安全保障委員会

2018-11-13 衆議院 全223発言

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会議録情報#0
平成三十年十一月十三日(火曜日)
    午前九時開議
 出席委員
   委員長 岸  信夫君
   理事 大岡 敏孝君 理事 武田 良太君
   理事 中谷 真一君 理事 宮澤 博行君
   理事 山本ともひろ君 理事 本多 平直君
   理事 渡辺  周君 理事 浜地 雅一君
      江渡 聡徳君    小田原 潔君
      小野寺五典君    大西 宏幸君
      大野敬太郎君    岡下 昌平君
      北村 誠吾君    熊田 裕通君
      高村 正大君    鈴木 貴子君
      中谷  元君    浜田 靖一君
      和田 義明君    青柳陽一郎君
      櫻井  周君    篠原  豪君
      寺田  学君    前原 誠司君
      佐藤 茂樹君    広田  一君
      赤嶺 政賢君    串田 誠一君
      照屋 寛徳君    長島 昭久君
    …………………………………
   外務大臣         河野 太郎君
   防衛大臣         岩屋  毅君
   外務副大臣        あべ 俊子君
   防衛副大臣        原田 憲治君
   総務大臣政務官      國重  徹君
   防衛大臣政務官      鈴木 貴子君
   防衛大臣政務官      山田  宏君
   政府参考人
   (警察庁長官官房審議官) 田中 勝也君
   政府参考人
   (外務省大臣官房参事官) 長岡 寛介君
   政府参考人
   (外務省大臣官房参事官) 船越 健裕君
   政府参考人
   (海上保安庁警備救難部長)            星  澄男君
   政府参考人
   (防衛省大臣官房審議官) 深澤 雅貴君
   政府参考人
   (防衛省防衛政策局長)  槌道 明宏君
   政府参考人
   (防衛省整備計画局長)  西田 安範君
   政府参考人
   (防衛省人事教育局長)  岡  真臣君
   政府参考人
   (防衛省地方協力局長)  中村 吉利君
   政府参考人
   (防衛省統合幕僚監部総括官)           齋藤 雅一君
   政府参考人
   (防衛装備庁長官)    深山 延暁君
   安全保障委員会専門員   林山 泰彦君
    —————————————
委員の異動
十一月十三日
 辞任         補欠選任
  和田 義明君     岡下 昌平君
  青柳陽一郎君     寺田  学君
  篠原  豪君     櫻井  周君
  下地 幹郎君     串田 誠一君
同日
 辞任         補欠選任
  岡下 昌平君     和田 義明君
  櫻井  周君     篠原  豪君
  寺田  学君     青柳陽一郎君
  串田 誠一君     下地 幹郎君
    —————————————
十一月十三日
 防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第一〇号)
は本委員会に付託された。
    —————————————
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出第一〇号)
 国の安全保障に関する件
     ————◇—————
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岸信夫#1
○岸委員長 これより会議を開きます。
 国の安全保障に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として警察庁長官官房審議官田中勝也君、外務省大臣官房参事官長岡寛介君、外務省大臣官房参事官船越健裕君、海上保安庁警備救難部長星澄男君、防衛省大臣官房審議官深澤雅貴君、防衛省防衛政策局長槌道明宏君、防衛省整備計画局長西田安範君、防衛省人事教育局長岡真臣君、防衛省地方協力局長中村吉利君、防衛省統合幕僚監部総括官齋藤雅一君、防衛装備庁長官深山延暁君の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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岸信夫#2
○岸委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    —————————————
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岸信夫#3
○岸委員長 質疑の申出がありますので、順次これを許します。寺田学君。
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寺田学#4
○寺田(学)委員 立憲会派の寺田です。
 きょう、トップバッターでお時間をいただきましたことを、同じ会派の仲間にも、そしてまた委員長を含め理事の皆さんに、心から感謝申し上げたいと思います。
 貴重な時間ですので早速質問に入りたいと思いますけれども、イージス・アショアについてです。
 イージス・アショアを議論する上で、さまざまな角度からの議論があると思います。純粋な、安全保障環境を整える上でどのような装備品がいいのかということがありますし、ただ、今回私が申し上げたいのは、私、候補地として挙げられている秋田市の人間ですので、地元自治体との関係ということを基点に議論をしたいというふうに思っています。
 秋田市以外、秋田県以外の方、そしてまたもう一つの候補地の山口以外の方々は御関心が乏しくて、どのような場所に今設置されようとしているのかということが余りわからないような状態になっています。
 きょう、添付資料を三枚やっていますけれども、ちょっとコピーが粗いので見えないかもしれません。三枚目の方に一応地図がありますけれども、太線で囲われたところが後で議論する風致地区ですが、その中に網かけであるところが演習場です。新屋演習場というところで、左側が海です。右側は、数百メートルで学校がありますし、住宅地があります。
 秋田県は、そして秋田市もそうですけれども、人口減少を目の前に控えて、そしてまた、人口減少は実際に始まっているところもたくさんありますけれども、珍しくというか、まれに子供たちが多いところがこの新屋地区で、道路一本挟んで学校があります。
 もちろん、国の演習場、自衛隊の演習場ですのでそういうところを選びたいお気持ちはわかるんですが、何もこのような住宅街の目の前に、演習場があるからといってイージス・アショアを設置するということに至らなくてもいいのではないかなということを、安全保障議論と離れて、地域の議論として私はすごく思います。
 大臣としても余り想像つかないと思いますけれども、御想像してもらうためにいろいろ考えたんですが、先生の別府の事務所があるでしょう。恐らく、別府公園にイージス・アショアが置かれるような距離感です。
 きょう、新聞にもありましたが、日本海側に面していますので、きょうもまた北朝鮮の漂流船が流れ着いている。そのような環境のところに今防衛省としては、イージス・アショアを設置するために調査を始めているところです。
 大臣がかわられましたのでまず一つ確認したいと思うんですけれども、前任の大臣の小野寺大臣にはことしの二月に私も質問をしまして、地元との関係をどのように整えていくのかということを質問したところ、小野寺前大臣からは、「地元の首長の理解と協力は必須なことだと思いますので、それが求められるよう努力をしてまいります。」「地元の首長の理解と協力は必須なこと」と御答弁されました。
 確認ですけれども、この答弁を踏襲されますか。
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岩屋毅#5
○岩屋国務大臣 今、イージス・アショアの配備について、先生のお地元の皆さんにさまざまな説明をさせていただいているところでございます。
 今のお尋ねは小野寺大臣の御答弁についてでございますが、小野寺前大臣も答弁しているとおり、地元の御理解と御協力を得るということは大前提であるというふうに私も考えております。
 今、さまざまな調査を行っております。少し時間がかかると思いますが、その調査結果を踏まえて、データに基づいて更に丁寧に説明をすることによって、ぜひ地元の皆様の御理解を得ていきたいというふうに考えているところでございます。
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寺田学#6
○寺田(学)委員 もう一回端的に申し上げます。
 小野寺大臣のお言葉そのものを申し上げますけれども、「地元の首長の理解と協力は必須なこと」と言われていますので、このことでよろしいですか。もう一度同じことを言っていただければありがたいんですが。
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岩屋毅#7
○岩屋国務大臣 小野寺前大臣についても、先生御指摘の答弁の後に、更に寺田委員から確認を求められたのに対して改めて答弁されていたと承知をしています。地元の御理解と御協力が必須とのお考えであったと思います。私も、この前大臣のお考えを踏襲しております。
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寺田学#8
○寺田(学)委員 首長が抜けていたんです、その後の議論で。
 当初、小野寺大臣は、「地元の首長の理解と協力は必須なこと」と言われています。首長でよろしいですね。
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岩屋毅#9
○岩屋国務大臣 何をもって地元の御理解を得たとするかということについては、その時々の状況において、地元の自治体等からの御意見、それから住民の方々の声も踏まえつつ判断していくものであって、一概にお答えできるようなものではないというふうに考えております。
 いずれにしても、今後とも、説明の機会をいただいて、繰り返し丁寧に説明を行っていきたいと考えております。
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寺田学#10
○寺田(学)委員 答弁が変わっていますよ。
 地元に対して説明をする姿勢は当然のことなんです。その上でどういうことが必要かと問い詰められたときに、小野寺大臣が、「地元の首長の理解と協力は必須なこと」と言われました。それでよろしいですか。イエス・オア・ノーです。
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岩屋毅#11
○岩屋国務大臣 その前大臣の答弁の後に確認を求められて、地元の皆様の御理解が必須だというふうにお答えになったというふうに承知をしておりますので、その考え方を私も踏襲しているということでございます。
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寺田学#12
○寺田(学)委員 大臣、住民が住んでいるんですよ、目の前に。先生にも言ったとおり、お話ししたとおり、もう別府公園のそれぐらいの距離感ですよ、本当に。(岩屋国務大臣「よく知っていますね」と呼ぶ)調べましたから。
 いや、本当に切実な問題ですよ。これから何十年間、五年後の稼働ですか、そもそもとして今回のこのイージス・アショアに関しても、去年の十二月に閣議決定で、差し迫った脅威、当時ミサイルが飛んでいましたから、それに対応すべくイージス・アショアを導入したいという閣議決定をされましたけれども、質問してみると、稼働は五年後ですよ。
 本当に差し迫った脅威だ、それに対応するために閣議決定して新たな防衛装備品が必要なんだという議論は一つ成り立つと思いますけれども、差し迫った脅威に対して五年後の稼働のものを導入させてくれと言われること自体、論理的になかなか納得できるものではないと思うんです。
 そういう議論はほかの同僚に任せますけれども、もう一つ、この秋田のことなんですけれども、添付の二枚目と三枚目につけているんですが、新屋演習場を含むこの勝平地区、新屋、勝平ですけれども、風致地区という形で市に指定されています。
 事実認識ですけれども、役人の方で結構ですが、風致地区と認定されていることは承知していますか。
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西
西田安範#13
○西田政府参考人 お答え申し上げます。
 都市計画法の第九条二十二項におきまして、風致地区としての風致を維持するために定める地区ということで規定されておりまして、同法の五十八条一項におきまして、風致地区内における建築物の建築等について、地方公共団体の条例で、風致を維持するための必要な規制をすることができるとされており、秋田市では条例を定めておりまして、秋田市内に九つの風致地区が指定されていると承知をしております。
 それらの風致地区のうち、新屋演習場は勝平山風致地区内に所在しているというふうに認識をしてございます。
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寺田学#14
○寺田(学)委員 風致地区というところなんです。
 風致地区、この条例を読みますと、三段階に分かれています。この風致地区に対して何かしらの工事をする場合、市長の許可が必要なところ、もう一段階は、許可は必要ないけれども協議が必要なところ、協議も許可も必要がないところ、三段階に分かれていますが、条例、添付しましたけれども、ここは、今の三つのカテゴリーの中におけるどの部分に該当する風致地区ですか。
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西
西田安範#15
○西田政府参考人 お答え申し上げます。
 あの条例におきまして、風致地区において建築物の新築等をしようとする者は、あらかじめ市長の許可を受けなければならないと規定をされております。
 一方、国が行う行為については許可を受けることは要しないとされておりまして、この場合において、国がその行為をしようとするときは、あらかじめ市長と協議をしなければならないというふうに規定をされていると承知をしてございます。
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寺田学#16
○寺田(学)委員 端的に申し上げます。
 このイージス・アショアを設置する上において、市長と協議に関しては、必要条件、必ず必要だ、それがなければ工事ができないという解釈でよろしいですか。
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西
西田安範#17
○西田政府参考人 お答えを申し上げます。
 先ほど申し上げたように、国は市長と協議をしなければならないと規定をされているというふうに承知をしております。
 イージス・アショアにつきまして、この配備候補地におきます建物の配置等につきましては、現在実施をしております各種調査の結果を踏まえて検討していくということにしておりまして、その検討の進捗に応じまして、適宜、秋田市と協議に向けた調整を実施することとなると考えてございます。
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寺田学#18
○寺田(学)委員 大臣、よろしいですか、協議が必要なんです。その認識はお持ちですか。
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岩屋毅#19
○岩屋国務大臣 今説明があったとおりだと承知をしています。
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寺田学#20
○寺田(学)委員 いや、時間がない中でやっているので、協議が必要だということの認識は大臣としてはお認めになられますか。
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岩屋毅#21
○岩屋国務大臣 今、役所から説明のあったとおりでございますので、私もそのように認識をしております。
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寺田学#22
○寺田(学)委員 防御的な答弁をされることは結構だと思いますけれども、地元においても、防衛省の出先も含めて、市民に対して、議会に対しても同じような態度なんです。何か言質をとられまい、できる限り情報を外に出すのは控えたい、そういう気持ちで臨むからこそ、地元の理解なんて全く進んでないですよ。今の大臣の態度と一緒ですよ。
 いや、協議が条例上必須なんですよ。その協議自体が必須であることをちゃんと口で述べてくださいよ。別に何か新しいことを求めているわけじゃなくて、今、役所が説明したとおり、そして条例に書かれているとおり、協議、許可じゃないですよ、協議が必須であることは条例上明らかなんですよ。それでよろしいですね。
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岩屋毅#23
○岩屋国務大臣 何も防御的な答弁をしているつもりはありませんで、説明があったとおりに私も認識をしておりますということですから、協議が必要だということだと思います。
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寺田学#24
○寺田(学)委員 ある種、秋田市として、まあ山口は山口の御事情はあると思います。一自治体の首長はもう反対を宣言されていますけれども、自治体として、特にこの条例に基づいて秋田市として、首長として、議会としていろいろあると思いますけれども、しっかりとした説明はされない限り、協議に応じられるような環境にないと思うんです。そのことを防衛省としてもしっかりと認識をしてほしいと思うんですよ。
 もう一点、後で、この契約のあり方、イージス・アショアを米国から、FMSですか、そういう形で契約するんですが、契約の時期についてはっきりとお話をしてほしいんです。
 アメリカ側とFMSの契約を結ぶのは予算の通過後ですか、それとも配備地が決定されてからですか。どのようなタイミングでされるのか、御答弁ください。
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岩屋毅#25
○岩屋国務大臣 イージス・アショアに関する契約等につきましては、今後米国政府等と締結をすることになりますが、そのためには、我が国の予算上の根拠が当然のことながら必要でございますので、平成三十一年度予算が国会において承認を得るまで、締結することはありません。
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寺田学#26
○寺田(学)委員 軸をもう一個ずらします。
 配備地が決定する前にアメリカ側と契約を結ぶことはありませんね。
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岩屋毅#27
○岩屋国務大臣 政府の立場から、これからの国会における御議論を予断して契約時期を答えることはできませんが、国会の承認をいただいた後、できるだけ早い段階で契約を締結したいと思っておりますが、現在、地元へ丁寧な説明をするための各種調査を行っております。これは年度内には答えが出てくるだろうと思いますが、それも踏まえてしっかりと説明をし、地元の御理解を得ていきたいと思っております。
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寺田学#28
○寺田(学)委員 答えてないです。配備地が決定する前に契約することはないですねと聞いているんです。
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岸信夫#29
○岸委員長 岩屋大臣、明確に、的確にお答えください。
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