予算委員会

2003-01-30 参議院 全499発言

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会議録情報#0
平成十五年一月三十日(木曜日)
   午前九時開会
    ─────────────
   委員の異動
 一月二十九日
    辞任         補欠選任
     辻  泰弘君     内藤 正光君
     紙  智子君     池田 幹幸君
     高橋紀世子君     島袋 宗康君
 一月三十日
    辞任         補欠選任
     有馬 朗人君     加治屋義人君
     国井 正幸君     荒井 正吾君
     神本美恵子君     円 より子君
     内藤 正光君     辻  泰弘君
     池田 幹幸君     小泉 親司君
     西山登紀子君     林  紀子君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         陣内 孝雄君
    理 事
                木村  仁君
                谷川 秀善君
                保坂 三蔵君
                山下 英利君
                郡司  彰君
                齋藤  勁君
                山本  保君
                大門実紀史君
                平野 貞夫君
    委 員
                阿部 正俊君
                愛知 治郎君
                荒井 正吾君
                有馬 朗人君
                泉  信也君
                市川 一朗君
                大島 慶久君
                加治屋義人君
                山東 昭子君
                清水嘉与子君
                世耕 弘成君
                田中 直紀君
                伊達 忠一君
                武見 敬三君
                段本 幸男君
                中川 義雄君
                仲道 俊哉君
                山下 善彦君
                朝日 俊弘君
                佐藤 道夫君
                櫻井  充君
                辻  泰弘君
                内藤 正光君
                福山 哲郎君
                藤原 正司君
                円 より子君
                峰崎 直樹君
                若林 秀樹君
                福本 潤一君
                松 あきら君
                森本 晃司君
                井上 哲士君
                池田 幹幸君
                小泉 親司君
                林  紀子君
                島袋 宗康君
                平野 達男君
                福島 瑞穂君
   国務大臣
       内閣総理大臣   小泉純一郎君
       総務大臣     片山虎之助君
       法務大臣     森山 眞弓君
       外務大臣     川口 順子君
       財務大臣     塩川正十郎君
       文部科学大臣   遠山 敦子君
       厚生労働大臣   坂口  力君
       農林水産大臣   大島 理森君
       経済産業大臣   平沼 赳夫君
       国土交通大臣   扇  千景君
       環境大臣     鈴木 俊一君
       国務大臣
       (内閣官房長官)
       (男女共同参画
       担当大臣)    福田 康夫君
       国務大臣
       (国家公安委員
       会委員長)
       (産業再生機構
       (仮称)担当大
       臣)       谷垣 禎一君
       国務大臣
       (防衛庁長官)  石破  茂君
       国務大臣
       (沖縄及び北方
       対策担当大臣)
       (科学技術政策
       担当大臣)    細田 博之君
       国務大臣
       (金融担当大臣)
       (経済財政政策
       担当大臣)    竹中 平蔵君
       国務大臣
       (規制改革担当
       大臣)      石原 伸晃君
       国務大臣
       (防災担当大臣) 鴻池 祥肇君
   内閣官房副長官
       内閣官房副長官  上野 公成君
   副大臣
       内閣府副大臣   伊藤 達也君
       内閣府副大臣   根本  匠君
       防衛庁副長官   赤城 徳彦君
       総務副大臣    加藤 紀文君
       法務副大臣    増田 敏男君
       外務副大臣    矢野 哲朗君
       財務副大臣    小林 興起君
       文部科学副大臣  渡海紀三朗君
       厚生労働副大臣  木村 義雄君
       農林水産副大臣  太田 豊秋君
       経済産業副大臣  高市 早苗君
       経済産業副大臣  西川太一郎君
       環境副大臣    弘友 和夫君
   大臣政務官
       防衛庁長官政務
       官        佐藤 昭郎君
       厚生労働大臣政
       務官       森田 次夫君
       国土交通大臣政
       務官       岩城 光英君
       国土交通大臣政
       務官       鶴保 庸介君
   政府特別補佐人
       内閣法制局長官  秋山  收君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        吉田 成宣君
   政府参考人
       内閣府政策統括
       官        安達 俊雄君
       警察庁警備局長  奥村萬壽雄君
       防衛庁防衛局長  守屋 武昌君
       防衛庁運用局長  西川 徹矢君
       防衛施設庁総務
       部長       石井 道夫君
       防衛施設庁施設
       部長       大古 和雄君
       外務省北米局長  海老原 紳君
       外務省中東アフ
       リカ局長     安藤 裕康君
       厚生労働大臣官
       房審議官     阿曽沼慎司君
       農林水産省生産
       局長       須賀田菊仁君
   参考人
       日本銀行総裁   速水  優君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○平成十四年度一般会計補正予算(第1号)(内
 閣提出、衆議院送付)
○平成十四年度特別会計補正予算(特第1号)(
 内閣提出、衆議院送付)
○平成十四年度政府関係機関補正予算(機第1号
 )(内閣提出、衆議院送付)

    ─────────────
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陣内孝雄#1
○委員長(陣内孝雄君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 平成十四年度補正予算三案審査のため、本日の委員会に日本銀行総裁速水優君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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陣内孝雄#2
○委員長(陣内孝雄君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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陣内孝雄#3
○委員長(陣内孝雄君) 平成十四年度補正予算三案に関する理事会決定事項について御報告いたします。
 本日は、まず、質疑を五十九分行い、次いで締めくくり質疑を五十九分行うこととし、各会派への割当て時間は、いずれも民主党・新緑風会三十五分、日本共産党十二分、国会改革連絡会九分、社会民主党・護憲連合三分とすること、質疑順位につきましてはお手元の質疑通告表のとおりでございます。
    ─────────────
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陣内孝雄#4
○委員長(陣内孝雄君) 平成十四年度一般会計補正予算(第1号)、平成十四年度特別会計補正予算(特第1号)、平成十四年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題とし、質疑を行います。齋藤勁君。
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齋藤勁#5
○齋藤勁君 おはようございます。民主党・新緑風会の齋藤勁です。
 官房長官、まず冒頭、靖国神社の総理のいわゆる参拝についてお尋ねさせていただきます。
 補正予算の審議の際、一昨日、総理はこの同じ部屋におきまして、靖国神社参拝ということについて御自身の真情を吐露しながら発言をされました。改めて毎年行くんだということ等、人間の生死、そして死んだ後、どういう人であれ、その人に対する思いというのはこれは個人あるわけでありまして、それらについて私は別に差異はございません。
 しかし、一国のリーダーとしていかがかということについて、この間、我が国として国内外から様々な指摘があったわけですが、私、思い出しまた。卑近な例で、一昨年のやはり予算委員会で小泉総理内閣が登場してすぐ、いわゆる公約問題で幾つか指摘をさせていただいた際に、総理とこの靖国神社公式参拝、質疑をさせてもらいました。その際にも官房長官にお尋ねいたしましたけれども、一九八六年、昭和六十一年、後藤田内閣官房長官、このときの首相の靖国神社公式参拝見送りについて六点述べられております。そしてまた、後藤田内閣官房長官当時、談話がございます。改めてですが、二年しかたっていないんですけれども、現官房長官としてこの後藤田官房長官の談話について見解を伺いたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
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福田康夫#6
○国務大臣(福田康夫君) 小泉総理が、今月の二十八日でした、この予算委員会におきまして委員御指摘の趣旨の内容の発言をされました。
 これ、過去に小泉総理は今回の分を含めまして三回靖国神社へ参拝をしております。これはいずれも私人としての立場でもって参拝されたものでございます。したがいまして、靖国神社参拝に関する総理の御発言も小泉総理個人のお考えを述べられているものである、こんなふうに思っております。
 この靖国神社参拝についてはいろいろな御意見あるのは承知しております。
 ただ、今申し上げましたように、私人としての立場で総理就任前から参拝を続けてこられたというようなこともございますし、私はその立場というものは理解できるものと考えております。
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齋藤勁#7
○齋藤勁君 後藤田官房長官の。
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福田康夫#8
○国務大臣(福田康夫君) 後藤田官房長官のあれは談話でしたか、あれにつきましては、その前に中曽根総理の公式参拝というものがございました。公式参拝ということはこれはできないということを後藤田官房長官は述べられた、こういうふうに私は理解いたしております。
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齋藤勁#9
○齋藤勁君 いわゆる政教分離、合祀問題が靖国神社の問題として横たわるずっと懸案課題だというふうに思います、懸案といいましょうか課題だと思うんですが。内閣総理大臣たる小泉純一郎が参拝したんだということは総理はいつもマスコミに言っているんですよ。マスコミも、私人ですか公人ですかということについては、公人か私人か、同じ人間がなかなかこれは区別ができない、むしろ政治家というのは公人私人区別がないんではないかという指摘さえあるほど。しかし、いわゆる政治家としてということじゃなくて私人だというような答弁ですけれども、このことを今日たっぷりやるつもりではなかったんですが。
 さて、外務大臣、これは国内外の問題ですよね。私は、この合祀の問題というのは、宗教法人ですから、行政とか政治が合祀を分けるとか何かということ自体表向きに言うというのはおかしいと思うんですね。
 当時の後藤田、中曽根総理のときにも、これ非公式にいろいろ相談をしているというのはその後情報として出てくるわけですが、合祀問題について解決をしようということで。それなりに解決をしようとして、当時の内閣は、それ以後十六年間参拝というのはなかったですが、総理自身の。それを今回、八月十五日、いや八月十五日じゃない、また春にやる、また今年も行くと。どんどん八月十五日のいわゆる公約、いい悪い別にして、どんどんどんどん総理自身の公約もずれていく。
 しかもまた、中国や韓国からは一体何なんだと、アジアの痛みというのは分からないんだろうかと。あの大戦において合祀された、いい悪い別にして、このいわゆる当時の戦争の侵略、そうした人たちの、戦争をしたA級戦犯の人たちが祭られていることについてやはり痛むと。何で、一国の総理が行くということについて、この痛みを、そのものを感じて受け止めて、それについては率直なやはり態度に出るべきではないかというのが私は大方の見解としてあるんじゃないかと思うんですが、多分、中国、韓国のいつもこの靖国神社参拝問題に出てくる私は感じといいましょうか、そういうところにあるんではないかというふうに思いますが、中国、韓国、アジア諸国の、今、小泉総理が公式参拝といいましょうか参拝をするということについての声ということについて、どう受け止めているのかお尋ねしたいというふうに思います。
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川口順子#10
○国務大臣(川口順子君) 小泉総理の靖国神社への参拝につきましては、中国、韓国から、今回それぞれの国の首都、それから東京におきまして、政府からあるいは在京の大使から遺憾の意の表明がございました。
 それから、私がちょうどその直後に韓国に行くことになっておりまして参りましたところ、崔成泓外交通商部長官ですね、それから盧武鉉次期大統領からそれぞれ遺憾の意の表明がございました。私の方からは、先日総理がここで御開陳なさった御意見につきまして先方に対して説明をしてまいりました。
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齋藤勁#11
○齋藤勁君 そういう説明して理解を得られましたですか、大臣。
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川口順子#12
○国務大臣(川口順子君) いろいろなテーマがあって会談をしているということでございますから、この問題だけをずっと議論をするということではございませんので、私の方からは御説明をしたという、その後で次のテーマに移ったと、そういうことでございます。
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齋藤勁#13
○齋藤勁君 後ほどイラク等についての質問もさせていただきますが、総理は国際協調というのをこれは言われますね。だれもが国際協調というのを言うというふうに思うんですが、先ほどのこの後藤田官房長官、当時の談話というのは、「我が国の行為に責任を有するA級戦犯に対して礼拝したのではないかとの批判を生み、ひいては、我が国が様々な機会に表明してきた過般の戦争への反省とその上に立った平和友好への決意に対する誤解と不信さえ生まれるおそれがある。それは、諸国民との友好増進を念願する我が国の国益にも、そしてまた、戦没者の究極の願いにも副う所以ではない。」と、こういうことなんですね。
 この基調に立つならば、私は、それ今、言葉として国際協調と言うならば、私は率直に繰り返し繰り返し行うということについてはあってはならないことだというふうに思います。だから、談話をそうだということならば、少なくとも継続した私は今の自民党政治が続く限り、連立政権にしろ、これはやっぱり談話の言っている意味とやっていることが全く違うじゃないですか。
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福田康夫#14
○国務大臣(福田康夫君) 確かにおっしゃるとおり、国際協調、これは極めて大事なことであり、我が国の存立基盤というものも国際協調の中にありと、こういうふうに言っても過言ではないと思っております。
 しかし、国際協調と、それからまた靖国神社に参拝するということと、これが国際協調に反するのかどうかということについては、これはいろんな意見があるんだろうと思います。靖国神社の参拝というのは、宗教観それから国家観とかいろいろなものが入り混じりまして、歴史観もございますし、ですから国際協調だけということでもって律することはできないものだろうと、単純にそう割り切ることはできないんだろうというように思っております。
 そういうふうな観点から、総理も、これは国際協調を無視しているわけじゃない、もう何度も申し上げているとおりでございますけれども、靖国参拝も、この談話に、総理の談話にございますけれども、心ならずも家族を残し国のために命をささげられた方々全体に対して衷心から追悼を行う、そしてこのような悲惨な戦争を二度と起こしてはならないと、こういう不戦の誓いを堅持する、そういう思いを持って参拝しているということは幾たびか繰り返されていらっしゃることでございますので、そういう気持ちで参拝されているということを御理解をいただきたい。また、そういう趣旨のことを各国にも説明をしておるところでございます。
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齋藤勁#15
○齋藤勁君 要は、そういうふうに繰り返し御発言されてもまだ理解はされない。これはもう水掛け論じゃないんですね。これはもう本当に考え方が私は間違っているというふうに思いますよ、考え方が間違っている。そして、幾ら公約をされても、そして一昨年の議事録を見れば、理解を求める、八月十五日に行きます、行きますと言って、そうではなくなる。菅直人、私ども民主党代表の、公約大したことはないということにつながっていく一つの件ではありますけれども、国際協調といいながら実際は、理解を求めるといいながら実際理解は求められていないということについて、この点については指摘して、次の課題に行きます。
 インド洋上で自衛艦が外国艦船に給油しています。今、テロ特措法の、官房長官、結構でございます、これは防衛庁長官にお尋ねすることになるのかな。この費用についてお尋ねいたしますけれども、費用支出の根拠、予算項目、どこから支出をしているのか、そして支出の総額についてお尋ねいたします。
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西
西川徹矢#16
○政府参考人(西川徹矢君) お答え申し上げます。
 今回のテロ特措法に基づきます協力支援活動の経費関係につきましては、最新のデータで申しますと、まず執行いたしました分、結論的な執行でございます、これにつきましては百九十一億円になります。これが十四年の十二月末現在の数字でございます。
 それで、このうち英米の艦艇に燃料を提供しておりますが、その経費、燃料そのものの経費が、これを最新のやつということで昨日、一月の二十九日、これは速報でございますけれども、これで九十六億円と、今回、そういう額になっております。
 なお、これに伴っております予算でございますが、十三年度に予備費を御容認賜りまして、これが百七十三億、それから十四年度は二回予備費を賜っております。五月の二十一日と十一月の二十二日でございますが、これは、十四年度という格好でいただいておりますのが百六十六億円。ですから、今回のテロ特措法、この絡みで予備費でいただいておりますのが三百三十九億ということでございます。
 取りあえず、こういうことでよろしいでしょうか。
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齋藤勁#17
○齋藤勁君 費用支出の根拠をお尋ねしたんですけれども、それについても触れてもらえますか。
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西
西川徹矢#18
○政府参考人(西川徹矢君) 予備費のところで、いわゆる予備費としてという格好で、今回のテロ特措法用の予備費という格好で使うという格好で御容認いただいていると、こういうふうに了解しておりますが。
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齋藤勁#19
○齋藤勁君 そういうことだと思うんだけれども、法的根拠は財政法三十五条三項ということなんでしょう、ちょっと。
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西
西川徹矢#20
○政府参考人(西川徹矢君) 恐縮いたしました。そういうことでございます。
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齋藤勁#21
○齋藤勁君 これは、かつて委員会でも再三やりましたのでここではまた繰り返しませんが、私は、財政法上、財政法三十五条三項を根拠にするというのは、私は無理があるというふうに指摘をしております。
 さてそこで、自衛隊の補給艦がインド洋上で作戦中の米空母に直接給油できない、米国の補給艦を通じて行っているということでよろしいですか。
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西
西川徹矢#22
○政府参考人(西川徹矢君) 補給しております艦艇は、駆逐艦等にやっております。駆逐艦とか補給艦ですね、そういうものにやっております。
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齋藤勁#23
○齋藤勁君 米空母に直接給油できない、ですから駆逐艦等を通じて行っているという。すると、アフガニスタン作戦に参加をしている米空母の艦載機がイラク攻撃に使われた場合、集団的自衛権の発動になるということになりませんか。
 いずれにしましても、今現在、自衛隊の後方支援活動自体が武力行使に当たるんではないかというようなテロ特措法以来のずっと私は議論があり、私は個人的にはこの後方支援活動自体はもう武力行使ではないかということを言っていますが、そこはもうそうではないということで政府のずっと見解来ていますが、いかがでしょうか。法制局長官、お見えですね、お尋ねいたします。
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秋山收#24
○政府特別補佐人(秋山收君) テロ特措法の活動と集団的自衛権との関係でございますが、もちろん集団的自衛権と申しますのは、自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を自国が直接攻撃されていないにもかかわらず実力をもって阻止する権利であると解しております。それで、これは我が国の憲法上、自衛のため必要な最小限度を超える武力の行使に該当するものであって許されないというのが従来からの見解でございます。
 それで、テロ対策特措法に基づく協力支援活動としての給油活動でございますが、これはそれ自体としては武力の行使に該当しない活動であり、また、その活動の地域は、我が国の領域及び現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる地域に法律上限定して行っているものでございます。したがいまして、これが他国の武力の行使と一体化するとの問題も生ずることはございません。
 したがって、お尋ねのテロ対策特措法に基づきます給油活動でございますが、これは我が国の武力の行使に該当するものでもございませんし、また、集団的自衛権に該当するということもないのでございます。
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齋藤勁#25
○齋藤勁君 今、インド洋上でこの補給をしているいわゆる駆逐艦、そして駆逐艦から米空母、この米空母の艦載機がアフガン以外、イラクの方に偵察、あるいはこれ時折爆撃をしていますが、そこら辺に出撃をしているという、そういう事実は確認はされているんでしょうか。
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石破茂#26
○国務大臣(石破茂君) 当方としては、そのような事実は確認をいたしておりません。
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齋藤勁#27
○齋藤勁君 法制局長官、イラク攻撃に使われた場合、イラク攻撃に米空母の艦載機が使われた場合、先ほどの見解と全く同じですか。
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秋山收#28
○政府特別補佐人(秋山收君) ただいま防衛庁長官の方からそのような事実が確認されていないという御答弁がございましたが、もし仮にそのような事実があったといたしましても、先ほど申しましたような給油活動の性格、すなわち、それ自体は武力の行使には該当しない、それからまた、その活動の地域が戦闘が行われている地域等ではない地域というふうに法律上限定されておるというようなことにかんがみますと、仮にそういうことがあるという仮定を設けましても、それが我が国の武力の行使あるいは集団的自衛権の行使に該当することはないというのが論理的な帰結になろうと思います。
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齋藤勁#29
○齋藤勁君 いや、もうテロ特のときの議論もそうだったんですが、言ってみれば、めちゃくちゃな今の武力行使の一体とか集団的自衛権になるんですね。何をやったって直接戦闘行動──直接戦闘行動と言ったって、補給、給油をしていけばもう一体じゃないですか、戦闘行動との。いや、それはそうじゃないと言ったって、そういうふうに見るのが常識ですよ、軍事的常識。オイルが足りなくなるから補給するんでしょう。補給する。戦闘、継続できないじゃないですか。
 出撃をしていく、仮にそうであったって、日本の場合、これが武力行使と一体でもない、集団的自衛権の行使でもない、こういう議論、あるんですか、法制局長官。
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