予算委員会

1998-04-08 参議院 全342発言

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会議録情報#0
平成十年四月八日(水曜日)
   午後一時開会
    ─────────────
   委員の異動
 四月六日
    辞任         補欠選任
     寺澤 芳男君     直嶋 正行君
     平井 卓志君     田村 秀昭君
     栗原 君子君     山口 哲夫君
 四月七日
    辞任         補欠選任
     吉岡 吉典君     緒方 靖夫君
     西川きよし君     島袋 宗康君
 四月八日
    辞任         補欠選任
     石井 道子君     常田 享詳君
     直嶋 正行君     平田 健二君
     高野 博師君     福本 潤一君
     照屋 寛徳君     梶原 敬義君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         岩崎 純三君
    理 事
                岡部 三郎君
                小山 孝雄君
                佐藤 泰三君
                永田 良雄君
                成瀬 守重君
                小山 峰男君
                角田 義一君
                風間  昶君
                及川 一夫君
    委 員
                阿部 正俊君
                板垣  正君
               大河原太一郎君
                大野つや子君
                金田 勝年君
                北岡 秀二君
                沓掛 哲男君
                田沢 智治君
                武見 敬三君
                谷川 秀善君
                常田 享詳君
                南野知惠子君
                長谷川道郎君
                平田 耕一君
                真鍋 賢二君
                依田 智治君
                久保  亘君
                小林  元君
                平田 健二君
                広中和歌子君
                和田 洋子君
                魚住裕一郎君
                牛嶋  正君
                加藤 修一君
                福本 潤一君
                梶原 敬義君
               日下部禧代子君
                田  英夫君
                緒方 靖夫君
                笠井  亮君
                須藤美也子君
                田村 秀昭君
                星野 朋市君
                島袋 宗康君
                山口 哲夫君
   国務大臣
       内閣総理大臣   橋本龍太郎君
       法務大臣     下稲葉耕吉君
       外務大臣     小渕 恵三君
       大蔵大臣     松永  光君
       文部大臣     町村 信孝君
       厚生大臣     小泉純一郎君
       農林水産大臣   島村 宜伸君
       通商産業大臣   堀内 光雄君
       運輸大臣     藤井 孝男君
       郵政大臣     自見庄三郎君
       労働大臣     伊吹 文明君
       建設大臣     瓦   力君
       自治大臣
       国務大臣
       (国家公安委員
       会委員長)    上杉 光弘君
       国務大臣
       (内閣官房長官) 村岡 兼造君
       国務大臣
       (総務庁長官)  小里 貞利君
       国務大臣
       (北海道開発庁
       長官)
       (沖縄開発庁長
       官)       鈴木 宗男君
       国務大臣
       (防衛庁長官)  久間 章生君
       国務大臣
       (経済企画庁長
       官)       尾身 幸次君
       国務大臣
       (科学技術庁長
       官)       谷垣 禎一君
       国務大臣
       (環境庁長官)  大木  浩君
       国務大臣
       (国土庁長官)  亀井 久興君
   政府委員
       内閣法制局長官  大森 政輔君
       内閣総理大臣官
       房管理室長    佐藤 正紀君
       総務庁長官官房
       長        菊池 光興君
       防衛庁参事官   山崎隆一郎君
       防衛庁長官官房
       長        大越 康弘君
       防衛施設庁長官  萩  次郎君
       経済企画庁調整
       局長       塩谷 隆英君
       経済企画庁調査
       局長       新保 生二君
       科学技術庁長官
       官房長      沖村 憲樹君
       科学技術庁長官
       官房審議官    今村  努君
       科学技術庁原子
       力安全局長    池田  要君
       環境庁企画調整
       局長       岡田 康彦君
       法務省人権擁護
       局長       横山 匡輝君
       外務省総合外交
       政策局軍備管理
       ・科学審議官   阿部 信泰君
       外務省アジア局
       長        阿南 惟茂君
       外務省北米局長  高野 紀元君
       外務省欧亜局長  西村 六善君
       外務省条約局長  竹内 行夫君
       大蔵大臣官房長  武藤 敏郎君
       大蔵大臣官房総
       務審議官     溝口善兵衛君
       大蔵省主計局長  涌井 洋治君
       大蔵省主税局長  尾原 榮夫君
       大蔵省証券局長  長野 厖士君
       大蔵省銀行局長  山口 公生君
       大蔵省国際金融
       局長       黒田 東彦君
       国税庁次長    船橋 晴雄君
       文部省学術国際
       局長       雨宮  忠君
       厚生省生活衛生
       局長       小野 昭雄君
       厚生省児童家庭
       局長       横田 吉男君
       水産庁長官    嶌田 道夫君
       通商産業省環境
       立地局長     並木  徹君
       通商産業省基礎
       産業局長     作田 頴治君
       労働大臣官房長  渡邊  信君
       建設省建設経済
       局長       五十嵐健之君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        宮本 武夫君
   参考人
       日本銀行総裁   速水  優君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○委嘱審査報告書に関する件
○平成十年度一般会計予算(内閣提出、衆議院送
 付)
○平成十年度特別会計予算(内閣提出、衆議院送
 付)
○平成十年度政府関係機関予算(内閣提出、衆議
 院送付)
    ─────────────
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岩崎純三#1
○委員長(岩崎純三君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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岩崎純三#2
○委員長(岩崎純三君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に及川一夫君を指名いたします。
    ─────────────
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岩崎純三#3
○委員長(岩崎純三君) この際、御報告いたします。
 本委員会は、平成十年度総予算三案につきまして、総務委員会外十二委員会にその審査を委嘱いたしておりましたが、各委員長からそれぞれ審査概要について報告書が提出されました。
 つきましては、これを本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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岩崎純三#4
○委員長(岩崎純三君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
 なお、このほか、報告書は別途印刷して委員の皆様に配付することといたします。
    ─────────────
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岩崎純三#5
○委員長(岩崎純三君) 平成十年度総予算三案の締めくくり総括質疑に関する理事会決定事項について御報告いたします。
 締めくくり総括質疑の割り当て時間の総計は百五分とし、各会派への割り当て時間は、民友連三十五分、公明二十五分、社会民主党・護憲連合十分、日本共産党十五分、自由党十分、二院クラブ五分、新社会党・平和連合五分とすること、質疑順位についてはお手元に配付いたしておるとおりでございます。
    ─────────────
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岩崎純三#6
○委員長(岩崎純三君) 平成十年度一般会計予算、平成十年度特別会計予算、平成十年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたします。
 これより締めくくり総括質疑に入ります。久保亘君。
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久保亘#7
○久保亘君 最初に、延期されましたエリツィン大統領の訪日日程は確定したのでしょうか。
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橋本龍太郎#8
○国務大臣(橋本龍太郎君) 本日、このために出張いたしました外務当局から報告を聴取いたしました。十八日から二十日まで希望ということを正式に受けまして、これで今実務的な詰めを行っております。
 エリツィン大統領から冒頭ロンドンに電話をいただきましたときは十八、十九の二日間ということでありましたが、十八日から二十日ということで今事務的に連絡を受けている、それで準備に入っておるという状況でございます。
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久保亘#9
○久保亘君 日銀総裁は見えていますか。──昨日、衆議院の大蔵委員会において、一連の汚職事件についての調査をほぼ終了されたということのようでありますが、そのような御報告と聞いておりますが、これらの問題についての報告を当委員会にしていただきたいと思います。
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速水優#10
○参考人(速水優君) お答えいたします。
 日本銀行におきましては、あの事件が起こりまして約六百人を、それぞれ直属の局長なり支店長が会いまして、どれぐらいの回数接待を受けているか、どういうことを話し合ったかといったようなことを調べまして、その大体の回答がまとまりました。それと同時に、逮捕されておりました営業局の証券課長吉澤の起訴が決まりました。
 その辺で、監督責任とそれぞれの人たちの行為責任等を勘案しながら処分を決める段階に来ておるということで、ここ数日、責任者の間で話し合いが進められまして、恐らく今週中か来週の初めには公表できるかと思っております。
 接待のお返しとして機密に属すると思われるものを漏らしたというのは、今逮捕されております吉澤と、その命令によって部下の二、三の者がやったことはわかりましたけれども、そのほかに機密の事項を漏らしたということはございません。
 そういうことで、近日中にかなりの人数、それぞれの段階での処分を決めて発表させていただきますので、それまでお待ちいただければと思います。
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久保亘#11
○久保亘君 いろいろと調査を進められてこれに決着をつけられるということでありますから、大変結構です。国会に対しても御報告があるということでありますから、報告を受けてまた意見があれば申し述べたいと思います。
 このことに関してかなりの人数の職員を処分しなければならない状況ということでありますが、そうなりますと、当時の役職にあった者の責任はどのようなことになるのでしょうか。
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速水優#12
○参考人(速水優君) 本人の上司としての監督責任は当然とってもらうことになると思います。したがいまして、単に処分だけでなく、ポストにつきましても若干の変更が起こってくるというふうに考えております。
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久保亘#13
○久保亘君 大蔵省にお伺いいたしますが、この問題の調査に取りかかりましたのは日銀の方がずっと後だったと記憶いたしておりますが、大蔵省の方の調査や措置がおくれているのはどこに原因がございますか。
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松永光#14
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。
 既に先生御存じのとおり、金融服務監査官という制度を設けて、それが中心になって調査を進めてまいりました。大体の職員からの聞き取り調査はほぼ終了しかけておるわけでありますが、接待をした側の方から話を聞いて、そして突き合わせていきませんというと本当のことがわかってまいりませんので、現在そっちの方を一生懸命やっているところであります。
 銀行等からその裏づけ調査といいましょうか、そういう形の調査を今進めているところでございますが、銀行等は非常に口がかとうございますのでやや難渋しておりますけれども、何としてでも月内には終了させたい、こう思って督励しているところでございます。
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久保亘#15
○久保亘君 今、大蔵省が調査に当たって大変難渋を感じていると言われたことは、日銀の方も同じようなことでしたか。
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速水優#16
○参考人(速水優君) 私どもの方も取引先の金融機関から報告をもらいました。それは全部出てまいりましたけれども、私どもが想像したよりも比較的控え目といいますか、先ほど御報告いたしましたように、今問題になりました件以外については漏えいはなかったということでございました。
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久保亘#17
○久保亘君 それで、日銀は調査を必要としたことに全部回答が出てきた、大蔵省の方はなかなか調査ができない、こういうのはどこに原因があるんですか。
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松永光#18
○国務大臣(松永光君) どこに原因があるかよくわかりませんけれども、大蔵省の職員が銀行等に出向いて聞いておるわけでございます。ところが、大蔵省のどういう職員を銀行がいつごろ接待をしたかということを聞くわけでありますが、銀行の側に実は資料がないんです、当局に押収されておるものですから。そこで、その当時の担当者から記憶をよみがえらせてもらって聞いておるわけでございます。
 そして、本人の申し出と合ったならばそれは真実であろう、本人の申し出よりも多ければ本人の方の申し出が少ないなということになってくるわけでありますが、それをきちっと整理してまとめませんというと、後でぱらぱら出てきたらえらいことでございますから、そうならぬように今調査を鋭意進めておるというところでございまして、もう少しでございますのでしばらくお待ちを願いたい、こう思うわけでございます。
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久保亘#19
○久保亘君 後発の日銀が六百人の職員について調査している、大蔵省は五百五十人、それで調査をする相手方の銀行も大体似たようなところが多いわけですから、日銀の方は全部必要な回答はもらった、大蔵省の方はなかなか大変だ。何かこの問題と取り組むに当たって大蔵省と日銀の間に姿勢の違いはありませんかということを結果として思わざるを得ないものですから伺ったのです。総裁が速水さんで大臣が松永さんだから両方違うんですということにはならぬだろうと私は思いますものですから。
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松永光#20
○国務大臣(松永光君) 本当に真剣に取り組んでいるところでございますので、もうしばらくお待ちを願いたいということでございます。
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久保亘#21
○久保亘君 この問題は、いずれ最終的な報告が出されました段階で、またお尋ねすることがあろうかと思います。
 次に、現下の経済・金融情勢をどのように見るかということについて、四月二日に日銀短観をお出しになりました日銀総裁に最初にお尋ねいたしたいと思います。
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速水優#22
○参考人(速水優君) 私どもではこれまで景気は停滞を続けており、下押し圧力が強まりつつあるというふうに判断してまいりました。
 先週発表いたしました短観の調査結果を見ますと、内需の低迷などを受けまして企業マインドが一段と悪化している。また、企業収益がかなり下方修正となって設備投資も頭打ち傾向が一段と鮮明になってきている。このほか、個人消費も低迷を続けており、日本経済は極めて厳しい状況にある。輸出の増加持続や金融システムの安定化策、これらの具体化によって景気の下支え材料にはなっておりますけれども、所得形成の力の弱まり、あるいは国内需要の一層の減退、そういうものにつながっていく可能性も否定できないので、今後の情勢の展開につきましては引き続き十分注意深く点検してまいりたいというふうに考えております。
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久保亘#23
○久保亘君 そういたしますと、日銀総裁の、日銀の立場からの御判断としては、今の景気の状況は非常に悪くなり、これから先も極めて厳しい状況にあるという御判断と伺ってよろしゅうございますか。
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速水優#24
○参考人(速水優君) ただいま申し上げましたように、景気が停滞を続けており下押し圧力が強まりつつあるという判断でございますが、そうした経済情勢のもとでは、やはり金融面から経済活動をしっかり下支えしていく必要があるというふうに考えております。
 このような観点から、先々週開催いたしました政策委員会の金融政策決定会合では、当面の金融政策運営について討議いたしました結果、これまでの金融緩和基調を維持することを決定したものでございます。
 また明日、四月になりまして初めて、新法のもとで新たに任命されました審議委員も加わりまして、新日銀法のもとで初めての金融政策決定会合を開催する予定でございます。私どもといたしましては、この会合で十分な討議を尽くして情勢判断、政策運営に誤りなきを期してまいりたいというふうに考えております。
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久保亘#25
○久保亘君 では次に、経済企画庁長官にお尋ねいたします。
 平成九年度の年度末に当たります三月三十一日は大変注目される日でございました。だから新聞は、この日のドキュメントを時間を追って報道いたしております。この中で、「午後四時 経済企画庁首脳」、「オフレコだが、一万六千五百円なら年度を越すのに十分な水準だ。景気はもう大丈夫。四月になれば貸し渋りも緩和されるだろう。景気が悪いなんてまだ言っているのはマスコミだけだ」というドキュメントの記述がございます。この経済企画庁首脳というのはどなたのことか知りませんが、オフレコと頭に振っているので新聞は首脳という書き方をしていると思います。
 長官も首脳のお一人だと思いますけれども、このことについて御存じのことでございますか。
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尾身幸次#26
○国務大臣(尾身幸次君) 三十一日の記者会見におきまして、記者会見の時間のときには一万六千五百円前後であったというふうに記憶しておりますが、私自身、この程度の株価の状況であれば年度は越せると考えておりますというふうには申し上げました。景気が悪いと言っているのはマスコミだけであるというようなことを申した記憶は全くありません。
 私自身、経済の状況は停滞をしておりまして厳しい状況にあるというふうに認識している次第でございます。
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久保亘#27
○久保亘君 ただ新聞も、少なくとも経済企画庁の首脳の発言として括弧つきで書かれているわけですから、全然でたらめを報道されることはないと私は思うんです。
 それで、この言葉から受けとめられるのは、非常に景気に対する考え方が経済企画庁としては甘いのではないか、こういう感じがいたしましたので取り上げました。確かにあなたの名前入りの、午前九時三十分、「この程度の水準であれば、年度は越せる。私は一万八千円といったことは一度もないが、株価には注目している」という発言も載っております。それで、あなたが言われたことがそこへかなり正確に今言われたとおり載っておりますから、そうすると後の方もどなたかが言われたとおりに載っているんじゃないかと思うんです。
 このことは非常に問題のあることだと思うのです。このような月例経済報告をなさいます官庁の首脳がこういう発言をするとすれば、このことについて政府は本当の意味で景気に対する見方が甘いのではないかと思うんですが、総理はどのようにお考えになりますか。
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橋本龍太郎#28
○国務大臣(橋本龍太郎君) 今、久保議員から御指摘のありましたような厳しい状況にあるという感じは私自身も肌身で感じております。先日久しぶりに大田区の中小企業、零細企業の代表の方々にじかにお話を伺う機会を得ました。以前からしばしば私自身が中小企業、零細企業のサンプリング調査等においても御協力をいただいた地域でありますだけに、以前との比較もしやすい場所であります。前回は円高の急速な進展のさなかの声を聞くことができましたが、今回それとあわせましても非常に厳しいという認識を持って帰ってまいりました。
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久保亘#29
○久保亘君 総理が今度ロンドンで御発言になりました中に、今の景気は第二次大戦後初めてと言っていいくらいあらゆる悪条件が重なり、極めて厳しい状況に直面していると、こういう御発言がございます。私もそういう感じはございますが、第二次大戦後というと半世紀以上前のことでありますから、相当今度の景気の状況というのは厳しいとお感じになっているんだと思うんですが、政府の経済見通しの誤りや経済政策の失敗といいますか、そういうものもあらゆる悪条件の中に入ってくるのかどうか。それはどうでしょうか。
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