予算委員会

2003-01-28 参議院 全367発言

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会議録情報#0
平成十五年一月二十八日(火曜日)
   午前九時開会
    ─────────────
   委員の異動
 一月二十二日
    辞任         補欠選任
     大塚 耕平君     若林 秀樹君
 一月二十七日
    辞任         補欠選任
     辻  泰弘君     川橋 幸子君
     峰崎 直樹君     山下八洲夫君
     井上 哲士君     畑野 君枝君
     高橋紀世子君     松岡滿壽男君
     福島 瑞穂君     又市 征治君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         陣内 孝雄君
    理 事
                木村  仁君
                谷川 秀善君
                保坂 三蔵君
                山下 英利君
                郡司  彰君
                齋藤  勁君
                山本  保君
                大門実紀史君
                平野 貞夫君
    委 員
                阿部 正俊君
                愛知 治郎君
                有馬 朗人君
                泉  信也君
                市川 一朗君
                大島 慶久君
                国井 正幸君
                山東 昭子君
                清水嘉与子君
                世耕 弘成君
                田中 直紀君
                伊達 忠一君
                武見 敬三君
                段本 幸男君
                中川 義雄君
                仲道 俊哉君
                山下 善彦君
                朝日 俊弘君
                川橋 幸子君
                佐藤 道夫君
                櫻井  充君
                福山 哲郎君
                藤原 正司君
                円 より子君
                山下八洲夫君
                若林 秀樹君
                福本 潤一君
                松 あきら君
                森本 晃司君
                紙  智子君
                畑野 君枝君
                林  紀子君
                平野 達男君
                松岡滿壽男君
                又市 征治君
   国務大臣
       内閣総理大臣   小泉純一郎君
       総務大臣     片山虎之助君
       法務大臣     森山 眞弓君
       外務大臣     川口 順子君
       財務大臣     塩川正十郎君
       文部科学大臣   遠山 敦子君
       厚生労働大臣   坂口  力君
       農林水産大臣   大島 理森君
       経済産業大臣   平沼 赳夫君
       国土交通大臣   扇  千景君
       環境大臣     鈴木 俊一君
       国務大臣
       (内閣官房長官)
       (男女共同参画
       担当大臣)    福田 康夫君
       国務大臣
       (国家公安委員
       会委員長)
       (産業再生機構
       (仮称)担当大
       臣)       谷垣 禎一君
       国務大臣
       (防衛庁長官)  石破  茂君
       国務大臣
       (沖縄及び北方
       対策担当大臣)
       (科学技術政策
       担当大臣)    細田 博之君
       国務大臣
       (金融担当大臣)
       (経済財政政策
       担当大臣)    竹中 平蔵君
       国務大臣
       (規制改革担当
       大臣)      石原 伸晃君
       国務大臣
       (防災担当大臣) 鴻池 祥肇君
   内閣官房副長官
       内閣官房副長官  上野 公成君
   副大臣
       内閣府副大臣   伊藤 達也君
       内閣府副大臣   根本  匠君
       内閣府副大臣   米田 建三君
       防衛庁副長官   赤城 徳彦君
       総務副大臣    加藤 紀文君
       法務副大臣    増田 敏男君
       外務副大臣    矢野 哲朗君
       財務副大臣    小林 興起君
       文部科学副大臣  河村 建夫君
       文部科学副大臣  渡海紀三朗君
       厚生労働副大臣  鴨下 一郎君
       厚生労働副大臣  木村 義雄君
       農林水産副大臣  太田 豊秋君
       経済産業副大臣  高市 早苗君
       経済産業副大臣  西川太一郎君
       国土交通副大臣  吉村剛太郎君
       環境副大臣    弘友 和夫君
   大臣政務官
       厚生労働大臣政
       務官       森田 次夫君
   政府特別補佐人
       内閣法制局長官  秋山  收君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        吉田 成宣君
   政府参考人
       警察庁生活安全
       局長       瀬川 勝久君
       法務省刑事局長  樋渡 利秋君
   参考人
       日本銀行総裁   速水  優君
       日本道路公団総
       裁        藤井 治芳君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○平成十四年度一般会計補正予算(第1号)(内
 閣提出、衆議院送付)
○平成十四年度特別会計補正予算(特第1号)(
 内閣提出、衆議院送付)
○平成十四年度政府関係機関補正予算(機第1号
 )(内閣提出、衆議院送付)

    ─────────────
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陣内孝雄#1
○委員長(陣内孝雄君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 平成十四年度補正予算三案審査のため、必要に応じ政府参考人の出席を求めることとし、その手続につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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陣内孝雄#2
○委員長(陣内孝雄君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
    ─────────────
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陣内孝雄#3
○委員長(陣内孝雄君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 平成十四年度補正予算三案審査のため、本日の委員会に日本銀行総裁速水優君及び日本道路公団総裁藤井治芳君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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陣内孝雄#4
○委員長(陣内孝雄君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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陣内孝雄#5
○委員長(陣内孝雄君) 平成十四年度補正予算三案に関する理事会決定事項について御報告いたします。
 本日の審議は総括質疑方式で行い、質疑割当て時間は百三十八分とし、各会派への割当て時間は、自由民主党・保守新党五十六分、民主党・新緑風会三十九分、公明党十四分、日本共産党十四分、国会改革連絡会十一分、社会民主党・護憲連合四分とすること、質疑順位につきましてはお手元の質疑通告表のとおりでございます。
    ─────────────
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陣内孝雄#6
○委員長(陣内孝雄君) 平成十四年度一般会計補正予算(第1号)、平成十四年度特別会計補正予算(特第1号)、平成十四年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題といたします。
 三案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。山下八洲夫君。
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山下八洲夫#7
○山下八洲夫君 おはようございます。民主党・新緑風会の山下八洲夫でございます。
 私が小泉総理に質問の機会を得ましたのは今日が初めてでございます。今日まで小泉総理の答弁をお聞きしておりますと、直球で返ってくるんですが、どうもその直球が斜めの直球でございまして、精一杯正面から直球を返していただきたい、そのようにまず冒頭お願いしたいと思います。
 昨今、政治姿勢の問題で、国債三十兆円枠突破の問題、あるいはペイオフ解禁延期、靖国参拝期日変更につきまして、菅、我が党の代表の質疑におきまして、この程度の約束を守らなかったというのは大したことではないと答弁をなさいまして、昨日の予算委員会で我が党の質問の中で、不適切な発言だったと反省をしている、ただ、撤回をして済む問題ではない、今後は行動で国民の信頼を得るよう努力をしなくてはならないと述べられました。
 総理がこのことにつきましては国民に約束したわけでございますので、是非、今日はテレビも出ておりますから、全国民にしっかりとこのことについて説明をしていただきたいと思います。
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小泉純一郎#8
○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 確かにあの発言は不適切だったと反省しております。ただ、公約は大事なんですが、その公約に対していろいろな意見を聞いて、総理大臣としていかなる判断をすべきかという問題もあると思います。
 靖国神社に八月十五日に参拝するということに対しても、恐らく民主党の方々はそんなことすべきじゃないという意見もあったと思います。いろんな意見もあったと思います。そういうことについてもやっぱり耳を傾けなきゃいかぬと。あるいは、中国、韓国、外国のそういう声にも耳を傾けなきゃいかぬということもあったと思います。
 私が靖国に参拝するということは大事だと思います、私が約束したことですから。しかし、八月十五日に参拝することが果たしていいことかどうかということも真剣に考えました。公約だからあくまでも靖国に八月十五日参拝しろということで、私の公約、言ったんだからそのことを実現した場合にどうなったかということを考えると同時に、八月十三日に参拝することによってどうなるだろうかということを考えました。結果的に、八月十五日に参拝するという約束は守れませんでしたけれども、八月十三日に参拝した。
 いずれにしても、私が八月十五日に参拝するという約束を守るにしても守らないにしても、どちらにしても多くの批判が出るということは分かっておりましたけれども、日本国の総理大臣としてあのときは私の八月十五日に参拝するということを約束は守れなくても八月十三日に参拝するという点について、これは当時の私自身の、また今でもそうでありますけれども、参拝することによって私なりの一つの決断をしたわけであります。確かに約束というのは大事であります。
 また、三十兆円枠にいたしましても、これは、私はあの三十兆円枠を目標、約束したからこそ厳しい歳出の見直しができたんだと思っております。結果的に、経済の情勢あるいは税収の動向を見まして、三十兆円を守ることによってどういう結果が起きるのか、三十兆円枠に対しまして柔軟に対応するのとどういう結果ができるのかということを双方判断いたしまして、三十兆円枠にこだわるよりも、この経済の情勢に柔軟に対応する方が日本経済のためにいいのではないかという判断でこの枠を撤廃いたしました。
 また、ペイオフ実施、これを今年の四月に実施するということによってもたらす国民に対する不安と不良債権処理、そういうことによって起きることへの対応ということを考えまして、この際、不良債権処理加速によってもたらす不安というものを解消する意味においても十七年四月から実施した方がいいのではないかという判断に達しました。
 いずれにしても、公約ということに対して守るのは大事だと思っています。しかし、その時々、経済の情勢についても、あるときにはいろんな方々の声を聞いて柔軟に対応するのも総理大臣としての責任ではないかということで判断したわけであります。
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山下八洲夫#9
○山下八洲夫君 靖国問題につきましては後ほどまた平和問題で触れたいと思いますが、このことにつきましては、いずれにしましても政教分離の問題、近隣諸国の問題、いろいろともう公約する以前からどういう状況になるかということ、当然分かった上でのこの公約でございますから、今のなんかは答弁にも弁明にもならないと私は思っています。
 また、三十兆円の枠の問題にいたしましても、ペイオフの問題にいたしましても、もうこれだけ不況なんですから、もう今は日本じゅう不況、不況、不況の時代なんですから、当然その上を理解して約束されたんだと思うんですね。それを、その上に立って公約されたんですから、今のことでは説明にはならないと思います。
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小泉純一郎#10
○内閣総理大臣(小泉純一郎君) それは、議員が全部公約を守れと、守った方がいいという判断は議員の判断だと思います。しかし、私の判断はどうかと聞かれたから私は今説明しているわけであります。当然、自由民主党と民主党、あなたの立場と私は違います。あなたが納得できないというのも分かります。しかし、質問に対して私は誠実に答えたつもりでございます。見解の相違はこれはいかんとも仕方がない。
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山下八洲夫#11
○山下八洲夫君 じゃ、国民に向かって守れないような公約は発信しないことですね。そのことが大事だと思います。その点についてはどう思いますか。
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小泉純一郎#12
○内閣総理大臣(小泉純一郎君) そうしますと、三十兆円枠につきましては民主党は法案を出してまでこれを守れと言われました。今後の質問によりましてもこれをあくまで守れと言うのかどうか、この点もやっぱり今後よく検討する価値もあるのではないかと思っております。ヤジ
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陣内孝雄#13
○委員長(陣内孝雄君) 答弁中は御静粛にお願いいたします。
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山下八洲夫#14
○山下八洲夫君 私、冒頭申し上げましたね。総理の一番悪い癖です。直球を投げましたら斜めから直球が来るんですね。民主党の問題を今議論しているんじゃないんですよ。総理の公約について議論しているんです。
 もう一度、今の問題について答えてください。
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小泉純一郎#15
○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 私が最初から言った質問について誠実に答えているつもりであります。ただ、私の質問に対して、御不満なのは分かります。また、立場が違うのは分かります。靖国参拝にしても、十三日だろうが十五日だろうがいつでもいかぬという意見もあります。それは、靖国参拝すること自体がいかぬと。私は靖国参拝することはいけないと思っておりませんから、その点はやっぱり違います。意見の違い。
 三十兆円枠についてもそうです。これは三十兆円枠を守れという議員と、こんなもの早く取っ払えという議員が両方あるわけであります。ペイオフ実施にしてもそうです。ペイオフなんてもうこんなものはもっと延期しろ、あるいはやる必要ないという意見もあります。あるいは予定どおりやれという意見もあります。いろんな意見を聞きながら私は判断しなきゃいかぬと思っております。
 しかし、いずれにしても、私の約束というのが守れなかったのはこれは残念だと思っておりますし、そういう点については反省をしております。
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山下八洲夫#16
○山下八洲夫君 今の三大公約につきまして、両面があると総理は理解された上で、その上に立って国民に向かって公約をなさったんですね。その上に立って公約をなさったんですよ。そして、結局は自分の公約を守れなかったということだけは明らかになりましたので、もう次に進めさせていただきます。
 昨年秋に臨時国会が開かれたわけです。与党の中にもこの臨時国会の中で随分、補正予算を提出すべきではないか、こういう議論があったと思います。その昨年の秋に補正予算を提出しないで、この通常国会の冒頭、提出された理由は何でしょうか。
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塩川正十郎#17
○国務大臣(塩川正十郎君) それにつきましては、いろんな経済の変化等もございますけれども、一番の問題は不良債権の整理を加速していこうということ、これは政府の方針として決めました。そういたしますと、それに伴って、一つはセーフティーネットの充実を図らなきゃいかぬということが事前に措置をしておかなきゃいけませんし、同時にまた経済の活性化に対する措置もしておかなきゃいかぬということで、予算の許す範囲内においてそれらの措置をしようということが一つございました。
 それと、十四年度中に、いろいろと精査いたしましたが、十二年、十三年とずっと引き続いてまいりました税収の不足がございまして、それが九月の末になって大体判明してまいりましたので、できるだけこれを透明にして速やかに処理をする必要があるだろうということでございますので、この二つの要件を兼ねまして補正予算を組むと、こうなりました。
 ところが、そのとき決定いたしましたのは、全部十一月になってからでないと精査ができませんでしたので、十一月から予算の編成に掛かりますと、どうしても十二月一杯まで掛かってしまいます。そうすると、提出の時期、期間が国会閉会中になるし、正月早々に国会を開会していただくというのも、これも御迷惑なことだと思いまして、できるだけ早く通常国会を開会していただいて、その冒頭に提出しようということにした次第であります。
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山下八洲夫#18
○山下八洲夫君 塩川大臣らしくないですね。この規模の補正予算でしたら、あれだけ優秀な役所を持っているんですから、三日もあれば私は補正予算を提出することができると思うんです。それぐらい能力を持っていらっしゃるんですから。
 特に、今いろいろとおっしゃいましたけれども、その中のどの問題に一番ポイントがあったんですか。
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塩川正十郎#19
○国務大臣(塩川正十郎君) 一つは、セーフティーネットであります。それからもう一つは、やはり景気を、不良債権の整理に伴って各企業の体力が衰えてくるであろうから、その部分をカバーするために行うということであります。
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山下八洲夫#20
○山下八洲夫君 そうしますと、景気対策とそれから税収不足は今回には、この補正予算には何らかかわり、関係はなかったんですね。
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塩川正十郎#21
○国務大臣(塩川正十郎君) 補正予算を提出する際に、できるだけ速やかに税の実態を国会に報告する必要がある、そうならば、それと合わせて補正で税収不足分をカバーする方が正直なやり方であろうと思いまして、そういたしました。
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山下八洲夫#22
○山下八洲夫君 そういたしますと、今回のこの補正予算提出によりまして、どの程度のセーフティーネットの上へ立って景気対策に貢献するんでしょうか。
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竹中平蔵#23
○国務大臣(竹中平蔵君) セーフティーネットの中身そのものは非常に細かいものでございますので、それぞれの様々な観点からの議論が可能なんでありますけれども、マクロ的な観点から申し上げますと、今回の様々な政府の支出によりまして、それが乗数効果をもたらすことによりまして、年間ベースでGDPを〇・七%程度引き上げる効果があるというふうに試算をしております。また、それに基づく雇用の増加というのは、これはマクロ的な効果でありますので、有効需要が増えて、それによって雇用が増えるという効果でありますけれども、九万人程度の雇用増の効果があるというふうに見込んでおります。
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山下八洲夫#24
○山下八洲夫君 昨日も衆議院の予算委員会で、この雇用問題が出て大変混乱していることを私もテレビを見ながら拝聴しておりました。
 これで、仮に九万人雇用が拡大すると、そういたしましょう。その上へ立って、じゃ今五百三十万人ぐらいですか、失業者がいらっしゃいますね。この失業者が逆に若干でも減っていくんでしょう。(「三百六十万」と呼ぶ者あり)三百五十万、失礼しました。三百六十万、失礼いたしました。それ若干でも減っていくんでしょうか。
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竹中平蔵#25
○国務大臣(竹中平蔵君) 雇用の詳細は別途、担当坂口大臣からも御意見があるかもしれませんが、基本的には先ほど財務大臣の御答弁にもありましたように、不良債権の処理の加速等々に伴う効果、それに対してセーフティーネットを提供するということでございますので、それに関してはかなりの効果があるというふうに見込んでおります。
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山下八洲夫#26
○山下八洲夫君 だって、今五・三%が今度は五・六%に失業者が増えていくと、そういう見込みもおっしゃっているんですよね、一方では。そういう中で、九万人雇用を拡大すれば、全体的にトータルで見れば逆に五・三が五・二に仮になるとか、そういうふうに下がるんじゃないですか。
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坂口力#27
○国務大臣(坂口力君) これは補正予算の中の話でございまして、それに合わせて今度は十五年度予算になるわけでありますから、それの全体で今度は対応をしていくことになるわけであります。
 したがいまして、産業の再生ということで、できるだけ雇用が悪くならないように一方で抑える、そしてどうしてもそこで失業者が出ましたときにどう対応をするかということ、両面から今回はこの補正予算でやっていただいたというふうに理解をいたしております。
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山下八洲夫#28
○山下八洲夫君 いずれにいたしましても、今回のこの補正予算につきましては、不良債権処理なのか、あるいは景気対策なのか、税収不足を補うためにやっているのか、あいまいなんですね。もうちょっとめり張りを利いていれば大きな貢献をすると思うんですが、その点、塩川大臣、どのように思いますか。
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塩川正十郎#29
○国務大臣(塩川正十郎君) 単発的にこれだけということで政治が動くものではございません。総合的なもの、つまりセーフティーネットもこれも景気対策に役立つであろうし、それから企業の活性化を図るための新しい公共事業を起こしていくということもこれまたセーフティーネットの効果にもなるだろうということで、相関しておるものでございますので一体として合計三兆円を計上した次第です。
 それから、税収不足の件につきましては、これは先ほど来申しておりますように、できるだけ早く税の実態を承知していただく方が国民の皆さんに対して親切な手段であろうと思いましてこれを計上したということであります。
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