予算委員会

2025-03-12 参議院 全323発言

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会議録情報#0
令和七年三月十二日(水曜日)
   午後一時二分開会
    ─────────────
   委員の異動
 三月十日
    辞任         補欠選任
     高橋はるみ君     羽生田 俊君
     片山 大介君     串田 誠一君
 三月十一日
    辞任         補欠選任
     小沼  巧君     村田 享子君
     古賀 千景君     高木 真理君
     高橋 光男君     三浦 信祐君
     青島 健太君     松野 明美君
     浜野 喜史君     浜口  誠君
     伊藤  岳君     紙  智子君
     山本 太郎君     大島九州男君
 三月十二日
    辞任         補欠選任
     羽生田 俊君     山本 啓介君
     松川 るい君     梶原 大介君
     奥村 政佳君     古賀 千景君
     村田 享子君     三上 えり君
     塩田 博昭君     高橋 次郎君
     松野 明美君     藤巻 健史君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         鶴保 庸介君
    理 事
                臼井 正一君
                自見はなこ君
                進藤金日子君
                中西 祐介君
                永井  学君
                杉尾 秀哉君
                徳永 エリ君
                上田  勇君
                金子 道仁君
    委 員
                石井 正弘君
                石田 昌宏君
                猪口 邦子君
                江島  潔君
                小野田紀美君
                梶原 大介君
                古庄 玄知君
                佐藤  啓君
                船橋 利実君
                堀井  巌君
                本田 顕子君
                三浦  靖君
                宮本 周司君
                山田  宏君
                山本 啓介君
                吉川ゆうみ君
                石川 大我君
                川田 龍平君
                古賀 千景君
                柴  愼一君
                高木 真理君
                三上 えり君
                村田 享子君
                塩田 博昭君
                高橋 次郎君
                平木 大作君
                三浦 信祐君
                宮崎  勝君
                嘉田由紀子君
                串田 誠一君
                藤巻 健史君
                伊藤 孝恵君
                浜口  誠君
                紙  智子君
                大門実紀史君
                大島九州男君
   国務大臣
       総務大臣     村上誠一郎君
       法務大臣     鈴木 馨祐君
       財務大臣
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(金融)
       )        加藤 勝信君
       文部科学大臣   あべ 俊子君
       厚生労働大臣   福岡 資麿君
       農林水産大臣   江藤  拓君
       国土交通大臣
       国務大臣     中野 洋昌君
       環境大臣
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(原子力
       防災))     浅尾慶一郎君
       防衛大臣     中谷  元君
       国務大臣
       (内閣官房長官) 林  芳正君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(こども
       政策 少子化対
       策 若者活躍 男
       女共同参画、共
       生・共助))  三原じゅん子君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(経済財
       政政策))    赤澤 亮正君
   副大臣
       内閣府副大臣   鳩山 二郎君
       外務副大臣    宮路 拓馬君
       財務副大臣    横山 信一君
       農林水産副大臣  滝波 宏文君
       経済産業副大臣  古賀友一郎君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        星  正彦君
   政府参考人
       内閣府大臣官房
       審議官      廣瀬 健司君
       内閣府政策統括
       官        林  伴子君
       内閣府政策統括
       官        黒瀬 敏文君
       消費者庁審議官  尾原 知明君
       こども家庭庁長
       官官房長     中村 英正君
       こども家庭庁支
       援局長      吉住 啓作君
       総務省大臣官房
       審議官      佐藤 紀明君
       総務省自治税務
       局長       寺崎 秀俊君
       総務省統計局長  岩佐 哲也君
       法務省大臣官房
       審議官      内野 宗揮君
       出入国在留管理
       庁長官      丸山 秀治君
       外務省大臣官房
       サイバーセキュ
       リティ・情報化
       参事官      斉田 幸雄君
       外務省大臣官房
       参事官      今西 靖治君
       外務省領事局長  岩本 桂一君
       財務省主税局長  青木 孝徳君
       文部科学省大臣
       官房学習基盤審
       議官       日向 信和君
       厚生労働省大臣
       官房高齢・障害
       者雇用開発審議
       官        藤川 眞行君
       厚生労働省大臣
       官房審議官    森  真弘君
       厚生労働省大臣
       官房審議官    岡本 利久君
       厚生労働省医政
       局長       森光 敬子君
       厚生労働省健康
       ・生活衛生局長  大坪 寛子君
       厚生労働省健康
       ・生活衛生局感
       染症対策部長   鷲見  学君
       厚生労働省労働
       基準局長     岸本 武史君
       厚生労働省社会
       ・援護局障害保
       健福祉部長    野村 知司君
       厚生労働省保険
       局長       鹿沼  均君
       厚生労働省政策
       統括官      森川 善樹君
       農林水産省大臣
       官房技術総括審
       議官       堺田 輝也君
       農林水産省消費
       ・安全局長    安岡 澄人君
       農林水産省農産
       局長       松尾 浩則君
       水産庁長官    森   健君
       経済産業省大臣
       官房審議官    小見山康二君
       経済産業省イノ
       ベーション・環
       境局長      菊川 人吾君
       国土交通省大臣
       官房上下水道審
       議官       松原  誠君
       国土交通省鉄道
       局長       五十嵐徹人君
       国土交通省海事
       局長       宮武 宜史君
       環境省水・大気
       環境局長     松本 啓朗君
       防衛省地方協力
       局長       田中 利則君
   参考人
       日本銀行総裁   植田 和男君
       日本銀行理事   加藤  毅君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○令和七年度一般会計予算(衆議院送付)
○令和七年度特別会計予算(衆議院送付)
○令和七年度政府関係機関予算(衆議院送付)
    ─────────────
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鶴保庸介#1
○委員長(鶴保庸介君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 令和七年度総予算三案審査のため、必要に応じ日本銀行総裁植田和男君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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鶴保庸介#2
○委員長(鶴保庸介君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 また、本日の委員会に日本銀行理事加藤毅君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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鶴保庸介#3
○委員長(鶴保庸介君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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鶴保庸介#4
○委員長(鶴保庸介君) 令和七年度総予算三案に関する理事会決定事項について御報告いたします。
 本日は、一般質疑を九十二分行うこととし、各会派への割当て時間は、自由民主党十分、立憲民主・社民・無所属三十五分、公明党十分、日本維新の会十七分、国民民主党・新緑風会八分、日本共産党八分、れいわ新選組四分、質疑順位につきましてはお手元の質疑通告表のとおりでございます。
    ─────────────
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鶴保庸介#5
○委員長(鶴保庸介君) 令和七年度一般会計予算、令和七年度特別会計予算、令和七年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたします。
 これより質疑を行います。山本啓介君。
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山本啓介#6
○山本啓介君 自由民主党の山本啓介でございます。
 本日、質問の機会をいただきましたことを、鶴保委員長を始め理事の皆さん、そして委員の皆様に感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。答弁、御対応をいただきます大臣、政務三役の皆さん、そして参考人の皆さん、本当に感謝を申し上げたいと思います。
 二月二十六日に発生いたしました岩手県の大船渡市山林火災、一人の方が亡くなられ、今も避難、そして多くの方々が被害に遭われました。心からのお悔やみと、そしてお見舞いを申し上げたいと思います。
 今日の質問、交通と水産業、この二点であります。国土交通大臣には、是非とも前向きな質問を前向きに答弁いただければすばらしい内容になろうかと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
 昨年の七月に、今日理事でいらっしゃいますけれども、山梨県の永井学議員にお導きをいただきまして、山梨県の県立のリニア実験線路ですね、実験線、見学させていただきました。非常にすばらしい技術の中で、安全で安定的で、そして五百キロ、本当に感動しました。五十年前の恐らく大阪の万博でもそういった夢の世界があって、それが一つ一つ達成されて今があるんだというふうに理解をしました。この取組、東京から大阪が一時間で行けるようになるんだろうと。東京、名古屋、大阪のこのライン、新しいフェーズに、細かいことは言いませんけど、新しいフェーズに入ったんだというふうに思っています。
 この今後の見通しと現在の状況を大臣から御答弁いただきたいと思います。
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中野洋昌#7
○国務大臣(中野洋昌君) 山本委員にお答え申し上げます。
 リニア中央新幹線、現状と今後の見通しということで御質問いただきました。
 リニア中央新幹線、委員からも御指摘ありましたとおり、まさに東京、名古屋、大阪の三大都市圏を一つの圏域とする日本中央回廊を形成をして、これは日本経済をまさに牽引をする、そして、これは東海道新幹線とのダブルネットワークでございますので、まさにリダンダンシーの確保を図るものでありまして、国土形成計画そして国土強靱化基本計画等にも位置付けられた、まさに国家的見地に立ったプロジェクトでございます。
 また、今、コロナ禍を経まして、いろんな、リモートワークですとかあるいはワーケーション、二地域居住など、新しい働き方や住まい方、価値観の変化も今出てきておりますので、この移動の効率化による生産性の向上に寄与するとともに、地方創生を支える重要なインフラになるのではないかというふうに、こういうふうに考えている次第でございます。
 現状と見通しということで、このリニア中央新幹線、早期の開業に向けましては、やはり今の静岡工区について早期に着工をしていくということが重大な課題であるというふうに認識をしております。今、静岡工区のモニタリング会議を通じましてJR東海の対策状況をこれは継続的に確認をするとともに、静岡県とJR東海の協議に国土交通省も入りまして一層の対話を促してまいりたいというふうに考えております。
 国土交通省としまして、リニア中央新幹線の早期整備に向けた環境を整えて、一日も早い開業に向けて、関係の自治体やJR東海と連携をしてしっかり取り組んでまいりたいと思います。
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山本啓介#8
○山本啓介君 ありがとうございます。
 東京、名古屋、大阪、ここが一時間でつながる、本当にすばらしい未来が、可能性が見えてきた、動き出している、そういうふうな御答弁をいただきました。
 そして、防災の観点も一つありと。現在の東海道新幹線とリニアの二つで、防災もあろうかと思います。
 ただ、ここに七千三百万人が、人口密集地として、一時間圏内の、この交通アクセスが便利な一時間圏内に七千三百万人が集まる。これ、世界的に見てもこんなに密集するところってさほどなくて、ここに人、物、経済が多く集まってきて、いくと。
 先ほどお話しいただきました日本中央回廊、余りこの名称好きじゃないんですけれども、言いたいことは分かります。だけども、これなぜ好きじゃないかといったら、その先、全国の地方につながるというところまでいかないと意味を成さないから、私はこの中央回廊という表現はよく余りなじまないんですけれども。ただ、この一時間圏内の七千三百万人のところに世界中から経済や人や物が集まったときに、今、石破政権が掲げる地方創生、まさしくこのことを有効的に進める有効なインフラだと私は思っています。
 是非とも、この中央新幹線に今の地方における新幹線がつながっていく、そういう未来が早くに引き寄せなきゃいけない。そのことを、各地方の経済界や自治体や議会はもとより、国家プロジェクトとしてつなげているこの取組でありますので、政府がしっかりとこのことを発信していく必要もあろうかと思います。
 中央新幹線、リニアから新幹線、このつながり、今後の意気込みというか覚悟、お聞かせいただきたいと思います。
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中野洋昌#9
○国務大臣(中野洋昌君) ありがとうございます。
 リニア中央新幹線に加えて整備新幹線ということで、様々な新幹線ネットワークについての御指摘をいただいたところであります。
 委員のまさに御指摘のとおり、この新幹線というのは、地域相互の交流を促進をして、そして我が国の産業の発展、そして観光立国の推進など、地方創生に大変に大きく貢献をしていると思っております。加えて、委員御指摘の災害時における代替輸送ルートの確保など、これは国土強靱化の観点からも新幹線は大変重要な役割を果たしているというふうに考えております。
 この最初の昭和三十九年が東海道新幹線の開業でありまして、以来、順次新幹線ネットワークというものを構築をされてまいりました。令和四年の九月に九州新幹線でこの武雄温泉―長崎間が開業いたしまして、さらに、今年の今月は山陽新幹線が全線開業をしてから五十年、ちょうど五十周年になります。また、北陸新幹線の金沢の開業からは十周年ということにもなりますし、また北陸新幹線の敦賀についてはちょうど一年、一周年ということであります。大変節目の年ともなっているところであります。
 まさに、国土交通省として、先ほど先生から御指摘のありましたリニア中央新幹線を含めて、これはやはり関係の自治体や鉄道事業者などとしっかりと連携協力をして、この新幹線ネットワーク、まさに我が国の経済、社会を支える基幹的な輸送機関でございますので、このネットワークを丁寧かつ着実にしっかり構築をしてまいりたい、このように考えております。
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山本啓介#10
○山本啓介君 整備新幹線については、西九州ルートについても言及いただきました。
 インバウンド、もう既にコロナ禍後、三千六百万人の方々がおいでいただいていると。石破政権掲げる地方創生の中には、やはりこの三千六百万人が、観光都市と言われる中央部分ではなくて地方へ地方へと何とか送り出していくこと、もちろんインバウンドだけではなくて、それ以外の経済活動や様々な日頃の活動においても地方へと背中を押していく必要があろうかと思います。
 そのときに、このいつでもアクセスできるすばらしい乗り物が、中央リニアが、そこに九州からも、長崎からも大阪とつながると、そういった整備新幹線が整備されていくと。そして、その整備新幹線の先にある今なお声を上げようとしている地域においても、やはり予算を上げてでもスピード感上げてやっていく。未来は、そのときに計画どおりいけば来るでしょうねじゃなくて、引き寄せる、今生きている我々が引き寄せる、そういう姿勢も必要かと思います。是非とも引き続きのお取組をお願いしたいと思います。
 鉄道だけではなくて、日本にはやはり航空路であったり船舶、そういったものがあります。
 島国でありますので多くの離島が存在しています。高速船、通称ジェットフォイルと呼ばれる乗り物がございます。これは、全国で六社十八隻が運航しておりまして、各地域を高速でつなぐものであります。川崎重工が今ボーイング社からライセンスを受けて長い年月たっているんですけれども、これがなかなか高価なものになってしまいまして、造り手がいなくなっていると。やはり、造り続けなければ技術の継承ができない。そして、このすばらしい乗り物があるからこそ、島の方々の足だけではなくて、多くの観光客、インバウンドの方々も訪れる機会を得られるんだと思います。
 今回、新たな取組をしていただきまして、新たなスキームで、東海汽船の後に九州においてもジェットフォイルの建造につながる取組をいただきました。これからもっともっとそれぞれの地域が船齢が来たときに安全で安心に利用できる可能性を高めていかなければいけないと思うんですけれども、これらについて大臣の御所見をいただきたいと思います。
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中野洋昌#11
○国務大臣(中野洋昌君) ジェットフォイルについての御質問であります。
 山本先生、長崎、また御出身も壱岐ということで、離島政策に大変に後押ししていただいております。ありがとうございます。
 御指摘のジェットフォイル、やはり高速である、また乗り心地や就航率も大変優れているということで、住民の生活、また地域経済の活性化に大変重要な役割を果たしていると考えております。
 他方で、先生も御指摘ありましたと思いますが、現在国内で就航するジェットフォイルの平均の船齢が実はもう三十年を超えているということで、後継船の建造の必要性が非常に高まりつつあるというふうに認識をしているところでございます。
 国土交通省としまして、令和四年に離島振興法を改正をさせていただき、この高速船の新造や更新に対する支援に係る規定というのが追加をしていただきました。
 この趣旨も踏まえまして、ジェットフォイルの円滑な更新に向けまして、旅客船事業者を始めとする関係者の皆様と意見交換を重ねてきたところでございます。この中で、博多―壱岐・対馬航路を運航する九州郵船より、早期に新船の建造を進めていきたいという旨の意向も示されたところでもございます。地域公共交通関係予算の活用も含めまして、今関係者間で具体的な協議を進めているというところでございます。
 引き続き、この関係者と緊密に連携をしながら、後継船の建造が円滑に進むようにしっかりスピード感を持って取り組んでまいりたいと思います。
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山本啓介#12
○山本啓介君 ありがとうございます。
 是非、それぞれの地域では本当に長年利用されて安心と安全があるものでございますけれども、それがまた次世代にも、新たな我が国の取り組む観光や産業や人々の暮らしにも資する乗り物であり続けるためにも、どうか支援をお願いしたいと。
 あわせて、先ほど新幹線のときには、防災の観点、リニアについてもですね、防災の観点もお触れいただきました。様々な防災、災害対策というものが今後強化していかなければいけない中で、離島はやはり飛ぶか船かしかありません。港の整備ももちろんでありますけれども、その乗り物について、是非とも具体的な、避難やそういう対策に応じた乗り物のツールが維持されますことに引き続きのお取組をお願いしたいと思います。
 委員長、国土交通大臣への質疑はここまでなんですけれども、お取り計らいをいただきたいと思います。
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鶴保庸介#13
○委員長(鶴保庸介君) 国土交通大臣におかれましては、退席なさって結構でございます。
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山本啓介#14
○山本啓介君 ありがとうございました。
 四分ございます。今日は江藤拓農水大臣に水産業のことを御質問したいというふうに思っておりましたが、滝波副大臣がお越しいただきました。一生懸命質問したいと思いますので、御答弁を是非ともお願いしたいというふうに思います。
 水産業、本当に厳しい状況にあります。今、自由民主党においては、水産総合調査会の下に水産強靱化PTというものを設置して、今の漁業の状況、現場を、沿岸そして遠洋共に全体を、これからもビジネスとして成り立っているのかどうか、また持続的にその地域において漁業を営むことができているのかの、その可能性はどうなんだというところを一生懸命見極めようとしています。
 水産業、やはり国家的役割というのは当然あるんですね。その地域でやっているからこそ、その地域に人が暮らす。また、海に出張っていくからこそ、他国からの干渉などを防ぐ。国境離島などはまさしくそれですね、遠洋もそうです。その活動がそこにあるからこそ、領海を守る、領空を守る、そういったことにつながっているわけでありますけれども、その水産業が長年にわたって、魚価の低迷や資材の高騰、燃料が高い、いろんな事柄、漁業者では何ともあらがえない、そういう状況に陥っています。
 まず、その状況をどのように水産庁は捉えているのか、答弁を求めたいと思います。
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滝波宏文#15
○副大臣(滝波宏文君) 山本啓介委員におかれましては、今し方御言及もありました水産の強靱化PTの座長も党でお務めになられ、また当選二年目で農林水産委員会の理事にも抜てきされて、ちょうど私も農林水産委員長やらせていただいておりましたけれども、大変農林水産業に、とりわけ水産王国長崎県の御出身ということで水産庁を始め農林水産省の様々な施策に御指導賜りまして、ありがとうございます。
 今委員の方からお話ありましたように、まさに水産業をめぐる環境は非常に厳しいわけでありまして、しっかり打開策を取っていかなきゃいけないということでございますけれども、すなわち、我が国水産業は、国民への食料供給を担い、地域経済を支えるとともに、藻場、干潟といった環境、生態系の保全や、また、これも先ほど具体的に御指摘ありましたけれども、国境監視など多面的な機能を担う重要な産業であると承知しております。
 しかしながら、近年は、海洋環境の変化等による主要魚種の不漁や資源の変動、漁業就業者の減少、燃油や飼料価格の高騰など様々な問題に直面してございまして、これらの問題に対応するため、適切な資源管理を通じて漁業を持続的に発展させるとともに、成長産業化を実現し、漁業者の所得向上を図ることが重要と考えてございます。
 引き続き御指導よろしくお願いいたします。
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山本啓介#16
○山本啓介君 ありがとうございます。
 ただ、そのときに、やはりこの公共、非公共の分けはあるんですけれども、やはり漁業者の方々のマイナスの部分を支えるだけではなくて、新たな成長産業化させていく、その部分、支援だけではなくて投資もしていくという切替えが必要なんですね。
 ただ、それを言うには、しっかりとした資源の状況を知らなきゃいけない、それぞれの市場の状況を知らなきゃいけない。その割には、三千億、先輩方の努力で三千億まで上がってきましたが、当初、補正合わせてですね、三千億では足りないと思うんですね。人員についても足りないと思うんですね。
 これらについて、副大臣、どのようなお考えがあられますか。
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滝波宏文#17
○副大臣(滝波宏文君) 我が国は世界第六位の領海及び排他的経済水域面積を誇っております。その我が国の漁業というのは大きなポテンシャルを持っており、これを十分に生かすためには先ほど申し上げたような各般の施策の展開とこれに必要な予算の確保が重要であると考えております。
 水産予算については、七十年ぶりの漁業法改正、二〇一八年いたしましたけれども、これを受け、二〇一九年度以降、補正予算と当初予算を合わせて三千億を超える額を確保してきております。
 海洋環境は大きく変化しておりまして、それに対応した施策を講じていく中で水産予算に対する期待はますます高まっていると認識しており、きめ細やかな支援を実施してまいりたいと思いますし、御指導を踏まえ予算確保に向けて頑張っていきたいと思います。
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山本啓介#18
○山本啓介君 是非ともお願いをしたいと思います。
 最後、まとめの前にもう一問ちょっとお願いしたいと思うんですけれども、やはり現状、資源管理にしても何にしても、日本国内だけ、遠洋と沿岸だけではなくて、国外とのやり取り、日中、日ロ、日韓、様々なやり取りがあろうかと思いますけれども、そのほとんどが止まっている状況にあろうかと思います。外に強く行かなければ、内でみんながまとまっていくという水産業にならないと思うんですよ。もう一声、答弁いただけますか。
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滝波宏文#19
○副大臣(滝波宏文君) 国際環境は非常に厳しいところでありまして、そういう中におきましても、委員御指摘のあったようなこと、やはり日本の場合、やや、控えて控えて守っていけばいいことがあるんじゃないかというふうな、国内では、調和の取れた国なので、そういう面はあるかと思います。非常に、一方で、非常に厳しい国際環境の中で、押すところはちゃんと押していかないと得られるものが得られないと、こういったことを踏まえながら、しっかりまた御指導いただきながら頑張っていきたいと思います。
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山本啓介#20
○山本啓介君 ありがとうございます。
 是非とも、海洋国家であり続けるのはもう当たり前のことでありますけれども、この水産業によってこの国のいろんなものが守られている、この国のいろんな地域が守られている、そのことにもう一度改めて再認識をいただきまして、それらを支援する、そして投資する、成長させる、そういった取組の方向性を打ち出していただきたいと思います。
 水産庁には是非とも所管する業を守っていただきたい、その覚悟を最後に聞いて、私の質問を終わりたいと思います。
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森健#21
○政府参考人(森健君) お答えいたします。
 先ほどから議論がなされておりますとおり、水産業、大変重要な産業であるということでございます。
 私ども水産庁といたしましても、なかなか限られた予算、限られた人員の中で大変努力はしているところでございますが、引き続き、現場の期待に応えられるようにしっかりと、大臣、副大臣、あるいは先生方の御指導もいただきながら取り組んでまいりたいと思っております。
 引き続きよろしくお願い申し上げます。
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山本啓介#22
○山本啓介君 ありがとうございました。
 財務大臣、そういうことでございます。どうかよろしくお願いします。
 終わります。
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鶴保庸介#23
○委員長(鶴保庸介君) 以上で山本啓介君の質疑は終了いたしました。拍手
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鶴保庸介#24
○委員長(鶴保庸介君) 次に、川田龍平君の質疑を行います。川田龍平君。
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川田龍平#25
○川田龍平君 立憲民主党の川田龍平です。今日は会派を代表して質問させていただきます。
 まず初めに、ローカルフード法、在来種の保存と活用法案について伺いたいと思います。
 これ是非、江藤大臣、今回、今国会で是非成立させたいと思って議員立法で取り組んでおりますが、それについての見解、御意見いただければと思います。
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江藤拓#26
○国務大臣(江藤拓君) 答弁させていただきます。
 法案については見させていただきました。在来種は大変大事だと思っております。それから、循環型のシステム、これも大変いいことだと思っております。環境負荷の少ない農業を目指すということはみどりの食料システム戦略の中でもうたわれていることでありますので、よく分かります。でも、法案でありますので、法案については、私がいい悪いと言う立場ではありませんので、国会で御議論いただくということだと思います。
 そして、食料を将来にわたって安定的に供給していく、これはもう我々の義務でありますし、種苗の供給につきましても、これはその基礎となるもので不可欠でありますので、官民の力を合わせて、先端技術も駆使しながら成果を出していければいいなというふうに考えております。
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川田龍平#27
○川田龍平君 是非、御協力いただいて成立させていただきたいと思います。
 私たちのこの食卓は今、静かに、しかし確実に危機を迎えています。
 日本は、食料安全保障上の観点からも、今こそ国内での農産物を自給できる環境を整えるべきです。その突破口を開くのがこのローカルフード法だと思っています。古来より受け継がれてきた在来の種を守り、その土地の気候風土に根差した地域循環型の食システムをつくる、それは単に食料自給率の向上だけでなく、地域の食文化、伝統を守り、次世代へと命をつなぐ希望の光になると思います。
 昨年、このローカルフード法案は、この参議院から国民民主党と共同提案をさせていただきましたが、しかし、残念ながら解散もあり廃案となっています。しかし、私たちは諦めません。今国会で是非衆議院に提出をさせていただき、必ずやこのローカルフード法を成立させ、地域に根差した食文化を次世代へとつないでいきたいと思っております。
 一方で、この学校給食の無償化、そして今、米や野菜の高騰という変化した状況もあります。先日、全国有機農業推進協議会から、これは大臣に対しても、この無償化の実施に伴う国費負担の一律化という制約から、結果として、経費削減を目的とした国産食材から安価な安い輸入食材への移行や品目の減少など、質の低下へとつながることの懸念の要望を受けました。
 この点、各省庁の大臣も目を通されていると思いますが、そこでお聞きしますが、このオーガニック給食の質の低下を招かない方策、つまりオーガニック給食の需給バランスについて計画を立てているのか農水大臣から、そしてまた、教育という観点から、給食はまさに食育という教育現場でもあります、この教育現場に質の低下があってはなりませんが、この点について文科大臣からお聞きしたいと思います。
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江藤拓#28
○国務大臣(江藤拓君) オーガニックの野菜についての御質問ですか。
 やはり、私も千葉の方に視察に行かせていただきました。有機のお米を子供たちに食べさせていました。子供たちは大変感謝をしていて、全く米を残さないで食べるようになったと言っていました。
 ですから、今回の無償化については学校給食はいいことだと思います。それが、予算のくくりがありますから、それによって安いものに代わってしまうということは決していいことではないというふうに思っております。
 千葉県のイズミ市だったですかね、あそこは市で財政負担をして、その分を埋めておりました。しかし、やっぱりなかなか厳しいと、何とか国でその分見てもらえたらいいんだけどなという市長の要望もありました。
 これからみどりの食料システム戦略のそういった展開もありますし、これから百万ヘクタール有機に転換していくという政策目標も立てておるわけでありますから、今回の無償化が給食の質の低下につながらないように我々としても気を配ってまいりたいと思います。
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あべ俊子#29
○国務大臣(あべ俊子君) 委員にお答えします。
 いわゆる給食無償化におきましては、今回の三党間の合意におきまして、地産地消の推進を含む給食の質の向上など様々な論点が示されておりまして、今後、安定的な財源の確保と併せて十分な検討を行い、意義あるものになるよう取り組んでまいりたいと思います。
 また、有機農産物の学校給食の活用に関しましては、環境負荷のいわゆる低減等に対する子供たちの理解を促す観点から有効だというふうに考えておりまして、文科省といたしましても、学校給食における有機農産物の使用促進に向けた支援を行っているところでございまして、引き続き学校給食の充実に向けて取り組んでまいります。
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