予算委員会
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会
会議録情報#0
昭和五十九年三月二十一日(水曜日)
午前十時二分開会
―――――――――――――
委員の異動
三月十九日
辞任 補欠選任
抜山 映子君 栗林 卓司君
三月二十一日
辞任 補欠選任
大河原太一郎君 真鍋 賢二君
松岡満寿男君 土屋 義彦君
水谷 力君 杉山 令肇君
長田 裕二君 竹山 裕君
近藤 忠孝君 吉川 春子君
―――――――――――――
出席者は左のとおり。
委員長 西村 尚治君
理 事
金丸 三郎君
亀井 久興君
初村滝一郎君
藤井 裕久君
村上 正邦君
和田 静夫君
峯山 昭範君
内藤 功君
伊藤 郁男君
委 員
安孫子藤吉君
長田 裕二君
海江田鶴造君
梶原 清君
古賀雷四郎君
沢田 一精君
志村 哲良君
杉山 令肇君
田代由紀男君
田中 正巳君
竹内 潔君
竹山 裕君
土屋 義彦君
内藤 健君
成相 善十君
鳩山威一郎君
真鍋 賢二君
増岡 康治君
宮澤 弘君
宮島 滉君
糸久八重子君
久保 亘君
佐藤 三吾君
志苫 裕君
瀬谷 英行君
高杉 廸忠君
矢田部 理君
塩出 啓典君
鈴木 一弘君
高桑 栄松君
和田 教美君
吉川 春子君
栗林 卓司君
喜屋武眞榮君
秦 豊君
野末 陳平君
国務大臣
内閣総理大臣 中曽根康弘君
法 務 大 臣 住 栄作君
外 務 大 臣 安倍晋太郎君
大 蔵 大 臣 竹下 登君
文 部 大 臣 森 喜朗君
厚 生 大 臣 渡部 恒三君
農林水産大臣 山村新治郎君
通商産業大臣 小此木彦三郎君
運 輸 大 臣 細田 吉藏君
郵 政 大 臣 奥田 敬和君
労 働 大 臣 坂本三十次君
建 設 大 臣 水野 清君
自 治 大 臣
国 務 大 臣
(国家公安委員
会委員長) 田川 誠一君
国 務 大 臣
(内閣官房長官) 藤波 孝生君
国 務 大 臣
(総理府総務長
官)
(沖縄開発庁長
官) 中西 一郎君
国 務 大 臣
(行政管理庁長
官) 後藤田正晴君
国 務 大 臣
(北海道開発庁
長官)
(国土庁長官) 稻村佐近四郎君
国 務 大 臣
(防衛庁長官) 栗原 祐幸君
国 務 大 臣
(経済企画庁長
官) 河本 敏夫君
国 務 大 臣
(科学技術庁長
官) 岩動 道行君
国 務 大 臣
(環境庁長官) 上田 稔君
政府委員
内閣官房内閣審
議室長
兼内閣総理大臣
官房審議室長 禿河 徹映君
内閣法制局長官 茂串 俊君
内閣法制局第一
部長 前田 正道君
警察庁刑事局長 金澤 昭雄君
警察庁刑事局保
安部長 鈴木 良一君
警察庁警備局長 山田 英雄君
行政管理庁長官
官房総務審議官 古橋源六郎君
防衛庁参事官 古川 清君
防衛庁参事官 西廣 整輝君
防衛庁参事官 友藤 一隆君
防衛庁参事官 冨田 泉君
防衛庁長官官房
長 佐々 淳行君
防衛庁防衛局長 矢崎 新二君
防衛庁人事教育
局長 上野 隆史君
防衛庁衛生局長 島田 晋君
防衛庁経理局長 宍倉 宗夫君
防衛庁装備局長 木下 博生君
防衛施設庁長官 塩田 章君
防衛施設庁次長 小谷 久君
防衛施設庁施設
部長 千秋 健君
経済企画庁調整
局長 谷村 昭一君
経済企画庁調整
局審議官 丸茂 明則君
科学技術庁原子
力安全局長 辻 栄一君
国土庁長官官房
長 石川 周君
国土庁長官官房
会計課長 安達 五郎君
法務省刑事局長 筧 榮一君
外務省アジア局
長 橋本 恕君
外務省北米局長 北村 汎君
外務省欧亜局長 西山 健彦君
外務省経済局長 村田 良平君
外務省経済協力
局長 柳 健一君
外務省条約局長 小和田 恒君
外務省国際連合
局長 山田 中正君
大蔵大臣官房日
本専売公社監理
官 小野 博義君
大蔵大臣官房審
議官 行天 豊雄君
大蔵省主計局長 山口 光秀君
大蔵省理財局長 西垣 昭君
大蔵省銀行局長 宮本 保孝君
大蔵省国際金融
局長 酒井 健三君
文部省大学局長 宮地 貫一君
厚生省公衆衛生
局長 大池 眞澄君
農林水産大臣官
房長 角道 謙一君
通商産業省貿易
局長 杉山 弘君
資源エネルギー
庁長官 豊島 格君
運輸大臣官房総
務審議官 西村 康雄君
運輸省鉄道監督
局長 永光 洋一君
運輸省航空局長 山本 長君
建設大臣官房会
計課長 牧野 徹君
建設省計画局長 台 健君
自治省行政局長 大林 勝臣君
自治省税務局長 関根 則之君
消防庁長官 砂子田 隆君
事務局側
常任委員会専門
員 桐澤 猛君
説明員
日本専売公社総
裁 長岡 實君
日本国有鉄道総
裁 仁杉 巖君
参考人
評 論 家 海原 治君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○昭和五十九年度一般会計予算(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和五十九年度特別会計予算(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和五十九年度政府関係機関予算(内閣提出、
衆議院送付)
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この発言だけを見る →午前十時二分開会
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委員の異動
三月十九日
辞任 補欠選任
抜山 映子君 栗林 卓司君
三月二十一日
辞任 補欠選任
大河原太一郎君 真鍋 賢二君
松岡満寿男君 土屋 義彦君
水谷 力君 杉山 令肇君
長田 裕二君 竹山 裕君
近藤 忠孝君 吉川 春子君
―――――――――――――
出席者は左のとおり。
委員長 西村 尚治君
理 事
金丸 三郎君
亀井 久興君
初村滝一郎君
藤井 裕久君
村上 正邦君
和田 静夫君
峯山 昭範君
内藤 功君
伊藤 郁男君
委 員
安孫子藤吉君
長田 裕二君
海江田鶴造君
梶原 清君
古賀雷四郎君
沢田 一精君
志村 哲良君
杉山 令肇君
田代由紀男君
田中 正巳君
竹内 潔君
竹山 裕君
土屋 義彦君
内藤 健君
成相 善十君
鳩山威一郎君
真鍋 賢二君
増岡 康治君
宮澤 弘君
宮島 滉君
糸久八重子君
久保 亘君
佐藤 三吾君
志苫 裕君
瀬谷 英行君
高杉 廸忠君
矢田部 理君
塩出 啓典君
鈴木 一弘君
高桑 栄松君
和田 教美君
吉川 春子君
栗林 卓司君
喜屋武眞榮君
秦 豊君
野末 陳平君
国務大臣
内閣総理大臣 中曽根康弘君
法 務 大 臣 住 栄作君
外 務 大 臣 安倍晋太郎君
大 蔵 大 臣 竹下 登君
文 部 大 臣 森 喜朗君
厚 生 大 臣 渡部 恒三君
農林水産大臣 山村新治郎君
通商産業大臣 小此木彦三郎君
運 輸 大 臣 細田 吉藏君
郵 政 大 臣 奥田 敬和君
労 働 大 臣 坂本三十次君
建 設 大 臣 水野 清君
自 治 大 臣
国 務 大 臣
(国家公安委員
会委員長) 田川 誠一君
国 務 大 臣
(内閣官房長官) 藤波 孝生君
国 務 大 臣
(総理府総務長
官)
(沖縄開発庁長
官) 中西 一郎君
国 務 大 臣
(行政管理庁長
官) 後藤田正晴君
国 務 大 臣
(北海道開発庁
長官)
(国土庁長官) 稻村佐近四郎君
国 務 大 臣
(防衛庁長官) 栗原 祐幸君
国 務 大 臣
(経済企画庁長
官) 河本 敏夫君
国 務 大 臣
(科学技術庁長
官) 岩動 道行君
国 務 大 臣
(環境庁長官) 上田 稔君
政府委員
内閣官房内閣審
議室長
兼内閣総理大臣
官房審議室長 禿河 徹映君
内閣法制局長官 茂串 俊君
内閣法制局第一
部長 前田 正道君
警察庁刑事局長 金澤 昭雄君
警察庁刑事局保
安部長 鈴木 良一君
警察庁警備局長 山田 英雄君
行政管理庁長官
官房総務審議官 古橋源六郎君
防衛庁参事官 古川 清君
防衛庁参事官 西廣 整輝君
防衛庁参事官 友藤 一隆君
防衛庁参事官 冨田 泉君
防衛庁長官官房
長 佐々 淳行君
防衛庁防衛局長 矢崎 新二君
防衛庁人事教育
局長 上野 隆史君
防衛庁衛生局長 島田 晋君
防衛庁経理局長 宍倉 宗夫君
防衛庁装備局長 木下 博生君
防衛施設庁長官 塩田 章君
防衛施設庁次長 小谷 久君
防衛施設庁施設
部長 千秋 健君
経済企画庁調整
局長 谷村 昭一君
経済企画庁調整
局審議官 丸茂 明則君
科学技術庁原子
力安全局長 辻 栄一君
国土庁長官官房
長 石川 周君
国土庁長官官房
会計課長 安達 五郎君
法務省刑事局長 筧 榮一君
外務省アジア局
長 橋本 恕君
外務省北米局長 北村 汎君
外務省欧亜局長 西山 健彦君
外務省経済局長 村田 良平君
外務省経済協力
局長 柳 健一君
外務省条約局長 小和田 恒君
外務省国際連合
局長 山田 中正君
大蔵大臣官房日
本専売公社監理
官 小野 博義君
大蔵大臣官房審
議官 行天 豊雄君
大蔵省主計局長 山口 光秀君
大蔵省理財局長 西垣 昭君
大蔵省銀行局長 宮本 保孝君
大蔵省国際金融
局長 酒井 健三君
文部省大学局長 宮地 貫一君
厚生省公衆衛生
局長 大池 眞澄君
農林水産大臣官
房長 角道 謙一君
通商産業省貿易
局長 杉山 弘君
資源エネルギー
庁長官 豊島 格君
運輸大臣官房総
務審議官 西村 康雄君
運輸省鉄道監督
局長 永光 洋一君
運輸省航空局長 山本 長君
建設大臣官房会
計課長 牧野 徹君
建設省計画局長 台 健君
自治省行政局長 大林 勝臣君
自治省税務局長 関根 則之君
消防庁長官 砂子田 隆君
事務局側
常任委員会専門
員 桐澤 猛君
説明員
日本専売公社総
裁 長岡 實君
日本国有鉄道総
裁 仁杉 巖君
参考人
評 論 家 海原 治君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○昭和五十九年度一般会計予算(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和五十九年度特別会計予算(内閣提出、衆議
院送付)
○昭和五十九年度政府関係機関予算(内閣提出、
衆議院送付)
―――――――――――――
西
西村尚治#1
○委員長(西村尚治君) 予算委員会を開会いたします。
昭和五十九年度一般会計予算、昭和五十九年度特別会計予算、昭和五十九年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたします。
―――――――――――――
この発言だけを見る →昭和五十九年度一般会計予算、昭和五十九年度特別会計予算、昭和五十九年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたします。
―――――――――――――
西
西村尚治#2
○委員長(西村尚治君) まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
昭和五十九年度総予算審査のため、本日の委員会に評論家海原治君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →昭和五十九年度総予算審査のため、本日の委員会に評論家海原治君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
西
西村尚治#3
○委員長(西村尚治君) 御異議ないと認めます。
なお、出席時刻等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →なお、出席時刻等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
西
西
西村尚治#5
○委員長(西村尚治君) この際、申し上げます。
先般の委員会で、暫定予算の問題について、委員長といたしまして、理事会で協議の上、適当な時期に善処いたしたいと申し上げましたが、この件に関し大蔵大臣より発言を求められておりますので、これを許します。竹下大蔵大臣。
この発言だけを見る →先般の委員会で、暫定予算の問題について、委員長といたしまして、理事会で協議の上、適当な時期に善処いたしたいと申し上げましたが、この件に関し大蔵大臣より発言を求められておりますので、これを許します。竹下大蔵大臣。
竹
竹下登#6
○国務大臣(竹下登君) ただいま本委員会におきまして五十九年度予算の御審議をお願いしているところであります。政府といたしましては、予算の一日も早い成立を期待し、御審議が円滑に進みますよう最大限の協力をしてまいりたいと考えておりますが、ただいままでの本委員会におけるいろいろな御議論の経緯等を十分念頭に置きまして、とりあえず暫定予算の準備作業に入ることといたしたいと思いますので、御報告いたします。
―――――――――――――
この発言だけを見る →―――――――――――――
西
秦
秦豊#8
○秦豊君 最初に、中曽根総理のいわゆる大局観を伺っておきたい。
総理の大局観としては、米ソを主軸とした緊張や対立は双方の努力にもかかわらず高まっていく、こういうふうなお考えでしょうか。
この発言だけを見る →総理の大局観としては、米ソを主軸とした緊張や対立は双方の努力にもかかわらず高まっていく、こういうふうなお考えでしょうか。
中
中曽根康弘#9
○国務大臣(中曽根康弘君) これは時により時代によって高まったり、あるいはまた緩和されたりいろいろしておる状況でございます。現在の状況はどうであるかと言えば、アフガニスタン問題以来やはり緊張している状態にある、そう考えます。
この発言だけを見る →秦
中
中曽根康弘#11
○国務大臣(中曽根康弘君) 何とも言えませんけれども、世界的な世論が緊張緩和の方向に力強く推し進めております。また、アメリカのレーガン大統領もチェルネンコ政権に対してしばしば呼びかけをやって、緊張緩和、話し合いに積極的に最近顕著に乗り出してきております。チェルネンコ政権がどういう反応を示すか、今政策形成期でもありまして、じっと見ておる状態、特にアメリカの大統領選挙の帰趨を見ておる状態でしょう。また、ヨーロッパの国々は、一応該当国はパーシングⅡあるいはグラウンドミサイルの展開が終わって、あるいは既に行われつつありまして、そういう場所に立ってやはり対ソ緊張緩和に積極的に乗り出しつつある情勢であります。ソ連も中欧における通常兵力の削減交渉を久しぷりにやろうというようなことをやってきておりますが、これらが何らかの前兆であるかどうか、それらの点につきましても我々は深甚なる注意をしていく必要があると考えております。
この発言だけを見る →秦
秦豊#12
○秦豊君 今、総理のお話のとおりだと思います。さまざまなシグナルが交わされている。私も、ドラマチックではなくても、緩やかに新たなデタントの構築に向かって進んでいくのじゃないかと思っていますが、重ねて、いかがでしょう。
この発言だけを見る →中
中曽根康弘#13
○国務大臣(中曽根康弘君) 向かうか向かわないかはまだ予断はできないと思います。しかし、そういう方向にアメリカもヨーロッパも努力しつつあり、チェルネンコ新政権も様子をうかがっているという状態ですから、ある転機が来ればそういう方向に来る可能性もなしとしない。ただ問題は、中近東における情勢が、特にイラン・イラク戦争の動向が非常に心配でございまして、これがかなり重大なる影響力を持つ危険性を憂えておるものでございます。
この発言だけを見る →秦
中
秦
中
中曽根康弘#17
○国務大臣(中曽根康弘君) ロンドン・サミットにつきましては、まだそういう個別会談であるとか、あるいは一般的な問題であるとか、何ら決定しておりません。ただ、この前のウィリアムズバーグのサミットにおきましても個別会談をやりましたから、そういうチャンスがあるいはあるのではないかと思います。
この発言だけを見る →秦
中
中曽根康弘#19
○国務大臣(中曽根康弘君) 私は、国会でも御報告申し上げましたように、首脳会談を開くべきであるということを主張してきておりまして、そういうチャンスがある場合には内的にもいろいろ話し合ってきておるわけであります。首脳会談がただ会ったというだけでは意味がないので、実りあるということの確信を得る準備をいろいろ苦労しやっている、その確信を得るための協力を我々も周囲にいていろいろやるべきである、そういう場をつくるべきである、そういう努力をしておるということを申し上げる次第であります。
この発言だけを見る →秦
中
中曽根康弘#21
○国務大臣(中曽根康弘君) この点は、大韓航空機の撃墜事件がありました当座はかなりの緊張度が、一時瞬間風速が強まったという気がいたしますが、その後は次第に鎮静化しつつあるように思います。ただ、ノボロシスクのような航空母艦がなぜ今来る心要があるのか、私らには疑問に思えます。あるいはSS20が百四十四にまでふえるとか、あるいはバックファイアがまた非常に数が増強されている。そういうような情報を聞くにつけましても、なぜそのように増強する必要があるのだろうかという気がいたしまして、できるだけそれはレベルダウンをする方向にお互いが努力していくのが適当ではないかと思います。
この発言だけを見る →秦
中
中曽根康弘#23
○国務大臣(中曽根康弘君) 中国もソ連も独立の主権国家であります。したがって、独自の外交政策を近隣諸国に対してやっておるので、日本に対しても中国は独自の見解を持っておやりになり、ソ連に対しても独自の見解を持っておやりになっておる。中国の場合は割合にそういう独立性というものが強いと思っております。中国は、何と申しますか、毛沢東の第三世界理論というものは捨てていないと思います。そういうような基本的立場を持ちながらバンドンの十原則というものをやはり堅持しておる。平和共存ということも唱え、あるいは内政不干渉とか、あるいは平等互恵であるとか、独立と主権の尊重であるとか、そういう立場を堅持しておる、そう思います。
それで、ソ連との関係におきましても、中国が今一番必要としているのは環境の平和であると思います。やはり二十一世紀に至るまでに近代化をやって、そして鉱工業生産みるいは国民所得等を四倍に持っていくという非常に雄大な計画を推進中で、ひたむきにこれをおやりになっておられる。それができるかできないかは、環境が静ひつであるかどうかという点にもかかっている。そういう意味において、一番平和を欲しているのは中国ではないかと私は思っております。
そういう情勢下にあると判断をしながら私は中国外交というものを進め、ですから日中不戦の誓いというようなものすら私はあえて申し上げ、向こうも了承したわけでありますが、ソ連に対しても中国は平和共存を求めておりまして、独立国家相互としての普通のつき合いはもちろんおやりになる。ですから、貿易量もふえるであろうと日本人に中国の首脳部は言っております。私もそういうふうになるであろうと思っております。ただしかし、国家安全保障上の重要問題については譲るべからざる一線を持っておりますから、そういう点についてはやはり毅然たるものは内面的に堅持しつつ行っていくというふうに考えますが、普通の貿易やあるいは人材交流とかそういうものは進むのは当たり前であろう、そう思っております。
この発言だけを見る →それで、ソ連との関係におきましても、中国が今一番必要としているのは環境の平和であると思います。やはり二十一世紀に至るまでに近代化をやって、そして鉱工業生産みるいは国民所得等を四倍に持っていくという非常に雄大な計画を推進中で、ひたむきにこれをおやりになっておられる。それができるかできないかは、環境が静ひつであるかどうかという点にもかかっている。そういう意味において、一番平和を欲しているのは中国ではないかと私は思っております。
そういう情勢下にあると判断をしながら私は中国外交というものを進め、ですから日中不戦の誓いというようなものすら私はあえて申し上げ、向こうも了承したわけでありますが、ソ連に対しても中国は平和共存を求めておりまして、独立国家相互としての普通のつき合いはもちろんおやりになる。ですから、貿易量もふえるであろうと日本人に中国の首脳部は言っております。私もそういうふうになるであろうと思っております。ただしかし、国家安全保障上の重要問題については譲るべからざる一線を持っておりますから、そういう点についてはやはり毅然たるものは内面的に堅持しつつ行っていくというふうに考えますが、普通の貿易やあるいは人材交流とかそういうものは進むのは当たり前であろう、そう思っております。
秦
中
中曽根康弘#25
○国務大臣(中曽根康弘君) やはり先進国首脳が集まるとなれば、最大の関心事は軍縮の問題であり、平和の確保の問題であり、そのためには核軍縮という問題が大きな中心的議題の一つであると思います。去年のINFあるいはSTARTの問題のいろいろのまだ大きな課題が残されてもおります。それからやはり中近東についても、この前ウィリアムズバーグでいろいろ話をしました。やっぱり一番大きな問題は、イラン・イラク戦争を早く停戦あるいは休戦というところまで持っていきたい。そういう意味におきましては、中近東問題も当然話し合いの対象になると考えております。
この発言だけを見る →秦
秦豊#26
○秦豊君 総理、日中間にはいよいよ二十一世紀委員会もやがて発足いたします。大変結構だと思います。まさに二十一世紀を見据えた中曽根総理の日中関係についての大局観、ぜひ伺いたいと思います。
この発言だけを見る →中
中曽根康弘#27
○国務大臣(中曽根康弘君) 日本も平和を欲し、中国も平和を欲し、そしてアジアの文化系統を同じくする隣人同士であり、過去のいろいろな不幸ないきさつについては日本も反省をし、中国も友好の手を差し伸べて、そしてお互いにこれから平和共存、ともに繁栄していこうという考えで手をつないでおる、これは自然の姿であると思います。しかし一面、共産主義という国、また片方は資本主義という国、おのおの数千年の長い伝統を持っておる両国がこういうことで手をつないで緊密に協力し合っていくということは、今まで歴史上余りそう例はないのではないか。ドイツ、フランスあるいはECも過去を捨てて非常に大きな協調の中へ乗り出しておりますが、日中関係というものはそういう意味におきましては歴史的にも非常に後世評価される国家関係の一つのモデル、模範、イデオロギーや体制が違っても共存できるという、そういうあかしを後世に残すいい一つのものであると私考えておるのです。
そういう歴史観を持ってこの日中関係というものを長く長く平和友好に持っていきたい。それには我々の時代は我々が一生懸命努力する、我々の後継者の時代にはその人がまた一生懸命努力し合う、その次もまた努力し合う、そういう常に常に誠意と熱意を傾けていくことが必要であろうという意味で二十一世紀委員会という発想を持ったわけで、そこへ相互信頼ということをつけ加えさしていただいたのもそういう趣旨にのっとるのでございまして、今後も誠意を尽くしてまいりたいと思っております。
この発言だけを見る →そういう歴史観を持ってこの日中関係というものを長く長く平和友好に持っていきたい。それには我々の時代は我々が一生懸命努力する、我々の後継者の時代にはその人がまた一生懸命努力し合う、その次もまた努力し合う、そういう常に常に誠意と熱意を傾けていくことが必要であろうという意味で二十一世紀委員会という発想を持ったわけで、そこへ相互信頼ということをつけ加えさしていただいたのもそういう趣旨にのっとるのでございまして、今後も誠意を尽くしてまいりたいと思っております。
秦
安
安倍晋太郎#29
○国務大臣(安倍晋太郎君) 昨年からやってまいりました基本的な外交路線、これを踏襲して発展させる、こういうことであります。日本の場合は、今さら申し上げるまでもなく、日本外交の規範は日米をいわゆる基軸としまして自由主義陣営の一員としての連帯を深め、さらにアジアの一員としての積極的な姿勢を進めていく、世界の平和に積極的に貢献をしていくということであろうと思います。
この発言だけを見る →