予算委員会

1993-06-08 参議院 全254発言

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会議録情報#0
平成五年六月八日(火曜日)
   午前十時二分開会
    ―――――――――――――
   委員の異動
六月七日
   辞任         補欠選任
    上田耕一郎君     吉川 春子君
    萩野 浩基君     乾  晴美君
    喜屋武眞榮君     西川  潔君
    寺澤 芳男君     武田邦太郎君
六月八日
   辞任         補欠選任
    角田 義一君     篠崎 年子君
    ―――――――――――――
出席者は左のとおり。
  委員長          遠藤  要君
  理 事
               井上  裕君
               石川  弘君
               上杉 光弘君
               柳川 覺治君
               角田 義一君
               村沢  牧君
               山本 正和君
               白浜 一良君
               寺崎 昭久君
  委 員
               井上 章平君
               石井 道子君
               岩崎 純三君
              大河原太一郎君
               大島 慶久君
               沓掛 哲男君
               下稲葉耕吉君
               成瀬 守重君
               野間  赳君
               野村 五男君
               服部三男雄君
               林田悠紀夫君
               星野 朋市君
               松浦 孝治君
               穐山  篤君
               及川 一夫君
               喜岡  淳君
               久保田真苗君
               櫻井 規順君
               清水 澄子君
               篠崎 年子君
               種田  誠君
               堂本 暁子君
               肥田美代子君
               三重野栄子君
               山口 哲夫君
               荒木 清寛君
               猪熊 重二君
               広中和歌子君
               長谷川 清君
               吉岡 吉典君
               吉川 春子君
               磯村  修君
               乾  晴美君
               西川  潔君
               武田邦太郎君
  国務大臣
      内閣総理大臣   宮澤 喜一君
      法 務 大 臣  後藤田正晴君
      外 務 大 臣  武藤 嘉文君
      大 蔵 大 臣  林  義郎君
      文 部 大 臣  森山 眞弓君
      厚 生 大 臣  丹羽 雄哉君
      農林水産大臣   田名部匡省君
      通商産業大臣   森  喜朗君
      運 輸 大 臣  越智 伊平君
      郵 政 大 臣  小泉純一郎君
      労 働 大 臣  村上 正邦君
      建 設 大 臣  中村喜四郎君
      自 治 大 臣
      国 務 大 臣  村田敬次郎君
      (国家公安委員
      会委員長)
      国 務 大 臣  河野 洋平君
      (内閣官房長官)
      国 務 大 臣  鹿野 道彦君
      (総務庁長官)
      国 務 大 臣
      (北海道開発庁
      長官)      北  修二君
      (沖縄開発庁長
      官)
      国 務 大 臣  中山 利生君
      (防衛庁長官)
      国 務 大 臣
      (経済企画庁長  船田  元君
      官)
      国 務 大 臣
      (科学技術庁長  中島  衛君
      官)
      国 務 大 臣  林  大幹君
      (環境庁長官)
      国 務 大 臣  井上  孝君
  政府委員
      内閣法制局長官  大出 峻郎君
      内閣法制局第一  津野  修君
      部長   
      国際平和協力本  柳井 俊二君
      部事務局長
      公正取引委員会  植松  勲君
      事務局取引部長
      警察庁長官官房  垣見  隆君
      長
      警察庁長官官房
      総務審議官事務  泉  幸伸君
      代理
      警察庁警務局長  井上 幸彦君
      防衛庁参事官   高島 有終君
      防衛庁長官官房  村田 直昭君
      長
      防衛庁防衛局長  畠山  蕃君
      防衛庁経理局長  宝珠山 昇君
      防衛施設庁建設  黒岩 博保君
      部長
      防衛施設庁労務  荻野 貴一君
      部長
      経済企画庁調整  長瀬 要石君
      局長
      経済企画庁物価  小林  惇君
      局長
      経済企画庁総合  田中 章介君
      計画局長
      科学技術庁長官  興  直孝君
      官房会計課長
      環境庁長官官房  森  仁美君
      長
      国土庁長官官房  藤原 和人君
      国土庁長官官房  藤田  修君
      会計課長
      国土庁地方振興  秋本 敏文君
      局長
      法務省刑事局長  濱  邦久君
      外務大臣官房領  荒  義尚君
      事移住部長
      外務省アジア局  池田  維君
      長
      外務省北米局長  加藤 良三君
      事務代理
      外務省経済局長  小倉 和夫君
      外務省条約局長  丹波  實君
      外務省国際連合  澁谷 治彦君
      局長
      大蔵大臣官房総  日高 壮平君
      務審議官
      大蔵省主計局長  斎藤 次郎君
      大蔵省主税局長  濱本 英輔君
      大蔵省銀行局長  寺村 信行君
      大蔵省銀行局保  鏡味 徳房君
      険部長
      大蔵省国際金融  中平 幸典君
      国税庁次長    瀧川 哲男君
      文部大臣官房長  吉田  茂君
      文部省初等中等  野崎  弘君
      教育局長
      文部省学術国際  長谷川善一君
      局長
      厚生大臣官房総  瀬田 公和君
      務審議官
      厚生省年金局長  山口 剛彦君
      社会保険庁運営
      部長       佐藤 隆三君
      兼内閣審議官
      農林水産大臣官  上野 博史君
      房長
      農林水産大臣官  堤  英隆君
      房予算課長
      農林水産省構造  入澤  肇君
      改善局長
      農林水産省構造  中道  宏君
      改善局次長
      食糧庁長官    鶴岡 俊彦君
      林野庁長官    馬場久萬男君
      通商産業大臣官  江崎  格君
      房総務審議官
      通商産業大臣官  白川  進君
      房審議官
      通商産業大臣官  一柳 良雄君
      房会計課長
      通商産業省通商  岡松壯三郎君
      政策局長
      通商産業省産業  熊野 英昭君
      政策局長
      通商産業省立地  堤  富男君
      公害局長
      資源エネルギー  黒田 直樹君
      庁長官
      中小企業庁長官  関   收君
      運輸大臣官房会  楠木 行雄君
      計課長
      郵政大臣官房財  新井 忠之君
      務部長
      労働大臣官房長  七瀬 時雄君
      労働省職業安定  齋藤 邦彦君
      局長
      建設大臣官房会  木下 博夫君
      計課長
      建設省建設経済  伴   襄君
      局長
      建設省都市局長  鹿島 尚武君
      建設省住宅局長  三井 康壽君
      自治大臣官房総  遠藤 安彦君
      務審議官
      自治大臣官房審  松本 英昭君
      議官
      自治大臣官房審
      議官       小川 徳洽君
      兼内閣審議官
      自治大臣官房会  斉藤 恒孝君
      計課長
      自治省行政局長  紀内 隆宏君
      自治省行政局公  石川 嘉延君
      務員部長
      自治省行政局選  佐野 徹治君
      挙部長
      消防庁次長    吉原 孝司君
  事務局側
      常任委員会専門  宮下 忠安君
      員
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○平成五年度一般会計補正予算一第1号)(内閣提
 出、衆議院送付)
○平成五年度特別会計補正予算(特第1号)(内閣
 提出、衆議院送付)
○平成五年度政府関係機関補正予算(機第1号)
 (内閣提出、衆議院送付)
    ―――――――――――――
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遠藤要#1
○委員長(遠藤要君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
 まず、平成五年度補正予算三案の締めくくり総括質疑に関する理事会決定事項について御報告いたします。
 締めくくり総括質疑は本日一日間とすること、質疑割り当て時間の総計は六十分とし、各会派の割り当て時間は、日本社会党・護憲民主連合二十二分、公明党・国民会議十二分、民社党・スポーツ・国民連合、日本共産党及び民主改革連合それぞれ六分、二院クラブ及び日本新党四分とすること、質疑順位についてはお手元に配付いたしておりますとおりとすること、以上でございます。
 ただいま御報告いたしました理事会決定のとおり取り運ぶことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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遠藤要#2
○委員長(遠藤要君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
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遠藤要#3
○委員長(遠藤要君) 平成五年度一般会計補正予算、平成五年度特別会計補正予算、平成五年度政府関係機関補正予算、以上三案を一括して議題といたします。
 これより締めくくり総括質疑に入ります。村沢牧君。
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村沢牧#4
○村沢牧君 最初に、政治改革について伺います。
 総理は、先日テレビのインタビューを通じて、政治改革はこの国会で実現をしなければならない、やってしまわなければなりません、やります、こういうふうに国民に約束をしておりました。また、昨日は本委員会で、この国会で実現をします、やりますと答弁をしておりました。
 この時期になってまいりますと、選挙制度よりも政治腐敗の防止に重点を置くべきではないかという国民の声もありますが、関連法案を一括して処理していく理由と、この国会でやるという決意を改めてお聞かせください。
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宮澤喜一#5
○国務大臣(宮澤喜一君) 政治腐敗防止が大切なことは、もとより言うまでもないことでございます。
 以前にも申し上げたかと思いますが、政治腐敗防止の一つの問題はいわゆる資金の問題でございますが、資金の問題を詰めてまいりますと、これは各党とも同一の御見解のようでございますけれども、やはりここで選挙に公費を導入せざるを得ない、あるいはすることが望ましいという御認識、各党ともこれはやや共通の御認識のようでございますが、そうだといたしますと、選挙というものはやはり政党本位のものになっていかなければならない。今の申選挙区ということではなかなか政党本位ということが言いかねるのが現状でございますから、したがいまして腐敗防止の問題をずっと詰めてまいりますと、選挙区制の問題にさわらないわけにはいかないというそういう相互関係がございます。
 したがいまして、やはり政治改革は一体のものでなければならないと考えまして、自由民主党としてはそういう法案を国会に提出をしておるわけでございますが、そういうこともございますので、やはり腐敗防止は非常に大事でございますが、それを含めました政治改革を一体としてとらえなければならない。そして、現在の政治不信を考えますと、これはこの国会でぜひともひとつ関係法案を成立させていただきたい、こう考えておることに変わりはございません。
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村沢牧#6
○村沢牧君 日本社会党も、政治改革はやらなければならない、そういう立場で精力的に取り組んでおるところであります。
 そこで、選挙制度について、共産党を除く六野党は統一案をまとめて自民党側に提示をしております。しかし自民党は、報道を見れば、党内の対立が一層先鋭化して合意形成ができない。いつ自民党案がまとまるかわからない。よしんば自民党案が集約されたといたしましても、野党と協調あるいは妥協しなければ法律にはならない。
 総理、自民党の総裁として、また政治改革の本部長として、今こそリーダーシップを出すべきときではありませんか。何も聞いておりませんとか、まだ見ていません、そんなことでは済まされぬのです。自民党の案は一体いつ出すんですか。そして、それに基づいてどのような段取りでこの法案づくりを進めてまいりますか。
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宮澤喜一#7
○国務大臣(宮澤喜一君) まず、自民党案は既に出ておりますことを申し上げておきます。
 次に、衆議院の特別委員会におきまして長いこと各党の間で各党の案を御議論になりまして、地方公聴会も終わって中央にまた御審議が戻ってきたという段階になりまして、各党の理事等々の方々が非公式にいろいろこれからの委員会の審議について御検討中でございます。
 その段階におきまして、各党ともこの委員会の終結をどういうふうにするかということをお考えでありまして、自民党もそういう党内での議論がただいま始まっておるところでございます。つまり、委員会の御審議がほぼ一巡をして、委員会として結論を出さなければならないというところへここで入ってまいりましたので、それに応じまして各党ともそれなりの対応をお考え中である。自民党もそうでございます。
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村沢牧#8
○村沢牧君 自民党案は既に出してある。単純小選挙区制。それからまた、報道によれば自民党は衆議院の委員会に小選挙区並立制なども出したということです。出している法律のどちらの法律をやっていくんですか。それで押し通そうとするんですか。
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宮澤喜一#9
○国務大臣(宮澤喜一君) 自民党が並立案というものを衆議院の特別委員会に出したということは、そういう事実はないと存じます。ございますのは、理事の方々、関係の方々がいろいろにこれからの委員会の取りまとめ、終局について内々にお話し中であるということであろうと思います。
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村沢牧#10
○村沢牧君 後藤田副総理にお伺いしたいんです。
 副総理も政治改革にはかねてから熱心に取り組んでおられますが、こういう時期にどういうふうに持っていったらいいというふうに思われますか。単純小選挙区制はあくまで貫いていく、そういうふうにお考えですか。
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後藤田正晴#11
○国務大臣(後藤田正晴君) 今、総理がお答えをいたしましたように、自由民主党としては、党議を経て、そして法律案として小選挙区制度がよろしいと、こういうことで出してあるわけでございますから、私は願わくはそれで与野党が一致してやってくださることを念願をいたしております。
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村沢牧#12
○村沢牧君 重ねて総理にお伺いいたしますが、自民党が提出しております単純小選挙区制のこの案、これを与野党で了解してもらって何としてもこれでやっていこうとする、そういうお気持ちなんですか。
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宮澤喜一#13
○国務大臣(宮澤喜一君) 私としては自民党の御提案したものが最善であると考えておりますけれども、いつぞやも申し上げましたが、これはやはりお互いの土俵の問題でございますから、できるならば皆さんが御一緒に検討されて、まあまあこの辺ならばお互いに仕方がないということがございましたらその方が円満な解決であろう、しかし、本来どれが一番いいかということになればそれは各党とも御自分の案が一番いい、そこへ戻られることはこれはやむを得ないことだと思います。
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村沢牧#14
○村沢牧君 自民党のことについて私があれこれ言える立場ではありませんが、今、総理がおっしゃったような案で自民党を最終的におまとめになる、総裁としてそういうお気持ちですか。
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宮澤喜一#15
○国務大臣(宮澤喜一君) ちょっとお尋ねの意味がわかりませんでしたが、自民党が御提案しております四法案ならば自民党はもう既にまとまっております。
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村沢牧#16
○村沢牧君 それでは、その言葉を信じておきましょう。私が信じておくと言うのは、自民党の総理が、自民党がそれでまとまるとおっしゃったんですから、そういうふうにまとまるだろうと思いますよ。私は知りませんよ、そんなこと。
 それで、今国会会期は余すところ実質審議は一週間とない。総理はこれまたテレビのインタビューで、ああそういうことだったのか、なるほどそうだったのかとわかるように私はやるというふうに言っているんですね。総理、この国会でもって本当にまとめていくという自信を持っているんですか。会期の延長は考えなくてもいいんですか。
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宮澤喜一#17
○国務大臣(宮澤喜一君) 私は正直に、まとまるし、まとまらなければいけない、この機会を逃してはいけないという考えを持っておりまして、それは先ほども申し上げましたが、特別委員会においては長いこと御審議でありますから、各党の理事さんの間では自然に一種のお互いの間の何と申しますか気持ちの通いが出てまいります。どうしようかというような通いが出てまいりますから、それでそう遠いことを皆さんが考えていらっしゃるわけでもない、立場上そうなられますでしょう。
 そのあたりを想像しておりますと、いざというその各党ともおのおのの決心ができれば、案がまとまりましたら、後はそんなに難しいことはない。これを法文に書くとかいうことになりますとそんなに難しい話ではございませんので、結局、各党が一致点を見出し得るかどうかというそういう決心の問題になってまいるのだと思いますが、そのことは会期を延ばしたから延ばさないからということではありませんで、やはり委員会の審議がここまで来たという段階で各党がひとつ共通点を見出す決心ができるかどうかということであると思いますので、そのこと自身に私はそんなに時間がかかるとは思わない。
 また、それは衆議院における今特別委員会の御審議でございますけれども、各党が話をしておられますから、そこで合意ができるならば恐らく参議院におかれてもそのことは踏んまえて御審議をしていただけるものであろう、もしそういう経緯をたどりますならばと考えますと、そんなに長い時間必要ではない、要は各党の合意が生まれるかどうかということではないかと思っておるわけでございます。
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村沢牧#18
○村沢牧君 総理はまず自民党の中をしっかりまとめること。それから各党の合意になりますね。きょうは予算委員会の締めくくり総括で、本予算委員会もこれで終わるんですよ。総理のようなそういうのんきなと言っては失礼ですが、そんな答弁で済まされるでしょうか。あと七日ぐらいしか審議期間はないんですよ。本当にこの会期内にやるんですか。
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宮澤喜一#19
○国務大臣(宮澤喜一君) お言葉ではございますが、この補正予算の御審議というのは異例のことでございましたので、私どもとしてはやはりここに全力を傾注しなければならないということでございまして、幸いにしてこの補正予算を議了していただきますならばいよいよ全力を挙げて政治改革に移れるな、こういう気持ちもございますので、よろしくどうぞお願いいたします。
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村沢牧#20
○村沢牧君 私も政治改革に支障を来すような予算の審議日程をつくっておらなかったはずですよ。ですから、どうしてもこの国会の会期中にやるのか、その一言だけもう一回答弁してください。
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宮澤喜一#21
○国務大臣(宮澤喜一君) ぜひそのようにお願いしたいと思っております。
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村沢牧#22
○村沢牧君 押し問答をしておりましても進みませんから、総理のリーダーシップを見ておきましょう。
 そこで、景気についてでありますが、経済成長について、当初予算審議の際、この予算を早く成立させていただけば三・三%達成はそんなに大したことではない、大丈夫だというふうに答弁しておったんですが、今回の補正を加えれば成長率は上がるのかという我が党議員の質問に対して、三・三%を確実なものにする補正なので御理解を願いたい、これを繰り返しただけですね。全く国会論議の軽視も甚だしい。無責任と言わざるを得ないんです。
 そこで、通産大臣にお聞きをいたしますが、最近景気は回復の兆しが見えるというふうに言っておりますが、これは回復過程に入ったのか、一部言われているような底入れを宣言してもいいような状況になったとお考えになるのか、通産大臣の御答弁を願いたい。
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森喜朗#23
○国務大臣(森喜朗君) 昨日もこの委員会で同様な質問が幾つか出まして、その際も申し上げましたが、まだ私どもは予断を許さない状況にある、慎重にまだ見ていく必要があるというふうに見ております。
 確かに数字的にはいろいろと景気の回復の兆しが見える数字もないわけではございませんけれども、やはり二月、三月というのはいわゆる決算対策ということもございましてかなり無理があったというふうに私は見ておりまして、四月、五月の鉱工業生産指数はマイナスになっておりますから、そういう意味では在庫調整が確かに進展はしておりますけれども、本来在庫が少なくなっていきますと当然生産活動が起きてこなきゃいけませんが、その動きがまだ見られないということでございまして、そういう面から見ますと円高の問題もやはり影響しておるのかなと考えておりますので、結論から申し上げて、底入れがあったという感じはまだ私は十分に慎重に判断していかなきゃならないな、このように見ております。
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村沢牧#24
○村沢牧君 船田経済企画庁長官は昨日、私個人としては底を打ちつつあるというふうな答弁をしております。個人という答弁はこの委員会でおかしな話ですが、ということは、六月の定例報告、すなわち六月十日の関係閣僚会議で底入れをした、そういうふうに宣言をするというお気持ちなんですか。今、通産大臣のお話を聞いて、できないということなんですか。
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船田元#25
○国務大臣(船田元君) お答えいたします。
 昨日の経済の集中審議におきまして、私から景気の判断ということについての答弁を申し上げました。そこで、大変恐縮ですが個人的という言葉を冠としてつけさせていただきましたけれども、私としては、景気の底入れはそう遠くはない、あるいは底を打ちつつある、こういう表現をさせていただいたところでございます。
 その根拠といたしましては、これは細かいいろんな数字がありますけれども、確かに二月それから三月の経済指標が幾つかの点におきまして好転をしているという部分がございます。それから、特に景気動向指数であるいわゆるDIの数字でございますが、先行指数につきましては一、二、三、三カ月連続でプラスという部分が五〇%を超えている。それから、一致指数につきましては二月、三月、二カ月連続をしてプラスが五〇%以上と、こういう状況でございました。若干一部の不安はありますけれども、全体として見れば少し好転をしてきたかな、そういう判断がございました。
 しかしながら、同時にまた先ほど通産大臣が御指摘をされましたように、この二月、三月というのが期末要因ということで、各企業において若干決算対策ということもありゃや無理をして背伸びをして数字の上では活動をやや高めた、そういう可能性もある。ですから、四月、五月、その期末要因が外れますから期末要因の反動ということもあるいはあるかもしれないということで、特に四月、五月の数字、今入りつつあるところでございますが、その辺の数字が落ち込むかもしれないけれども、その落ち込みがどのぐらいであるかということを今慎重に見させていただいているということであります。
 しかしながら、総じて、全体としては景気は低迷をしているものの、そろそろそういう時期が近づいているのではないかな、このような気持ちを示させていただいた状況でございますが、なお、現在のところ関係省庁と十分協議をしている最中である、こういうことでございます。
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村沢牧#26
○村沢牧君 関係閣僚会議は六月十日、明後日ですね、明日は休みだから。それで、最初から考えているように景気は底入れをした、そういう表現に経済企画庁としては持っていきたいんですか、どうなんですか。
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船田元#27
○国務大臣(船田元君) お答えいたします。
 これは私どもとして、どうである、あるいはどうしたいという、やや恣意的な気持ちということの御質問のように聞こえましたけれども、これはもうごく客観的に我々の経済への現状の判断ということで、これはできる限り、もちろん数字も十分ににらみながら、慎重に判断をしていきたい、このように思っております。
 判断を急ぐとかあるいは逆におくらせるとか、そういうことではなくて、経済の実態そしてその経済の実態が示す数字というのをごくごく客観的に見た上での客観的な判断にしていきたい、このように思っております。
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村沢牧#28
○村沢牧君 九二年度成長を三・五%と見たが、この見通しを誤って一・六%に修正をした。私は、この一・六%も大変困難だと思いますが、現時点で一・六%が達成できるというふうにおっしゃることができますか。どのくらいになりますか。
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船田元#29
○国務大臣(船田元君) お答えいたします。
 この前の三月に発表されました国民所得統計の速報によりますと、平成四年十-十二月期の実質国民総生産は〇・一%の伸びは年率〇・五%ということでございますが、これはやはり循環的な要因に加えまして資産価額の下落などもありまして、国内民間需要を中心として低迷する当時の我が国経済の厳しい状況を反映したものというふうに受けとめております。
 しかし、また一方で、ことしの年初から昨年八月の総合経済対策の効果が本格的にあらわれ始めている。また、住宅投資なども回復の動きが続いてきたところでございます。
 いずれにしましても、四年度の成長率が全体としてどのようになるかというのは、基本的には一-三月期のQEを待たなければいけないというふうに考えており、現段階では確たることは申し上げられませんけれども、実績の見込み一・六%の達成という点につきましては今厳しい状況にある、このように考えております。
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