財政金融委員会
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会
会議録情報#0
平成十八年五月十六日(火曜日)
午前十時三分開会
─────────────
委員の異動
四月二十日
辞任 補欠選任
谷合 正明君 荒木 清寛君
四月二十一日
辞任 補欠選任
藤本 祐司君 大塚 耕平君
四月二十四日
辞任 補欠選任
尾立 源幸君 江田 五月君
広田 一君 前川 清成君
四月二十五日
辞任 補欠選任
江田 五月君 尾立 源幸君
前川 清成君 広田 一君
五月九日
辞任 補欠選任
富岡由紀夫君 神本美恵子君
五月十日
辞任 補欠選任
神本美恵子君 富岡由紀夫君
五月十五日
辞任 補欠選任
大塚 耕平君 ツルネン マルテイ君
広田 一君 松下 新平君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 池口 修次君
理 事
岩井 國臣君
田村耕太郎君
中川 雅治君
櫻井 充君
峰崎 直樹君
委 員
泉 信也君
田浦 直君
田中 直紀君
鶴保 庸介君
野上浩太郎君
溝手 顕正君
若林 正俊君
尾立 源幸君
大久保 勉君
ツルネン マルテイ君
富岡由紀夫君
平野 達男君
松下 新平君
荒木 清寛君
山口那津男君
大門実紀史君
糸数 慶子君
国務大臣
財務大臣 谷垣 禎一君
国務大臣
(内閣府特命担
当大臣(金融、
経済財政政策)
) 与謝野 馨君
副大臣
内閣府副大臣 櫻田 義孝君
財務副大臣 赤羽 一嘉君
大臣政務官
内閣府大臣政務
官 後藤田正純君
事務局側
常任委員会専門
員 藤澤 進君
政府参考人
内閣官房内閣審
議官
兼行政改革推進
事務局特殊法人
等改革推進室次
長 鈴木 正徳君
内閣府計量分析
室長 齋藤 潤君
内閣府大臣官房
審議官
兼産業再生機構
担当室長 広瀬 哲樹君
公正取引委員会
事務総局経済取
引局長 伊東 章二君
公正取引委員会
事務総局経済取
引局取引部長 舟橋 和幸君
防衛庁防衛局次
長 金澤 博範君
防衛施設庁施設
部長 渡部 厚君
金融庁総務企画
局長 三國谷勝範君
金融庁総務企画
局総括審議官 中江 公人君
金融庁検査局長 西原 政雄君
金融庁監督局長 佐藤 隆文君
金融庁公認会計
士・監査審査会
会長 金子 晃君
法務大臣官房審
議官 深山 卓也君
法務省刑事局長 大林 宏君
財務省主計局次
長 勝 栄二郎君
財務省主計局次
長 鈴木 正規君
財務省理財局次
長 浜田 恵造君
経済産業大臣官
房審議官 舟木 隆君
国土交通大臣官
房審議官 川本正一郎君
国土交通大臣官
房審議官 大森 雅夫君
国土交通省河川
局長 渡辺 和足君
参考人
日本銀行総裁 福井 俊彦君
株式会社東京証
券取引所代表取
締役専務 飛山 康雄君
─────────────
本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○財政及び金融等に関する調査
(日本銀行の金融政策に関する件)
(三井住友銀行に関する件)
(カネボウに関する件)
(中央青山監査法人に関する件)
(日興コーディアルグループに関する件)
(地域通貨に関する件)
(歳出歳入一体改革に関する件)
(金融機関のCSR(企業の社会的責任)に関
する件)
(金融機能の再生のための緊急措置に関する法
律第五条の規定に基づく破綻金融機関の処理の
ために講じた措置の内容等に関する報告に関す
る件)
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この発言だけを見る →午前十時三分開会
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委員の異動
四月二十日
辞任 補欠選任
谷合 正明君 荒木 清寛君
四月二十一日
辞任 補欠選任
藤本 祐司君 大塚 耕平君
四月二十四日
辞任 補欠選任
尾立 源幸君 江田 五月君
広田 一君 前川 清成君
四月二十五日
辞任 補欠選任
江田 五月君 尾立 源幸君
前川 清成君 広田 一君
五月九日
辞任 補欠選任
富岡由紀夫君 神本美恵子君
五月十日
辞任 補欠選任
神本美恵子君 富岡由紀夫君
五月十五日
辞任 補欠選任
大塚 耕平君 ツルネン マルテイ君
広田 一君 松下 新平君
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出席者は左のとおり。
委員長 池口 修次君
理 事
岩井 國臣君
田村耕太郎君
中川 雅治君
櫻井 充君
峰崎 直樹君
委 員
泉 信也君
田浦 直君
田中 直紀君
鶴保 庸介君
野上浩太郎君
溝手 顕正君
若林 正俊君
尾立 源幸君
大久保 勉君
ツルネン マルテイ君
富岡由紀夫君
平野 達男君
松下 新平君
荒木 清寛君
山口那津男君
大門実紀史君
糸数 慶子君
国務大臣
財務大臣 谷垣 禎一君
国務大臣
(内閣府特命担
当大臣(金融、
経済財政政策)
) 与謝野 馨君
副大臣
内閣府副大臣 櫻田 義孝君
財務副大臣 赤羽 一嘉君
大臣政務官
内閣府大臣政務
官 後藤田正純君
事務局側
常任委員会専門
員 藤澤 進君
政府参考人
内閣官房内閣審
議官
兼行政改革推進
事務局特殊法人
等改革推進室次
長 鈴木 正徳君
内閣府計量分析
室長 齋藤 潤君
内閣府大臣官房
審議官
兼産業再生機構
担当室長 広瀬 哲樹君
公正取引委員会
事務総局経済取
引局長 伊東 章二君
公正取引委員会
事務総局経済取
引局取引部長 舟橋 和幸君
防衛庁防衛局次
長 金澤 博範君
防衛施設庁施設
部長 渡部 厚君
金融庁総務企画
局長 三國谷勝範君
金融庁総務企画
局総括審議官 中江 公人君
金融庁検査局長 西原 政雄君
金融庁監督局長 佐藤 隆文君
金融庁公認会計
士・監査審査会
会長 金子 晃君
法務大臣官房審
議官 深山 卓也君
法務省刑事局長 大林 宏君
財務省主計局次
長 勝 栄二郎君
財務省主計局次
長 鈴木 正規君
財務省理財局次
長 浜田 恵造君
経済産業大臣官
房審議官 舟木 隆君
国土交通大臣官
房審議官 川本正一郎君
国土交通大臣官
房審議官 大森 雅夫君
国土交通省河川
局長 渡辺 和足君
参考人
日本銀行総裁 福井 俊彦君
株式会社東京証
券取引所代表取
締役専務 飛山 康雄君
─────────────
本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○財政及び金融等に関する調査
(日本銀行の金融政策に関する件)
(三井住友銀行に関する件)
(カネボウに関する件)
(中央青山監査法人に関する件)
(日興コーディアルグループに関する件)
(地域通貨に関する件)
(歳出歳入一体改革に関する件)
(金融機関のCSR(企業の社会的責任)に関
する件)
(金融機能の再生のための緊急措置に関する法
律第五条の規定に基づく破綻金融機関の処理の
ために講じた措置の内容等に関する報告に関す
る件)
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池
池口修次#1
○委員長(池口修次君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、大塚耕平君、広田一君及び谷合正明君が委員を辞任され、その補欠としてツルネンマルテイ君、松下新平君及び荒木清寛君が選任されました。
─────────────
この発言だけを見る →委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、大塚耕平君、広田一君及び谷合正明君が委員を辞任され、その補欠としてツルネンマルテイ君、松下新平君及び荒木清寛君が選任されました。
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池
池口修次#2
○委員長(池口修次君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
財政及び金融等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として金融庁総務企画局長三國谷勝範君外二十名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
池
池
池口修次#4
○委員長(池口修次君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
財政及び金融等に関する調査のため、本日の委員会に参考人として日本銀行総裁福井俊彦君及び株式会社東京証券取引所代表取締役専務飛山康雄君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →財政及び金融等に関する調査のため、本日の委員会に参考人として日本銀行総裁福井俊彦君及び株式会社東京証券取引所代表取締役専務飛山康雄君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
池
池
富
富岡由紀夫#7
○富岡由紀夫君 民主党・新緑風会の富岡でございます。今日は、いろいろと順番の御配慮をいただきましてありがとうございます。早速ですが、質問させていただきたいと思います。
まず、日銀福井総裁にお伺いしたいんですが、昨今いろんなところでもう会見されたりコメントを出されたりしていらっしゃいますけれども、昨日時点で当座預金残高も十五兆七千億円という形で、解除後順調に残高が減ってきているんですけれども、まず第一点は、この残高の減り具合はピッチとして適正なのか、日銀総裁の観点で、見方としてちょっとお伺いしたいと思います。
それともう一つ、併せて、そういった市場の動きがありますものですから、その市場の見方に対する総裁のお考えを教えていただきたいと思います。
この発言だけを見る →まず、日銀福井総裁にお伺いしたいんですが、昨今いろんなところでもう会見されたりコメントを出されたりしていらっしゃいますけれども、昨日時点で当座預金残高も十五兆七千億円という形で、解除後順調に残高が減ってきているんですけれども、まず第一点は、この残高の減り具合はピッチとして適正なのか、日銀総裁の観点で、見方としてちょっとお伺いしたいと思います。
それともう一つ、併せて、そういった市場の動きがありますものですから、その市場の見方に対する総裁のお考えを教えていただきたいと思います。
福
福井俊彦#8
○参考人(福井俊彦君) お答え申し上げます。
委員御承知のとおり、当座預金残高、ピークは三十兆から三十五兆円と大変巨額でございました。三月の九日に量的緩和政策の枠組みを解除して以降、この残高をいわゆる準備預金制度に基づく所要準備額の水準にほど近いところまで下げていくと、つまり六、七兆というところへ下げていくと、そのプロセスを今進めております。
三月に量的緩和を解除しました時点において、その後数か月の時間掛けて市場に混乱を起こさせないように状況をよく見ながら残高下げていこうと、今そのステップを踏んでおりまして、御承知のとおり、十五兆円程度まで今下がってまいりました。この過程では短期金融市場に全く波乱が見られないという状況で進んでおります。この状況でいきますと、あと数週間でほぼこの流動性を吸収するというプロセスは完成するんではないかと、そういうふうに思っています。
この発言だけを見る →委員御承知のとおり、当座預金残高、ピークは三十兆から三十五兆円と大変巨額でございました。三月の九日に量的緩和政策の枠組みを解除して以降、この残高をいわゆる準備預金制度に基づく所要準備額の水準にほど近いところまで下げていくと、つまり六、七兆というところへ下げていくと、そのプロセスを今進めております。
三月に量的緩和を解除しました時点において、その後数か月の時間掛けて市場に混乱を起こさせないように状況をよく見ながら残高下げていこうと、今そのステップを踏んでおりまして、御承知のとおり、十五兆円程度まで今下がってまいりました。この過程では短期金融市場に全く波乱が見られないという状況で進んでおります。この状況でいきますと、あと数週間でほぼこの流動性を吸収するというプロセスは完成するんではないかと、そういうふうに思っています。
富
富岡由紀夫#9
○富岡由紀夫君 その、あと数週間でというところがゼロ金利解除が七月から六月ぐらいに早まるんじゃないかという市場の見方につながっている部分があるんだと思いますけれども、今のあと数週間というお話ですけれども、この市場の動きに対して、何というんですか、市場の動きというか、それを、今の発言を基にした市場の金利の動きについて、福井総裁、どういうふうに見ていらっしゃるのか教えていただきたいと思います。
この発言だけを見る →福
福井俊彦#10
○参考人(福井俊彦君) その点は昨日の講演でも少し触れさしていただきましたけれども、もう当初から、量的緩和の解除の時点から記者会見でも申し上げているとおりでございまして、量的な吸収過程が終わるということとゼロ金利から脱却するということは全く別の話であると。量を削減というのは極めて技術的なプロセスで、市場に混乱が起こらなければ予定どおりこれは終わるということでありますが、それが混乱なく終わっても直ちにゼロ金利から脱却するということにはつながらないと。あとは普通の金利政策でございますので、今後の経済・物価情勢いかんによってそこの政策判断は決まってくると。
その場合のポイントは、先月末に、二〇〇六年度、七年度の標準的な経済の見通し、あり得べき経済の見通しというのを日本銀行出しました。これは、今後、ややロングランに見て物価安定を伴った持続的な経済の成長という路線にほぼ沿った標準的な見通しということでお出ししたわけでありまして、実際に経済がその経路をこれからたどっていくかどうかという判断が中心になって緩やかな金利の調整が可能となるかどうかと、そういうことでございます。
したがいまして、現時点では、最初の利上げがいつになるか全く予断を持って臨んでいないということでございます。
この発言だけを見る →その場合のポイントは、先月末に、二〇〇六年度、七年度の標準的な経済の見通し、あり得べき経済の見通しというのを日本銀行出しました。これは、今後、ややロングランに見て物価安定を伴った持続的な経済の成長という路線にほぼ沿った標準的な見通しということでお出ししたわけでありまして、実際に経済がその経路をこれからたどっていくかどうかという判断が中心になって緩やかな金利の調整が可能となるかどうかと、そういうことでございます。
したがいまして、現時点では、最初の利上げがいつになるか全く予断を持って臨んでいないということでございます。
富
富岡由紀夫#11
○富岡由紀夫君 今のお話もそうなんですけれども、一方で展望レポートを出されて、その後のいろんな会見のところでも日銀の発表として、あと総裁のコメントとして出ているんですが、そういった日銀の考え方の中の一つとして、市場の金利政策の見方を、市場参加者の、何というんですか、政策金利に関する見方を参考にしながら日銀の政策金利の決定を行っていくというふうにあるんですけれども、市場の見方を参考にしながら、またそれを日銀さんが政策金利に反映するというのは、これどういうことをおっしゃっているのか、ちょっと分かりやすく教えていただきたいと思います。
この発言だけを見る →福
福井俊彦#12
○参考人(福井俊彦君) 先進国の中央銀行が行っております金融政策の運営、それから市場とのコミュニケーションの在り方、その最も典型的なやり方を指しているわけでございます。
日本において量的緩和政策を続けていた時期、あるいはアメリカにおきましていわゆるメジャードペースで極めて機械的に金利を引き上げてきた時期というのはむしろ例外でありまして、アメリカも今後の経済・物価情勢次第というふうにバーナンキ議長が前回のコミュニケで明確に言っておられます。
くしくも、日米とも同じようなやり方でこれから金融政策をやっていこうということでありますが、そのやり方は極めてオーソドックスとも言えるわけでございまして、先行きの経済・物価情勢を読むというのは、中央銀行だけでなくて、広く市場参加者あるいは国民の皆様全体が御関心を持ってそれを日々行っておられることでありまして、そのことは、市場関係者及び国民の皆様方の先行き経済観というのはおのずと市場金利に日々反映されていると。
そのことを我々はかがみとして読み取らせていただきながら、かつまた我々自身が責任ある経済見通しを発表してお示しすると。それを今度は市場が改めて材料として消化をし、自らの御判断と比較し、そして実際の経済の動きが自らの御判断かあるいは日銀の見通しかいずれに沿っているかいないかと、自らの見通しの修正、あるいは実際の経済の動きということの評価を更に市場金利に反映させながら動いていくと。それを我々は参照しながら、市場の政策金利の織り込み方が成熟してくる段階というもので我々が政策を行っていけば、市場と中央銀行との間のコミュニケーションがかなり全うする形で政策過程が遂行されると、こういうふうな過程でございます。
したがいまして、何か一点、経済指標を見詰めながらそれをコミットメントして、そういう意味で分かりやすいというふうな金融政策をやる時期は終わったと、明確に終わったということでございます。
この発言だけを見る →日本において量的緩和政策を続けていた時期、あるいはアメリカにおきましていわゆるメジャードペースで極めて機械的に金利を引き上げてきた時期というのはむしろ例外でありまして、アメリカも今後の経済・物価情勢次第というふうにバーナンキ議長が前回のコミュニケで明確に言っておられます。
くしくも、日米とも同じようなやり方でこれから金融政策をやっていこうということでありますが、そのやり方は極めてオーソドックスとも言えるわけでございまして、先行きの経済・物価情勢を読むというのは、中央銀行だけでなくて、広く市場参加者あるいは国民の皆様全体が御関心を持ってそれを日々行っておられることでありまして、そのことは、市場関係者及び国民の皆様方の先行き経済観というのはおのずと市場金利に日々反映されていると。
そのことを我々はかがみとして読み取らせていただきながら、かつまた我々自身が責任ある経済見通しを発表してお示しすると。それを今度は市場が改めて材料として消化をし、自らの御判断と比較し、そして実際の経済の動きが自らの御判断かあるいは日銀の見通しかいずれに沿っているかいないかと、自らの見通しの修正、あるいは実際の経済の動きということの評価を更に市場金利に反映させながら動いていくと。それを我々は参照しながら、市場の政策金利の織り込み方が成熟してくる段階というもので我々が政策を行っていけば、市場と中央銀行との間のコミュニケーションがかなり全うする形で政策過程が遂行されると、こういうふうな過程でございます。
したがいまして、何か一点、経済指標を見詰めながらそれをコミットメントして、そういう意味で分かりやすいというふうな金融政策をやる時期は終わったと、明確に終わったということでございます。
富
富岡由紀夫#13
○富岡由紀夫君 市場の見方を参考にしながら、またそれを日銀の政策金利、金利政策に反映させていくということなんですが、市場の見方としては、マーケットの動きを見れば分かるとおり、短期も中期も長期も、特に短期、中期の金利が非常に急ピッチで上がっているんですけれども、敏感に上がっているんですけれども、これは日銀の金利政策、ゼロ金利解除ということを早まるんじゃないかという見方の表れだと思うんですけれども、この点について日銀総裁はこれからの政策にどう反映させていくのか、今のお話に基づいてちょっとお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →福
福井俊彦#14
○参考人(福井俊彦君) 今の市場金利の形成のされ方を見て、ゼロ金利脱却が早まったという見方は極めてうがった見方だというふうに私どもは思っております。
おっしゃいましたとおり、極めて短い金利、あるいは中期ゾーンと言われるやや長い金利について、先行きの金融政策の読みを入れながら今市場金利がかなり動いていることは事実でございます。
その中で、恐らく実際に市場で資金を投入しながら市場取引をしている本当の市場関係者は、ある程度先行きの政策金利の上昇ということを織り込み始めているとは思いますけれども、今市場で実際に金利が変動しているかなりの部分は、まだボラティリティーといいますか、先行きが必ずしも読めないと。読めない中で、いろんな取引が交錯する中で金利が動いていると。そういう意味でまだ私が言う非常に熟した市場条件の形成という段階には至っていないと、こういうふうに思っています。
これは市場の通常の姿であります。外国の金融市場でも、政策金利の変更にまだ先立つ期間においては、実際の市場金利の確信を持った織り込みの部分と、まだ確信が持てないと、様々なボラティリティーが入ってくる局面とがございます。日本は今、正にそういう状況にあると。これから展望レポートの内容が更に織り込まれ、実際にこれからの経済、物価の推移を見ながら、より確信を持った織り込み方がなされていく、つまり市場が熟していくと、そういう段階にこれからだんだん入っていくわけでありまして、今の市場を見て、何かボイスを発しておられる方はかなりスペキュレーションが入っていると思います。
この発言だけを見る →おっしゃいましたとおり、極めて短い金利、あるいは中期ゾーンと言われるやや長い金利について、先行きの金融政策の読みを入れながら今市場金利がかなり動いていることは事実でございます。
その中で、恐らく実際に市場で資金を投入しながら市場取引をしている本当の市場関係者は、ある程度先行きの政策金利の上昇ということを織り込み始めているとは思いますけれども、今市場で実際に金利が変動しているかなりの部分は、まだボラティリティーといいますか、先行きが必ずしも読めないと。読めない中で、いろんな取引が交錯する中で金利が動いていると。そういう意味でまだ私が言う非常に熟した市場条件の形成という段階には至っていないと、こういうふうに思っています。
これは市場の通常の姿であります。外国の金融市場でも、政策金利の変更にまだ先立つ期間においては、実際の市場金利の確信を持った織り込みの部分と、まだ確信が持てないと、様々なボラティリティーが入ってくる局面とがございます。日本は今、正にそういう状況にあると。これから展望レポートの内容が更に織り込まれ、実際にこれからの経済、物価の推移を見ながら、より確信を持った織り込み方がなされていく、つまり市場が熟していくと、そういう段階にこれからだんだん入っていくわけでありまして、今の市場を見て、何かボイスを発しておられる方はかなりスペキュレーションが入っていると思います。
富
富岡由紀夫#15
○富岡由紀夫君 今、市場がいろいろとそういった、何というんですか、うがった見方を含めて、市場がいろいろ迷いながらいろんな先読みをしているということなんですが、こういう状況というのは、日銀さんが描いている政策金利の動き、金利を政策としてやっていく中でこういった動きというのはもう織り込み済みというふうにお考えなんですか、それとも想定外の動きをしているというふうにお考えなのか、教えてください。
この発言だけを見る →福
福井俊彦#16
○参考人(福井俊彦君) 想定外の市場の動きになっているというふうには思っておりません。
こういういわゆる市場経済、グローバルな市場の一環としての日本の金融市場の動きは、これからがこれが正常、常態としてなっていくと。つまり、迷っているとおっしゃいましたけれども、先行きの金利形成、均衡点というのを市場が探り続ける動きということでありまして、必ずしも迷走しているということではないと思います。
この発言だけを見る →こういういわゆる市場経済、グローバルな市場の一環としての日本の金融市場の動きは、これからがこれが正常、常態としてなっていくと。つまり、迷っているとおっしゃいましたけれども、先行きの金利形成、均衡点というのを市場が探り続ける動きということでありまして、必ずしも迷走しているということではないと思います。
富
富岡由紀夫#17
○富岡由紀夫君 総裁にちょっと最初のところでお伺いした後、最後のちょっと質問なんですけれども、まだ後でやりますけど、最初の段階での最後なんですけれども、今ここに来て急激に円高と、あと株安、ここ数日間ずっと落ちて安くなっておりますけれども、こういった動きというのは日銀さんのシナリオとして、金利をこれから少し、政策金利としては動けるような水準まで持っていこうという考え方からすると、ちょっとそういった導入、金利引上げの方向に持っていくのにはちょっと難しいシナリオになってきているんじゃないかというここ数日の動きなんですけれども、そういった点についてどういうふうに御判断されるか、教えていただきたいと思います。
この発言だけを見る →福
福井俊彦#18
○参考人(福井俊彦君) 為替にいたしましても、長期金利その他の市場の指標につきましても、水準について具体的なコメントを差し控えさせていただきたいと思います。それは、それ自身、市場に対して不規則な影響を与えるリスクが大きいからでございます。
ただ、全般的に申し上げられますことは、株式市場、為替市場、それから債券市場等各種の市場が、先ほど申し上げましたとおり、次の均衡点は何かということで自らも模索し、それから市場相互間でかなり牽制を加えながら動いていく、そういうダイナミックに市場が展開する局面に入ったと。量的緩和政策の役目が終われば、当然の現象が今出ているというふうに私は思っています。
日本銀行として政策判断の迷いの種にはならないどころか、こういうふうに市場が新しい均衡点を求めて動くということ自身は、我々がお示ししたシナリオどおり経済が動くかどうかということで、次の政策判断を考えていく途上において何ら邪魔になることではないというふうに思っています。
この発言だけを見る →ただ、全般的に申し上げられますことは、株式市場、為替市場、それから債券市場等各種の市場が、先ほど申し上げましたとおり、次の均衡点は何かということで自らも模索し、それから市場相互間でかなり牽制を加えながら動いていく、そういうダイナミックに市場が展開する局面に入ったと。量的緩和政策の役目が終われば、当然の現象が今出ているというふうに私は思っています。
日本銀行として政策判断の迷いの種にはならないどころか、こういうふうに市場が新しい均衡点を求めて動くということ自身は、我々がお示ししたシナリオどおり経済が動くかどうかということで、次の政策判断を考えていく途上において何ら邪魔になることではないというふうに思っています。
富
富岡由紀夫#19
○富岡由紀夫君 ありがとうございました。
次に、与謝野金融、経済政策担当大臣にちょっとお伺いしたいんですが、今のちょっと日銀総裁に対する質問とも関連するんですけれども、金利マーケットというか、残るところはやはりゼロ金利解除されるんじゃないかという、まあ日銀総裁は必ずしもそうじゃないというふうにおっしゃっていましたけれども、そういったことを想定して金利が今上昇しておりますけれども、この金利の上昇の動きについて、金融に与える影響とか経済に与える影響、そういう観点で与謝野金融担当大臣の見方をちょっとお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →次に、与謝野金融、経済政策担当大臣にちょっとお伺いしたいんですが、今のちょっと日銀総裁に対する質問とも関連するんですけれども、金利マーケットというか、残るところはやはりゼロ金利解除されるんじゃないかという、まあ日銀総裁は必ずしもそうじゃないというふうにおっしゃっていましたけれども、そういったことを想定して金利が今上昇しておりますけれども、この金利の上昇の動きについて、金融に与える影響とか経済に与える影響、そういう観点で与謝野金融担当大臣の見方をちょっとお伺いしたいと思います。
与
与謝野馨#20
○国務大臣(与謝野馨君) 先ほど福井総裁が、金融政策を正常化する一つのステップとして量的緩和の解除、次のステップはゼロ金利解除だろうという趣旨のことをおっしゃいました。
長期金利が二%を切っているという状況というのは、世界の長期金利と比べますと、日本の長期金利は非常に低いところにあると私は思っておりまして、財務省はたくさんの国債を発行していますから金利に対して大変敏感でございますけれども、経済ということに関して言えば、長期金利が低いことは一面望ましいわけでございますけれども、やはりそれぞれの企業が期待収益率が高くなりますと、やはりそのこともまた長期金利に反映されるでしょうし、また日銀の独立性ということも、やはり国際社会が日本という国に対する信認を深めるゆえんでもありましょうし、また政府の財政規律に対する考え方も、やはり日本の市場に対する信認の一つだと思っております。
いずれにしても、長期金利の多少の動きにそれほどばたばたする必要はありませんし、そう敏感になる必要はないと、私はそう思っております。
この発言だけを見る →長期金利が二%を切っているという状況というのは、世界の長期金利と比べますと、日本の長期金利は非常に低いところにあると私は思っておりまして、財務省はたくさんの国債を発行していますから金利に対して大変敏感でございますけれども、経済ということに関して言えば、長期金利が低いことは一面望ましいわけでございますけれども、やはりそれぞれの企業が期待収益率が高くなりますと、やはりそのこともまた長期金利に反映されるでしょうし、また日銀の独立性ということも、やはり国際社会が日本という国に対する信認を深めるゆえんでもありましょうし、また政府の財政規律に対する考え方も、やはり日本の市場に対する信認の一つだと思っております。
いずれにしても、長期金利の多少の動きにそれほどばたばたする必要はありませんし、そう敏感になる必要はないと、私はそう思っております。
富
富岡由紀夫#21
○富岡由紀夫君 今のお話の中で、長期金利が二%切るような水準というのは非常に厳しい、異常な状態だというお話だったんですけども、じゃ日本経済を取った場合、適正なる長期の金利の水準というのは与謝野担当大臣はどのぐらいの水準と見ていらっしゃるのか、もしお答えできるようであればお願いしたいと思います。
この発言だけを見る →与
与謝野馨#22
○国務大臣(与謝野馨君) そこまでは私は分かりませんけれども、世界の主要国の金利水準というのは相当長期金利は高いものがございまして、今までやはり日本の市場が長期金利をここまで抑えることができたのは、もちろん設備投資が余り盛んでなかったということもありますけれども、やはり政府の財政規律に対する真摯な態度、中央銀行の物価安定に対する真摯な態度、こういうものが市場で評価されている、また国際的にも評価されているそのゆえんであると思っております。
この発言だけを見る →富
与
与謝野馨#24
○国務大臣(与謝野馨君) 一・五%とか一・六%でずっと経験してまいりましたから、やっぱり急に上がるというようなことは望ましくないですし、やはり経済の成長とともに、あるいは実体経済が、例えば設備投資に必要なお金とかそういう実体経済に基づいた長期金利というものはあるはずでございます。そういうものを反映した金利水準であることは望ましいわけですが、やはり市場が長期金利に対して一定の見通しを持つためには、物価の安定とか経済成長率とか財政規律とか、もろもろのことを考えて市場で長期金利が決まるものと思っております。
したがいまして、何か長期金利をだれかがコントロールできるという考え方は、多分私は間違っているんだろうと思っていまして、やはりお金の出し手と取り手との間の均衡によって長期金利の水準は決まると。政府もコントロールできないし、またその他の、例えば日本銀行がコントロールできるかといえばそんなことはなくて、やっぱり長いスパンを取った場合に、長期金利というのは市場がお決めいただくものだというふうに思っております。
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富
富岡由紀夫#25
○富岡由紀夫君 ありがとうございます。
今の与謝野大臣の中にもお話ありましたけれども、国の財政赤字の問題、国債の残高の問題、こういったことがいろんな金利の影響を受けるということでお話ありました。
そこで、財務省さんにお伺いしたいんですけれども、昨年ちょっとお伺いしたんですが、国と地方の借金、総額ですね、まあいろんな財投債とか短期証券、いろいろ含めて、去年のお答えですと、十七年度末の見込みとして千九十三兆円というお答えいただいておりましたけれども、その実績値を教えていただきたいというのと、平成十八年度末の国全体の借金の見込みを教えていただきたいと思います。できましたら、国と地方の重複分を除いた形で教えていただきたいと思います。
この発言だけを見る →今の与謝野大臣の中にもお話ありましたけれども、国の財政赤字の問題、国債の残高の問題、こういったことがいろんな金利の影響を受けるということでお話ありました。
そこで、財務省さんにお伺いしたいんですけれども、昨年ちょっとお伺いしたんですが、国と地方の借金、総額ですね、まあいろんな財投債とか短期証券、いろいろ含めて、去年のお答えですと、十七年度末の見込みとして千九十三兆円というお答えいただいておりましたけれども、その実績値を教えていただきたいというのと、平成十八年度末の国全体の借金の見込みを教えていただきたいと思います。できましたら、国と地方の重複分を除いた形で教えていただきたいと思います。
赤
赤羽一嘉#26
○副大臣(赤羽一嘉君) 富岡委員には昨年三月の当委員会においても同様の御質問をいただいておりますので、国及び地方の債務残高全体のとらえ方には多様なものがあるということを御理解をいただいているというふうに思っております。
その上で、今御質問ありました、まず国の方ですが、普通国債、財政融資資金特別会計国債、借入金及び政府短期証券等の残高につきましては、平成十八年度当初予算策定時では、平成十七年度末の見込みは約八百四十八兆円、平成十八年度末の見込みにつきましては約八百八十八兆円でございます。
地方につきましては、これは総務省にも確認したんですが、地方の債務残高については、期間が一会計年度を超える債務及び交付税特別会計の借入金の地方負担分以外の債務残高については把握していないということでございますので、地方の部分につきましては、地方債等の地方の長期債務残高についてしか分かりません。これは、平成十七年度末、また平成十八年度末ともに約二百四兆円の見込みでございます。
ですから、今申し上げました国及び地方の債務残高は、これを単純に足し合わせますと、これは昨年もお答えさせていただきましたが、平成十七年度末につきましては約千五十二兆円、平成十八年度末につきましては千九十二兆円でございます。
以上でございます。
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地方につきましては、これは総務省にも確認したんですが、地方の債務残高については、期間が一会計年度を超える債務及び交付税特別会計の借入金の地方負担分以外の債務残高については把握していないということでございますので、地方の部分につきましては、地方債等の地方の長期債務残高についてしか分かりません。これは、平成十七年度末、また平成十八年度末ともに約二百四兆円の見込みでございます。
ですから、今申し上げました国及び地方の債務残高は、これを単純に足し合わせますと、これは昨年もお答えさせていただきましたが、平成十七年度末につきましては約千五十二兆円、平成十八年度末につきましては千九十二兆円でございます。
以上でございます。
富
赤
赤羽一嘉#28
○副大臣(赤羽一嘉君) 済みません。
ですから、平成十七年度末、先ほど千五十二兆円と言いましたのは、重複分を、済みません、失礼いたしました、除きますと千十八兆円でございます。平成十八年度、先ほど千九十二兆円と申しましたのは千五十八兆円でございます。
この発言だけを見る →ですから、平成十七年度末、先ほど千五十二兆円と言いましたのは、重複分を、済みません、失礼いたしました、除きますと千十八兆円でございます。平成十八年度、先ほど千九十二兆円と申しましたのは千五十八兆円でございます。
富
富岡由紀夫#29
○富岡由紀夫君 ありがとうございます。
国全体では、長期も短期もいろいろな借金を含めると千兆円超しているということでございます。
そこで、谷垣財務大臣にお伺いしたいんですけども、今のこの国の借金の問題を考えた場合、今金利がやや、少し上げる方向に来ているんですけども、この点について、いろいろと非常に懸念しているということはいろんなところでコメントされていらっしゃいますけれども、これからの財政を見ていく場合に、やはり改めてどういった形で注意しないといけないのか、もしお考えがあれば教えていただきたいと思います。
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そこで、谷垣財務大臣にお伺いしたいんですけども、今のこの国の借金の問題を考えた場合、今金利がやや、少し上げる方向に来ているんですけども、この点について、いろいろと非常に懸念しているということはいろんなところでコメントされていらっしゃいますけれども、これからの財政を見ていく場合に、やはり改めてどういった形で注意しないといけないのか、もしお考えがあれば教えていただきたいと思います。