこれに関連した施策のあり方につきまして、明年春に結論を得ることを目途といたしまして、農政審議会において検討を願っておるところでありますが、私といたしましては、これらの検討結果等を踏まえまして、強力な農政の展開を図ってまいりたいと考えております。
当面する農政の最大の課題である米の過剰問題につきましては、五十三年度から、農業者、地方公共団体等、関係者の御理解と御協力のもとに水田利用再編対策を実施してまいったところであります。その実施状況を見ますと、初年度においては目標を一二%上回る実績を上げていただき、また、本年度におきましては、地域農業の再編成を促進する観点から、転作の一層の推進に取り組んでいただきました結果、昨年度実績をさらに上回る実施が見込まれております。
しかしながら、最近の米の需給は、消費の引き続く減退と反収の向上によりまして、一段と過剰の度合いを強めており、きわめて憂慮すべき事態となっております。
すなわち、古米の在庫量は、輸出用などにおいて鋭意処理をいたしてまいりましたものの、なお、本年十月末で国民の大体七カ月分の消費に匹敵する六百五十万トン程度となっており、これ以上の古米在庫量の累積を避け得るよう、速やかに需給均衡の回復を図ることが、食管制度の維持を含め、農政についての国民の支持を得るためにぜひとも必要であると考えております。
このため、五十五年度の水田利用再編対策の進め方につきまして、あらゆる角度から検討を重ねてまいりました。
御承知のとおり、第一期三年間は、原則として転作等目標面積を固定する方針で臨んできたところでありまして、この方針を貫きつつ需給均衡を図る方策がないかという点についても真剣に検討いたしましたが、諸般の事情から、この際、需給計画の見直しをせざるを得ないとの判断に至った次第であります。三年間固定という理解のもとにこの対策の推進に取り組んでこられた関係者に多大の御迷惑をおかけすることにつきましてはまことに申しわけなく思っており、また、需給の見通しが結果的に甘かったことにつきましてはまことに遺憾に存ずる次第でありますが、委員各位の御理解を、ひとつこの点切にお願いを申し上げたいと考えております。
需給計画の見直しの内容につきましては、後刻、事務当局より説明をいたさせますが、五十五年度の単年度の需給均衡を図ることを基本として見直すこととしております。
このような改定は、まことにやむを得ざる緊急措置でありまして、転作奨励補助金の水準やその仕組み等につきましては、第一期水田利用再編対策の最終年度ということで、基本的にはそのまま維持する方針でございます。
もちろん、米の消費拡大につきましても、国内資源に依存する食生活の見直しを基本として、学校給食への米飯導入の強力な推進、米食の普及啓蒙活動の強化、需要に見合った良質米の安定的供給等、各般の面から今後とも全力を挙げて取り組んでまいります。
また、転作の円滑な推進を図るため、排水対策を初めとして、転作条件の整備のため各般の施策を進めてきているところでありますが、今後とも、関係施策の充実を図るべく、厳しい財政事情のもとではございますが、最大限の努力を傾注してまいる所存であります。
以上、五十五年度水田利用再編対策案の趣旨について申し上げましたが、農林水産省といたしましては、今後とも、米の需給均衡の回復と農業生産の再編成に全力を傾注してまいる覚悟でありますので、委員各位の御理解と御支援を切にお願いを申し上げる次第であります。
青
二
二瓶博#12
○政府委員(二瓶博君) 五十五年度水田利用再編対策案に関します補足説明を申し上げます。
現在検討を進めております五十五年度の水田利用再編対策の内容につきまして、お手元に配付いたしております資料、二種類あると思いますが、その中の「昭和五十五年度の水田利用再編対策の推進について」、これに即しまして御説明を申し上げたいと思います。
まず第一は、基本方針でございます。
御承知のように、水田利用再編対策は、米の需給均衡を回復し、需要の動向に適切に対応し得る農業生産構造を確立することを目指して、おおむね十カ年にわたり実施することとして、昭和五十三年度から発足したものであります。発足する際、その基本的考え方等について閣議了解——「農産物の総合的な自給力の強化と米需給均衡化対策について」という閣議了解でございますが——が行われており、また、その中で、対策の第一期は昭和五十三年度から昭和五十五年度までの三カ年とするとされております。五十五年度の水田利用再編対策は、この閣議了解の趣旨に即し、第一期の最終年度として実施することを基本的考え方といたしております。
転作等目標面積及び米の事前売り渡し申込限度数量の改定が必要となった事情につきましては、先ほど大臣から説明がありましたが、米の需給について補足して若干御説明申し上げます。
まず、米の一人当たり消費量は、従来から年率二%程度の減少が続いておりましたが、消費拡大努力にもかかわらず、五十三年度総需要量は、現行需給計画千百七十万トンに対し千百三十万トン台と、大幅に落ち込むことが見込まれております。また、生産面では、同じく現行需給計画上の千百七十万トンに対し、五十三年産米は、天候に恵まれたこともあり、千二百五十九万トンとなり、さらに五十四年産米は千百九十七万トンになることが見込まれております。
このような状況の中で、本年度から第三次の過剰米処理を計画的に進めることといたしておりますが、これにより本年すでに処理された数量を差し引きましても、なお、政府の古米在庫は、五十四年十月末で約六百五十万トンに達することが見込まれております。
このような需給事情のもとで、五十五年度の水田利用再編対策の進め方について、関係方面の意見も聴取しつつ、慎重に検討を進めてまいりました。
その過程で、五十四年度におけるような自主努力による方式の可能性についても真剣に検討いたしましたが、需給ギャップの大きさや、本年の転作面積の増加に見られる地域間のアンバランス等から見て、この方式では、需給均衡を早急に回復するためには不十分と考え、この際、一部に御批判はあるものの、需給計画の改定に踏み切らざるを得ないとの判断に至ったものであります。
次に、需給計画の改定案の内容について、お手元の資料の二ページで御説明をいたします。
考え方といたしましては、できる限り五十五年産米の単年度需給均衡を図ることを基本として算定しております。
このような考え方に立って、まず、転作なかりせばとした場合の潜在生産量につきましては、当初計画では千三百四十万トンとしておりましたが、平年反収の予想以上の向上傾向を織り込んで、千三百六十万トンとしております。
総需要量については、当初計画では千百七十万トンとしておりましたが、最近の需要の実勢を踏まえつつ、一方で消費拡大努力の効果をも見込んで、千百十五万トンといたしております。
要調整数量は、潜在生産量と総需要量の差でありますが、従来の百七十万トンから二百四十五万トンへと、七十五万トン拡大するものと見ております。
予約限度数量については、当初計画では八百三十万トンとしておりましたが、総需要量の千百十五万トンから農家消費等の三百三十万トンを差し引いた七百八十五万トンといたしております。農家消費等は従来三百四十万トン見ておりましたが、これを十万トンの減と見込み、このため、需要の減少量五十五万トンのうち四十五万トンだけが予約限度数量の減に結びつくものとしたものであります。
次に、転作等目標面積についてでありますが、ただいま御説明した要調整数量に相応した五十三万五千ヘクタールとすることにいたしております。これは一ページの方の三のところに書いてございます。
水田利用再編奨励補助金の単価は、五十四年度と同様とする方針であります。また、対策の仕組みについては、五十五年度は第一期中でもあり、原則として五十四年度と同様とする考えであります。なお、運用の細部については、実情に即するよう、所要の見直しをしたいと考えております。
最後に、転作条件の整備についてであります。
転作の推進と定着化を図るためには、転作条件の整備を進めていくことがきわめて重要であります。このため、従来から排水対策を初め、生産、流通、営農指導等、各般にわたり関連施策の充実に努めてきております。厳しい財政下にありますが、転作条件の整備に今後とも全力を挙げて取り組んでいく考えであります。
なお、今日の米の過剰をもたらした重要な要因の一つは、米の消費の減退でありますので、米飯学校給食の計画的推進、米食の普及啓蒙活動の強化、需要に見合った良質米の安定的供給等、各般の面にわたり、米を中心とした食生活の見直しを基本とし、今後とも米の消費拡大に格段の努力を傾注する所存であります。
以上をもちまして、私の補足説明とさせていただきます。
この発言だけを見る →現在検討を進めております五十五年度の水田利用再編対策の内容につきまして、お手元に配付いたしております資料、二種類あると思いますが、その中の「昭和五十五年度の水田利用再編対策の推進について」、これに即しまして御説明を申し上げたいと思います。
まず第一は、基本方針でございます。
御承知のように、水田利用再編対策は、米の需給均衡を回復し、需要の動向に適切に対応し得る農業生産構造を確立することを目指して、おおむね十カ年にわたり実施することとして、昭和五十三年度から発足したものであります。発足する際、その基本的考え方等について閣議了解——「農産物の総合的な自給力の強化と米需給均衡化対策について」という閣議了解でございますが——が行われており、また、その中で、対策の第一期は昭和五十三年度から昭和五十五年度までの三カ年とするとされております。五十五年度の水田利用再編対策は、この閣議了解の趣旨に即し、第一期の最終年度として実施することを基本的考え方といたしております。
転作等目標面積及び米の事前売り渡し申込限度数量の改定が必要となった事情につきましては、先ほど大臣から説明がありましたが、米の需給について補足して若干御説明申し上げます。
まず、米の一人当たり消費量は、従来から年率二%程度の減少が続いておりましたが、消費拡大努力にもかかわらず、五十三年度総需要量は、現行需給計画千百七十万トンに対し千百三十万トン台と、大幅に落ち込むことが見込まれております。また、生産面では、同じく現行需給計画上の千百七十万トンに対し、五十三年産米は、天候に恵まれたこともあり、千二百五十九万トンとなり、さらに五十四年産米は千百九十七万トンになることが見込まれております。
このような状況の中で、本年度から第三次の過剰米処理を計画的に進めることといたしておりますが、これにより本年すでに処理された数量を差し引きましても、なお、政府の古米在庫は、五十四年十月末で約六百五十万トンに達することが見込まれております。
このような需給事情のもとで、五十五年度の水田利用再編対策の進め方について、関係方面の意見も聴取しつつ、慎重に検討を進めてまいりました。
その過程で、五十四年度におけるような自主努力による方式の可能性についても真剣に検討いたしましたが、需給ギャップの大きさや、本年の転作面積の増加に見られる地域間のアンバランス等から見て、この方式では、需給均衡を早急に回復するためには不十分と考え、この際、一部に御批判はあるものの、需給計画の改定に踏み切らざるを得ないとの判断に至ったものであります。
次に、需給計画の改定案の内容について、お手元の資料の二ページで御説明をいたします。
考え方といたしましては、できる限り五十五年産米の単年度需給均衡を図ることを基本として算定しております。
このような考え方に立って、まず、転作なかりせばとした場合の潜在生産量につきましては、当初計画では千三百四十万トンとしておりましたが、平年反収の予想以上の向上傾向を織り込んで、千三百六十万トンとしております。
総需要量については、当初計画では千百七十万トンとしておりましたが、最近の需要の実勢を踏まえつつ、一方で消費拡大努力の効果をも見込んで、千百十五万トンといたしております。
要調整数量は、潜在生産量と総需要量の差でありますが、従来の百七十万トンから二百四十五万トンへと、七十五万トン拡大するものと見ております。
予約限度数量については、当初計画では八百三十万トンとしておりましたが、総需要量の千百十五万トンから農家消費等の三百三十万トンを差し引いた七百八十五万トンといたしております。農家消費等は従来三百四十万トン見ておりましたが、これを十万トンの減と見込み、このため、需要の減少量五十五万トンのうち四十五万トンだけが予約限度数量の減に結びつくものとしたものであります。
次に、転作等目標面積についてでありますが、ただいま御説明した要調整数量に相応した五十三万五千ヘクタールとすることにいたしております。これは一ページの方の三のところに書いてございます。
水田利用再編奨励補助金の単価は、五十四年度と同様とする方針であります。また、対策の仕組みについては、五十五年度は第一期中でもあり、原則として五十四年度と同様とする考えであります。なお、運用の細部については、実情に即するよう、所要の見直しをしたいと考えております。
最後に、転作条件の整備についてであります。
転作の推進と定着化を図るためには、転作条件の整備を進めていくことがきわめて重要であります。このため、従来から排水対策を初め、生産、流通、営農指導等、各般にわたり関連施策の充実に努めてきております。厳しい財政下にありますが、転作条件の整備に今後とも全力を挙げて取り組んでいく考えであります。
なお、今日の米の過剰をもたらした重要な要因の一つは、米の消費の減退でありますので、米飯学校給食の計画的推進、米食の普及啓蒙活動の強化、需要に見合った良質米の安定的供給等、各般の面にわたり、米を中心とした食生活の見直しを基本とし、今後とも米の消費拡大に格段の努力を傾注する所存であります。
以上をもちまして、私の補足説明とさせていただきます。
青
丸
丸谷金保#14
○丸谷金保君 けさの日本農業新聞を見ますと、農林大臣は、需給の見通しが甘かったということで、昨日の衆議院の農水委員会で遺憾の意を表明したわけです。間違いございませんですね。
この発言だけを見る →武
丸
丸谷金保#16
○丸谷金保君 この遺憾の意という言葉なんですが、もともとこれは外交上の言葉として使われ始めたんです。外交上で遺憾の意を表明するということは、相手方に対してまことに申しわけなかったということの意味なんですが、大臣もそういうふうな意味で使われたんでしょうか。
この発言だけを見る →武
武藤嘉文#17
○国務大臣(武藤嘉文君) この問題につきましては、五十三年度から農家の皆さんにも御協力を願い、また地方公共団体、農業団体、それぞれ御協力と御理解のもとにやってまいりましたことでございまして、それがこういう形で改定せざるを得ないというところへ追い込まれたことに対して大変申しわけがない、こういう気持ちでございます。
この発言だけを見る →丸
丸谷金保#18
○丸谷金保君 それからもう一つ、同じくペナルティーについては、閣議決定以上の十四万四千ヘクタール分についてはかけるかかけないか検討しておると、こういう答弁もございます。この検討中というのは、逆な意味で、やらないと。やらないというのは、検討しているというか、ペナルティーをかけないということを検討しているんですから、ペナルティーをかけるというときに検討という言葉で逃げるのがこれまた国会の何か常識のようですが、この検討中というのは、ペナルティーはやるというふうに解釈していいんですか。
この発言だけを見る →武
丸
武
丸
丸谷金保#22
○丸谷金保君 検討中というのは、大体日本語ではいまほとんど否定のときに使うんです。まずことしじゅうにはそういう問題に触れない、検討中、検討中、検討中というのが常識なんです。ずいぶんいままでそういう体験をしてきておりますし、私も町長時代、答弁のときには検討中という言葉をよく使いました、これは大体やる気がないときに。そういう意味かどうかということを聞いているんで、やる気はあるんですか、ペナルティーをかけないということを。かけないということを考えて前向きに検討しているんですか。これは局長。
この発言だけを見る →二
二瓶博#23
○政府委員(二瓶博君) 公平確保措置を五十三万五千ヘクタールベースにかけるのか、それとも、従来どおりの三十九万一千ヘクタールベースにかけるのか、どちらにするかということにつきまして内部で検討をいたしておるわけでございます。五十三万五千ヘクタールも、正規の転作等目標面積ということからすればこれにかけるのが筋であるという理屈もございます。なお、また他方、三十九万一千ヘクタールベースにかけて、この上積みの十四万四千ヘクタールベースにかからない形にした方が転作推進上もかえって実効が上がると、そうさしてもらいたいという声も相当強うございます。
したがいまして、その辺をどちらにするかということについて鋭意検討しておるということでございまして、それをかけないとかかけるとか、どちらにウエートを置いて言っているかということにつきましては、どちらという予断なしに、むしろどちらにするか鋭意検討をしておると、こういうことでございます。
この発言だけを見る →したがいまして、その辺をどちらにするかということについて鋭意検討しておるということでございまして、それをかけないとかかけるとか、どちらにウエートを置いて言っているかということにつきましては、どちらという予断なしに、むしろどちらにするか鋭意検討をしておると、こういうことでございます。
丸
丸谷金保#24
○丸谷金保君 きのうもこの面は大変問題になった点でございますが、これどうなんですか、いま大臣は申しわけないと言っていますわね。閣議では明らかに、三年間はこれ以上やらぬということを決めているわけでしょう。それを、見通しを誤ったから今度はやらなきゃならぬと。ですから、持って回って農業団体の方の自主減反だというふうな形をつくりましたわね。この自主減反という農業団体の考え方を受けて、昨日の論議の中におきましても、しかし、そうは言っても、自主減反は総量としてやるから、これの各都道府県に対する数字その他については農林省からおろしてくれと、こういうことになってきたんで農林省でやらざるを得ないんだと、こういう答弁だったんですが、そのように聞いておりますけれども、そのとおりですか。
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武藤嘉文#25
○国務大臣(武藤嘉文君) 五十四年度につきましては、農業団体が自主的におやりをいただきまして、最初の目標はたしか約一割を目標にされてやっていただいたと承っております。結果的には七・九%にとどまったわけでございまして、今回は、五十五年度につきましては、そのような事情を踏まえ、きのうも議論がございましたが、先ほど局長の説明の中にもございましたように、どうしても今回は二百四十五万トンに相当する分について調整を、いわゆる目標を変えざるを得ないということで五十三万五千ヘクタールが出てきておるわけでございまして、これを五十四年度の実績見込みと比較をいたしますと大体一三%以上という形になるわけでございまして、それを実現をしないとより一層需給のバランスが崩れていくということで、最終的には食管の根幹を揺るがすおそれもあるという心配をいたしまして、この際政府でもって、大変恐縮でございますけれども、原則として三年間は変えないということでございましたけれども、今回は改定をさしていただきたい、こういうことでお願いをしておるわけでございます。
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丸谷金保#26
○丸谷金保君 これ、ペナルティーをかけるということは、十四万ヘクタール云々以前の問題として、法的にもきわめてまだ解明されていない、論議を残したまま現実だけが今日進んでおります。そういう中で、農民の側は大体毎年政府の指示した目標を達成してきているわけです、一〇〇%以上に。この方に約束より上回ったものを来年度割り当てて、それにペナルティーをかけるかかけないか検討しているというんでしたら、申しわけないという側のペナルティーはどうなるんです。どういうふうにかけるんです。申しわけないあなたたちの方はどういうペナルティーを受けるんです。
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武藤嘉文#27
○国務大臣(武藤嘉文君) 私ども大変目標の甘かったために御迷惑をおかけするということに対しては大変申しわけないという気持ちでございます。あわせて一方、やはり農業というものは需要に見合った形で供給が国民に対して安定的になされるということが目的だと思いまして、いま米においては非常に六百五十万トンというような在庫が出てきた。一方においては、いろいろお願いをしておりましたおかげさまで自給率が少しずつ高まってきておりますが、いまなお麦、大豆その他につきましては非常に自給率が低いわけでございまして、将来を考えれば、また来年の春に農政の見直しをやらなきゃならぬと思っておりますが、いずれにいたしましても、そういう方向をいろいろ見ておりましても、私どもこの際ぜひひとつより多くの転作面積を実現をしていただけるように御協力を願わなきゃいけないわけでございまして、そういう形から、まことに見通しの誤ったことについては申しわけがないと思っておりますけれども、ぜひ今後はそういう方向でいきたいという気持ちからこのようなお願いをしておるわけでございます。
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丸谷金保#28
○丸谷金保君 どうも答弁になっていないんですけれども、答弁になっていない中でもさらにまたきわめて重大な発言を農林大臣はいましております。農業というのは需給に見合った生産を達成するのが目的だとおっしゃいましたね。間違いございませんね。
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