教育基本法に関する特別委員会

2006-11-14 衆議院 全465発言

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会議録情報#0
平成十八年十一月十四日(火曜日)
    午前九時一分開議
 出席委員
   委員長 森山 眞弓君
   理事 稲葉 大和君 理事 河村 建夫君
   理事 斉藤斗志二君 理事 鈴木 恒夫君
   理事 町村 信孝君 理事 中井  洽君
   理事 牧  義夫君 理事 西  博義君
      阿部 俊子君    新井 悦二君
      井脇ノブ子君    稲田 朋美君
      猪口 邦子君    岩永 峯一君
      上野賢一郎君    臼井日出男君
      小野 次郎君    大島 理森君
      大塚  拓君    海部 俊樹君
      亀岡 偉民君    北村 誠吾君
      小坂 憲次君    木挽  司君
      佐藤 剛男君    島村 宜伸君
      戸井田とおる君    中山 成彬君
      並木 正芳君    西川 京子君
      西本 勝子君    馳   浩君
      鳩山 邦夫君    原田 憲治君
      やまぎわ大志郎君    矢野 隆司君
      渡部  篤君    太田 和美君
      北神 圭朗君    古賀 一成君
      土肥 隆一君    西村智奈美君
      野田 佳彦君    藤村  修君
      古本伸一郎君    前原 誠司君
      松原  仁君    松本 大輔君
      三日月大造君    横山 北斗君
      鷲尾英一郎君    赤羽 一嘉君
      坂口  力君    石井 郁子君
      保坂 展人君    糸川 正晃君
      保利 耕輔君
    …………………………………
   議員           藤村  修君
   議員           高井 美穂君
   議員           大串 博志君
   議員           笠  浩史君
   文部科学大臣       伊吹 文明君
   国務大臣
   (内閣官房長官)     塩崎 恭久君
   国務大臣
   (少子化・男女共同参画担当)           高市 早苗君
   内閣官房副長官      下村 博文君
   文部科学副大臣      池坊 保子君
   政府参考人
   (内閣官房内閣審議官)  山中 伸一君
   政府参考人
   (内閣府大臣官房長)   山本信一郎君
   政府参考人
   (内閣府大臣官房タウンミーティング担当室長)   谷口 隆司君
   政府参考人
   (文部科学省生涯学習政策局長)          田中壮一郎君
   政府参考人
   (文部科学省初等中等教育局長)          銭谷 眞美君
   政府参考人
   (文部科学省高等教育局長)            清水  潔君
   衆議院調査局教育基本法に関する特別調査室長    清野 裕三君
    —————————————
委員の異動
十一月十四日
 辞任         補欠選任
  臼井日出男君     新井 悦二君
  西川 京子君     原田 憲治君
  松浪健四郎君     矢野 隆司君
  森  喜朗君     小野 次郎君
  北神 圭朗君     前原 誠司君
  西村智奈美君     鷲尾英一郎君
  野田 佳彦君     太田 和美君
  羽田  孜君     松原  仁君
  古本伸一郎君     三日月大造君
  斉藤 鉄夫君     赤羽 一嘉君
同日
 辞任         補欠選任
  新井 悦二君     西本 勝子君
  小野 次郎君     大塚  拓君
  原田 憲治君     西川 京子君
  矢野 隆司君     阿部 俊子君
  太田 和美君     野田 佳彦君
  前原 誠司君     北神 圭朗君
  松原  仁君     藤村  修君
  三日月大造君     古本伸一郎君
  鷲尾英一郎君     西村智奈美君
  赤羽 一嘉君     斉藤 鉄夫君
同日
 辞任         補欠選任
  阿部 俊子君     並木 正芳君
  大塚  拓君     森  喜朗君
  西本 勝子君     臼井日出男君
  藤村  修君     古賀 一成君
同日
 辞任         補欠選任
  並木 正芳君     亀岡 偉民君
  古賀 一成君     羽田  孜君
同日
 辞任         補欠選任
  亀岡 偉民君     木挽  司君
同日
 辞任         補欠選任
  木挽  司君     松浪健四郎君
    —————————————
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 教育基本法案(内閣提出、第百六十四回国会閣法第八九号)
 日本国教育基本法案(鳩山由紀夫君外六名提出、第百六十四回国会衆法第二八号)
 派遣委員からの報告聴取
     ————◇—————
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森山眞弓#1
○森山委員長 これより会議を開きます。
 第百六十四回国会、内閣提出、教育基本法案及び第百六十四回国会、鳩山由紀夫君外六名提出、日本国教育基本法案の両案を一括して議題といたします。
 この際、お諮りいたします。
 両案審査のため、本日、政府参考人として内閣官房内閣審議官山中伸一君、内閣府大臣官房タウンミーティング担当室長谷口隆司君、文部科学省生涯学習政策局長田中壮一郎君、初等中等教育局長銭谷眞美君、高等教育局長清水潔君、内閣府大臣官房長山本信一郎君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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森山眞弓#2
○森山委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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森山眞弓#3
○森山委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松原仁君。
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松原仁#4
○松原委員 民主党の松原仁であります。
 まず第一番目にお伺いしたいことは、五十年以上経過して教育基本法の改正案が出されたわけでありますが、大臣がお考えの従来のものとの最も大きな違い、また、なぜ今この段階でこの改正をするのか、その思いをお聞かせいただきたい。
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伊吹文明#5
○伊吹国務大臣 現行の教育基本法が改正になりましてから、これはもうだれが見てもわかることですが、大きく状況が変わってきております。まず、冷戦構造は崩壊をいたしましたし、日本社会は、抽象的な言葉になりますが、経済成長を達成した中で、豊穣の中の精神の貧困という状態であろうと思います。それを反映して社会的にもいろいろな残念な事柄が起こっておりますし、学校現場でも、現在、未履修あるいはいじめというような残念な現象が起こっております。
 これらを総括して、日本がこれだけ大きな国際社会の中の存在にもなってきているわけですから、まず、現行教育基本法は、これは私は大変立派な法律だと思います。これは、世界どこへ持っていっても立派な法律として通ると思います。しかし、日本にはやはり日本の祖先が営々として築き上げた法に書かれざる暗黙の申し合わせというか伝統というか社会規範というか、こういうものがございますから、まず、これをはっきりと再認識する教育を取り戻さないと、現在の豊穣の中の精神の貧困という状態からなかなか抜けられない。同時にまた、大学教育の必要性、今後の経済成長その他のことを考えると、これもまた大切だ、あるいはまた私学の役割が非常に大きくなってきている、同時にまた家庭での教育というもの、あるいはしつけと言った方がいいかもわかりませんが、これもやはり教育の大きな要素である。
 こういうことが現行の教育基本法に抜けておりますので、教育の包括法としての理念法をこの時点で変えさせていただいて、むしろもっと早く私はやるべきであったのではないかと思いますが、この時点で変えさせていただいて、そしてその理念のもとで教育に関する三十数本の法律を総点検して、新しい日本人像をつくり上げて未来に備えていきたい、これが私の思いでございます。
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松原仁#6
○松原委員 今回の教育基本法改正で我が民主党もきちっとしたものを出しているわけでありますが、教育基本法改正を必要とする時代背景というのは、もちろん今大臣おっしゃったように、冷戦構造の崩壊、これは大きな要素になっているだろう、国内的にもさまざまな問題、社会変化が、教育基本法ができたときよりはるかに変化をしてきている。
 しかし、私は、その中でやはり例えば日本国民の意識も随分変わってきている、憲法に対しても。例えば拉致問題というのが発生をして、憲法の前文には、近隣諸国の善良なる意識に期待して平和憲法でいく、こういうふうな話でありましたが、実はこの近隣諸国に北朝鮮のようなとんでもない国があって、平和な日本の一般の国民を誘拐し、国家的犯罪として拉致をした、こういうことが明らかになって、やはり日本人の意識が、憲法に関してもそうでありますが、教育についても大きく変わってきた、これが背景にあると思っております。
 そういった意味では時宜を得ているというふうに思うわけでありますが、今回この中で大きな議論となったのは、愛国心の取り扱いであります。官房長官にもまずお伺いしたいんですが、官房長官は愛国心が日本において必要であるというふうにお思いかどうか、一人一人の国民において。お伺いいたします。
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塩崎恭久#7
○塩崎国務大臣 これは無理強いする話ではないとは思いますが、好ましいことだと思っております。
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松原仁#8
○松原委員 私は必要だと思っているんですよ。必要であると断言をしてほしいと思うわけでありますが、伊吹大臣、いかがでしょうか。
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伊吹文明#9
○伊吹国務大臣 これは愛国心というものの定義によると思いますが、私は日本を愛する心を強く持っております。
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松原仁#10
○松原委員 愛国心は必要であるというふうな話であります。我々は民主党案でこの愛国心という思いが出ているわけでありますが、この愛国心を今、塩崎さんは無理強いをするものではないとおっしゃったけれども、必要である、必要であるけれども無理強いをするものではない、そうなったときに、ここで哲学問答をするつもりはありませんが、愛国心が必要であるならば、愛国心教育は必要でないのか、このことを伊吹大臣にお伺いします。
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伊吹文明#11
○伊吹国務大臣 私が先ほど御質問にお答えして愛国心というものの定義によりますということを申し上げましたが、哲学論争をしてもいけませんが、愛国の国というものは何から成り立っているかということです。私は、国というのは、やはりその国の主権の及ぶ領土、そしてそこに住んでいる国民、そしてその国民が祖先から営々としてその国土の中で営んできたもろもろの人間的な営み、そして現在もその営みは続いている、そういう営みの中からつくり出されたいろいろな文化、伝統、歴史的集積、こういうものが国という言葉であらわされると思います。
 その人間の営みの中の一つに例えば政党というものが我々はあるわけですから、民主党さん、自民党、民主党さんが政権をおとりになる場合もあるし、共産党さんが政権をおとりになる場合も、これは選挙の結果によってはあり得るわけですね。
 そういう政府、営みの中の大部分は文化、伝統その他のものですが、一部は統治にかかわる部分がある。そこを愛しろと言われても、私はやはり、私のイズムからいうと、民主党政権の醸し出すもろもろの政策を愛するというわけにはいかないなと。松原先生も、共産党政権ができたときにそれを愛しろと言われたら、ううんそれはとおっしゃるでしょうから、強制はできないと官房長官が言ったのは、そこの部分を指して言っておられるんだと思います。
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松原仁#12
○松原委員 愛国心に関しては、これは大事であると。議論していても、愛国心を否定する人間というのは私はいないと思うんですよ。
 この国という部分の概念に関して、愛国心の国というのは、塩崎大臣はこれはどんなふうなイメージでとらえておられますか。愛国心の場合の国、今伊吹さんがお答えいただきましたが。
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塩崎恭久#13
○塩崎国務大臣 もとに戻って愛国心の御質問でありますけれども、今伊吹大臣がお答えになられたように、その定義によるという話でありますが、国を愛する心を愛国心とこう呼ぶわけですから、国が何かというのを定義、先ほど伊吹大臣がおっしゃったとおりだと思います。それともう一つは、愛するというのは何なのかと、これもあると思うんですね。もう一つは、その心はでは何だということであろうかと思います。
 国というのは何かというのは、いろいろ人によってその解釈と定義が違うということだと私は思っておりますが、おおむね、この国の定義については、今伊吹大臣がおっしゃったように、統治機構まで含めるかどうか、それは私もどうかなと思いますけれども、今おっしゃったような、これまでの日本というものを、それぞれの頭の中にある、共同で持つ、昔は共同幻想論という言葉がありましたけれども、そういうものでつくり上げられたものが国というものだろうと思いますし、しかしながら、それは一人一人によって定義は違っているのではないかなというふうに思います。
 したがって、一言で愛国心を持てと言っても、なかなかそれは難しいことかなというふうに思います。
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松原仁#14
○松原委員 伊吹大臣がおっしゃったわけでありますが、愛国心という場合の国、そこにはもちろん、国土もあれば伝統もあれば文化もあれば営みもある、非常にそれは多義にわたるものでありますが、愛する対象として、私は、そのときの政体がどういうものであれ、その政体の中身ではなくて、政体という、非常に抽象的でありますが、国家を運営するそのものに対しての基本的な愛情も当然含まれるというふうに思っております。
 今であれば民主主義に対する愛情というものもあるし、かつて、モンテスキューという思想家が三権分立論を立てたわけでありますが、言ったせりふで、それぞれの政体において最も大事なものは、それが君主制であろうと民主制であろうと何であろうと、そこの国民というんですか、これがその政体に対して持つ愛情が強いかどうか、思い入れがあるかどうかによってその政治が意味のある、非常に効率的というか、うまく運営されるかどうかのけじめというか差異になる、つまり、その政体に対しての国民の思い入れがなければそれはいけないと。
 だから私は、愛国心というのは、そのときの政治の状況に対するそういう思い入れというのが当然あってしかるべきだと思いますが、御答弁いただきます。
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伊吹文明#15
○伊吹国務大臣 先生のおっしゃったモンテスキューの言っておることは、私もそのことを読んでおりますが、これは、政体の、国を統治していく仕組みに対する理解を持っていなければならないのであって、仕組みを動かしているイズムに対して愛情を強制しているものではなかったと思います。
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松原仁#16
○松原委員 私はその仕組みを言っているわけで、民主主義とかですね、ただ、その仕組みを愛する中には、私は非常に微妙だと思うんですよ。イズムが入るかどうかというと、イズムは仕組みの上に成り立っているわけですよ。仕組みを否定したイズムというのは、これは革命になるわけでありますが、革命も含めてその仕組みと言えるかもしれない。このイズムというのも仕組みの中に成り立っているという中で、それはイズムを支持しろということではないですが、そこは極めて内包される部分かと思います。
 この議論をこれ以上展開してもしようがないので、それが国なんですよ。そういった国を愛するという思いは、これは世界のいかなるところでも極めて尊重されている。
 であるならば、そういう国であるならば、愛国心教育は必要であるというふうに私は思うんですが、大臣、いかがですか。
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伊吹文明#17
○伊吹国務大臣 先生と私はそう意見が違わないと思いますが、今松原先生がおっしゃったことをどんどん突き詰めていくと、政党は一つにならなければいけないことになってしまうんじゃないんですか。つまり、民主主義とか間接選挙だとか、現在の日本の統治の仕組み、形、これはもうみんなが当然前提として我々は共通の価値観を持って、憲法のもとでこれを動かしている。
 しかし、民主党という政党があり、自民党という政党があり、共産党という政党がありますから、松原先生はそんなにイズムを含めて御理解をいただくのなら、ぜひ我が自由民主党に御参加をいただければありがたいことだと思います。
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松原仁#18
○松原委員 最後の部分は、全くそういう無意味な発言をされてもお断りというか、困るわけでありますが。
 私は、ひっきょう一つの政党がということを言っていないんですよ。それぞれの政党はその仕組みの上に成り立っているから、その中にある意味で内包される部分があると言っているので、それをそういうふうに言われては、水かけ論をあえてしようとするような大臣では困るので、そういうことではいかぬと。
 私が申し上げたいことは、では、愛国心教育をなぜ書かないのか。本当の理由があると思うんですよ。本当の理由を言ってほしい。
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伊吹文明#19
○伊吹国務大臣 私が今申し上げたことに尽きていると思います。
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松原仁#20
○松原委員 本当の理由はこういうところでは言えないということでしょうが、伊吹さんも本当は愛国心を入れたいと思っているんですよ。思っているけれども、この委員会室では言えないと。私は、本当に苦渋の胸のうちを感じますよ。
 では塩崎さん、なぜ愛国心教育というのを入れられないのか、お答えください。
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塩崎恭久#21
○塩崎国務大臣 日本というのは、比較的、国という概念がみんな何となく同じような感じで持っているわけですけれども、ほかの国というのは全然そうじゃないところがいっぱいあります。例えば、今、産みの苦しみをしているイラクもそうであります。クルドに私行きましたけれども、クルド人は国家なき最大の民族と言われているぐらいでありますし、スーダンに行っても、これまたもう全然ばらばらであって、我々が思っているような国というのとは、なかなかそういうようなものにはまらない。旧ユーゴもそうですね。
 そういうことを考えてみると、やはり一言で愛国心と言われても、なかなかそれは難しい。
 そうするとやはり、その文化なり伝統なりをずっとはぐくんできたそういうものを大事にするという心、態度を養っていくということを我々はやはり考えていかなきゃいけないので、なかなか一言で愛国心というので定義がし切れるかというと、それはやはりちょっと違うのかなという感じもいたします。
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松原仁#22
○松原委員 大変に私は残念なんですよ。世界のほかの国々でこういう議論があって、少なくとも責任政党の幹部が、愛国心はどうですか、愛国心教育は必要ですかと聞かれて必要だと言い切れない国というのは、私は極めてまれだと思うんですよ。
 少なくとも教育基本法の中にそれを明記する、当然のことだろうというふうに思っておりますが、このことについて極めて歯切れのいい発言を従来からしてきた下村官房副長官、はっきりした答弁を聞きたい。
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下村博文#23
○下村内閣官房副長官 お答えいたします。
 今の趣旨におきましては、教育の目的の第二条第五項のところで、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、」という文言の中で、松原先生の御指摘については私は入っているというふうに思っております。
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松原仁#24
○松原委員 それでは、この第五の項目にある「我が国と郷土を愛する」ということは、これは事実上、愛国心ということですか、伊吹大臣。
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伊吹文明#25
○伊吹国務大臣 ですから、先ほど申し上げた、我が国の祖先と今に生きている私たちが営々として築き上げてきた伝統と文化を尊重するわけですから、それを醸し出してきた郷土と日本の国土というんですか、これを愛する態度を養うわけですから、それにすべてが尽きているということです。
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松原仁#26
○松原委員 愛国心という表現を使ってもこれは構わないんだ、こういう認識なんですね。もう一回確認します。
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伊吹文明#27
○伊吹国務大臣 それを受けて現在でも、学習指導要領の中に、国を愛する心として具体的にどういうことを教えていくのかということを記述しているわけですから、それは先生と同じような気持ちをこれで表現しているということです。
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松原仁#28
○松原委員 私は、これを愛国心と呼んで構わないんですねと聞いているんですが、これはイエス、ノーで答えてください。ヤジ
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伊吹文明#29
○伊吹国務大臣 いや、それは私がお答えするんです。
 それは、このことを先生のようなお気持ちでお読みになるなら、先生のようにお読みいただいて結構です。
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