沖縄及び北方問題に関する特別委員会
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会
会議録情報#0
平成二十一年六月十九日(金曜日)
午後零時四十六分開会
─────────────
委員の異動
四月六日
辞任 補欠選任
一川 保夫君 横峯 良郎君
四月二十一日
辞任 補欠選任
草川 昭三君 西田 実仁君
四月二十七日
辞任 補欠選任
木庭健太郎君 山本 香苗君
四月二十八日
辞任 補欠選任
山本 香苗君 木庭健太郎君
六月十八日
辞任 補欠選任
藤原 正司君 加藤 敏幸君
水落 敏栄君 丸川 珠代君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 市川 一朗君
理 事
岩本 司君
今野 東君
北川イッセイ君
伊達 忠一君
委 員
加藤 敏幸君
喜納 昌吉君
佐藤 泰介君
高嶋 良充君
ツルネン マルテイ君
円 より子君
横峯 良郎君
島尻安伊子君
丸川 珠代君
義家 弘介君
木庭健太郎君
西田 実仁君
紙 智子君
山内 徳信君
衆議院議員
修正案提出者 三井 辨雄君
国務大臣
国務大臣
(内閣府特命担
当大臣(沖縄及
び北方対策)) 佐藤 勉君
副大臣
内閣府副大臣 宮澤 洋一君
大臣政務官
内閣府大臣政務
官 岡本 芳郎君
事務局側
第一特別調査室
長 藤崎 昇君
参考人
独立行政法人沖
縄科学技術研究
基盤整備機構理
事長 シドニー・ブ
レナー君
(通訳 寺崎 弘孝君)
(通訳 福田 純子君)
─────────────
本日の会議に付した案件
○沖縄科学技術大学院大学学園法案(内閣提出、
衆議院送付)
○参考人の出席要求に関する件
─────────────
この発言だけを見る →午後零時四十六分開会
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委員の異動
四月六日
辞任 補欠選任
一川 保夫君 横峯 良郎君
四月二十一日
辞任 補欠選任
草川 昭三君 西田 実仁君
四月二十七日
辞任 補欠選任
木庭健太郎君 山本 香苗君
四月二十八日
辞任 補欠選任
山本 香苗君 木庭健太郎君
六月十八日
辞任 補欠選任
藤原 正司君 加藤 敏幸君
水落 敏栄君 丸川 珠代君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 市川 一朗君
理 事
岩本 司君
今野 東君
北川イッセイ君
伊達 忠一君
委 員
加藤 敏幸君
喜納 昌吉君
佐藤 泰介君
高嶋 良充君
ツルネン マルテイ君
円 より子君
横峯 良郎君
島尻安伊子君
丸川 珠代君
義家 弘介君
木庭健太郎君
西田 実仁君
紙 智子君
山内 徳信君
衆議院議員
修正案提出者 三井 辨雄君
国務大臣
国務大臣
(内閣府特命担
当大臣(沖縄及
び北方対策)) 佐藤 勉君
副大臣
内閣府副大臣 宮澤 洋一君
大臣政務官
内閣府大臣政務
官 岡本 芳郎君
事務局側
第一特別調査室
長 藤崎 昇君
参考人
独立行政法人沖
縄科学技術研究
基盤整備機構理
事長 シドニー・ブ
レナー君
(通訳 寺崎 弘孝君)
(通訳 福田 純子君)
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本日の会議に付した案件
○沖縄科学技術大学院大学学園法案(内閣提出、
衆議院送付)
○参考人の出席要求に関する件
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市
市川一朗#1
○委員長(市川一朗君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、一川保夫君、草川昭三君、水落敏栄君及び藤原正司君が委員を辞任され、その補欠として横峯良郎君、西田実仁君、丸川珠代君及び加藤敏幸君が選任されました。
─────────────
この発言だけを見る →委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、一川保夫君、草川昭三君、水落敏栄君及び藤原正司君が委員を辞任され、その補欠として横峯良郎君、西田実仁君、丸川珠代君及び加藤敏幸君が選任されました。
─────────────
市
佐
佐藤勉#3
○国務大臣(佐藤勉君) 沖縄科学技術大学院大学学園法案につきまして、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。
沖縄振興につきましては、自立型経済の構築等を目指し、沖縄振興特別措置法及び沖縄振興計画に基づき事業を推進しているところであります。この沖縄振興計画では、二十一世紀の沖縄の振興に貢献するとともに、ひいては世界の科学技術の発展にも貢献することを目指し、世界最高水準の自然科学系の大学院大学を核として、研究所、民間企業等の集積を図るものとされております。
この大学院大学については、平成十七年度に設立された独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構により先行的に研究事業を進めるとともに、恩納村に新しい施設を整備してまいりました。また、大学院大学の在り方については、ノーベル賞受賞者を中心とした内外の著名な科学者により検討が行われるなど、開学に向けた準備も進められてまいりました。
こうした取組を踏まえ、この度、平成二十四年度までの開学を目指すこととし、そのための所要の措置を講ずるため、ここに本法律案を提出申し上げる次第であります。
次に、本法律案の内容について、その概要を御説明いたします。
本法律案は、沖縄科学技術大学院大学を設置する沖縄科学技術大学院大学学園について、その目的、役員の選任の特例、国の補助金等を定めるものです。
この学園の目的は、当該大学において、国際的に卓越した科学技術に関する教育研究を行うことであり、もって沖縄の自立的発展及び世界の科学技術の発展に寄与するものです。
この学園は、科学者を中心とした自主性及び柔軟性のある運営を行うことが必要であるため、学校法人として設立されるものです。その役員である理事には、科学技術の発達に関し特に功績顕著な内外の科学者や沖縄の振興に関して優れた識見を有する者を含めることとし、その定数の過半数は外部理事でなければならないこととしております。
国は、学園に対し、業務に要する経費の二分の一以内を補助できることとしておりますが、国際的に卓越した教育研究を実現する等の観点から、当初十年間は二分の一を超えて補助できることとしております。また、内閣総理大臣は、学園の事業計画の認可等を行うこととしております。
その他、この学園の設立に伴い独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構を解散することなど、所要の規定を設けております。
以上が、この法律案の提案理由及びその内容の概要でありますが、この法律案につきましては、衆議院において修正が行われたところであります。
何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御賛同くださいますようよろしくお願いをいたします。
この発言だけを見る →沖縄振興につきましては、自立型経済の構築等を目指し、沖縄振興特別措置法及び沖縄振興計画に基づき事業を推進しているところであります。この沖縄振興計画では、二十一世紀の沖縄の振興に貢献するとともに、ひいては世界の科学技術の発展にも貢献することを目指し、世界最高水準の自然科学系の大学院大学を核として、研究所、民間企業等の集積を図るものとされております。
この大学院大学については、平成十七年度に設立された独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構により先行的に研究事業を進めるとともに、恩納村に新しい施設を整備してまいりました。また、大学院大学の在り方については、ノーベル賞受賞者を中心とした内外の著名な科学者により検討が行われるなど、開学に向けた準備も進められてまいりました。
こうした取組を踏まえ、この度、平成二十四年度までの開学を目指すこととし、そのための所要の措置を講ずるため、ここに本法律案を提出申し上げる次第であります。
次に、本法律案の内容について、その概要を御説明いたします。
本法律案は、沖縄科学技術大学院大学を設置する沖縄科学技術大学院大学学園について、その目的、役員の選任の特例、国の補助金等を定めるものです。
この学園の目的は、当該大学において、国際的に卓越した科学技術に関する教育研究を行うことであり、もって沖縄の自立的発展及び世界の科学技術の発展に寄与するものです。
この学園は、科学者を中心とした自主性及び柔軟性のある運営を行うことが必要であるため、学校法人として設立されるものです。その役員である理事には、科学技術の発達に関し特に功績顕著な内外の科学者や沖縄の振興に関して優れた識見を有する者を含めることとし、その定数の過半数は外部理事でなければならないこととしております。
国は、学園に対し、業務に要する経費の二分の一以内を補助できることとしておりますが、国際的に卓越した教育研究を実現する等の観点から、当初十年間は二分の一を超えて補助できることとしております。また、内閣総理大臣は、学園の事業計画の認可等を行うこととしております。
その他、この学園の設立に伴い独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構を解散することなど、所要の規定を設けております。
以上が、この法律案の提案理由及びその内容の概要でありますが、この法律案につきましては、衆議院において修正が行われたところであります。
何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御賛同くださいますようよろしくお願いをいたします。
市
三
三井辨雄#5
○衆議院議員(三井辨雄君) 衆議院の三井辨雄でございます。
沖縄科学技術大学院大学学園法案に対する衆議院における修正部分につきまして、その概要を御説明申し上げます。
第一に、法律の目的に、沖縄の振興に寄与するとの趣旨を追加するものであります。
第二に、学園の評議員の選任に関する特例を新たに設け、評議員に、沖縄における経済又は社会の実情に精通している者及び大学の経営における公正性及び透明性の確保に関して優れた識見を有する者が含まれなければならないものとするものであります。
第三に、国は、予算の範囲内において、学園に対し、業務に要する経費について、その二分の一を超えて補助することができることに改めるとともに、十年間に限り業務に要する経費の二分の一を超えて補助できるものとする規定は削除するものであります。
第四に、国は、この法律の施行後十年を目途として、学園に対する国の財政支援の在り方その他この法律の施行の状況について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとすることの規定を設けるものであります。
以上が本法律案の衆議院における修正部分の概要であります。
何とぞ委員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
この発言だけを見る →沖縄科学技術大学院大学学園法案に対する衆議院における修正部分につきまして、その概要を御説明申し上げます。
第一に、法律の目的に、沖縄の振興に寄与するとの趣旨を追加するものであります。
第二に、学園の評議員の選任に関する特例を新たに設け、評議員に、沖縄における経済又は社会の実情に精通している者及び大学の経営における公正性及び透明性の確保に関して優れた識見を有する者が含まれなければならないものとするものであります。
第三に、国は、予算の範囲内において、学園に対し、業務に要する経費について、その二分の一を超えて補助することができることに改めるとともに、十年間に限り業務に要する経費の二分の一を超えて補助できるものとする規定は削除するものであります。
第四に、国は、この法律の施行後十年を目途として、学園に対する国の財政支援の在り方その他この法律の施行の状況について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとすることの規定を設けるものであります。
以上が本法律案の衆議院における修正部分の概要であります。
何とぞ委員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
市
市
市川一朗#7
○委員長(市川一朗君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
沖縄科学技術大学院大学学園法案の審査のため、本日の委員会に独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構理事長シドニー・ブレナー君を参考人として出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
市
市
市川一朗#9
○委員長(市川一朗君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を再開いたします。
沖縄科学技術大学院大学学園法案を議題といたします。
本日は、参考人として、独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構理事長シドニー・ブレナー君に御出席いただいております。
この際、ブレナー参考人に対し、本委員会を代表して一言ごあいさつを申し上げます。
本日は、御多用中のところ本委員会に御出席をいただき、誠にありがとうございます。
ブレナー参考人から忌憚のない御意見を拝聴し、今後の審査の参考にさせていただきたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
議事の進め方について申し上げます。
まず、ブレナー参考人に二十分程度で御意見をお述べいただき、その後、委員からの質疑にお答えいただきたいと存じます。
御発言の際は、その都度委員長の許可を得ることになっておりますので、御承知おきください。
また、参考人、質疑者とも発言は着席のままで結構でございます。
それでは、ブレナー参考人にお願いいたします。
この発言だけを見る →沖縄科学技術大学院大学学園法案を議題といたします。
本日は、参考人として、独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構理事長シドニー・ブレナー君に御出席いただいております。
この際、ブレナー参考人に対し、本委員会を代表して一言ごあいさつを申し上げます。
本日は、御多用中のところ本委員会に御出席をいただき、誠にありがとうございます。
ブレナー参考人から忌憚のない御意見を拝聴し、今後の審査の参考にさせていただきたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
議事の進め方について申し上げます。
まず、ブレナー参考人に二十分程度で御意見をお述べいただき、その後、委員からの質疑にお答えいただきたいと存じます。
御発言の際は、その都度委員長の許可を得ることになっておりますので、御承知おきください。
また、参考人、質疑者とも発言は着席のままで結構でございます。
それでは、ブレナー参考人にお願いいたします。
シ
シドニー・ブレナー#10
○参考人(シドニー・ブレナー君)(通訳) 委員長、ありがとうございます。
私、発言のメモを通訳者に渡しました。そして、ゆっくりと英語で発言させていただきます。同時通訳者が付いてこられるようにゆっくりと発言をいたします。
本日は、この委員会に出席して議員の皆様方に沖縄科学技術大学院大学について説明する機会を得ましたことは、大変光栄であります。
私が理事長を、そしてバックマン博士が理事を務める基盤整備機構は、過去数年間、この機構を設置した法律に定められた目標を達成するために精力的な努力を重ねてまいりました。
この機構に与えられた目標を確認したいと思います。一つは、沖縄で高いレベルの学際的な科学研究を開始し、またそれを振興させるということ、二つ目が大学院大学の開学の準備を行うということでありました。この二つの目標は、沖縄の自立的経済発展を振興するという目的の下に追求されているものであります。
私どものこれまでの数多くの大きな成果を語るのが本日の目的ではありません。ただ、一言申し上げさせていただければ、私どもは与えられた目標を完全に達成いたしました。主任研究者も二十人を数えております。その過半は海外から来ております。また、幾つかの研究領域を確立しております。その幾つかの領域においては、既に国際的な評価を得ております。これは、我々のプログラムあるいはワークショップに対する応募者の水準にも表れています。
本日は、過去にこだわるのではなく将来を見据えてお話ししたいと思っております。この法案が採択されれば、新しい大学院大学を沖縄につくるという取組の新段階に入ることになります。二〇一二年までに、私どもは、科学者や研究者をそろえ、すべての施設の建設を完了し、学長を任命し、主要な事務職に人材を配置し、数多くの学生を獲得し、そして最先端の研究教育機関に必要な複雑な運営体制を確立するということを目標としております。
この先やらなければならないことはまだまだたくさんあります。しかしながら、その多くに関しては既に取組を開始しております。しかし、それを実行に移していくためには法案の成立が必要です。この困難な事業に立ち向かっていくに当たって、我々が確信を持って取り組んでいけるように皆様方の強い支援が必要であります。また、沖縄の県民の皆様、沖縄の各機関、そして日本国民全体の揺るぎない支持が必要であります。
さて、このプロジェクトは、沖縄や日本にとってのみ重要なのではなく、世界全体にとっても重要であると考える理由を説明させてください。
私がこのプロジェクトの立ち上げに参加した理由は二つあります。
一つは、日本は科学のイノベーションの能力を十分に生かしていないと感じたからであります。大学教育研究の制度の下で、若い科学者に独自の研究をさせる機会が十分に与えられていないと考えました。私ども年寄りもまだ熱心に科学に取り組んでおりますが、やはりイノベーションというのは若い人たちの力を解き放つことで生まれるわけです。
それから、二つ目の理由といたしましては、新しいアイデアというのは旧来からの様々な分野の学際的なところでいつも生まれるものだからです。この学際的な分野で新しいアイデアが生まれるという事例は、生命科学の分野で五十年間何が起きたか御覧いただければ分かることと思います。生命科学の新しい発見は、化学、物理、数学、そして計算科学の融合する分野で生まれたのでした。
大学というのは通常厳格な学部体制がしかれておりまして、このように多様な科学者のグループ同士のやり取りを融合していくことが難しいことが多いのです。そしてまた、既得権益によって壁ががっちりと用心深く守られてしまっています。したがって、旧弊あるいは旧制度を脱却して全く新しいものを融合してつくっていくということが非常に重要な課題になるのではないか、そしてやりがいがあることではないかと考えた次第です。
かなりこの方向性で既に進捗が見られておりまして、今回、将来の発展に有益な条項を盛り込んだ本法案が可決すれば、その作業を進める上で制度的な基盤が整備されることと思っております。
本構想プロジェクトの最も重要な点は沖縄とのつながりです。多くの人たちが、沖縄という場所では科学技術大学院大学のような先端的機関を設立するには開発が不十分な場所ではないかとお感じのようです。しかし、私の考えでは、研究プロジェクトからまず始め、そして主要な中心地から離れて、その既存の体制の言わば遺産から離れたところで活動を始めれば、我々独自の文化あるいは風土づくりができるのではないかと考えた次第です。若い苗木は古い大木の林の中では日陰になってしまって育たないからです。また、私たちの使命は沖縄の経済的自立に貢献することであると重々承知をしております。これは将来的にますます重要になってくるでしょう。
この先、本学の活動を重ねる中で、私たちの研究から経済的な価値を生み出せるようにしてまいりたいと考えております。そして、そのためには質に重点を置いてまいります。本学の科学者の質、そして私たちが育てる人材の質に重きを置くことで達成していきたいと思っております。
そして、なかんずく重要な点としては、科学の国際舞台においてきちんと認められ、そして国際的な科学者のネットワークの重要な位置を占めてまいりたいと思っております。一部の分野で既にこれは達成をしております。本学の募集ポストへの応募人材の質にも見られますし、本学ワークショップに参加する生徒の質にも反映されております。そして、さらに厳格に高い水準を維持しハイレベルのイノベーションを維持すれば、産業界にも来ていただける、そして沖縄にそれによって裨益できると思います。
このように、垂範率先することによりまして生まれる新しい文化が是非広まることを私としては期待しております。私たちの教育、そして発信内容の中には、多くの問題を抱える世界にとって科学技術が重要な役割を果たすのだということも訴えたいと思っております。
沖縄発のこの試みが日本中に広がればうれしく思いますし、新しいアジア太平洋の科学者のコミュニティーが世界に広まれば、この上なくうれしく存じます。
以上です。御清聴ありがとうございました。拍手
この発言だけを見る →私、発言のメモを通訳者に渡しました。そして、ゆっくりと英語で発言させていただきます。同時通訳者が付いてこられるようにゆっくりと発言をいたします。
本日は、この委員会に出席して議員の皆様方に沖縄科学技術大学院大学について説明する機会を得ましたことは、大変光栄であります。
私が理事長を、そしてバックマン博士が理事を務める基盤整備機構は、過去数年間、この機構を設置した法律に定められた目標を達成するために精力的な努力を重ねてまいりました。
この機構に与えられた目標を確認したいと思います。一つは、沖縄で高いレベルの学際的な科学研究を開始し、またそれを振興させるということ、二つ目が大学院大学の開学の準備を行うということでありました。この二つの目標は、沖縄の自立的経済発展を振興するという目的の下に追求されているものであります。
私どものこれまでの数多くの大きな成果を語るのが本日の目的ではありません。ただ、一言申し上げさせていただければ、私どもは与えられた目標を完全に達成いたしました。主任研究者も二十人を数えております。その過半は海外から来ております。また、幾つかの研究領域を確立しております。その幾つかの領域においては、既に国際的な評価を得ております。これは、我々のプログラムあるいはワークショップに対する応募者の水準にも表れています。
本日は、過去にこだわるのではなく将来を見据えてお話ししたいと思っております。この法案が採択されれば、新しい大学院大学を沖縄につくるという取組の新段階に入ることになります。二〇一二年までに、私どもは、科学者や研究者をそろえ、すべての施設の建設を完了し、学長を任命し、主要な事務職に人材を配置し、数多くの学生を獲得し、そして最先端の研究教育機関に必要な複雑な運営体制を確立するということを目標としております。
この先やらなければならないことはまだまだたくさんあります。しかしながら、その多くに関しては既に取組を開始しております。しかし、それを実行に移していくためには法案の成立が必要です。この困難な事業に立ち向かっていくに当たって、我々が確信を持って取り組んでいけるように皆様方の強い支援が必要であります。また、沖縄の県民の皆様、沖縄の各機関、そして日本国民全体の揺るぎない支持が必要であります。
さて、このプロジェクトは、沖縄や日本にとってのみ重要なのではなく、世界全体にとっても重要であると考える理由を説明させてください。
私がこのプロジェクトの立ち上げに参加した理由は二つあります。
一つは、日本は科学のイノベーションの能力を十分に生かしていないと感じたからであります。大学教育研究の制度の下で、若い科学者に独自の研究をさせる機会が十分に与えられていないと考えました。私ども年寄りもまだ熱心に科学に取り組んでおりますが、やはりイノベーションというのは若い人たちの力を解き放つことで生まれるわけです。
それから、二つ目の理由といたしましては、新しいアイデアというのは旧来からの様々な分野の学際的なところでいつも生まれるものだからです。この学際的な分野で新しいアイデアが生まれるという事例は、生命科学の分野で五十年間何が起きたか御覧いただければ分かることと思います。生命科学の新しい発見は、化学、物理、数学、そして計算科学の融合する分野で生まれたのでした。
大学というのは通常厳格な学部体制がしかれておりまして、このように多様な科学者のグループ同士のやり取りを融合していくことが難しいことが多いのです。そしてまた、既得権益によって壁ががっちりと用心深く守られてしまっています。したがって、旧弊あるいは旧制度を脱却して全く新しいものを融合してつくっていくということが非常に重要な課題になるのではないか、そしてやりがいがあることではないかと考えた次第です。
かなりこの方向性で既に進捗が見られておりまして、今回、将来の発展に有益な条項を盛り込んだ本法案が可決すれば、その作業を進める上で制度的な基盤が整備されることと思っております。
本構想プロジェクトの最も重要な点は沖縄とのつながりです。多くの人たちが、沖縄という場所では科学技術大学院大学のような先端的機関を設立するには開発が不十分な場所ではないかとお感じのようです。しかし、私の考えでは、研究プロジェクトからまず始め、そして主要な中心地から離れて、その既存の体制の言わば遺産から離れたところで活動を始めれば、我々独自の文化あるいは風土づくりができるのではないかと考えた次第です。若い苗木は古い大木の林の中では日陰になってしまって育たないからです。また、私たちの使命は沖縄の経済的自立に貢献することであると重々承知をしております。これは将来的にますます重要になってくるでしょう。
この先、本学の活動を重ねる中で、私たちの研究から経済的な価値を生み出せるようにしてまいりたいと考えております。そして、そのためには質に重点を置いてまいります。本学の科学者の質、そして私たちが育てる人材の質に重きを置くことで達成していきたいと思っております。
そして、なかんずく重要な点としては、科学の国際舞台においてきちんと認められ、そして国際的な科学者のネットワークの重要な位置を占めてまいりたいと思っております。一部の分野で既にこれは達成をしております。本学の募集ポストへの応募人材の質にも見られますし、本学ワークショップに参加する生徒の質にも反映されております。そして、さらに厳格に高い水準を維持しハイレベルのイノベーションを維持すれば、産業界にも来ていただける、そして沖縄にそれによって裨益できると思います。
このように、垂範率先することによりまして生まれる新しい文化が是非広まることを私としては期待しております。私たちの教育、そして発信内容の中には、多くの問題を抱える世界にとって科学技術が重要な役割を果たすのだということも訴えたいと思っております。
沖縄発のこの試みが日本中に広がればうれしく思いますし、新しいアジア太平洋の科学者のコミュニティーが世界に広まれば、この上なくうれしく存じます。
以上です。御清聴ありがとうございました。拍手
市
市川一朗#11
○委員長(市川一朗君) ありがとうございました。
以上で参考人の意見陳述は終わりました。
これより参考人に対する質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言だけを見る →以上で参考人の意見陳述は終わりました。
これより参考人に対する質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
今
今野東#12
○今野東君 民主党の参議院議員今野東でございます。
ブレナー博士には、世界中を飛び回っていらっしゃる大変お忙しい中でこの時間を割いていただきましておいでいただきまして、本当にありがとうございます。
私たちはこの沖縄科学技術大学院大学について準備を重ねているわけでありますが、そういう中で大変御苦労をしていらっしゃることに、議員の一人として敬意を表します。
さて、私は、今日ブレナー博士にお話を伺うについて、一番最初に、なぜこんな大変なお仕事をお引き受けになったのかという理由をお尋ねしようと思いました。しかし、そのことは既にお話をしてくださいましたが、まず一つは、科学的イノベーションを生かしていないということをおっしゃいましたが、それはどういう点で見受けるのか。具体的に、こういうところが足りないというようなこと、具体例をお話しいただきたいと思います。
この発言だけを見る →ブレナー博士には、世界中を飛び回っていらっしゃる大変お忙しい中でこの時間を割いていただきましておいでいただきまして、本当にありがとうございます。
私たちはこの沖縄科学技術大学院大学について準備を重ねているわけでありますが、そういう中で大変御苦労をしていらっしゃることに、議員の一人として敬意を表します。
さて、私は、今日ブレナー博士にお話を伺うについて、一番最初に、なぜこんな大変なお仕事をお引き受けになったのかという理由をお尋ねしようと思いました。しかし、そのことは既にお話をしてくださいましたが、まず一つは、科学的イノベーションを生かしていないということをおっしゃいましたが、それはどういう点で見受けるのか。具体的に、こういうところが足りないというようなこと、具体例をお話しいただきたいと思います。
シ
シドニー・ブレナー#13
○参考人(シドニー・ブレナー君)(通訳) 私、思いますに、科学のイノベーションを活用するという問題ではないと思います。科学的なイノベーション、日本はうまく活用していると思います。私が申し上げたかったのは、科学イノベーションの創生、それを生み出すということであります。日本の国立大学などでは、若い人たちが独立した科学研究を行う機会が非常に少ないと考えておりました。それが、私がこの職務を引き受けた大きな理由であります。
しばらく前、私は、ある物理学部のレビューを行う委員会に参加しておりました。東京大学有馬学長の時代ですが、そこでその作業に参加して、そこでいろいろな機会が失われているということを目の当たりにしたからであります。
この発言だけを見る →しばらく前、私は、ある物理学部のレビューを行う委員会に参加しておりました。東京大学有馬学長の時代ですが、そこでその作業に参加して、そこでいろいろな機会が失われているということを目の当たりにしたからであります。
今
シ
シドニー・ブレナー#15
○参考人(シドニー・ブレナー君)(通訳) 元々、この話を最初に持ってこられたのは尾身様であります。この仕事に就かないかということではなくて、そのもっと早い、初期の段階の議論に参加してほしいというふうに尾身様に声を掛けられました。沖縄の可能性について検討する作業に参加してほしいということで、これは随分前のことでありました。この理事長の職というのは、そのもっと後で設置されたものであります。
それからもう一点、有馬教授はその検討のグループのメンバーでありました。
この発言だけを見る →それからもう一点、有馬教授はその検討のグループのメンバーでありました。
今
今野東#16
○今野東君 よく分かりました。ありがとうございます。
それで、この沖縄科学技術大学院大学を開学させるに当たって、この大学院大学が沖縄の自立的発展にどうつながるのか、私たちはこの大学をつくるために一生懸命努力している役人の皆さんから話を随分聞いたんですが、もう一つその科学技術大学院大学構想が沖縄振興策の一つであるということがどうも分かりにくくております。
沖縄振興特別措置法という法律がありまして、この法律の目的には、「沖縄の自立的発展に資するとともに、沖縄の豊かな住民生活の実現に寄与することを目的とする。」とあります。私は、この沖縄科学技術大学院大学がどのようにして沖縄の自立発展に資するのか、またどのようにして沖縄の豊かな住民生活の実現に寄与するのか、どうもいろいろな方のお話を伺っているんですが分かりにくいんです。そこのところは、ブレナーさんはどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。
この発言だけを見る →それで、この沖縄科学技術大学院大学を開学させるに当たって、この大学院大学が沖縄の自立的発展にどうつながるのか、私たちはこの大学をつくるために一生懸命努力している役人の皆さんから話を随分聞いたんですが、もう一つその科学技術大学院大学構想が沖縄振興策の一つであるということがどうも分かりにくくております。
沖縄振興特別措置法という法律がありまして、この法律の目的には、「沖縄の自立的発展に資するとともに、沖縄の豊かな住民生活の実現に寄与することを目的とする。」とあります。私は、この沖縄科学技術大学院大学がどのようにして沖縄の自立発展に資するのか、またどのようにして沖縄の豊かな住民生活の実現に寄与するのか、どうもいろいろな方のお話を伺っているんですが分かりにくいんです。そこのところは、ブレナーさんはどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。
シ
シドニー・ブレナー#17
○参考人(シドニー・ブレナー君)(通訳) 単純な形でお答えをしたいと思います。
様々な例を引くことができると思います。このような活動を開始することによって経済的な価値が生まれると。つまり、こういったセンターで科学を行うことによってそれがその周辺に広がっていくということが世界の様々な地域で既に行われているわけであります。ここで認識すべきことは、そういった実例が既に多く存在するということであります。
私が一番よく知っている二つの例、これは私が実際に関与した例でありますが、サンディエゴで全く新しい活動、研究所を設立したということがありました。これはバイオテクノロジーの大きなセンターとなっています。それから、英国のケンブリッジ大学、ここにも私はおりましたけれども、このケンブリッジ大学もその周辺で多くの産業を創出しております。それは大学からのスピルオーバー効果ということで生まれているわけであります。
ただ、残念ながら、そういったことが実現するには時間が掛かります。そして、乗数効果があるということが言えると思います。より高い生活水準の人たちを関与させるということで様々な影響をもたらすということが言えると思います。最先端の科学、技術、またそういった特定の姿勢を持った人たちを導入することによって人々の暮らしをより豊かにすることにつながる、またその様々な活動につながっていく、大学が重要な地位を占めるようになればそういった影響が期待できると考えます。
この発言だけを見る →様々な例を引くことができると思います。このような活動を開始することによって経済的な価値が生まれると。つまり、こういったセンターで科学を行うことによってそれがその周辺に広がっていくということが世界の様々な地域で既に行われているわけであります。ここで認識すべきことは、そういった実例が既に多く存在するということであります。
私が一番よく知っている二つの例、これは私が実際に関与した例でありますが、サンディエゴで全く新しい活動、研究所を設立したということがありました。これはバイオテクノロジーの大きなセンターとなっています。それから、英国のケンブリッジ大学、ここにも私はおりましたけれども、このケンブリッジ大学もその周辺で多くの産業を創出しております。それは大学からのスピルオーバー効果ということで生まれているわけであります。
ただ、残念ながら、そういったことが実現するには時間が掛かります。そして、乗数効果があるということが言えると思います。より高い生活水準の人たちを関与させるということで様々な影響をもたらすということが言えると思います。最先端の科学、技術、またそういった特定の姿勢を持った人たちを導入することによって人々の暮らしをより豊かにすることにつながる、またその様々な活動につながっていく、大学が重要な地位を占めるようになればそういった影響が期待できると考えます。
今
今野東#18
○今野東君 最先端の技術の導入で人々の暮らしが豊かになるというお話は大変よく分かります。それは、日本全体の利益ということを考えた場合にそれは言えるのかもしれませんが、それが沖縄のと前に付くと私にはなぜなのかというのが分からなくなるんです。それは、またこの法案の質疑がありますので、そこでいろいろお尋ねをすることにいたしますが。
さて、二〇一二年度までに開学を目指していくという沖縄科学技術大学院大学ですけれども、ブレナー博士の努力によりまして、今二十名の研究者の方々が既に研究を始めている、また続けているわけですが、私が聞いているところによりますと、五十名の研究者を予定していると聞いております。今はまだ二十名なんですが、これは見通しはどうなんでしょうか。
大変お忙しく世界各国を回って、様々な科学者の方々とお会いになっていろいろ御苦労をしていらっしゃることは承知をしておりますが、五十人まで研究者を集めるということは開学までには可能でしょうか。
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大変お忙しく世界各国を回って、様々な科学者の方々とお会いになっていろいろ御苦労をしていらっしゃることは承知をしておりますが、五十人まで研究者を集めるということは開学までには可能でしょうか。
シ
シドニー・ブレナー#19
○参考人(シドニー・ブレナー君)(通訳) 私どもの目標はおよそ五十人確保するということであります。厳密にちょうど五十人ということでもありません。それから、大学の学長もその大学に魅力を感じて来てもらわなければならない。そうすると、彼の、その学長のアイデアも導入する余地を少し残しておかなければならないということで、およそ五十名の研究者を確保して開学したいと考えております。それは可能であるということについては自信を持っております。
そして、過去一年、二年の間に分かったことは、私としても驚いているのですが、出願者、応募者の質、彼らの研究の質、彼らのこれまでのバックグラウンドを見ると大変なものがあると。で、まだ施設として開発途上にある我々のこの施設に来てもいいという人がこれだけいるということに驚きを感じています。そして、今後も多くの人たちが来てくださると考えております。今年の年末までには二十五人以上確保できると期待しております。
元々、十分なスペースが確保できないと人を呼んでくることもできません。今後二年間であと二棟、施設を、建物を建設しなければなりませんので、そのスペースができなければ人も採れないということもあります。こういった状況をいろいろと考えますと、目標は十分に達成可能だと私は考えております。
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元々、十分なスペースが確保できないと人を呼んでくることもできません。今後二年間であと二棟、施設を、建物を建設しなければなりませんので、そのスペースができなければ人も採れないということもあります。こういった状況をいろいろと考えますと、目標は十分に達成可能だと私は考えております。
今
今野東#20
○今野東君 研究者を招聘するに当たって、少し現実的なお話をさせていただきたいんですが、研究者にはそれぞれ家族がおいでになるでしょう。沖縄という場所においでいただくには、これは研究者の間ではそれほど有名な場所ではないと思いますので、この新しい土地においでいただくのはそれなりの条件を示さなければならないと思いますが、これはブレナー博士がお示しになる条件というのは、それは我が国の限られた予算の中でやらなければならないことで、またそこは大変御苦労をお掛けしているところですが、それで十分でしょうか。あるいは、こういう条件が提示できればもっと優れた科学者が、沖縄に来てもらうことができるんだがというようなことをお考えの点はあるでしょうか。
この発言だけを見る →シ
シドニー・ブレナー#21
○参考人(シドニー・ブレナー君)(通訳) 私、もちろんこの機構の規則の中で職務をしなければならないという、その制約を抱えております。大学は、大学として判断をしなければならないということになると思います。その時点で十分に条件が提示できるようにするということが我々の仕事であります。
一つ我々がやってきたことは、住宅ですね。教職員、それから学生のための住宅、宿舎を整備するということに取り組んでおります。単にその研究棟を造るというだけでなくてコミュニティー全体をつくっていく、そこで生活をするための環境を整えていくということが必要であります。これは十分にできていくというふうに考えております。世界の若い科学者たちに対して良い条件を提供できれば、独自のそれぞれの研究を行う環境を与えられれば、彼らが最も求めているのはそれなんですね。それは過去の例にも示されています。そして、それは我々ができることだと考えています。
そして、もちろん沖縄というのは非常に美しい土地であります。物理的にも地理的にも非常に美しい場所です。仕事をするのに適した環境を提供できれば、若い科学者はそれに魅力を感じると、関心を持つと思います。
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そして、もちろん沖縄というのは非常に美しい土地であります。物理的にも地理的にも非常に美しい場所です。仕事をするのに適した環境を提供できれば、若い科学者はそれに魅力を感じると、関心を持つと思います。
今
今野東#22
○今野東君 いろいろ御苦労をいただいていること、本当にありがとうございます。
ちょっともう一つお尋ねをしたいんですが、さっきブレナー博士は、大学の周囲に企業が集まって、また大学院大学から出てくる科学的成果を利用する企業がそこに集まってくる、知的クラスターがたくさんできるのだというような話を私たちも聞いておりますけれども、それは、さてどれぐらいの時間が掛かるのでしょうか。そこのところは私たちは大変心配をしているところです。
ブレナー博士が時間が掛かるとおっしゃったのは、なかなか予想は難しいと思いますが、数年なのか十年なのか二十年なのか、あるいは百年なのか、どうお考えでしょうか。
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ブレナー博士が時間が掛かるとおっしゃったのは、なかなか予想は難しいと思いますが、数年なのか十年なのか二十年なのか、あるいは百年なのか、どうお考えでしょうか。
シ
シドニー・ブレナー#23
○参考人(シドニー・ブレナー君)(通訳) ありがとうございます。
あと何年も私は生きておりませんので、その成果が頂点に達するのを見届けることはできないかもしれませんけれども、プロセスとしてはしたがって時間が掛かるということです。
ただし、既に二社、二つの企業と協力合意をしております。電子顕微鏡を作るということで日立と契約を結んでおりまして、この協力を継続するということになっています。それから、二件目はホンダでありまして、研究を支援してくれています。銅谷先生の研究を支援してくれているのがホンダです。したがって、既に関心は産業界において見られるということで、この計画に上乗せをいたしまして、キャンパス内におきましてもある地域を決めて会社が自分の研究室を構えられるような場所を設けたいと思っています。そういった決定をすることで役に立つんではないかと思います。
どれぐらいの時間が掛かるかということですが、何年か、あるいは二十年なのか百年なのかとお聞きになられましたが、二十年ぐらいというのが何か形のあるものができるのに掛かる時間ではないかと思います。時間は掛かるということです。
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ただし、既に二社、二つの企業と協力合意をしております。電子顕微鏡を作るということで日立と契約を結んでおりまして、この協力を継続するということになっています。それから、二件目はホンダでありまして、研究を支援してくれています。銅谷先生の研究を支援してくれているのがホンダです。したがって、既に関心は産業界において見られるということで、この計画に上乗せをいたしまして、キャンパス内におきましてもある地域を決めて会社が自分の研究室を構えられるような場所を設けたいと思っています。そういった決定をすることで役に立つんではないかと思います。
どれぐらいの時間が掛かるかということですが、何年か、あるいは二十年なのか百年なのかとお聞きになられましたが、二十年ぐらいというのが何か形のあるものができるのに掛かる時間ではないかと思います。時間は掛かるということです。
今
今野東#24
○今野東君 この大学のスタートは、整備機構としてスタートしたわけですけれども、このときのスタートのときのメンバーと少し今のメンバーは違います。三木理事が辞職をされました。こうしたスタッフの動き、あるいは辞めていってしまっている人もいるという、内部の人的なコミュニケーションというのはうまくいっているという報告を受けていらっしゃいますか。
この発言だけを見る →シ
シドニー・ブレナー#25
○参考人(シドニー・ブレナー君)(通訳) 内部のコミュニケーションには問題はありません。
三木先生は個人的な理由によって辞職をされたと記録にあるとおりです。お辞めになったほかの方々も短期的な任期で、その任期終了に伴ってお辞めになったということです。それから、もう既に代わりの方を入れて、辞めた方の数に比べ二倍のスタッフが増えています。科学的な組織としてはこれは典型的でありまして、職員の多くの人たちが短期的な契約であるというのは普通のことです。
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今
今野東#26
○今野東君 私が質問をさせていただく時間はもうなくなりましたが、最後に、短くで結構ですが、世界一の先端を行く科学技術大学院大学に育てていくためにはどういうことが必要でしょうか。
この発言だけを見る →シ
シドニー・ブレナー#27
○参考人(シドニー・ブレナー君)(通訳) ごく手短にお答えいたしますと、最も優秀な人たちをできるだけ集め、そして提供できる最も優れた環境に置き、彼らに任せることです。
この発言だけを見る →今
島
島尻安伊子#29
○島尻安伊子君 自由民主党、島尻安伊子でございます。
ブレナー先生、今日は本当にありがとうございます。
本日は、独立行政法人沖縄機構の理事長という立場でいらしていただいておりますけれども、国際的な学術界におきましては、ノーベル生理学・医学賞というもう大変な賞を受賞された分子生物学の世界的権威であるということで、こういった、ちょっと手元にメモがありますけれども、この文字を見るだけでも世界的な権威であるということがよく分かりますし、そういう先生に来ていただく中で直接お話を伺う機会を与えていただいたこと、大変に光栄に思います。
私は、沖縄県の地元の選出の参議院議員でございまして、そういった立場からこのプロジェクトについてブレナー先生の御意見を伺いたいと思っております。
世界最高水準の研究大学院ということは、まさに世界の、あるいは人類全体の発展に貢献するものであるというふうに考えておりまして、そういった機関が沖縄に存在するということになると、これだけでも私は県民の誇りになるというふうに思っております。
そこで、沖縄ということに関して率直な御意見、御感想をまずお聞かせいただきたいというふうに思うんですが、先ほどお話の中にもありましたが、沖縄は大変美しいと言っていただきました。大変に、その環境という中で大変に私も美しいところだというふうに思いますが、一方で、沖縄に住む人々、人たちの温かさから大変に暮らしやすいところではないかなというふうに思うんでございますけれども、その点についての御感想と、それから、そういった点で自然科学の研究をする場として、例えば東京とか大阪とかあるいはほかの大都市と比べても私は優位性というもので優れているというふうに思うんですが、御意見を、御感想をお聞かせいただけませんでしょうか。
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本日は、独立行政法人沖縄機構の理事長という立場でいらしていただいておりますけれども、国際的な学術界におきましては、ノーベル生理学・医学賞というもう大変な賞を受賞された分子生物学の世界的権威であるということで、こういった、ちょっと手元にメモがありますけれども、この文字を見るだけでも世界的な権威であるということがよく分かりますし、そういう先生に来ていただく中で直接お話を伺う機会を与えていただいたこと、大変に光栄に思います。
私は、沖縄県の地元の選出の参議院議員でございまして、そういった立場からこのプロジェクトについてブレナー先生の御意見を伺いたいと思っております。
世界最高水準の研究大学院ということは、まさに世界の、あるいは人類全体の発展に貢献するものであるというふうに考えておりまして、そういった機関が沖縄に存在するということになると、これだけでも私は県民の誇りになるというふうに思っております。
そこで、沖縄ということに関して率直な御意見、御感想をまずお聞かせいただきたいというふうに思うんですが、先ほどお話の中にもありましたが、沖縄は大変美しいと言っていただきました。大変に、その環境という中で大変に私も美しいところだというふうに思いますが、一方で、沖縄に住む人々、人たちの温かさから大変に暮らしやすいところではないかなというふうに思うんでございますけれども、その点についての御感想と、それから、そういった点で自然科学の研究をする場として、例えば東京とか大阪とかあるいはほかの大都市と比べても私は優位性というもので優れているというふうに思うんですが、御意見を、御感想をお聞かせいただけませんでしょうか。