北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会

2021-06-11 参議院 全126発言

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会議録情報#0
令和三年六月十一日(金曜日)
   午後二時一分開会
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   委員の異動
 四月二十八日
    辞任         補欠選任
     岩本 剛人君     磯崎 仁彦君
     和田 政宗君     丸川 珠代君
 六月十日
    辞任         補欠選任
     磯崎 仁彦君     宮崎 雅夫君
     島村  大君     石田 昌宏君
     丸川 珠代君     自見はなこ君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         山谷えり子君
    理 事
                清水 真人君
                宮本 周司君
                森 ゆうこ君
                竹内 真二君
    委 員
                赤池 誠章君
                石田 昌宏君
                衛藤 晟一君
                北村 経夫君
                自見はなこ君
                長峯  誠君
                宮崎 雅夫君
                有田 芳生君
                打越さく良君
                高橋 光男君
                高木かおり君
                柳田  稔君
                武田 良介君
                舩後 靖彦君
                ながえ孝子君
   国務大臣
       外務大臣     茂木 敏充君
       国務大臣     加藤 勝信君
   副大臣
       内閣府副大臣   三ッ林裕巳君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        神田  茂君
   政府参考人
       内閣官房内閣審
       議官       植松 浩二君
       内閣官房内閣審
       議官       岡本  宰君
       外務省大臣官房
       参事官      石月 英雄君
       海上保安庁警備
       救難部長     瀬口 良夫君
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  本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○政府参考人の出席要求に関する件
○北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に
 関する調査
 (北朝鮮に対する我が国の制裁措置に関する件
 )
 (バイデン米政権の北朝鮮政策に関する件)
 (拉致問題の啓発・広報に関する件)
 (拉致問題解決に向けた国際的連携に関する件
 )
 (拉致の可能性を排除できない事案への取組に
 関する件)
 (拉致問題への取組に関する件)
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山谷えり子#1
○委員長(山谷えり子君) ただいまから北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会を開会いたします。
 議事に先立ちまして、一言申し上げます。
 昨年の二月、拉致被害者有本恵子さんの御母堂の嘉代子様が逝去されました。また、昨年六月、拉致被害者横田めぐみさんの御尊父の滋様が逝去されました。誠に哀悼痛惜に堪えません。
 御存命のうちに、かけがえのないまな娘の恵子さん、めぐみさんに再会していただくことができなかったことは痛恨の極みであります。
 ここに、拉致被害者家族の皆様の死を悼み、謹んで黙祷をささげたいと存じます。
 皆様、御起立をお願いいたします。黙祷。
   〔総員起立、黙祷〕
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山谷えり子#2
○委員長(山谷えり子君) 黙祷を終わります。御着席願います。
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山谷えり子#3
○委員長(山谷えり子君) 委員の異動について御報告いたします。
 昨日、磯崎仁彦君、島村大君及び丸川珠代君が委員を辞任され、その補欠として宮崎雅夫君、石田昌宏君及び自見はなこ君が選任されました。
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山谷えり子#4
○委員長(山谷えり子君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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山谷えり子#5
○委員長(山谷えり子君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に宮本周司君を指名いたします。
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山谷えり子#6
○委員長(山谷えり子君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣官房内閣審議官植松浩二君外三名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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山谷えり子#7
○委員長(山谷えり子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
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山谷えり子#8
○委員長(山谷えり子君) 北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に関する調査を議題とし、質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
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森ゆうこ#9
○森ゆうこ君 立憲民主・社民の森ゆうこでございます。
 今日、ようやくこの拉致問題特別委員会で対政府質疑、つまり実質審議、会期末ですけれども、行われることになりました。実に二年十三日ぶり、十四日ぶりでしょうか。
 これは、我々は、北朝鮮に対して誤ったメッセージを与えることになる、きちっと対政府質疑、審議一回じゃなくて、複数回やっていくべきだということを申し上げてまいりました。今日は、与党側の御努力により、ようやく一回開くことができましたが、しかし、国の最重要課題ということであるならば、何をおいても大臣の調整は付けられたはずでございます。改めて、これまで二年以上開かれなかったことについて強く抗議をし、さらに、一生懸命みんなで協力をして、国会で本当にこの問題、最重要課題として我々も取り組んでいるんだということを北朝鮮に対して示していかなければならないというふうに思います。
 本日、参議院本会議におきまして、北朝鮮に対する我が国独自の経済制裁二年延長、これが承認をされました。私もいわゆる拉致議連のチャーターメンバーでございましたので、かつては強く制裁を掛けるべきという主張もしてまいったところでございますけれども、まずお聞きしたいんですが、菅政権は、内閣の最重要課題とこの拉致問題位置付けております。あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で行動していくと何回も主張していらっしゃいますけれども、その行動の第一歩というのは具体的に何を行うんでしょうか。
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加藤勝信#10
○国務大臣(加藤勝信君) 拉致問題を解決するに当たっては、まず政府が主体的に取り組むことは当然でありますが、あわせて米国を始め関係国と緊密に連携を図っていくことも重要であります。
 これまで、菅総理自身、そうした首脳会談の折々にこの問題を取り上げ、各国の支持を取り付けるとともに、条件を付けずに金正恩委員長と直接向き合う決意も述べさせていただいているところであります。それに向けて政府として北朝鮮に対しても様々な働きかけを行ってきているところでありますが、どのように取り組んでいくかを明らかにするということは、今後の対応にも影響を及ぼすおそれがあることからお答えは差し控えさせていただきたいと思いますが、まさに今御指摘の拉致問題は菅内閣の最重要課題であると、私自身も何としてもこの解決を図っていきたい、こういう思いで、全ての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向け、引き続き全力で当たっていきたいと思っております。
 また、今冒頭お話がありました横田滋さん、有本嘉代子さん始め、本当に御自身の娘さんを、一日も、生きている間にという思い、そうした中で残念ながら亡くなられたところでもあります。また、五人の被害者が帰ってこられてから一人もこの間帰国の実現もできなかった。このことをしっかりと我々胸に刻みながら、拉致被害者の皆さんの思いにしっかりと、また、御家族の皆さんの思いにしっかりと応えていきたいというふうに考えております。
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森ゆうこ#11
○森ゆうこ君 全然具体的な話がないんですけれども。
 例えば、韓国側、それから米国側から北朝鮮への働きかけがあったという話はいろいろニュースに出てくるんですけれども、今もう完全に膠着状態で、我が国が主体的に何か北朝鮮に対して具体的な働きかけを行ったということはニュースにもなっておりません。午前中、衆議院の方でもあったと思いますけれども、もちろん、今日延長しましたけど、制裁もある。でも、それだけじゃ何にも動かないじゃないですか。硬軟の軟の方も、具体的にやっぱりメッセージとしてこういう場を利用して発するべきだと思うんです。
 それで、お聞きします。
 例えば、北朝鮮が何らかの行動を起こした場合、北朝鮮に対して発動している制裁措置を、これは今日、先ほども申し上げました、我が国独自の経済制裁でございますので、制裁措置を一部解除するなどの意思を菅政権は持っていらっしゃいますか。
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加藤勝信#12
○国務大臣(加藤勝信君) 我が国の対北朝鮮措置については、北朝鮮側の対応、また北朝鮮をめぐる諸情勢を踏まえながら、政府全体として、北朝鮮に係る諸懸案を包括的に解決するために何が効果的かという観点から不断に検討してきたところでありますし、また、していく考えでもあります。
 先ほど申し上げたように、それぞれの状況状況をしっかりと踏まえながら、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて、あらゆるチャンス、あらゆる兆し、これを逃すことなく対応していきたいと思っております。
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森ゆうこ#13
○森ゆうこ君 二年ぶりに開かれた特別委員会なんです。時間を大切にしていただきたい。
 こういう機会を利用してきちんとメッセージを送るべきなんですよ。何らかの行動を起こした場合には我が国独自の経済制裁を一部解除するという意思をお持ちなのかどうか、そのことだけ端的に答えてください。そういうものがあるから、そこで話、交渉の端緒になるかもしれないじゃないですか。やっぱりいろんなものを示していくべきなんですよ、公、表の方に。ということで、今のような答弁繰り返さないでいただきたい、時間の無駄ですから。
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加藤勝信#14
○国務大臣(加藤勝信君) 時間の無駄とおっしゃいますけれども、やっぱり一つ一つしっかり発信していくことは大事なんだと思います。
 それから、今お話、森委員はそういうふうにお考えなんだろうと思いますけれども、これはいろいろと先方の動向等見極めながら的確な手段を取っていく、これは当然のことではないかというふうに思っておりますので、政府としては、引き続き北朝鮮の動向等々、あるいは諸外国の対応、動向、こういったものも踏まえながら、適宜適切な対応を図っていきたい、こういうふうに考えております。
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森ゆうこ#15
○森ゆうこ君 なかなか答えていただけないんですけれども、そういうメッセージ。
 じゃ、外務大臣にお聞きしますが、何らかの行動を起こした場合、例えばストックホルム合意、向こうは破棄をしたと言っているわけですけど、日本はまだ有効だと言っている。これに基づいて調査を再開するとか、何でもいいですよ、いろんなことをやって、この問題に関して行動を起こした場合には制裁を一部解除する、そういうこともできるんだと、そういうことで、そういうふうな交渉を始めるタイミングじゃないかと思うんですけど、外務大臣はいかがですか。
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茂木敏充#16
○国務大臣(茂木敏充君) 北朝鮮が今非常に厳しい経済状況の中でも核・ミサイル開発を継続をしていると。そして、この日本にとって最重要課題であります拉致問題、さらには核・ミサイル問題について、前向きな具体的な行動を示していない中では制裁の解除というのは時期尚早だと、裏返せばその逆になってくると。
 恐らく、そのストックホルム合意についても、調査を開始をするといっても、調査結果について全く報告が来ないという段階では、調査を開始しましたというだけではそれを前向きな行動だと、そういうふうに取ることはできない。具体的な前向きな行動を示すことが重要であって、単に制裁を一部解除することによって単に北朝鮮が時間を稼ぐということはあってはならないと思っております。
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森ゆうこ#17
○森ゆうこ君 私も外務大臣のおっしゃりたいことは分からなくはないんです。先ほども申し上げました拉致議連、いわゆる拉致議連のチャーターメンバーですので。
 五人生存、八人死亡と伝えられた、そして拉致被害者家族の皆さんが号泣したあの議員会館の場所をセッティングし、みんなでそれを見守っていた。そして黄長ヨプ、金正日総書記の側近だった、もう亡くなりましたけど、黄さんとも横田さん御夫妻などと韓国で会談もさせていただいて、いかに北朝鮮という国と対峙するのが難しいかということについて私も分かっているつもりなんです。
 でも、今の状況、この膠着した状況、今のお話だとまた何にも動きませんよ。何にも動かない。日本側から、何か北朝鮮側動きがあれば解除する、そういう可能性はあるということをメッセージとして発信すべきなんじゃないですか。
 それから、さっきのストックホルム合意に基づく報告書がないとおっしゃいましたけれども、今日、ちょっと質問飛びますが、資料をお配りしておりますけれども、報告があったんじゃないんですか。受け取らなかったんじゃないんですか。この朝日新聞で報道されております。そして、私も既に、有田さんも国会で質問したりしておりますけれども、本当は北朝鮮側が田中実さんとか金田さんとか報告が出した。でも、ここに書いてあります。これじゃ国民が納得しないということで、日本政府側が受取を拒否したんじゃないんですか。この報道は事実ですか。官房長官。
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山谷えり子#18
○委員長(山谷えり子君) 加藤国務大臣ですね。
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森ゆうこ#19
○森ゆうこ君 官房長官、お願いいたします。
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茂木敏充#20
○国務大臣(茂木敏充君) 森委員、私は先ほどコインの表側の話をしました。コインというのは当然裏側もあると思っております。一方、ストックホルム合意に基づく調査、こういったしっかりした調査をやってほしいということで合意をしたと、しかし、それに値するような調査というものは日本側には返ってきていないと、このように理解をいたしております。
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森ゆうこ#21
○森ゆうこ君 交渉ですからね。松原仁先生からは、午前中に、人質奪還交渉なんだと、普通の外交交渉とは違うんだというお話もございました。だから、必ずしもこちらが求めたことを一〇〇%応えてくるとは限らないわけですよ。それで駄目だ、受け取らないということになったら、もう何も進まない。いや、それで結果が出ているんなら何にも言わないです。膠着状態のまま一人も帰ってきていないんですよ。何にも国民には情報が知らされない。もうこのまま終わってしまうんじゃないか、被害者家族の皆さんからの切実な、もう何とかしてほしい、もう忘れ去られるんじゃないか。もちろん大臣として受け取られていると思います。全部表に出してくれと言っているわけじゃないんです。メッセージ発する機会なんですから。
 で、これ事実なんですか、加藤官房長官。北朝鮮側は報告書を出したけれども、これじゃ国民に見せても納得できないということで受け取らなかったというのは、これ事実ですか。
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石月英雄#22
○政府参考人(石月英雄君) お答え申し上げます。
 ストックホルム合意以降、北朝鮮の特別調査委員会による調査について北朝鮮から調査結果の通報はなく、報告書も提出されていない、されておりません。
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森ゆうこ#23
○森ゆうこ君 ということは、この報道はうそだとおっしゃったんですか。
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石月英雄#24
○政府参考人(石月英雄君) お答え申し上げます。
 先ほど答弁申し上げたとおり、北朝鮮の特別調査委員会による調査について北朝鮮から調査結果の通報はなく、報告書も提出されておりません。
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森ゆうこ#25
○森ゆうこ君 大変残念であります。北朝鮮側もこの委員会見ていますよ、何を政府側がメッセージとして発するのか、そして本気で国会議員もこの問題に取り組むつもりがあるのか。あらゆる機会を使って、あらゆる機会を逃すことなくとおっしゃっていることと今の答弁態度というのは矛盾するんじゃないですか。答えていただきたい。
 それで、さっきの続きやりますけれども、何か自分たちが動けば北朝鮮にとってもハッピーになるんだというその端緒が欲しいですよね、今、ここまで膠着状態が続くと。そして、非常に厳しい状況にある。蓮池さんたちが帰ってきたときには、やはり国際的にも厳しい、悪の枢軸と名指しをされ、そして経済的にもいろんな面でかなり厳しい状況にあって、そういうことがこの交渉がうまくいって五人の方が帰国するというところにつながったと評価をされている専門家もいらっしゃいます。
 まさに今三重苦と言われている、経済、そして経済制裁、それからコロナ禍ということで大変厳しい状況に北朝鮮があるわけですから、そういう意味では、北朝鮮の心を開かせる、向こうだって疑っているわけですよ、日本のことを、そういう機会と捉えるべきではないかというふうに思います。
 加藤長官にお聞きしたいんですけれども、蓮池薫さんが、今年の、もう過ぎてしまいましたけど、第八回党大会で新しい経済発展五か年計画を策定したわけですが、これに関連して、日本としてこの具体的な支援策を北朝鮮側に見せる、そういうことも必要なんじゃないかというアイデアを披露されていましたけれども、こういうことについてはどのようにお考えですか。
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山谷えり子#26
○委員長(山谷えり子君) 本日は加藤国務大臣として御出席でございます。
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加藤勝信#27
○国務大臣(加藤勝信君) 委員からもお話がありましたが、北朝鮮においては、新型コロナの影響等によって、輸出入や人的往来、様々な制約が生じ、また、経済制裁等により相当厳しい経済状況にも直面しているとも言われております。このような中、北朝鮮は今年の一月の党大会で、新たな経済発展五か年計画に言及したことも承知をしているところであります。
 今後の対応については、北朝鮮の状況も踏まえつつ、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向けて何が最も効果的かという観点から不断に検討しているところでありますが、日本としては、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算し、国交正常化を目指す考え、これは一貫しているところでありますし、また、同宣言に明記されているとおり、日朝間の国交正常化が実現すれば経済協力を行うことにもなるし、明るい未来を描くことができるということもこれまで申し上げてきているところであります。
 いずれにしても、そうした状況等を踏まえながら、懸案の解決のために全力で取り組んでいきたいと考えております。
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森ゆうこ#28
○森ゆうこ君 せっかく提案があるわけですから、もっと踏み込んだ具体的なものを提案してメッセージとすると。動かなかったわけですから。
 それで、資料にお配りしました一枚目ですけれども、実は日本は、既にもうお金払っていますが、三億六千四百万回分のワクチンを確保しております、コロナワクチン。この間、COVAX、三千万回分というふうに発表されて、今日もG7で恐らくそういうところにかなりコミットするという発表をされるのかもしれませんけれども、厚生労働省に、台湾にもこの間お渡ししたわけですけれども、あとどれぐらい残っているのかということで御回答をいただきました。回答は二千九百万回分というふうに書いてありますが、今言ったように、これ上の段の方に書いてありますが、三億六千四百万回分確保しておりますので、国民が全員仮に二回ずつ打ったとしても、一億回分以上、一億四千万回分ぐらい余るわけです。
 北朝鮮の人口は約二千五百万人でありますけれども、拉致問題解決のための対北交渉についてあらゆる機会を利用すると繰り返しおっしゃっているわけですから、この余剰ワクチンを北朝鮮に対して人道支援ということで提供するということはいかがでしょうか。
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茂木敏充#29
○国務大臣(茂木敏充君) 森委員今おっしゃった機械的な計算というのは今後全体を含めてでありまして、今の段階ですぐにそれだけの数を供給できるという状態ではありませんで、今後、しかるべき時期にという形で三千万回分ということを申し上げているところでありまして、恐らく、そこの中でも様々な、六月四日に台湾に百二十四万回分提供させていただきました。今、各国でも感染状況が厳しいと、ワクチンが不足していると、こういう途上国等は、アジアであったり、また太平洋島嶼国、さらには中東、アフリカ等々にもあるわけでありまして、そういったそれぞれの国のニーズであったりとか感染状況と、こういったものも考えながらワクチンの直接供与というものは考えていかなくちゃならない。同時に、これは単にバイの関係でやるものではなくて、COVAX等を通じたマルチでの支援というのも必要であります。
 さらに、先ほど拉致問題担当大臣の方から、ちょっと待ってくださいね、お話ありましたように、日本として、国交正常化と、こういったことが行われたら経済支援はやっていきますと、こういった姿勢も明確に出しているわけであります。さらには、例えばアメリカは、今バイデン政権におきまして、バイデン政権におきまして北朝鮮政策レビュー終わったところでありまして、その説明をすると言っているんですけど、それに対する反応は北朝鮮側から今のところはないと、こういった状況であります。
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