我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会

2015-08-03 参議院 全261発言

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会議録情報#0
平成二十七年八月三日(月曜日)
   午後一時一分開会
    ─────────────
   委員の異動
 七月三十日
    辞任         補欠選任
     二之湯武史君     大沼みずほ君
     石上 俊雄君     蓮   舫君
     河野 義博君     平木 大作君
     山田 太郎君     山口 和之君
 七月三十一日
    辞任         補欠選任
     愛知 治郎君     滝沢  求君
     山本 順三君     舞立 昇治君
     尾立 源幸君     白  眞勲君
     大塚 耕平君     礒崎 哲史君
     前川 清成君     小川 勝也君
     真山 勇一君     藤巻 健史君
     仁比 聡平君     辰巳孝太郎君
     山口 和之君     田中  茂君
     中山 恭子君     和田 政宗君
     福島みずほ君     吉田 忠智君
 八月三日
    辞任         補欠選任
     舞立 昇治君     中泉 松司君
     和田 政宗君     浜田 和幸君
     水野 賢一君     中西 健治君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         鴻池 祥肇君
    理 事
                石井 準一君
                佐藤 正久君
                塚田 一郎君
                馬場 成志君
                堀井  巌君
                北澤 俊美君
                福山 哲郎君
                荒木 清寛君
                小野 次郎君
    委 員
                石田 昌宏君
                猪口 邦子君
                大沼みずほ君
                北村 経夫君
                上月 良祐君
                高橋 克法君
                滝沢  求君
                豊田 俊郎君
                中泉 松司君
                舞立 昇治君
                三木  亨君
                三宅 伸吾君
                森 まさこ君
                山下 雄平君
                山本 一太君
                礒崎 哲史君
                小川 勝也君
                小川 敏夫君
                大野 元裕君
                小西 洋之君
                那谷屋正義君
                白  眞勲君
                広田  一君
                蓮   舫君
                谷合 正明君
                平木 大作君
                矢倉 克夫君
                藤巻 健史君
                井上 哲士君
                辰巳孝太郎君
                田中  茂君
                浜田 和幸君
                水野 賢一君
                吉田 忠智君
                山本 太郎君
                荒井 広幸君
   国務大臣
       外務大臣     岸田 文雄君
       文部科学大臣   下村 博文君
       経済産業大臣   宮沢 洋一君
       防衛大臣
       国務大臣     中谷  元君
       国務大臣
       (内閣官房長官) 菅  義偉君
   大臣政務官
       防衛大臣政務官  石川 博崇君
   政府特別補佐人
       内閣法制局長官  横畠 裕介君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        藤田 昌三君
       常任委員会専門
       員        宇佐美正行君
   政府参考人
       内閣官房内閣審
       議官       前田  哲君
       内閣官房内閣審
       議官       山本 条太君
       内閣官房内閣審
       議官       土本 英樹君
       内閣官房内閣審
       議官       槌道 明宏君
       外務大臣官房審
       議官       中村 吉利君
       外務大臣官房参
       事官       滝崎 成樹君
       外務省総合外交
       政策局長     平松 賢司君
       外務省北米局長  冨田 浩司君
       外務省国際情報
       統括官      岡   浩君
       資源エネルギー
       庁資源・燃料部
       長        藤井 敏彦君
       防衛大臣官房長  豊田  硬君
       防衛大臣官房衛
       生監       塚原 太郎君
       防衛大臣官房技
       術監       外園 博一君
       防衛省防衛政策
       局長       黒江 哲郎君
       防衛省運用企画
       局長       深山 延暁君
       防衛省人事教育
       局長       真部  朗君
       防衛省経理装備
       局長       三村  亨君
   参考人
       内閣総理大臣補
       佐官       礒崎 陽輔君
       株式会社国際協
       力銀行代表取締
       役副総裁     矢島 浩一君
       独立行政法人日
       本学生支援機構
       理事長      遠藤 勝裕君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
○我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資
 するための自衛隊法等の一部を改正する法律案
 (内閣提出、衆議院送付)
○国際平和共同対処事態に際して我が国が実施す
 る諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関
 する法律案(内閣提出、衆議院送付)
    ─────────────
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鴻池祥肇#1
○委員長(鴻池祥肇君) ただいまから我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 昨日までに、二之湯武史君、山田太郎君、河野義博君、石上俊雄君、中山恭子君、前川清成君、尾立源幸君、愛知治郎君、山本順三君、真山勇一君、大塚耕平君、福島みずほ君及び仁比聡平君が委員を辞任され、その補欠として大沼みずほ君、田中茂君、平木大作君、蓮舫君、和田政宗君、小川勝也君、白眞勲君、滝沢求君、舞立昇治君、藤巻健史君、礒崎哲史君、吉田忠智君及び辰巳孝太郎君が選任されました。
 また、本日、和田政宗君が委員を辞任され、その補欠として浜田和幸君が選任されました。
    ─────────────
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鴻池祥肇#2
○委員長(鴻池祥肇君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案外一案の審査のため、本日の委員会に内閣総理大臣補佐官礒崎陽輔君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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鴻池祥肇#3
○委員長(鴻池祥肇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
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鴻池祥肇#4
○委員長(鴻池祥肇君) 我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案及び国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。
 まず、礒崎参考人に発言を求めます。礒崎参考人。
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礒崎陽輔#5
○参考人(礒崎陽輔君) 発言の機会をいただき、誠にありがとうございます。
 七月二十六日の国政報告会における私の軽率な発言により平和安全特別委員会の審議に多大な御迷惑をお掛けしたことを、国民の皆様、与野党の先生方に心からおわび申し上げます。
 もとより、私は、平和安全法制において法的安定性が重要であることを認識しております。今回の平和安全法制は、必要最小限度の武力の行使しか認められないとの従来の政府見解における憲法第九条の解釈の基本的な論理は全く変わっておらず、合憲性と法的安定性は確保されていると認識しております。
 その上で、平和安全法制を議論していく上では、あくまでも合憲性及び法的安定性を当然の前提とした上で、憲法との関係とともに、我が国を取り巻く安全保障環境の変化を十分に踏まえる必要があると認識しております。
 国政報告会において、安全保障環境の変化も議論しなければならないことを述べる際に、法的安定性は関係ないという表現を使ってしまったことにより大きな誤解を与えてしまったと、大変申し訳なく思います。私のこの発言を取り消すとともに、関係者の皆様に心よりおわびを申し上げます。
 また、同じ国政報告会において、平和安全法制の成立時期に関する発言をしたことについても深くおわびを申し上げます。
 私の個人的な見立てを申し上げたわけではありますが、総理補佐官としてこのような発言をしたことは極めて不適切であったと考えております。
 今後は、平和安全特別委員会の審議に御迷惑をおかけすることのないよう、総理補佐官としての職務に精励していく所存でありますので、何とぞ御理解を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
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鴻池祥肇#6
○委員長(鴻池祥肇君) さきの理事会によりまして御承認をいただいておりますので、この委員長席から委員長としての質問をお許しをいただきたいと思います。
 極めて単純な質問で恐縮でありますけれども、総理補佐官というのはどういうお仕事をなさるんでしょうか。国民の皆さんに分かるように御説明をいただきたいと思います。
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礒崎陽輔#7
○参考人(礒崎陽輔君) ただいま御質問いただきました内閣総理大臣補佐官は、総理大臣を助け、その助言を与えることを主な内容といたしておりまして、私は、国家安全保障担当内閣総理大臣補佐官として、その所管について総理に助言をすることを仕事といたしております。
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鴻池祥肇#8
○委員長(鴻池祥肇君) それじゃ、なお補佐官にお伺いいたしますけれども、さきの報道によりますと、この安保法制と法的安定性ということが問題になっておりますけれども、それともう一つ私はけげんに思っておることがあるんです。それは、報道ですから真偽のほどは分かりませんけれども、この重要な法案は九月中旬に上げたいと、こういう御発言があったように聞いております。
 同じ参議院議員として総理補佐官にお伺いしたいんですが、参議院の存在というのは、先人が苦労して二院制に持ってきて、さきの大戦の反省から、貴族院が止められなかったあの軍部の戦争に至った道というものを十分反省をしながら、参議院の存在を一生懸命つくり上げた。そのことは、衆議院と参議院は違うんだと、表現が少しきつくなるかもしれませんけれども、衆議院の拙速を戒めるのが参議院である、もう一つは衆議院の足らずを補完していく、補っていくのが参議院である、できれば、できるだけ合意形成に近づけていく、こういうのが参議院の役割の一つだと思うんです、私は。多くの方々もそうだと思っていらっしゃると思います。
 その中において、参議院の審議をしているさなかに、九月中旬にこの法律案を上げたいという発言についてはいかがかと思うんです。もう一つ言いますと、我々参議院は、衆議院の下部組織じゃない、官邸の下請やっているんではない。この辺りをひとつ補佐官にただしたいと思います。
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礒崎陽輔#9
○参考人(礒崎陽輔君) 委員長おっしゃるように、私も二院制の価値は十分に理解をいたしておるつもりでございます。
 おっしゃるように、参議院は衆議院でのコピーではなく、参議院独自に一院の行き過ぎを抑制する、そういう機能を持っているということは私もよく理解をいたしておりまして、これまでも、その機能を一層強めるための参議院改革の議論にも私も参加してきたところでございます。
 今回の発言は、そうした中で、なかなか参議院の、その後に申し上げたのは、相手方もありますのでなかなか簡単にはいきませんよということを強調したかったわけでございますが、その前に言わずもがなの時期的なことを申し上げたのは、総理補佐官の発言として極めて不適切であったと考えているところでございます。
 今後は、そういう不適切な発言のないよう努力するとともに、今委員長から御示唆のありました参議院の価値についても、もう一度私自身見直してしっかりと考えてまいりたいというふうに思いますので、御理解を賜りたいと思います。
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鴻池祥肇#10
○委員長(鴻池祥肇君) この席で余り興奮するといけませんので、私の質問はこれぐらいにさせていただきたいと思います。
 以上で、次の質問に移りたいと思います。質問のある方。
 それでは、福山哲郎君から御発言をいただきます。
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福山哲郎#11
○福山哲郎君 福山です。
 この参考人質疑をお取り計らいいただきました鴻池委員長の御英断に心から感謝を申し上げます。また、野党一党の質問ということで、私が代表して質問させていただくことを御理解いただいた各野党の先生方にも心から感謝を申し上げる次第でございます。時間がありませんので早速行かせていただきたいと思います。
 昨年の閣議決定以来、総理並びに政府は、法的安定性は維持しながら集団的自衛権の限定容認をしたとこれまで強弁し続けてこられました。それが、よりにもよって総理の補佐官であるあなたが法的安定性は関係ないと言い放ちました。まさにちゃぶ台をひっくり返したも同然でございます。この責任は極めて重い、辞任に値すると私は考えます。あなたは、自らの判断で職を辞するべきです。
 与党からも進退論が公然と噴出する中で、なぜあなたは辞任せずにここに出てこられたのか。これまで前例のない、総理補佐官が国会に参考人として招致されるという立法府と行政府のルールまで壊して、あなたはなぜ補佐官に居座り続けるのか。お答えをいただけますか。
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礒崎陽輔#12
○参考人(礒崎陽輔君) 私の発言によりまして大変御迷惑をお掛けしたことは、改めておわびを申し上げたいと思います。
 当日の国政報告会の発言は、最初にまず、憲法における自衛権という規定が明確には書いていない、その中で昭和三十四年の砂川判決によって自衛のための措置が認められたと。そして、その中で、最高裁が具体的な中身を示さなかったので、政府としてずっと真剣に各内閣がその自衛の措置の内容について議論をし考えてきたと。したがって、その中で出てきた憲法判断基準である必要最小限度という基準はきちんと守ってきたということを申し上げた上で、最後の部分で、その現実の当てはめについては、本来であれば法的安定性とともに国際情勢の変化についても十分配慮すべきだと言うべきところを、私が誤って法的安定性は関係ないということを申し上げたわけでございまして、これはまさに私の過ちでございます。そのことについては先ほどおわびしたとおりでございますが、今申し上げたかったのは、決してその法的安定性全体を否定したわけではなく、最後の部分の当てはめのところで余りにも国際情勢の変化というところの、情勢のところを強調したかったためにそのようなこととなったと、そういうことでございますので、何とか御理解を賜りたいと考えているところでございます。
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福山哲郎#13
○福山哲郎君 質問にお答えください。
 なぜ辞任をしなかったのかと答えを求めています。なぜ補佐官に居座り続けるのかと。
 あなたは撤回をしましたけれども、撤回をした日の前の日に、必要かどうかも議論しないで法的安定性を欠くとか、法的安定性でね、国守れますか、そんなもので守れるわけないんですよと、法的安定性をそんなもの呼ばわりをしています。あなたは一日の発言を撤回をしましたけれども、それ以外にもあなたは同様の発言をされています。
 なぜ辞めないのか、短くで結構ですから、はっきりお答えください。
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礒崎陽輔#14
○参考人(礒崎陽輔君) 今申し上げましたように、その前日の発言も、今言ったような必要最小限度という法的安定性の話をした上で、最後の当てはめの部分を言うときに私が誤った発言をしたものでございます。
 したがって、それにつきましては、今申し上げましたように取り消させていただき、また、おわびをさせていただいたところでございますので、今後は、先生方の御指導を賜って、総理補佐官の職務に専念することによって責任を果たしてまいりたいと考えております。
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福山哲郎#15
○福山哲郎君 総理から注意を受けたとのことですが、それはいつのことですか。そして、そのときにあなたは総理に対して進退伺をされましたか。また、総理から進退の言及はありましたか。短く事実だけお答えください。
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礒崎陽輔#16
○参考人(礒崎陽輔君) 総理から連絡がありましたのは火曜日の夕刻であると認識をいたしております。そのとき、私の方から、大変私の発言で御迷惑をお掛けしましたと申し上げたところ、総理から、誤解を生むような発言をすべきではないので注意をしなさいというお叱りを受けたところでございます。進退についての言及はありませんでした。
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福山哲郎#17
○福山哲郎君 お酒を飲む前に注意があって、進退についてはお互いが言及はなかったということは、総理もあなたもこの問題に対する責任の大きさについて何も感じていないということですね。
 実は、いろんなあなたはこういった発言をしているんですけど、イエスかノーかでお答えください。
 あなたは、この発言の後の二十八日のぶら下がりで、国際情勢の変化に伴って必要最小限度の内容が変わるということは今まで何度も政府としても個人としても言ってきたと、このことが法的安定性の内容だとおっしゃっているんですが、あなたはさっき法的安定性は関係ないことを撤回しましたが、このことも撤回されるわけですね。イエスかノーかでお答えください。
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礒崎陽輔#18
○参考人(礒崎陽輔君) 国際情勢の変化に伴って、それに対して一定の配慮をすべきだという部分は、私は間違ってはいないと考えておるところでございますので、その部分については撤回する考えはありません。
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福山哲郎#19
○福山哲郎君 実は、あなたは、二〇一五年六月、今年の六月号のジャーナリズムという雑誌で、集団的自衛権は限定容認論の下、我が国の存立が脅かされる場合に限られますが、その次です、万一の場合には戦わなければならないときもあるのだと思いますと発言をされています。これはもう活字になっています。
 戦わなければならないのがなぜ必要最小限なんですか。あなたは、必要最小限が内容が変わると言った。まさに、変わるからこそ、万が一の場合、存立危機事態でも戦わなければいけないときもある。そして、あなたはこのときに上陸まで言及をされています。
 つまり、総理は必要最小限があるから歯止めがあるんだと言われているのに、あなたは最小限度の内容が変わることに対して、万一の場合には戦わなければならないときまであると言っています。あなたの必要最小限というのはここまで広がるものなんですか。
 あなたは、撤回しなかったということは、この言葉を、つまりこの必要最小限度がこんなに広がること自身が法的安定性を損なうことであり、このことがあなたの法的安定性は関係ないという言葉につながっていると考えますが、いかがですか。
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礒崎陽輔#20
○参考人(礒崎陽輔君) ただいまの雑誌については全て記憶いたしておるわけではございませんが、その部分は、戦うというのは集団的自衛権において武力の行使をするという話で言ったものと思います。
 私は、必要最小限度というのは、一般に、他国の領域、領土において戦闘はしないということだと認識いたしておりまして、それは、政府の見解と全く考え方は変わらないと認識いたしております。
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福山哲郎#21
○福山哲郎君 あなたは上陸と言っているんですね。そして、総理がイラク戦争や湾岸戦争に行かないということを言われていますので、抑制的にと言って、あなたは総理の言葉を肯定しないで、あり得るという、抑制的という言葉を使っています。最小限度とこのことがイコールなら、実は、万一の場合は戦わなければいけないところまで必要最小限が広がると、まさに法的安定性が損なわれるということがあなたの議論の中にはあると私は考えています。
 その次、行きます。
 あなたは、やはりジャーナリズムという雑誌で、今のところ、私たちのところに解釈の変更は憲法違反だと言ってきている人はいません、新たな解釈が現行憲法に外れているのであれば、それは当然議論しなければならないわけですが、そういう主張をしている人は余り見当たりません、今回の解釈の変更が違憲という話は聞いたことがないですと言われています。
 あなたは、何を根拠にこの法案が憲法違反だとしている人は見当たらないと言っているのか、それともとぼけているのか、それとも政権と考えを異なる意見は無視をするということなのか、明確に、簡潔にお答えください。
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礒崎陽輔#22
○参考人(礒崎陽輔君) まず、その雑誌の取材があったのは四月の上旬であるということは申し上げておきたいと思いますが、いずれにいたしましても、今何を根拠にとおっしゃったのは、まさに私の感覚を言ったまででございまして、きちんとした根拠もなくそのような発言をしたことは私も軽率であったと思いますので、その点についてはおわびを申し上げたいと思います。
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福山哲郎#23
○福山哲郎君 あなたの感覚は、憲法解釈の変更は違憲という話を聞いたことがない、それがあなたの今の感覚ですか。私は驚きます。
 また、今年の二月、あなたは信じられない発言をしています。憲法改正を国民に一度味わってもらう、怖いものではないとなったら二回目以降は難しいことをやっていこう。
 これは一体どういう意味ですか。国民は政権の実験台だとでも言いたいのですか。難しいものというのは一体何でしょうか。憲法改正は主権者たる国民の選択です。権力側から上から目線で国民に味わわせるようなものではありません。まさに立憲主義の根本をあなたは理解していない。一体このことについてあなたはどう思っているのか、理由をお聞かせください。
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礒崎陽輔#24
○参考人(礒崎陽輔君) その発言は、憲法改正手続を国民に経験してもらいたいということの発言でございます。
 というのは、憲法改正という手続自体国民がまだよく理解していない中で、一度憲法改正手続を踏まえれば、最長で百八十日間、最短でも六十日間という丁寧な手続で憲法改正をやるということが国民が分かっていただければ、いろいろな課題についても国民の御理解が高まってくるのではないかということを申し上げたわけでございますが、これは、ただ私の自民党の役職として申し上げたことでございますので、御理解を賜りたいと思います。
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福山哲郎#25
○福山哲郎君 自民党はそういう政党だということをお認めになられました。
 あなたは、二〇一三年十一月、特定秘密保護法案について、ある報道番組に対して、キャスターが廃案にさせなければならないと明確に言ったと、明らかに放送法に規定する中立義務違反の発言だとツイッター上でつぶやきました。ここ数か月、安保法制に関して廃案にするべきだと発信するコメンテーターやキャスターが増えていますが、あなたは、当時と変わらずそれは放送法違反との認識なんですか。
 政府高官がそのような発言をすることは報道や表現の自由への介入という意識はその当時はなかったのか、今の認識と当時の認識をお答えください。
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礒崎陽輔#26
○参考人(礒崎陽輔君) いずれにいたしても、総理補佐官の発言としては、やはり行政に関わることはもっと慎重に発言をすべきだったと思っております。今後もその点については慎重に対応してまいりたいと思います。
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福山哲郎#27
○福山哲郎君 答えていません。今の認識を聞いています。お答えください。
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礒崎陽輔#28
○参考人(礒崎陽輔君) 一般に、放送の公平性という原理は、これは放送法第四条に規定されていることでありますから、これは各放送事業者が自主的にお守りいただくべきであると考えております。
 ただ、私がそういうことについて、具体的な内容について発言することにはやはり問題があると考えてございますので、今後は具体的な発言はしないようにいたしたいと思います。
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福山哲郎#29
○福山哲郎君 あなたは今、問題があると自分でもお認めになりましたね。それだけでも十分に辞任に値しますよ。
 報道への介入姿勢、国民がこれだけ違憲だと言っているのに、違憲だと言う人は聞いたことがないという国民の声に耳を傾けない態度、法的安定性なんて全く関係ない、存立危機事態の後、万が一の場合は戦うこともあり得ると言って、まさに必要最小限度の議論を非常に引き延ばして、そしてまさに法的安定性を損なう発言。
 この補佐官を安倍総理がかばい、その任に居続けさせるということは、まさに安倍政権の基本的なスタンスであり、安倍政権の考えとあなたの考え、本音が同じだということではありませんか。これ、この補佐官を任命し続ける安倍総理の責任は非常に私は大きいと思います。
 先ほど私が紹介した御発言以外に、あなたは、今の総理の法案に対する説明と異なる説明がたくさんあります。この委員会でしっかりそのことを総理に問うていきたいと思いますし、あなたの今回の発言の真意がこの場で国民に伝わったとは思いません。
 引き続き、我々は、あなたの辞任を求めるとともに、あなたが居続ける限りあなたの発言について追及をしていくことを申し上げ、法的安定性を根底から覆す安保法案の撤回を求めて、私の質問を終わらせていただきたいと思います。
 ありがとうございました。
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