予算委員会
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会
会議録情報#0
昭和六十一年十一月十日(月曜日)
午前九時開会
─────────────
委員の異動
十一月七日
辞任 補欠選任
渡辺 四郎君 福間 知之君
十一月八日
辞任 補欠選任
斎藤 文夫君 林 健太郎君
田辺 哲夫君 林田悠紀夫君
寺内 弘子君 森山 眞弓君
向山 一人君 石本 茂君
吉岡 吉典君 立木 洋君
十一月十日
辞任 補欠選任
塩出 啓典君 中西 珠子君
秋山 肇君 野末 陳平君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 桧垣徳太郎君
理 事
佐藤栄佐久君
原 文兵衛君
降矢 敬義君
村上 正邦君
吉川 芳男君
野田 哲君
峯山 昭範君
内藤 功君
井上 計君
委 員
岩動 道行君
石本 茂君
梶木 又三君
金丸 三郎君
北 修二君
坂野 重信君
坂元 親男君
下稲葉耕吉君
杉元 恒雄君
関口 恵造君
竹山 裕君
名尾 良孝君
中曽根弘文君
永田 良雄君
鳩山威一郎君
林 健太郎君
林田悠紀夫君
増岡 康治君
森山 眞弓君
吉村 真事君
稲村 稔夫君
粕谷 照美君
福間 知之君
矢田部 理君
安恒 良一君
山口 哲夫君
高桑 栄松君
鶴岡 洋君
中西 珠子君
上田耕一郎君
立木 洋君
小西 博行君
秋山 肇君
野末 陳平君
青木 茂君
国務大臣
内閣総理大臣 中曽根康弘君
国 務 大 臣 金丸 信君
法 務 大 臣 遠藤 要君
外 務 大 臣 倉成 正君
大 蔵 大 臣 宮澤 喜一君
文 部 大 臣 塩川正十郎君
厚 生 大 臣 斎藤 十朗君
農林水産大臣 加藤 六月君
通商産業大臣 田村 元君
運 輸 大 臣 橋本龍太郎君
郵 政 大 臣 唐沢俊二郎君
労 働 大 臣 平井 卓志君
建 設 大 臣 天野 光晴君
自 治 大 臣
国 務 大 臣
(国家公安委員
会委員長) 葉梨 信行君
国 務 大 臣
(内閣官房長官) 後藤田正晴君
国 務 大 臣
(総務庁長官) 玉置 和郎君
国 務 大 臣
(北海道開発庁
長官)
(沖縄開発庁長
官)
(国土庁長官) 綿貫 民輔君
国 務 大 臣
(防衛庁長官) 栗原 祐幸君
国 務 大 臣
(経済企画庁長
官) 近藤 鉄雄君
国 務 大 臣
(科学技術庁長
官) 三ツ林弥太郎君
国 務 大 臣
(環境庁長官) 稲村 利幸君
政府委員
内閣法制局長官 味村 治君
内閣法制局第一
部長 関 守君
内閣総理大臣官
房審議官 本多 秀司君
公正取引委員会
事務局長 佐藤徳太郎君
総務庁長官官房
審議官 百崎 英君
総務庁人事局次
長
兼内閣審議官 田中 史君
総務庁行政監察
局長 山本 貞雄君
総務庁恩給局長 品川 卯一君
北海道開発庁計
画監理官 大串 国弘君
防衛庁参事官 瀬木 博基君
防衛庁参事官 古川 武温君
防衛庁参事官 千秋 健君
防衛庁参事官 筒井 良三君
防衛庁長官官房
長 友藤 一隆君
防衛庁教育訓練
局長 依田 智治君
防衛施設庁総務
部長 平 晃君
防衛施設庁建設
部長 大原 舜世君
経済企画庁調整
局長 川崎 弘君
経済企画庁国民
生活局長 横溝 雅夫君
経済企画庁物価
局長 海野 恒男君
経済企画庁総合
計画局長 及川 昭伍君
経済企画庁総合
計画局審議官 冨金原俊二君
法務省人権擁護
局長 野崎 幸雄君
外務省アジア局
長 藤田 公郎君
外務省北米局長 藤井 宏昭君
外務省経済局長 渡辺 幸治君
外務省条約局長 小和田 恒君
外務省国際連合
局長 中平 立君
大蔵省主計局長 西垣 昭君
大蔵省主税局長 水野 勝君
大蔵省理財局長 窪田 弘君
大蔵省国際金融
局長 内海 孚君
大蔵省国際金融
局次長 畠中 杉夫君
厚生省保健医療
局長 仲村 英一君
厚生省社会局長 小林 功典君
厚生省保険局長 下村 健君
厚生省年金局長 水田 努君
農林水産大臣官
房長 甕 滋君
農林水産省経済
局長 眞木 秀郎君
農林水産省構造
改善局長 鴻巣 健治君
農林水産省農蚕
園芸局長 浜口 義曠君
農林水産省畜産
局長 京谷 昭夫君
食糧庁長官 後藤 康夫君
林野庁次長 松田 堯君
水産庁長官 佐竹 五六君
通商産業大臣官
房審議官 末木凰太郎君
通商産業省通商
政策局次長 吉田 文毅君
通商産業省貿易
局長 畠山 襄君
通商産業省産業
政策局長 杉山 弘君
通商産業省機械
情報産業局長 児玉 幸治君
資源エネルギー
庁長官 野々内 隆君
中小企業庁長官 岩崎 八男君
運輸大臣官房国
有鉄道再建総括
審議官 林 淳司君
運輸省運輸政策
局長 棚橋 泰君
運輸省海上技術
安全局長 間野 忠君
労働省労働基準
局長 平賀 俊行君
労働省婦人局長 佐藤ギン子君
労働省職業安定
局長 白井晋太郎君
建設大臣官房長 高橋 進君
建設省建設経済
局長 牧野 徹君
自治大臣官房審
議官 森 繁一君
自治省行政局長 大林 勝臣君
自治省行政局公
務員部長 柳 克樹君
自治省財政局長 矢野浩一郎君
事務局側
常任委員会専門
員 桐澤 猛君
説明員
日本国有鉄道総
裁 杉浦 喬也君
参考人
税制調査会会長 小倉 武一君
─────────────
本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○昭和六十一年度一般会計補正予算(第1号)(内閣提出、衆議院送付)
○昭和六十一年度特別会計補正予算(特第1号)(内閣提出、衆議院送付)
○昭和六十一年度政府関係機関補正予算(機第1号)(内閣提出、衆議院送付)
─────────────
この発言だけを見る →午前九時開会
─────────────
委員の異動
十一月七日
辞任 補欠選任
渡辺 四郎君 福間 知之君
十一月八日
辞任 補欠選任
斎藤 文夫君 林 健太郎君
田辺 哲夫君 林田悠紀夫君
寺内 弘子君 森山 眞弓君
向山 一人君 石本 茂君
吉岡 吉典君 立木 洋君
十一月十日
辞任 補欠選任
塩出 啓典君 中西 珠子君
秋山 肇君 野末 陳平君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 桧垣徳太郎君
理 事
佐藤栄佐久君
原 文兵衛君
降矢 敬義君
村上 正邦君
吉川 芳男君
野田 哲君
峯山 昭範君
内藤 功君
井上 計君
委 員
岩動 道行君
石本 茂君
梶木 又三君
金丸 三郎君
北 修二君
坂野 重信君
坂元 親男君
下稲葉耕吉君
杉元 恒雄君
関口 恵造君
竹山 裕君
名尾 良孝君
中曽根弘文君
永田 良雄君
鳩山威一郎君
林 健太郎君
林田悠紀夫君
増岡 康治君
森山 眞弓君
吉村 真事君
稲村 稔夫君
粕谷 照美君
福間 知之君
矢田部 理君
安恒 良一君
山口 哲夫君
高桑 栄松君
鶴岡 洋君
中西 珠子君
上田耕一郎君
立木 洋君
小西 博行君
秋山 肇君
野末 陳平君
青木 茂君
国務大臣
内閣総理大臣 中曽根康弘君
国 務 大 臣 金丸 信君
法 務 大 臣 遠藤 要君
外 務 大 臣 倉成 正君
大 蔵 大 臣 宮澤 喜一君
文 部 大 臣 塩川正十郎君
厚 生 大 臣 斎藤 十朗君
農林水産大臣 加藤 六月君
通商産業大臣 田村 元君
運 輸 大 臣 橋本龍太郎君
郵 政 大 臣 唐沢俊二郎君
労 働 大 臣 平井 卓志君
建 設 大 臣 天野 光晴君
自 治 大 臣
国 務 大 臣
(国家公安委員
会委員長) 葉梨 信行君
国 務 大 臣
(内閣官房長官) 後藤田正晴君
国 務 大 臣
(総務庁長官) 玉置 和郎君
国 務 大 臣
(北海道開発庁
長官)
(沖縄開発庁長
官)
(国土庁長官) 綿貫 民輔君
国 務 大 臣
(防衛庁長官) 栗原 祐幸君
国 務 大 臣
(経済企画庁長
官) 近藤 鉄雄君
国 務 大 臣
(科学技術庁長
官) 三ツ林弥太郎君
国 務 大 臣
(環境庁長官) 稲村 利幸君
政府委員
内閣法制局長官 味村 治君
内閣法制局第一
部長 関 守君
内閣総理大臣官
房審議官 本多 秀司君
公正取引委員会
事務局長 佐藤徳太郎君
総務庁長官官房
審議官 百崎 英君
総務庁人事局次
長
兼内閣審議官 田中 史君
総務庁行政監察
局長 山本 貞雄君
総務庁恩給局長 品川 卯一君
北海道開発庁計
画監理官 大串 国弘君
防衛庁参事官 瀬木 博基君
防衛庁参事官 古川 武温君
防衛庁参事官 千秋 健君
防衛庁参事官 筒井 良三君
防衛庁長官官房
長 友藤 一隆君
防衛庁教育訓練
局長 依田 智治君
防衛施設庁総務
部長 平 晃君
防衛施設庁建設
部長 大原 舜世君
経済企画庁調整
局長 川崎 弘君
経済企画庁国民
生活局長 横溝 雅夫君
経済企画庁物価
局長 海野 恒男君
経済企画庁総合
計画局長 及川 昭伍君
経済企画庁総合
計画局審議官 冨金原俊二君
法務省人権擁護
局長 野崎 幸雄君
外務省アジア局
長 藤田 公郎君
外務省北米局長 藤井 宏昭君
外務省経済局長 渡辺 幸治君
外務省条約局長 小和田 恒君
外務省国際連合
局長 中平 立君
大蔵省主計局長 西垣 昭君
大蔵省主税局長 水野 勝君
大蔵省理財局長 窪田 弘君
大蔵省国際金融
局長 内海 孚君
大蔵省国際金融
局次長 畠中 杉夫君
厚生省保健医療
局長 仲村 英一君
厚生省社会局長 小林 功典君
厚生省保険局長 下村 健君
厚生省年金局長 水田 努君
農林水産大臣官
房長 甕 滋君
農林水産省経済
局長 眞木 秀郎君
農林水産省構造
改善局長 鴻巣 健治君
農林水産省農蚕
園芸局長 浜口 義曠君
農林水産省畜産
局長 京谷 昭夫君
食糧庁長官 後藤 康夫君
林野庁次長 松田 堯君
水産庁長官 佐竹 五六君
通商産業大臣官
房審議官 末木凰太郎君
通商産業省通商
政策局次長 吉田 文毅君
通商産業省貿易
局長 畠山 襄君
通商産業省産業
政策局長 杉山 弘君
通商産業省機械
情報産業局長 児玉 幸治君
資源エネルギー
庁長官 野々内 隆君
中小企業庁長官 岩崎 八男君
運輸大臣官房国
有鉄道再建総括
審議官 林 淳司君
運輸省運輸政策
局長 棚橋 泰君
運輸省海上技術
安全局長 間野 忠君
労働省労働基準
局長 平賀 俊行君
労働省婦人局長 佐藤ギン子君
労働省職業安定
局長 白井晋太郎君
建設大臣官房長 高橋 進君
建設省建設経済
局長 牧野 徹君
自治大臣官房審
議官 森 繁一君
自治省行政局長 大林 勝臣君
自治省行政局公
務員部長 柳 克樹君
自治省財政局長 矢野浩一郎君
事務局側
常任委員会専門
員 桐澤 猛君
説明員
日本国有鉄道総
裁 杉浦 喬也君
参考人
税制調査会会長 小倉 武一君
─────────────
本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○昭和六十一年度一般会計補正予算(第1号)(内閣提出、衆議院送付)
○昭和六十一年度特別会計補正予算(特第1号)(内閣提出、衆議院送付)
○昭和六十一年度政府関係機関補正予算(機第1号)(内閣提出、衆議院送付)
─────────────
桧
桧垣徳太郎#1
○委員長(桧垣徳太郎君) 予算委員会を開会いたします。
昭和六十一年度一般会計補正予算、昭和六十一年度特別会計補正予算、昭和六十一年度政府関係機関補正予算、以上三案を一括して議題といたします。
─────────────
この発言だけを見る →昭和六十一年度一般会計補正予算、昭和六十一年度特別会計補正予算、昭和六十一年度政府関係機関補正予算、以上三案を一括して議題といたします。
─────────────
桧
桧垣徳太郎#2
○委員長(桧垣徳太郎君) この際、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
昭和六十一年度補正予算三案審査のため、本日、税制調査会会長小倉武一君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →昭和六十一年度補正予算三案審査のため、本日、税制調査会会長小倉武一君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
桧
桧
稲
稲村稔夫#5
○稲村稔夫君 総理、中国への訪問大変御苦労さまでございました。
きょうは、帰ってこられてから最初の国会の委員会ということにもなりますので、中国で中国首脳と総理がどのようなお話し合いをしてこられましたか、まずその辺をお聞かせいただきたいと存じます。
この発言だけを見る →きょうは、帰ってこられてから最初の国会の委員会ということにもなりますので、中国で中国首脳と総理がどのようなお話し合いをしてこられましたか、まずその辺をお聞かせいただきたいと存じます。
中
中曽根康弘#6
○国務大臣(中曽根康弘君) 胡耀邦総書記の招待を受けまして、日中青年交流センターの定礎式に出席するために一泊二日で行ってまいりました。この間におきまして、中国官民から非常な熱烈な歓迎と温かいもてなしをいただきましたことを感謝する次第でございます。また、中国官民の日本国民に寄せる大きな親愛の情については日本へ帰ってからよく伝えますと、そういうことも言ってまいりましたので、この機会を通じて国民に申し上げる次第でございます。
私は滞在中、鄧小平主任、胡耀邦総書記、それから趙紫陽首相と三回会談をいたしまして、まず日中間にある基本的諸原則、すなわち国交回復のときの共同声明あるいは日中平和友好条約あるいはいわゆる四原則、こういう基本諸原則を尊重しつつ、お互いに主権と独立を尊重し、国民感情を尊重し合いながら、この原則のもとにさらに友好協力を増進しよう、そういうことを確認いたしまして、日中間を二十一世紀にわたっても揺るぎのない平和と繁栄の関係に導くという決意を披瀝し合いまして、完全に合意してまいった次第でございます。
なお、そのほか国際問題あるいは両国間の経済問題等についてもいろいろ広い範囲にわたって話をいたしました。例えば、レイキャビク等における米ソ首脳会談に対する評価、この影響、特に私からはINF、SS20の展開に関する我々の日本側としての見解、アメリカのとった処置等についてこれを説明いたしました。あるいはさらに、朝鮮半島の平和的統一及び緊張緩和の問題等々、あるいは世界経済の問題等につきましても隔意のない懇談をし、日中間の経済問題の解決あるいは貿易の拡大的発展均衡への努力等についてもいろいろ話し合って帰ったところでありまして、会談は極めて成功裏に終わりましたことを満足しておる次第でございます。
この発言だけを見る →私は滞在中、鄧小平主任、胡耀邦総書記、それから趙紫陽首相と三回会談をいたしまして、まず日中間にある基本的諸原則、すなわち国交回復のときの共同声明あるいは日中平和友好条約あるいはいわゆる四原則、こういう基本諸原則を尊重しつつ、お互いに主権と独立を尊重し、国民感情を尊重し合いながら、この原則のもとにさらに友好協力を増進しよう、そういうことを確認いたしまして、日中間を二十一世紀にわたっても揺るぎのない平和と繁栄の関係に導くという決意を披瀝し合いまして、完全に合意してまいった次第でございます。
なお、そのほか国際問題あるいは両国間の経済問題等についてもいろいろ広い範囲にわたって話をいたしました。例えば、レイキャビク等における米ソ首脳会談に対する評価、この影響、特に私からはINF、SS20の展開に関する我々の日本側としての見解、アメリカのとった処置等についてこれを説明いたしました。あるいはさらに、朝鮮半島の平和的統一及び緊張緩和の問題等々、あるいは世界経済の問題等につきましても隔意のない懇談をし、日中間の経済問題の解決あるいは貿易の拡大的発展均衡への努力等についてもいろいろ話し合って帰ったところでありまして、会談は極めて成功裏に終わりましたことを満足しておる次第でございます。
稲
稲村稔夫#7
○稲村稔夫君 いろいろと懸案についてお話をされたようであります。その中でちょっと気がかりになる面も、私のあれかもしれませんがありますが、それは、今朝鮮半島のことに触れられましたが、これは我が国としては南北それぞれの国連加盟ということでの、外務大臣がそういうことでの動きをされているというふうにはあれしておりますけれども、こうした南北両朝鮮の国連加盟という問題とのかかわりではどういうふうにお考えになっておりますでしょうか。
この発言だけを見る →中
中曽根康弘#8
○国務大臣(中曽根康弘君) 朝鮮半島の平和及び平和的統一という問題は、両国の大きな関心事項でございます。そういう方向へ導くために、環境醸成について協力しようということをまず原則的に話しました。
先般、ソウルのアジア大会に、私は開会式へ列席しましたが、中国の選手団が五星紅旗を先頭に入場すると韓国の皆さんが立ち上がって万雷の拍手をした、物すごい拍手でありましたと、そういうことも報告して、韓国民の中国に対する友好感情というものも伝えました。中国側からは、それに対しては韓国側の好意には感謝する、そういう意思表示もありました。
朝鮮半島の問題については、韓国の方から我々に幾つかの依頼がございます。それは、要するに韓国と中国の関係を打開したい。まず、民間レベルにおける経済あるいは文化交流、スポーツ交流等も推進したい、あるいは八八年のソウル・オリンピックにはぜひ中国の御参加を願いたい等々の御要望もありましたので、それをお伝えしたわけでございます。大体それに尽きると思います。
この発言だけを見る →先般、ソウルのアジア大会に、私は開会式へ列席しましたが、中国の選手団が五星紅旗を先頭に入場すると韓国の皆さんが立ち上がって万雷の拍手をした、物すごい拍手でありましたと、そういうことも報告して、韓国民の中国に対する友好感情というものも伝えました。中国側からは、それに対しては韓国側の好意には感謝する、そういう意思表示もありました。
朝鮮半島の問題については、韓国の方から我々に幾つかの依頼がございます。それは、要するに韓国と中国の関係を打開したい。まず、民間レベルにおける経済あるいは文化交流、スポーツ交流等も推進したい、あるいは八八年のソウル・オリンピックにはぜひ中国の御参加を願いたい等々の御要望もありましたので、それをお伝えしたわけでございます。大体それに尽きると思います。
稲
稲村稔夫#9
○稲村稔夫君 私はこの南北の問題、朝鮮半島の問題というのは、北の方の意見というのもいろいろと重要な役割をしていると思うのでありまして、そういう面でいきますと、韓国側からの意向だけを伝えられたわけですね。そうすると、北の方の意向というのは、我が国としてはこれから何か積極的にとらえていくという方針はございますか。
この発言だけを見る →中
中曽根康弘#10
○国務大臣(中曽根康弘君) 南北の統一の問題は、まず平和的でなければならない、それからこの問題は南北の当事者がまず話し合ってやるのが第一義的である。したがって、南北間の首脳部あるいは政界人あるいは文化人、経済団体あるいは社会福祉関係、そういう諸団体が対話を推進するということが望ましい、そういう点も私は申し上げて、そういう直接対話の推進という点については意見は一致したと思っております。しかし、北の方の考えというのは、我が国は正式の外交関係はございません、したがいまして、その考えを云々するということは私は適当でないと考えております。
この発言だけを見る →稲
稲村稔夫#11
○稲村稔夫君 私は、今の御答弁ではちょっと不安になるばかりでございますが、この点はさらに所管の委員会等でもいろいろと今後御議論になることであろうと思います。いずれにいたしましても、二つの朝鮮というのを固定化するというような形に、主観的意図は別にあったとしても、それに手をかしたというようなことにならないように十分に今後のことで御留意をぜひともいただきたい、このように考える次第でございます。
次に、貿易のインバランスの問題等についてもお話をいろいろとされたようでありますけれども、これは今後拡大をしていくということになりますと、我が国とのかかわりでいくとブーメラン現象などということも過去によその国との間ではあったわけでありますけれども、その辺のこと等もお考えになっておられるわけでございましょうか。
この発言だけを見る →次に、貿易のインバランスの問題等についてもお話をいろいろとされたようでありますけれども、これは今後拡大をしていくということになりますと、我が国とのかかわりでいくとブーメラン現象などということも過去によその国との間ではあったわけでありますけれども、その辺のこと等もお考えになっておられるわけでございましょうか。
中
中曽根康弘#12
○国務大臣(中曽根康弘君) 拡大均衡が望ましい、それから自由貿易を推進するという点、私は大いに強調してきました。貿易のインバランスというものは、経済が発展している国の間においては摩擦的にある程度ある期間は、これは必然的に起こり得るものであると思う。しかし、それが度を超すというとこれはよくない。そういう意味において、両国努力をして拡大均衡のもとにその貿易のインバランスを縮小していく、そういう努力をやりましょう、そのためには両方が努力が必要で、我が方としては市場を開放するという今までの政策を推進する、それから直接投資その他についてもこれを奨励する、中国側においては輸出努力を行うと。販路の開拓であるとか商品の質の向上であるとか、あるいは日本人の嗜好に合った品物の選択であるとか、そういう点についてはこもごも経済視察使節団を交換し合い、あるいは政府レベルにおいていろいろ話し合っておりますけれども、これらをさらに促進して、そうして成果が生まれるように積極的に努力いたしましょう、そういう話をしてきたところでございます。
この発言だけを見る →稲
稲村稔夫#13
○稲村稔夫君 特に貿易のインバランスについては、我が国の中小零細企業等もいろんな影響を今後受けてくるということ、拡大をされてきますとそういうことが起こるということも十分に考えながら貿易の拡大とインバランスの解消という努力をしていっていただかなければならない、こんなふうに思うわけであります。これは要望として申し上げます。
総理に対する質疑はこの程度にさせていただきまして、次に、せっかく参考人として税調会長に来ていただいておりますので、小倉税調会長に若干御質問申し上げたいと存じます。
それはまず第一は、新型間接税と大型間接税ということがいろいろと議論されているわけでありますけれども、その辺のところがどうもよくわからぬわけでありますが、新型間接税を答申の中に導入をされたというその根拠について一度お伺いをしておきたいと思います。特に、その辺が大型間接税とどう違うのか、あるいは一般消費税とC案とがどう違うのかというようなこと等についてお聞かせをいただければありがたいと思います。
この発言だけを見る →総理に対する質疑はこの程度にさせていただきまして、次に、せっかく参考人として税調会長に来ていただいておりますので、小倉税調会長に若干御質問申し上げたいと存じます。
それはまず第一は、新型間接税と大型間接税ということがいろいろと議論されているわけでありますけれども、その辺のところがどうもよくわからぬわけでありますが、新型間接税を答申の中に導入をされたというその根拠について一度お伺いをしておきたいと思います。特に、その辺が大型間接税とどう違うのか、あるいは一般消費税とC案とがどう違うのかというようなこと等についてお聞かせをいただければありがたいと思います。
小
小倉武一#14
○参考人(小倉武一君) お答え申し上げます。
まず、新しいタイプの間接税の導入についての理由でございますが、これまで間接税にも種々ございますけれども、どうも経済の進展というものとうまくマッチしない嫌いがあるわけです。なかんずく物品税などはその最たるものであります。多少手直しを加えてはまいりましたけれども、これに限度があると。さらにまた、これまでの間接税は個別的でございました。個別間接税でございました。物品税もその一つでありますが、またサービスという分野、これが非常に経済の発展に伴って拡大をしてまいりましたのですが、サービス一般についての課税ということは考えられていないといいますか、そういう税制はないというふうなことで、これまでの間接税につきましては個別にいろいろ手だては講じてまいりましたけれどもそれぞれに欠点が生じてまいった、それを手直しをする、大幅に手直しをする必要があるんじゃないかということはかねて考えられておったことであります。
さらにもう一つは、一方において所得税あるいは法人税、住民税の減税ということがあります。そういう減税の財源をどこで求めるのかということになりますと、むろんいろいろ財源はあり得ると思いますけれども、減税に限れば、税制調査会としては、あるいはまた国の財政事情からいいましても、減税ということでありますればやはりその財源は税に求めざるを得ないというような状況かと思います。
そこで、そうなれば一つ今申しましたような間接税ということの手直し、あるいは抜本的な手直しということが考えられるのじゃないかというふうに思うわけです。また、そういうことが可能ではないかと思われる経済的な実態もございます。と申しますのは、国民所得の配分というようなものが非常に平均化してきた。貧富の差といいますか、所得の上での貧富の差というのが非常になくなりまして、階層別に見ました場合の所得の格差というのは縮小してまいったということがございます。したがいまして、そういう点から見ますというと、消費に対して税を求めるということもあながち不合理ではない、むしろある程度合理的ではないかと思われる節もあるわけであります。と申しますのは、所得課税が一番公正の理念に適しておるということでこれまでそういう意味での直接税を中心に税制が組み立てられてきたわけでありますが、何しろ所得を総合的に把握するということは、理念としては考えられることでありますが、実態としてはなかなかできにくい。その実態としてなかなかできにくい総合課税ということをそのまま実施してまいりますというとかえって不公正がそこに生じてくる。消費でありますればこれは所得のように把握が困難ではないというわけで、消費に着目して税をいただく。よく直間比率の見直しということが言われますけれども、直間比率の見直しというようなことが言われるゆえんのものはおおよそそういうところに根拠があるのではないかと思います。そういうような意味で新しいタイプの間接税の導入ということが税制調査会で多くの方々の支持を得たわけであります。
そこで、新しい間接税のタイプでありますが、どういうものが考えられたかと申しますと、御承知のとおり、製造業者の売上税、それから事業者間の免税の売上税、それから最後が日本型の付加価値税という三つでございます。三つが典型的なタイプでありますけれども、それをまたいろいろ組み合わせる、あるいはそれにいろいろの限定をするというようなことがむろん考えられるわけでありまして、したがいましてタイプとしては三つに限らず幾つものタイプが考案でき得るかと思います。それらの長短というものについて今後なお検討がなさるべきものであるというふうに考えております。
この発言だけを見る →まず、新しいタイプの間接税の導入についての理由でございますが、これまで間接税にも種々ございますけれども、どうも経済の進展というものとうまくマッチしない嫌いがあるわけです。なかんずく物品税などはその最たるものであります。多少手直しを加えてはまいりましたけれども、これに限度があると。さらにまた、これまでの間接税は個別的でございました。個別間接税でございました。物品税もその一つでありますが、またサービスという分野、これが非常に経済の発展に伴って拡大をしてまいりましたのですが、サービス一般についての課税ということは考えられていないといいますか、そういう税制はないというふうなことで、これまでの間接税につきましては個別にいろいろ手だては講じてまいりましたけれどもそれぞれに欠点が生じてまいった、それを手直しをする、大幅に手直しをする必要があるんじゃないかということはかねて考えられておったことであります。
さらにもう一つは、一方において所得税あるいは法人税、住民税の減税ということがあります。そういう減税の財源をどこで求めるのかということになりますと、むろんいろいろ財源はあり得ると思いますけれども、減税に限れば、税制調査会としては、あるいはまた国の財政事情からいいましても、減税ということでありますればやはりその財源は税に求めざるを得ないというような状況かと思います。
そこで、そうなれば一つ今申しましたような間接税ということの手直し、あるいは抜本的な手直しということが考えられるのじゃないかというふうに思うわけです。また、そういうことが可能ではないかと思われる経済的な実態もございます。と申しますのは、国民所得の配分というようなものが非常に平均化してきた。貧富の差といいますか、所得の上での貧富の差というのが非常になくなりまして、階層別に見ました場合の所得の格差というのは縮小してまいったということがございます。したがいまして、そういう点から見ますというと、消費に対して税を求めるということもあながち不合理ではない、むしろある程度合理的ではないかと思われる節もあるわけであります。と申しますのは、所得課税が一番公正の理念に適しておるということでこれまでそういう意味での直接税を中心に税制が組み立てられてきたわけでありますが、何しろ所得を総合的に把握するということは、理念としては考えられることでありますが、実態としてはなかなかできにくい。その実態としてなかなかできにくい総合課税ということをそのまま実施してまいりますというとかえって不公正がそこに生じてくる。消費でありますればこれは所得のように把握が困難ではないというわけで、消費に着目して税をいただく。よく直間比率の見直しということが言われますけれども、直間比率の見直しというようなことが言われるゆえんのものはおおよそそういうところに根拠があるのではないかと思います。そういうような意味で新しいタイプの間接税の導入ということが税制調査会で多くの方々の支持を得たわけであります。
そこで、新しい間接税のタイプでありますが、どういうものが考えられたかと申しますと、御承知のとおり、製造業者の売上税、それから事業者間の免税の売上税、それから最後が日本型の付加価値税という三つでございます。三つが典型的なタイプでありますけれども、それをまたいろいろ組み合わせる、あるいはそれにいろいろの限定をするというようなことがむろん考えられるわけでありまして、したがいましてタイプとしては三つに限らず幾つものタイプが考案でき得るかと思います。それらの長短というものについて今後なお検討がなさるべきものであるというふうに考えております。
稲
小
小倉武一#16
○参考人(小倉武一君) 一般消費税との関係でございますが、一般消費税はやはり一つの、その名前のとおり、課税ベースの広い消費税ということにおいては新しいタイプの間接税と類似しておりますけれども、これは国会で採用がまかりならぬというような御決議もございましたので、一般消費税というようなものはこの際提案はいたしておりません。
その違い等についてもし必要であれば、また別途お答えをいたします。
この発言だけを見る →その違い等についてもし必要であれば、また別途お答えをいたします。
稲
小
小倉武一#18
○参考人(小倉武一君) 一般間接税と申しますのは、Aという業者からBという業者に物が売買されるというときに、Bという方の売り上げからAという人の売り上げを引いて、その差し引きについて税がかかる、こういう仕組みでございました。そういう仕組みはいろいろ考えられるわけですが、簡便なためにといいますか、そういう仕組みを考えたわけでありますけれども、日本型付加価値税といいます場合は、前段階で納められた、前段階の業者が納めたその税額は次の業者の納めるべき税額からそれを引くと、そういう税額控除方式でございます。そこが違いの大きな点かと思います。
この発言だけを見る →稲
稲村稔夫#19
○稲村稔夫君 どうも今御説明を伺っても私の頭が悪いのかよくわかりませんが、大型間接税は導入しないと総理がいろいろ言っておられました。そうすると、大型間接税というのと今度の新型というのは違うんですか。
この発言だけを見る →小
小倉武一#20
○参考人(小倉武一君) 巷間大型間接税と言われておりますものについては私どもよく存じないわけです。と申しますのは、学界でそういう言葉が使われておってそういうものについての解説があるわけでもありませんし、税調で大型間接税とは何であるかということを審議したこともございませんのです。したがいまして、大型間接税というものについて私はどういうものであるかという説明をする能力はないわけです。 そういうわけでございますからちょっと私にはお答えしにくいのです。
この発言だけを見る →稲
稲村稔夫#21
○稲村稔夫君 大変会長には苦しい御答弁をいただいたわけでありますけれども、よくおわかりにならないということでありますから、大型間接税を導入しないという、取り上げないということを言っておられます総理のお考えを聞きたいと思います。
この発言だけを見る →中
中曽根康弘#22
○国務大臣(中曽根康弘君) この点は、前から議会で答弁申し上げているように多段階、包括的、網羅的、普遍的でそしていわゆる大型の消費税を投網をかけるような形ではやらないとそう申し上げて、それに対していろいろ御質問がございましたが、それに関して私の説明は今まで申し上げてきたとおりであります。
この発言だけを見る →稲
稲村稔夫#23
○稲村稔夫君 困ったですね。総理の言われるその大型間接税というのは、そうすると具体的には小倉会長のお話だと学問的にもはっきりしたものではないしわからないということになるんだろうかとも思うんですが、もう少し具体的なイメージが浮かぶような御答弁がいただけないかと思って期待して質問したんですけれども、結局同じようなことの繰り返しで大変残念でございます。しかし、この問題も私はそれだけに税制改革に今後大きな禍根を残すようなことになるんじゃないだろうか、そう心配をしているわけでございます。
そこで、総理にもう一度確かめたいのでありますけれども、そういう総理がおっしゃるような大型間接税というのはどこかの国で採用しているものなのでしょうか。
この発言だけを見る →そこで、総理にもう一度確かめたいのでありますけれども、そういう総理がおっしゃるような大型間接税というのはどこかの国で採用しているものなのでしょうか。
中
中曽根康弘#24
○国務大臣(中曽根康弘君) 私は外国の税制まで余り勉強しておりませんのでよくわかりません。しかし、日本は日本独自の見解に従って処理していくべきである。それは国情も違うしあるいは流通過程も違いますし、税に対する国民の感受性も違いますから、日本は日本で考えていくべきであると考えております。
この発言だけを見る →稲
稲村稔夫#25
○稲村稔夫君 それじゃ小倉会長、もう一度恐縮ですがお願いいたします。
そういう総理が言われたような最後の言葉であれすれば、投網をかけるような間接税というのをやっている国はどこか会長は御存じでございますか。
この発言だけを見る →そういう総理が言われたような最後の言葉であれすれば、投網をかけるような間接税というのをやっている国はどこか会長は御存じでございますか。
小
小倉武一#26
○参考人(小倉武一君) 私どこの国というふうに申し上げるわけにはちょっとまいらぬわけです。というのは、外国語ではどうも大型間接税という言葉はございませんですね。だから、私の国は大型間接税だというふうにその国の税制を説明している国はないんじゃないかと思います。むしろ日本にその例があったわけです。総理が国会でもよくおっしゃいましたと思いますが、終戦直後ありました取引高税、あれは総理のおっしゃる国民の同意を得ないといいますか、自民党員の賛成しないそういう大型間接税に属するものであるということだと思います。 それからまた、いわゆる一般消費税といいますか、国会で御決議になりましたもの、あれもそのたぐいではないかということかと思います。
この発言だけを見る →稲
稲村稔夫#27
○稲村稔夫君 どうも聞けば聞くほどわからなくなってくるのでありますが、税制改革と具体的に事務的にも取り組んでいかなければならないということに大蔵省はなるわけだと思うんですけれども、そうすると大蔵大臣としては今の私の質問にはどういうふうにお答えいただけますでしょうか。
この発言だけを見る →宮
宮澤喜一#28
○国務大臣(宮澤喜一君) 結局国会の御決議にありますようなことはやってはならぬことでありますし、また、総理大臣が選挙中あるいは国会において御言明なさいましたその趣旨に背馳をするわけにもまいらない。その中で政府の税調が御答申になりました案をいわばたたき台にいたしましてどういうものが可能であるか、今まで申し上げたような条件に抵触いたしませんでどういうものが可能であるかということをただいま政府と与党との間で検討をしておる、こういうことになると思います。
この発言だけを見る →稲
稲村稔夫#29
○稲村稔夫君 ちょっと質問の趣旨と違っておりまして、聞き方が悪かったのかもしれませんが、大型間接税と言われるものがどこか外国でやっているのを御存じですかと、こういうことを伺っています。
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