外務委員会

1978-10-13 衆議院 全551発言

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会議録情報#0
本国会召集日(昭和五十三年九月十八日)(月曜
日)(午前零時現在)における本委員は、次のと
おりである。
   委員長 永田 亮一君
   理事 大坪健一郎君 理事 奥田 敬和君
   理事 塩崎  潤君 理事 毛利 松平君
   理事 井上 一成君 理事 土井たか子君
   理事 渡部 一郎君 理事 渡辺  朗君
      石原慎太郎君    稲垣 実男君
      川田 正則君    木村 俊夫君
      鯨岡 兵輔君    小坂善太郎君
      佐野 嘉吉君    竹内 黎一君
      中山 正暉君    福田 篤泰君
      福永 一臣君    河上 民雄君
      久保  等君    高沢 寅男君
      美濃 政市君    中川 嘉美君
      正木 良明君    佐々木良作君
      寺前  巖君    伊藤 公介君
      楢崎弥之助君
―――――――――――――――――――――
昭和五十三年十月十三日(金曜日)
    午前十一時二十三分開議
 出席委員
   委員長 永田 亮一君
   理事 大坪健一郎君 理事 奥田 敬和君
   理事 塩崎  潤君 理事 毛利 松平君
   理事 井上 一成君 理事 土井たか子君
   理事 渡部 一郎君 理事 渡辺  朗君
      石原慎太郎君    稲垣 実男君
      川田 正則君    鯨岡 兵輔君
      小坂善太郎君    佐野 嘉吉君
      竹内 黎一君    中山 正暉君
      福田 篤泰君    福永 一臣君
      岡田 春夫君    河上 民雄君
      高沢 寅男君    美濃 政市君
      安井 吉典君    中川 嘉美君
      曽祢  益君    寺前  巖君
      伊藤 公介君    楢崎弥之助君
 出席国務大臣
        外 務 大 臣 園田  直君
        文 部 大 臣 砂田 重民君
        農林水産大臣  中川 一郎君
        国 務 大 臣
        (防衛庁長官) 金丸  信君
 出席政府委員
        防衛庁防衛局長 伊藤 圭一君
        沖繩開発庁総務
        局長      亀谷 禮次君
        外務政務次官  愛野興一郎君
        外務省アジア局
        長       中江 要介君
        外務省アメリカ
        局長      中島敏次郎君
        外務省欧亜局長 宮澤  泰君
        外務省経済局長 手島れい志君
        外務省経済協力
        局長      武藤 利昭君
        外務省条約局長 大森 誠一君
        文部省学術国際
        局長      篠澤 公平君
        文化庁次長   吉久 勝美君
        農林水産大臣官
        房長      松本 作衛君
        農林水産省経済
        局長      今村 宣夫君
        農林水産省畜産
        局長      杉山 克己君
        農林水産省食品
        流通局長    犬伏 孝治君
 委員外の出席者
        沖繩開発庁総務
        局企画課長   金子  清君
        法務大臣官房参
        事官      藤岡  晋君
        外務省欧亜局外
        務参事官    加藤 吉弥君
        外務省経済局外
        務参事官    羽澄 光彦君
        外務省情報文化
        局文化事業部長 大鷹  正君
        外務委員会調査
        室長      高杉 幹二君
    ―――――――――――――
委員の異動
九月二十六日
 辞任         補欠選任
  寺前  巖君     松本 善明君
十月二日
 辞任         補欠選任
  正木 良明君     浅井 美幸君
同日
 辞任         補欠選任
  浅井 美幸君     正木 良明君
同月六日
 辞任         補欠選任
  松本 善明君     寺前  巖君
同月十三日
 辞任         補欠選任
  久保  等君     安井 吉典君
  美濃 政市君     岡田 春夫君
  佐々木良作君     曽祢  益君
    ―――――――――――――
九月十八日
 経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規
 約の締結について承認を求めるの件(第八十四
 回国会条約第一六号)
 市民的及び政治的権利に関する国際規約の締結
 について承認を求めるの件(第八十四回国会条
 約第一七号)
十月五日
 千九百七十一年の国際小麦協定を構成する小麦
 貿易規約及び食糧援助規約の有効期間の第四次
 延長に関する千九百七十八年の議定書の締結に
 ついて承認を求めるの件(条約第二号)(予)
同月六日
 日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約
 の締結について承認を求めるの件(条約第一
 号)
同月十二日
 千九百七十一年の国際小麦協定を構成する小麦
 貿易規約及び食糧援助規約の有効期間の第四次
 延長に関する千九百七十八年の議定書の締結に
 ついて承認を求めるの件(条約第二号)(参議
 院送付)
同月二日
 世界連邦の調査研究に関する請願(中馬弘毅君
 紹介)(第二五九号)
 世界連邦建設に関する請願(中馬弘毅君紹介)
 (第二六〇号)
同月四日
 世界連邦建設に関する請願(河上民雄君紹介)
 (第四六九号)
同月六日
 世界連邦の調査研究に関する請願(西宮弘君紹
 介)(第六三四号)
同月九日
 世界連邦の調査研究に関する請願(福田篤泰君
 紹介)(第一〇五五号)
 世界連邦建設に関する請願(福田篤泰君紹介)
 (第一〇五六号)
同月十一日
 世界連邦建設に関する請願(中川嘉美君紹介)
 (第一一三四号)
は本委員会に付託された。
    ―――――――――――――十月九日
 日中平和友好条約の早期締結に関する陳情書
 (第一六号)
 国際労働条約第百三十七号の批准等に関する陳
 情書(第一七号)
 国際人権規約批准促進に関する陳情書
 (第一八号)
 核兵器全面禁止国際協定の締結促進に関する陳
 情書外二件
 (第一九号)
 原子炉衛星禁止国際協定の締結に関する陳情書
 (第二〇号)
 竹島の領土権確立等に関する陳情書外一件
 (第二一号)
 尖閣列島の領有に関する陳情書外一件
 (第二二号)
 世界連邦建設の早期実現に関する陳情書
 (第二三号)
 朝鮮の自主的平和統一促進に関する陳情書外三
 十三件
 (第二四号)
は本委員会に参考送付された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 国政調査承認要求に関する件
 小委員会設置に関する件
 日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約
 の締結について承認を求めるの件(条約第一
 号)
     ――――◇―――――
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永田亮一#1
○永田委員長 これより会議を開きます。
 国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
 本委員会といたしましては、国際情勢に関する事項について調査を行いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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永田亮一#2
○永田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
     ――――◇―――――
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永田亮一#3
○永田委員長 次に、小委員会設置に関する件についてお諮りいたします。
 先国会どおり、小委員十四名よりなる多国籍企業等国際経済に関する小委会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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永田亮一#4
○永田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 なお、小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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永田亮一#5
○永田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 小委員及び小委員長は、委員長において指名し、公報をもってお知らせいたします。
 なお、小委員及び小委員長の辞任並びに補欠選任に関しましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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永田亮一#6
○永田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
     ――――◇―――――
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永田亮一#7
○永田委員長 日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
 まず、政府より、提案理由の説明を聴取いたします。外務大臣園田直君。
    ―――――――――――――
日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約の締結について承認を求めるの件
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
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園田直#8
○園田国務大臣 ただいま議題となりました日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。
 一九七二年九月二十九日に発出されました日中共同声明の第八項において、日中両国政府は、両国間の平和友好関係を強固にし、発展させるために、平和友好条約の締結を目的として交渉を行う旨合意されたことに従い、政府は、一九七四年十一月以来、中華人民共和国政府との間に、この条約の締結のために交渉を行ってまいりました。交渉は、一九七六年以降は、断続的に進められてまいりましたが、本年七月二十一日より北京において、日本側佐藤大使、中国側韓念龍外交部副部長をそれぞれ首席代表とする両国代表団の間で集中的な交渉が行われ、さらに、八月八日総理の御指示により本大臣が訪中し、中国側政府首脳と会談を行い、その結果、条約交渉は、最終的に妥結し、八月十二日に本大臣と黄華外交部長との間でこの条約の署名調印が行われた次第であります。
 この条約は、前文、本文五カ条及び末文から成っておりますが、その概要は、次のとおりであります。
 前文においては、日中両国は、両国間の平和友好関係を強固にし、発展させるためにこの条約を締結するという条約締結の目的が明らかにされております。
 第一条においては、日中両国が恒久的な平和友好関係を発展させることを定め、その際の指針となるべき諸原則を掲げております。
 第二条においては、日中両国が、いずれも覇権を求めるべきでないこと、また、覇権を確立しようとする他のいかなる国または国の集団による試みにも反対することを表明しております。
 第三条においては、日中両国間の経済、文化関係の発展及び両国民の交流の促進のための努力を規定しております。
 第四条においては、この条約は、第三国との関係に関する各締約国の立場に影響を及ぼすものでない旨を明記しております。これにより、わが国としては、日米関係を基軸としていずれの国とも友好関係を維持し発展させるよう努力するというわが国外交の基本的立場を将来にわたって確保した次第であります。
 第五条においては、この条約の批准、効力発生、有効期間及び終了について定めております。
 この条約の締結により、日中両国間の友好関係を一層発展させるための基礎が築かれ、両国間の友好関係が長期にわたり安定的なものとして確保されることは、アジア及び世界の平和と安定に貢献するものと期待されます。
 よって、ここに、この条約の締結について御承認を求める次第であります。
 何とぞ御審議の上、本件につき速やかに御承認あらんことをお願いを申し上げます。
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永田亮一#9
○永田委員長 これにて提案理由の説明は終わりました。
    ―――――――――――――
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永田亮一#10
○永田委員長 これより質疑に入ります。
 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。井上一成君。
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井上一成#11
○井上(一)委員 今回、先輩、関係各位の御苦労の結果、国民各層の長年の悲願である日中平和友好条約が締結されましたことは、私としても大変喜ばしい限りであります。この条約を締結することによって、両国は子々孫々にわたる友好に向けて新しい時代に入るものと私は信ずるものであります。
 そこで、お伺いをいたしたいことは、日中新時代を迎えての日本の外交姿勢についてであります。
 今回の日中条約の締結に当たっては、中国は日本を意識した中ソ友好同盟相互援助条約を来春には一方的に破棄すると言っております。一方わが国は、中ソ両国を意識した日米安保条約の取り扱いについてはどうなさるのか、まずこのことについて外務大臣にお伺いをいたします。
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中江要介#12
○中江政府委員 中ソ同盟相互援助条約についての中国側の考え方という点は、ただいま井上先生がおっしゃいましたとおりのことでございます。
 他方、日米安保条約につきましては、これはいま御指摘のように、中ソ両国を意識したというふうには政府としては認識しておらないわけでございまして、日米間の安全保障条約は、これはどの国ということを特定していない、そういう点では、中ソ同盟条約とは基本的に違う、日本の国防に関する基本的な考え方に基づいて締結された条約でございますので、中ソ同盟条約と日米安保条約とは、いま御質問のような趣旨で関連性があるという認識ではないわけでございます。
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井上一成#13
○井上(一)委員 私は外務大臣に改めて一言、この点についてはアジア局長のお考えのとおりなのかどうか、そうすれば台湾条項についてはどう取り扱っていくのか、そのことについてお聞きをいたします。
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園田直#14
○園田国務大臣 共同声明の際に、日米安保条約にかかわらず共同声明が出されたと同様、今度の友好条約も、日米安保条約にかかわりなく締結されたものでございます。
 極東事項の問題については、局長から正確にお答えいたします。
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井上一成#15
○井上(一)委員 さすれば、台湾条項については今回の日中条約締結後も何ら変化がないということでございますか。
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園田直#16
○園田国務大臣 従前どおりでございます。
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井上一成#17
○井上(一)委員 日中の平和友好条約が締結された以後、わが国のとるべき外交のあり方ということについては、国民はもとより世界の国々も強くこれに注目をいたしておるわけであります。
 総理並びに外務大臣は、今後のわが国の基本的外交方針は全方位平和外交であると言われているわけであります。しかし、この全方位平和外交についての政府の説明は、いまひとつ国民がはっきり理解できない説明だと私は思うのです。改めてここで、全方位平和外交とは一体どんなものなのかを外務大臣からお答え願いたいと思います。
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園田直#18
○園田国務大臣 全方位外交という言葉が適切であるかどうかは別といたしまして、わが国の外交の基本的な方針は、軍事大国には断じてならない、軍事的な脅威は他国に与えない、平和に徹するということが大事であります。しかも、国の大小、遠近、政治形態のいかんを問わずどの国とも友好関係を進めていきたい、こういう趣旨でございます。
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井上一成#19
○井上(一)委員 いま外務大臣がお答えになられたその三点、確かに外務省の外交青書でもそのことが書かれております。しかし、この外務省の基本的外交の方向という説明の中にも、全方位外交という言葉は一つも書かれていないわけであります。いま言われた、広く世界の国々との間に交流を深めて意思の疎通を図っていくのだ、そして、政治体制のいかんを問わないのだということが全方位外交なのですか。
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園田直#20
○園田国務大臣 総理がお使いになる全方位外交とは、そういう意味であると解しております。
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井上一成#21
○井上(一)委員 それでは、外務大臣が使われる全方位外交とはどうなんですか。
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園田直#22
○園田国務大臣 私は、全方位外交という言葉はいままで使った覚えはございませんので、私としては先ほど申し上げた趣旨のことを申し上げております。
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井上一成#23
○井上(一)委員 外務大臣は全方位外交ということについて、われわれの質問に対して、わが国がとる外交方針は全方位外交であると総理が言っているから、その命を受けて、その基本方針にのっとって中国と今回折衝に当たったんだということを言われているわけなんです。八方美人的外交ではない、もっと極端なことを言えば、外務大臣は濃淡がそこにあるということを言われているのです。そのとおりですか。
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園田直#24
○園田国務大臣 私は、個人の交際にも濃淡があり、遠近があるように、やはりアジアの平和、それから日本の立場、こういうものを考慮しながら友好関係はどこの国とも進めていくが、それは等距離外交あるいは八方美人的外交ではない、このように考えておるわけであります。
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井上一成#25
○井上(一)委員 それでは、中国との距離が短くなり、ソ連との距離が遠くなった、いわゆる中国は濃である、ソ連についてはどうであるか。あるいはその濃淡ということは、言葉を変えれば私は選択ということにもなるのじゃないだろうか。いわば総理は全方位外交だ、一面に置いた全方位外交だ、外務大臣は濃淡のある選択外交だ、このように受けとめてよろしゅうございますか。
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園田直#26
○園田国務大臣 総理のおっしゃることも、私の言っていることも同じだと思いますけれども、ただいまおっしゃいました、中国とソ連の間に濃淡があり、距離が違うということは考えておりません。
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井上一成#27
○井上(一)委員 私は、全方位外交という言葉が、わが国の外交のイメージを生み出すための作為的な表現であってはいけないということを指摘したいわけなんです。対ソ外交のために、あるいは日中条約を締結するために全方位外交という言葉が使われたとするなら誤りであるということなんです。全方位外交という、答弁としてお答えがないので、そうかもわかりませんが、われわれの指摘する全方位外交をあなたは認めていらっしゃるわけなんです。そういう点について外務大臣からさらに、八方美人的でないということであれば、これはまさに全方位外交でなく、選択的外交であるというふうに受けとめられるのではないでしょうか。
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園田直#28
○園田国務大臣 ただいまの御指摘はそのとおりだと私考えておるわけでありまして、やはり立場立場によって、どこの国とも仲よくしたいという気持ちはありますけれども、現実においては差が、出てきたり濃淡が出てきたりする、現実の相違はある、こういう意味でございます。
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井上一成#29
○井上(一)委員 ソ連との距離が変わらないのだ、中国との距離も変わらないのだ、こういうことでございますか。
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