北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会
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会
会議録情報#0
令和四年六月八日(水曜日)
午後三時十五分開会
─────────────
委員の異動
三月十一日
辞任 補欠選任
高瀬 弘美君 三浦 信祐君
竹内 真二君 宮崎 勝君
三月十四日
辞任 補欠選任
進藤金日子君 島村 大君
馬場 成志君 長峯 誠君
宮崎 勝君 竹内 真二君
三月三十一日
辞任 補欠選任
宮本 周司君 石井 浩郎君
五月十二日
辞任 補欠選任
石井 浩郎君 宮本 周司君
六月七日
辞任 補欠選任
竹内 真二君 安江 伸夫君
六月八日
辞任 補欠選任
白 眞勲君 熊谷 裕人君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 山谷えり子君
理 事
清水 真人君
宮本 周司君
森 ゆうこ君
三浦 信祐君
委 員
衛藤 晟一君
岡田 広君
島村 大君
豊田 俊郎君
長峯 誠君
丸川 珠代君
有田 芳生君
打越さく良君
熊谷 裕人君
安江 伸夫君
柳田 稔君
東 徹君
武田 良介君
舩後 靖彦君
浜田 聡君
事務局側
常任委員会専門
員 神田 茂君
参考人
北朝鮮による拉
致被害者家族連
絡会事務局長 飯塚耕一郎君
特定失踪者家族
会事務局長
特定失踪者古川
了子氏の姉 竹下 珠路君
─────────────
本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○参考人の出席要求に関する件
○北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に
関する調査
(北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立
に関する件)
─────────────
この発言だけを見る →午後三時十五分開会
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委員の異動
三月十一日
辞任 補欠選任
高瀬 弘美君 三浦 信祐君
竹内 真二君 宮崎 勝君
三月十四日
辞任 補欠選任
進藤金日子君 島村 大君
馬場 成志君 長峯 誠君
宮崎 勝君 竹内 真二君
三月三十一日
辞任 補欠選任
宮本 周司君 石井 浩郎君
五月十二日
辞任 補欠選任
石井 浩郎君 宮本 周司君
六月七日
辞任 補欠選任
竹内 真二君 安江 伸夫君
六月八日
辞任 補欠選任
白 眞勲君 熊谷 裕人君
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出席者は左のとおり。
委員長 山谷えり子君
理 事
清水 真人君
宮本 周司君
森 ゆうこ君
三浦 信祐君
委 員
衛藤 晟一君
岡田 広君
島村 大君
豊田 俊郎君
長峯 誠君
丸川 珠代君
有田 芳生君
打越さく良君
熊谷 裕人君
安江 伸夫君
柳田 稔君
東 徹君
武田 良介君
舩後 靖彦君
浜田 聡君
事務局側
常任委員会専門
員 神田 茂君
参考人
北朝鮮による拉
致被害者家族連
絡会事務局長 飯塚耕一郎君
特定失踪者家族
会事務局長
特定失踪者古川
了子氏の姉 竹下 珠路君
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本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○参考人の出席要求に関する件
○北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に
関する調査
(北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立
に関する件)
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山
山谷えり子#1
○委員長(山谷えり子君) ただいまから北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、高瀬弘美君、進藤金日子君、馬場成志君及び竹内真二君が委員を辞任され、その補欠として三浦信祐君、島村大君、長峯誠君及び安江伸夫君が選任されました。
また、本日、白眞勲君が委員を辞任され、その補欠として熊谷裕人君が選任されました。
─────────────
この発言だけを見る →委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、高瀬弘美君、進藤金日子君、馬場成志君及び竹内真二君が委員を辞任され、その補欠として三浦信祐君、島村大君、長峯誠君及び安江伸夫君が選任されました。
また、本日、白眞勲君が委員を辞任され、その補欠として熊谷裕人君が選任されました。
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山
山谷えり子#2
○委員長(山谷えり子君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
山
山
山谷えり子#4
○委員長(山谷えり子君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に参考人として北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長飯塚耕一郎君及び特定失踪者家族会事務局長・特定失踪者古川了子氏の姉竹下珠路君を参考人として出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に参考人として北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長飯塚耕一郎君及び特定失踪者家族会事務局長・特定失踪者古川了子氏の姉竹下珠路君を参考人として出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
山
山
山谷えり子#6
○委員長(山谷えり子君) 北朝鮮による拉致問題等に関しての対策樹立に関する調査を議題とし、参考人の皆様から御意見を伺います。
この際、参考人の皆様に一言御挨拶を申し上げます。
本日は、御多忙のところ御出席いただき、誠にありがとうございます。
皆様から忌憚のない御意見を賜りまして、今後の調査の参考にいたしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
次に、議事の進め方について申し上げます。
まず、飯塚参考人、竹下参考人の順にお一人十分程度で御意見をお述べいただき、その後、委員の質疑にお答えいただきたいと存じます。
また、御発言の際は、挙手をしていただき、その都度、委員長の許可を得ることになっておりますので、御承知おきください。
なお、御発言は着席のままで結構でございます。
それでは、まず飯塚参考人からお願いいたします。飯塚参考人。
この発言だけを見る →この際、参考人の皆様に一言御挨拶を申し上げます。
本日は、御多忙のところ御出席いただき、誠にありがとうございます。
皆様から忌憚のない御意見を賜りまして、今後の調査の参考にいたしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
次に、議事の進め方について申し上げます。
まず、飯塚参考人、竹下参考人の順にお一人十分程度で御意見をお述べいただき、その後、委員の質疑にお答えいただきたいと存じます。
また、御発言の際は、挙手をしていただき、その都度、委員長の許可を得ることになっておりますので、御承知おきください。
なお、御発言は着席のままで結構でございます。
それでは、まず飯塚参考人からお願いいたします。飯塚参考人。
飯
飯塚耕一郎#7
○参考人(飯塚耕一郎君) 北朝鮮に拉致された被害者家族連絡会の事務局長の飯塚耕一郎と申します。
本日は、北朝鮮による日本人拉致被害者救出のための発言の機会をいただき、大変感謝申し上げます。
私の母、田口八重子は、四十四年前の六月の二十九日に突如、一歳だった私と二歳の姉を残して行方が分からなくなりました。その後、二十四年もの間、彼女の行方は分かりませんでした。二〇〇二年九月の日朝首脳会談で彼女の存在が判明しましたが、いまだ北朝鮮に残されたままとなっています。
日本人拉致被害者は認定されているだけで十七名、うち五名とその家族が二〇〇二年、二〇〇四年に帰国しましたが、しかし、残された認定被害者も含め、多くの被害者が北朝鮮で拘束をされ、我々日本からの助けを待ち続けています。
一方、日本には、北朝鮮に拉致をされた被害者を救うため、三十年、四十年帰りを待ちわび続けた家族がいます。家族会設立から二十五年、まさに東奔西走でこの問題の存在を訴え続け、被害者の救出を願い続けた家族がいます。
しかし、余りの時間が経過してしまい、死別してしまった家族もあります。横田滋さんは、二年前、二〇二〇年の六月の五日に亡くなりました。有本嘉代子さんも二年前の二月に亡くなりました。私の養父であり、田口八重子さんの兄である飯塚繁雄は半年前に亡くなりました。
私は、日本国政府が日本人の命を守っていただきたいと思います。日本人の人生を守っていただきたいと思っています。この願いが本当に切に皆さんに届くように考えております。
さて、私個人の考えも交え、北朝鮮拉致問題に対する意見を申し上げたいと思います。
まず一点目。我々家族会は全ての拉致被害者の即時一括帰国を掲げています。我々はこの条件を変えることはありません。変えるつもりもありません。
この事件が発生して三十年、四十年の長い時間がたってしまった今、我々には時間がないのです。一部の被害者だけ帰してもらい、段階的な交渉をする方が現実ではないかというコメントもありますが、そのような考えには賛同いたしかねます。二〇〇二年、二〇〇四年に五名の被害者とその家族が帰国された後、誰も帰ってきていない状況を考えれば明らかなことかと思います。我々家族に残された人生の時間は短く、悠長に時間を掛けていられません。二〇〇二年から二十年たちました。それと同様に、更に二十年待つといった状況を迎えることは受け付けられません。
二点目。再調査の実施、連絡事務所の設置は受け付けられません。家族が亡くなるための時間稼ぎや不幸な幕引きを呼び込むことにしかなり得ません。
北朝鮮当局は、二十四時間厳重監視の下に、誰がどこでいつ何をしているかという状況、拉致被害者の状況を完全に把握しています。二〇〇二年に帰国された家族の方々も招待所で常に監視をされていたという発言をされております。これは、招待所に、その各招待所に賄い婦のおばさんがいらっしゃって、そのおばさんが本当に二十四時間、給仕をする兼監視をするという役割を持っておりまして、で、週一回、その北朝鮮の政府関係者が来るという形になっていて、必ずその一週間の動向というのが全部伝えられるということになっておりますので、拉致被害者というのは常に監視をされているということになっております。
そのため、調査委員会や連絡事務所など、何か新しい情報を模索するという、その聞こえのよい話というのは、北朝鮮のよい都合のまま話を進めるだけの問題となっております。
三点目。核、ミサイルと拉致問題を切り離して考えていただきたいと思っています。
核、ミサイル、拉致を同時に進めるという姿勢は構わないかもしれませんが、しかし、北朝鮮が核、ミサイルを手放すということは誰が考えても明らかではありません。北朝鮮は対外交渉の材料が少ないため、核、ミサイルを手放すということはあり得ないと考えています。
よって、その核、ミサイル、拉致問題を三つ同時に進行するという考えではなく、核、ミサイルと拉致を切り離して進めるという考え及びその政策をもって進めていただきたいと考えています。
この切離しの考えについては、私から岸田総理及びエマニュエル駐日米国大使及びバイデン大統領にも申し上げております。特に、米国政府には、先日バイデン大統領と面会をさせていただきましたが、その際に書簡として本趣旨をお伝えしております。
拉致問題が、基本は、核・ミサイル問題の交渉に先んじれば、米国サイドに北朝鮮からのその拉致問題を進展するように促しを求めるという形が必要ですし、逆に、その核・ミサイル問題より拉致問題が交渉先んじれば、アメリカ及び世界の、拉致問題を先に進めるという了承を基にその交渉を進めるということが現実的に可能かなというふうに考えております。
また、四点目。その新たな手法を検討いただきたいと思っております。
現時点、その国際制裁及び日本独自の制裁を掛けて北朝鮮にプレッシャーを掛け続けているという形を取っています。しかし、本当にこれ以上何もカードがないのかというのを議論する必要があります。カードがないなら、更なるカードをつくるべきと検討しています。北朝鮮との交渉に圧力は必ずあるべきです。
先日の、国内において北朝鮮のワクチン提供に関する言及がありましたが、報道のとおりの形とすれば、日本からの一方的な譲歩とも取れる行動に見受けられます。そのような行動には留意が必要だと考えています。その理由として、一九九〇年代、日本からの北朝鮮の米支援でしたり、一九九〇年代後半から二〇〇〇年代の後半にかけての韓国の太陽政策などの歴史を見れば明らかなことかと存じます。
過去、北朝鮮に一方的な譲歩や緩和行動、政策により、提供側の事態が好転したという例は私は知りません。しかし、これが首脳会談を開催するや、その拉致問題の交渉を進展させる言わばバーター交渉の一つであるならば、その限りではないかもしれません。
以上が私個人の考えとなります。
北朝鮮は、新型コロナ禍による貿易停滞、飼料やエネルギー不足による貧困状態が続いていると聞きます。また、ここ数か月は新型コロナ感染拡大が続いていると報道されています。このような状況下の中で我々の家族の生命がどれだけ脅かされているか、心配、不安でなりません。
また、家族会設立から既に二十五年です。身を粉にして闘い続けたにもかかわらず、家族との再会を果たせないまま無念な思いを抱き、二十五年を経過しています。母を一歳の頃に拉致された息子の私が、母との記憶がないまま四十四年思い続け、十九年訴え続けています。
日本政府は、この異常な事態が当たり前でないということを改めて認識して、解決のための思考及び行動をする必要があると考えています。我々家族が動いているからではなく、日本国家、日本政府が毅然とした態度で北朝鮮と闘っていただく義務と責任があると考えます。拉致被害者を取り戻すために何ができるのか、再びこのようなことが起きないためにどういう法整備を行うのかなど、こうしたことに対する議論を深めていただく必要があると思います。
国際社会の一員であるウクライナは未曽有の危機に直面しています。平和と安全が簡単に壊され、人命、人権が侵されています。この侵攻は自分事として捉えている世界の人々が多くいることかと思います。
では、日本の拉致問題はどうなのか。日本の、日本人の平和と安全に対して政府は真剣に考えているのか。真剣に考えているなら、なぜ四十年近く救うことができないのか。国民をこの先守れないのか。過去拉致された被害者を取り戻せないのか。日本国、日本政府は、日本人の命、人権を守るという強い覚悟を持ち、アクションを行う必要があると私個人は考えております。
本日はありがとうございました。
この発言だけを見る →本日は、北朝鮮による日本人拉致被害者救出のための発言の機会をいただき、大変感謝申し上げます。
私の母、田口八重子は、四十四年前の六月の二十九日に突如、一歳だった私と二歳の姉を残して行方が分からなくなりました。その後、二十四年もの間、彼女の行方は分かりませんでした。二〇〇二年九月の日朝首脳会談で彼女の存在が判明しましたが、いまだ北朝鮮に残されたままとなっています。
日本人拉致被害者は認定されているだけで十七名、うち五名とその家族が二〇〇二年、二〇〇四年に帰国しましたが、しかし、残された認定被害者も含め、多くの被害者が北朝鮮で拘束をされ、我々日本からの助けを待ち続けています。
一方、日本には、北朝鮮に拉致をされた被害者を救うため、三十年、四十年帰りを待ちわび続けた家族がいます。家族会設立から二十五年、まさに東奔西走でこの問題の存在を訴え続け、被害者の救出を願い続けた家族がいます。
しかし、余りの時間が経過してしまい、死別してしまった家族もあります。横田滋さんは、二年前、二〇二〇年の六月の五日に亡くなりました。有本嘉代子さんも二年前の二月に亡くなりました。私の養父であり、田口八重子さんの兄である飯塚繁雄は半年前に亡くなりました。
私は、日本国政府が日本人の命を守っていただきたいと思います。日本人の人生を守っていただきたいと思っています。この願いが本当に切に皆さんに届くように考えております。
さて、私個人の考えも交え、北朝鮮拉致問題に対する意見を申し上げたいと思います。
まず一点目。我々家族会は全ての拉致被害者の即時一括帰国を掲げています。我々はこの条件を変えることはありません。変えるつもりもありません。
この事件が発生して三十年、四十年の長い時間がたってしまった今、我々には時間がないのです。一部の被害者だけ帰してもらい、段階的な交渉をする方が現実ではないかというコメントもありますが、そのような考えには賛同いたしかねます。二〇〇二年、二〇〇四年に五名の被害者とその家族が帰国された後、誰も帰ってきていない状況を考えれば明らかなことかと思います。我々家族に残された人生の時間は短く、悠長に時間を掛けていられません。二〇〇二年から二十年たちました。それと同様に、更に二十年待つといった状況を迎えることは受け付けられません。
二点目。再調査の実施、連絡事務所の設置は受け付けられません。家族が亡くなるための時間稼ぎや不幸な幕引きを呼び込むことにしかなり得ません。
北朝鮮当局は、二十四時間厳重監視の下に、誰がどこでいつ何をしているかという状況、拉致被害者の状況を完全に把握しています。二〇〇二年に帰国された家族の方々も招待所で常に監視をされていたという発言をされております。これは、招待所に、その各招待所に賄い婦のおばさんがいらっしゃって、そのおばさんが本当に二十四時間、給仕をする兼監視をするという役割を持っておりまして、で、週一回、その北朝鮮の政府関係者が来るという形になっていて、必ずその一週間の動向というのが全部伝えられるということになっておりますので、拉致被害者というのは常に監視をされているということになっております。
そのため、調査委員会や連絡事務所など、何か新しい情報を模索するという、その聞こえのよい話というのは、北朝鮮のよい都合のまま話を進めるだけの問題となっております。
三点目。核、ミサイルと拉致問題を切り離して考えていただきたいと思っています。
核、ミサイル、拉致を同時に進めるという姿勢は構わないかもしれませんが、しかし、北朝鮮が核、ミサイルを手放すということは誰が考えても明らかではありません。北朝鮮は対外交渉の材料が少ないため、核、ミサイルを手放すということはあり得ないと考えています。
よって、その核、ミサイル、拉致問題を三つ同時に進行するという考えではなく、核、ミサイルと拉致を切り離して進めるという考え及びその政策をもって進めていただきたいと考えています。
この切離しの考えについては、私から岸田総理及びエマニュエル駐日米国大使及びバイデン大統領にも申し上げております。特に、米国政府には、先日バイデン大統領と面会をさせていただきましたが、その際に書簡として本趣旨をお伝えしております。
拉致問題が、基本は、核・ミサイル問題の交渉に先んじれば、米国サイドに北朝鮮からのその拉致問題を進展するように促しを求めるという形が必要ですし、逆に、その核・ミサイル問題より拉致問題が交渉先んじれば、アメリカ及び世界の、拉致問題を先に進めるという了承を基にその交渉を進めるということが現実的に可能かなというふうに考えております。
また、四点目。その新たな手法を検討いただきたいと思っております。
現時点、その国際制裁及び日本独自の制裁を掛けて北朝鮮にプレッシャーを掛け続けているという形を取っています。しかし、本当にこれ以上何もカードがないのかというのを議論する必要があります。カードがないなら、更なるカードをつくるべきと検討しています。北朝鮮との交渉に圧力は必ずあるべきです。
先日の、国内において北朝鮮のワクチン提供に関する言及がありましたが、報道のとおりの形とすれば、日本からの一方的な譲歩とも取れる行動に見受けられます。そのような行動には留意が必要だと考えています。その理由として、一九九〇年代、日本からの北朝鮮の米支援でしたり、一九九〇年代後半から二〇〇〇年代の後半にかけての韓国の太陽政策などの歴史を見れば明らかなことかと存じます。
過去、北朝鮮に一方的な譲歩や緩和行動、政策により、提供側の事態が好転したという例は私は知りません。しかし、これが首脳会談を開催するや、その拉致問題の交渉を進展させる言わばバーター交渉の一つであるならば、その限りではないかもしれません。
以上が私個人の考えとなります。
北朝鮮は、新型コロナ禍による貿易停滞、飼料やエネルギー不足による貧困状態が続いていると聞きます。また、ここ数か月は新型コロナ感染拡大が続いていると報道されています。このような状況下の中で我々の家族の生命がどれだけ脅かされているか、心配、不安でなりません。
また、家族会設立から既に二十五年です。身を粉にして闘い続けたにもかかわらず、家族との再会を果たせないまま無念な思いを抱き、二十五年を経過しています。母を一歳の頃に拉致された息子の私が、母との記憶がないまま四十四年思い続け、十九年訴え続けています。
日本政府は、この異常な事態が当たり前でないということを改めて認識して、解決のための思考及び行動をする必要があると考えています。我々家族が動いているからではなく、日本国家、日本政府が毅然とした態度で北朝鮮と闘っていただく義務と責任があると考えます。拉致被害者を取り戻すために何ができるのか、再びこのようなことが起きないためにどういう法整備を行うのかなど、こうしたことに対する議論を深めていただく必要があると思います。
国際社会の一員であるウクライナは未曽有の危機に直面しています。平和と安全が簡単に壊され、人命、人権が侵されています。この侵攻は自分事として捉えている世界の人々が多くいることかと思います。
では、日本の拉致問題はどうなのか。日本の、日本人の平和と安全に対して政府は真剣に考えているのか。真剣に考えているなら、なぜ四十年近く救うことができないのか。国民をこの先守れないのか。過去拉致された被害者を取り戻せないのか。日本国、日本政府は、日本人の命、人権を守るという強い覚悟を持ち、アクションを行う必要があると私個人は考えております。
本日はありがとうございました。
山
竹
竹下珠路#9
○参考人(竹下珠路君) ありがとうございます。
本日は、このような発言の、陳述の機会をいただきまして、御礼申し上げます。
私の妹、古川了子は、今から四十九年前の一九七三年七月七日に、十八歳のとき、千葉県市原市の家族の前から姿を消しました。その年の春に県立商業高校を卒業し、地元の大手造船会社に就職したばかりで、私に、経理部に所属したの、仕事は大変だけどやりがいがあるし、先輩たちが優しいから仕事、会社はとても楽しいと明るい声で話していたのが私が聞いた妹の最後の声でした。
失踪の前日にもらったばかりの初ボーナスで母と買物に行く約束をしていました。ところが、当日の昼前になって知人を介して今日の買物は行けなくなったと母に連絡が入り、妹の消息はそれ以来ぷつりと消えました。何事にも真面目に取り組む頑張り屋で、周りの人にいつも優しく、素直で明るい妹でした。母は警察に届けるとともに様々な情報提供の呼びかけをしましたが、何一つ反応はありませんでした。
そして、一九九七年三月、横田めぐみさんの北朝鮮による拉致情報をテレビ番組で見た母が、もしかしたらうちの娘も拉致をされたのではないかと写真を一枚添えた手紙をテレビ局に送りました。番組のディレクターは韓国に亡命中の元北朝鮮工作員の安明進氏に面会して番組に寄せられた幾枚もの写真を見せたところ、古川了子の写真だけ指して、この女性は見たことがある、自分が北朝鮮の九一五病院に入院していたときに院内で出会い、言葉を掛けた女性にとてもよく似ていると言ってくれたと私たちに知らせてくれました。了子が家族の前から姿を消して既に二十四年がたっていました。
母と私は、二〇〇五年四月には日本政府を相手に古川了子の拉致認定を求める行政訴訟を起こしました。多くの特定失踪者の御家族代表としてのチャンピオン訴訟で、安明進氏も法廷で証言台に立ってくれました。二年後に、当時の内閣官房拉致問題対策本部事務局総合調整室室長が法廷で、善処するといった旨の内容の声明文を読み上げ、私と母は裁判を取り下げました。認定という名を取るよりも、救出という実を取りたいと思ったからです。当時、日本国民がこれほど切望している被害者奪還に日本政府は必ず動くと期待したからです。しかし、それから十五年が経過した今も状況は全く変わりません。
妹のほかにも、北朝鮮での目撃証言や写真、情況証拠などから明らかに拉致だと思われる方もたくさんいますが、政府は、二〇〇五年に田中実さんと二〇〇六年に松本京子さんを認定しただけで、その後、誰一人として認定していません。どちらも私の裁判中の出来事でした。
母は今から十二年前に九十四歳でこの世を去りました。晩年の母は認知症も進んでいましたが、了子のことだけははっきり認識していたようで、私は了子が帰ってくるまで頑張ろうねと声を掛けると、そうね、頑張るわ、北朝鮮にいることが分かっているのに、どうして国は了子たちを取り戻せないのでしょうね、取り返す気がないのかしらと寂しそうにつぶやいていました。命を懸けた精いっぱいの抗議の言葉だと私は思っています。
今日六月八日の時点で、日本の警察は、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者を八百七十一名と発表しています。民間の特定失踪者問題調査会では、拉致疑惑の失踪者を特定失踪者と呼び、約四百七十名、そのうち拉致濃厚七十七名、救う会認定五名、警察断定二名を発表しています。また、国連の北朝鮮人権調査委員会、COIでは、北朝鮮の人権問題について調査した結果、少なくとも百人以上の日本人が拉致された可能性があると報告しています。これら全ての拉致疑惑の失踪者をここでは特定失踪者と呼びます。
今、多くの特定失踪者家族は、自分たちの家族を取り戻すために、北朝鮮そのものよりも日本国内でまず大きな壁があると感じています。
その一つが拉致認定です。特定失踪者家族会ができてから、歴代総理に何度面会を申し入れても、北朝鮮に付け入る隙を与えないためと称して面会してくれません。また、人権運動家を自称する人の中にさえ、国に認定されていないのに自分で勝手に拉致被害者だと言っていると批判している人もいます。各地の行政関係者や一般の方々でも、認定されていないのですよねと扱いが違うところも間々あります。政府の拉致認識がいかに国民に与える影響が大きく、日本国内での壁が高いかを物語るものです。拉致が明確になってからこの状況が二十年も続いており、家族は何度心が折れそうになったことかしれません。
ここで、多くの特定失踪者家族が心配していることの幾つかを申し上げます。
一つ、失踪から五十年も六十年もたった今、遅々として進まない拉致問題解決の途上で、本人が戻ってくるまでに家族の命がもつか、被害者本人の命がもつかが大変心配です。
二、総理が言われている全ての拉致被害者という全ての中に特定失踪者は入っていますか。何人いますか。私の妹は入っていますか。
三、全ての拉致被害者とは、日本政府は検証可能なのですか。北朝鮮が自分たちに都合のよいリストを出してきたときに、政府は検証できるデータをお持ちですか。
四、目撃証言や証拠品、情況証拠などから拉致の疑いが濃厚な人が何人もいるのに、十六年間追加の拉致認定をしないのはなぜですか。それは、拉致を矮小化しているか、特定失踪者を後回しにしていることになりませんか。
五、政府は、失踪者一人一人に関する脱北者などによる目撃証言や証拠品の確認をしていますか。被害者家族は年々衰え、記憶も記録も散逸してしまうおそれがあります。外国から主権を侵害された国として、日本国民の人権と命に関わる証拠類をきちんと一括管理するべきではありませんか。
さらに、個人の情報はそれぞれの家族にも共有してしかるべきと思います。警察は、家族からは情報を聞き出しますが、警察の持つ情報は家族には全く知らせてくれません。これは認定被害者の御家族も同じと言っておられます。
二〇一七年に特定失踪者家族会を結成しました。入会任意の家族会として、現在六十九家族七十五名の特定失踪者家族で構成しています。特定失踪者家族会は拉致認定の家族会とは異なるアプローチで様々な活動をしていますが、目指すところは同じです。全ての拉致被害者を一刻も早く取り戻すことです。
今、特定失踪者の八〇%は六十歳を超えており、私の妹は既に六十七歳になりました。それぞれが自分の未来に夢と希望を持っていた若者であり、誠実に日本人として生きてきた多くの国民が外国の手によって理不尽に国外へ連れ去られて何十年もその自由を奪われ、日本国憲法に守られないこの不条理を議員の先生方にはどう思われますか。
失踪時の年代や年齢、そして現在の年齢をグラフにしたものをお手元に配付させていただきましたので御覧ください。時間の都合で説明は割愛させていただきます。
そのグラフでもお分かりのとおり、もはや一刻の猶予もありません。岸田総理は特定失踪者家族と面会してください。それは、日頃から認定、未認定にかかわらず全ての拉致被害者をと言っておられることを行動で示すことになり、日本の総理が拉致は許さないという強い意思を北朝鮮に示し、日本国民に対して示すことになります。
被害者の命があるうちに、待ちわびる家族の命があるうちに、日本国政府はあらゆる手段を尽くして全ての拉致被害者を一刻も早く救出してください。
ありがとうございました。
この発言だけを見る →本日は、このような発言の、陳述の機会をいただきまして、御礼申し上げます。
私の妹、古川了子は、今から四十九年前の一九七三年七月七日に、十八歳のとき、千葉県市原市の家族の前から姿を消しました。その年の春に県立商業高校を卒業し、地元の大手造船会社に就職したばかりで、私に、経理部に所属したの、仕事は大変だけどやりがいがあるし、先輩たちが優しいから仕事、会社はとても楽しいと明るい声で話していたのが私が聞いた妹の最後の声でした。
失踪の前日にもらったばかりの初ボーナスで母と買物に行く約束をしていました。ところが、当日の昼前になって知人を介して今日の買物は行けなくなったと母に連絡が入り、妹の消息はそれ以来ぷつりと消えました。何事にも真面目に取り組む頑張り屋で、周りの人にいつも優しく、素直で明るい妹でした。母は警察に届けるとともに様々な情報提供の呼びかけをしましたが、何一つ反応はありませんでした。
そして、一九九七年三月、横田めぐみさんの北朝鮮による拉致情報をテレビ番組で見た母が、もしかしたらうちの娘も拉致をされたのではないかと写真を一枚添えた手紙をテレビ局に送りました。番組のディレクターは韓国に亡命中の元北朝鮮工作員の安明進氏に面会して番組に寄せられた幾枚もの写真を見せたところ、古川了子の写真だけ指して、この女性は見たことがある、自分が北朝鮮の九一五病院に入院していたときに院内で出会い、言葉を掛けた女性にとてもよく似ていると言ってくれたと私たちに知らせてくれました。了子が家族の前から姿を消して既に二十四年がたっていました。
母と私は、二〇〇五年四月には日本政府を相手に古川了子の拉致認定を求める行政訴訟を起こしました。多くの特定失踪者の御家族代表としてのチャンピオン訴訟で、安明進氏も法廷で証言台に立ってくれました。二年後に、当時の内閣官房拉致問題対策本部事務局総合調整室室長が法廷で、善処するといった旨の内容の声明文を読み上げ、私と母は裁判を取り下げました。認定という名を取るよりも、救出という実を取りたいと思ったからです。当時、日本国民がこれほど切望している被害者奪還に日本政府は必ず動くと期待したからです。しかし、それから十五年が経過した今も状況は全く変わりません。
妹のほかにも、北朝鮮での目撃証言や写真、情況証拠などから明らかに拉致だと思われる方もたくさんいますが、政府は、二〇〇五年に田中実さんと二〇〇六年に松本京子さんを認定しただけで、その後、誰一人として認定していません。どちらも私の裁判中の出来事でした。
母は今から十二年前に九十四歳でこの世を去りました。晩年の母は認知症も進んでいましたが、了子のことだけははっきり認識していたようで、私は了子が帰ってくるまで頑張ろうねと声を掛けると、そうね、頑張るわ、北朝鮮にいることが分かっているのに、どうして国は了子たちを取り戻せないのでしょうね、取り返す気がないのかしらと寂しそうにつぶやいていました。命を懸けた精いっぱいの抗議の言葉だと私は思っています。
今日六月八日の時点で、日本の警察は、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者を八百七十一名と発表しています。民間の特定失踪者問題調査会では、拉致疑惑の失踪者を特定失踪者と呼び、約四百七十名、そのうち拉致濃厚七十七名、救う会認定五名、警察断定二名を発表しています。また、国連の北朝鮮人権調査委員会、COIでは、北朝鮮の人権問題について調査した結果、少なくとも百人以上の日本人が拉致された可能性があると報告しています。これら全ての拉致疑惑の失踪者をここでは特定失踪者と呼びます。
今、多くの特定失踪者家族は、自分たちの家族を取り戻すために、北朝鮮そのものよりも日本国内でまず大きな壁があると感じています。
その一つが拉致認定です。特定失踪者家族会ができてから、歴代総理に何度面会を申し入れても、北朝鮮に付け入る隙を与えないためと称して面会してくれません。また、人権運動家を自称する人の中にさえ、国に認定されていないのに自分で勝手に拉致被害者だと言っていると批判している人もいます。各地の行政関係者や一般の方々でも、認定されていないのですよねと扱いが違うところも間々あります。政府の拉致認識がいかに国民に与える影響が大きく、日本国内での壁が高いかを物語るものです。拉致が明確になってからこの状況が二十年も続いており、家族は何度心が折れそうになったことかしれません。
ここで、多くの特定失踪者家族が心配していることの幾つかを申し上げます。
一つ、失踪から五十年も六十年もたった今、遅々として進まない拉致問題解決の途上で、本人が戻ってくるまでに家族の命がもつか、被害者本人の命がもつかが大変心配です。
二、総理が言われている全ての拉致被害者という全ての中に特定失踪者は入っていますか。何人いますか。私の妹は入っていますか。
三、全ての拉致被害者とは、日本政府は検証可能なのですか。北朝鮮が自分たちに都合のよいリストを出してきたときに、政府は検証できるデータをお持ちですか。
四、目撃証言や証拠品、情況証拠などから拉致の疑いが濃厚な人が何人もいるのに、十六年間追加の拉致認定をしないのはなぜですか。それは、拉致を矮小化しているか、特定失踪者を後回しにしていることになりませんか。
五、政府は、失踪者一人一人に関する脱北者などによる目撃証言や証拠品の確認をしていますか。被害者家族は年々衰え、記憶も記録も散逸してしまうおそれがあります。外国から主権を侵害された国として、日本国民の人権と命に関わる証拠類をきちんと一括管理するべきではありませんか。
さらに、個人の情報はそれぞれの家族にも共有してしかるべきと思います。警察は、家族からは情報を聞き出しますが、警察の持つ情報は家族には全く知らせてくれません。これは認定被害者の御家族も同じと言っておられます。
二〇一七年に特定失踪者家族会を結成しました。入会任意の家族会として、現在六十九家族七十五名の特定失踪者家族で構成しています。特定失踪者家族会は拉致認定の家族会とは異なるアプローチで様々な活動をしていますが、目指すところは同じです。全ての拉致被害者を一刻も早く取り戻すことです。
今、特定失踪者の八〇%は六十歳を超えており、私の妹は既に六十七歳になりました。それぞれが自分の未来に夢と希望を持っていた若者であり、誠実に日本人として生きてきた多くの国民が外国の手によって理不尽に国外へ連れ去られて何十年もその自由を奪われ、日本国憲法に守られないこの不条理を議員の先生方にはどう思われますか。
失踪時の年代や年齢、そして現在の年齢をグラフにしたものをお手元に配付させていただきましたので御覧ください。時間の都合で説明は割愛させていただきます。
そのグラフでもお分かりのとおり、もはや一刻の猶予もありません。岸田総理は特定失踪者家族と面会してください。それは、日頃から認定、未認定にかかわらず全ての拉致被害者をと言っておられることを行動で示すことになり、日本の総理が拉致は許さないという強い意思を北朝鮮に示し、日本国民に対して示すことになります。
被害者の命があるうちに、待ちわびる家族の命があるうちに、日本国政府はあらゆる手段を尽くして全ての拉致被害者を一刻も早く救出してください。
ありがとうございました。
山
山谷えり子#10
○委員長(山谷えり子君) ありがとうございました。
以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。
これより参考人に対する質疑を行います。
なお、質疑及び答弁は着席のままで結構でございます。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言だけを見る →以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。
これより参考人に対する質疑を行います。
なお、質疑及び答弁は着席のままで結構でございます。
質疑のある方は順次御発言願います。
清
清水真人#11
○清水真人君 自由民主党の清水真人でございます。
本日は、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会より事務局長の飯塚耕一郎さん、そして特定失踪者家族の事務局長である竹下珠路さんには、お忙しい中、参考人として御出席をいただきまして、大変ありがとうございます。恐らく時間のない中でのお呼びかけであったと思いますが、出席に心から感謝をしたいというふうに思っております。
先ほど、バイデン大統領とお会いしたと、そして、その中で、切り離して考えていただきたいというようなお話をしたということがありました。私もこの特別委員会の質疑等で、海外との連携、特にアメリカ、そしてまた韓国、韓国においては尹新大統領が就任をし、この北朝鮮による拉致問題に関して日本の立場を支持するということも表明をされているところでありますけれども、こうしたほかの国との連携の在り方、我が国がどのようにしていくべきなのかということについて、飯塚さんからお考えがあればお伺いをさせていただきたいというふうに思います。
この発言だけを見る →本日は、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会より事務局長の飯塚耕一郎さん、そして特定失踪者家族の事務局長である竹下珠路さんには、お忙しい中、参考人として御出席をいただきまして、大変ありがとうございます。恐らく時間のない中でのお呼びかけであったと思いますが、出席に心から感謝をしたいというふうに思っております。
先ほど、バイデン大統領とお会いしたと、そして、その中で、切り離して考えていただきたいというようなお話をしたということがありました。私もこの特別委員会の質疑等で、海外との連携、特にアメリカ、そしてまた韓国、韓国においては尹新大統領が就任をし、この北朝鮮による拉致問題に関して日本の立場を支持するということも表明をされているところでありますけれども、こうしたほかの国との連携の在り方、我が国がどのようにしていくべきなのかということについて、飯塚さんからお考えがあればお伺いをさせていただきたいというふうに思います。
飯
飯塚耕一郎#12
○参考人(飯塚耕一郎君) ありがとうございます。
まず一点目、ちょっと補足ではございますけれども、バイデン大統領のお手紙の方に私が切離しの部分に言及したものに関しては、核、ミサイルと拉致問題を切り離して、日本が拉致問題だけを先に進めるという交渉が発生した場合はこれを容認いただきたいということを申し上げたというところをまずちょっと補足させていただきたいと思います。
国際連携において、我々家族会というのは過去も含めまして様々対応させていただきました。国連でしたりとか海外に出向いて、この問題の惨状、状況というのを訴え続けさせていただいているわけです。かつ、各国の大使からのその反応としても、許せない、何とか協力をするからというところは言質としていただいている次第ではございますが、ただ、じゃ、救うために一体日本は何をしているんだと、日本の具体的なアクションがあってからこそ我々は協力ができるんだという、まあそこまで明言した形ではないですけれども、それに沿うような柔らかいニュアンスの表現というのは各大使なり各国の関係者なりというところからは伺っている次第でございます。
正直言って、私は、もうそこはなかなか、じゃ、日本政府がどう動いているかというところの説明というのは私の方からできませんので、それは、実態を知らない、実態がどういうことで動かれているか知らない、そもそも我々に対して、日本政府がその北朝鮮に対する対外的なアクションというのをどう取っているかというのを私はもう存じ得ませんので、そういうところでちょっと説明には詰まるという部分がございました。
ただ、そういうネガティブなところだけではなくて、やはりこの問題は常にインプットをして、この問題があるんだと、北朝鮮の人権問題というところはまだ解決はしていない、継続的に続いているんだというところは引き続き訴えていくべきではないかなというふうに考えております。
以上でございます。
この発言だけを見る →まず一点目、ちょっと補足ではございますけれども、バイデン大統領のお手紙の方に私が切離しの部分に言及したものに関しては、核、ミサイルと拉致問題を切り離して、日本が拉致問題だけを先に進めるという交渉が発生した場合はこれを容認いただきたいということを申し上げたというところをまずちょっと補足させていただきたいと思います。
国際連携において、我々家族会というのは過去も含めまして様々対応させていただきました。国連でしたりとか海外に出向いて、この問題の惨状、状況というのを訴え続けさせていただいているわけです。かつ、各国の大使からのその反応としても、許せない、何とか協力をするからというところは言質としていただいている次第ではございますが、ただ、じゃ、救うために一体日本は何をしているんだと、日本の具体的なアクションがあってからこそ我々は協力ができるんだという、まあそこまで明言した形ではないですけれども、それに沿うような柔らかいニュアンスの表現というのは各大使なり各国の関係者なりというところからは伺っている次第でございます。
正直言って、私は、もうそこはなかなか、じゃ、日本政府がどう動いているかというところの説明というのは私の方からできませんので、それは、実態を知らない、実態がどういうことで動かれているか知らない、そもそも我々に対して、日本政府がその北朝鮮に対する対外的なアクションというのをどう取っているかというのを私はもう存じ得ませんので、そういうところでちょっと説明には詰まるという部分がございました。
ただ、そういうネガティブなところだけではなくて、やはりこの問題は常にインプットをして、この問題があるんだと、北朝鮮の人権問題というところはまだ解決はしていない、継続的に続いているんだというところは引き続き訴えていくべきではないかなというふうに考えております。
以上でございます。
清
清水真人#13
○清水真人君 先ほど、要求の話がありました。人道的な、北朝鮮に対する対応と制裁に関わるところのお話があったと思いますが、日本政府とすれば、まずは即時一括全員の帰国と、それから真相の究明、それから実行犯の引渡し、こうしたものがやはり一番にあるんだろうと、しっかりこれをまずクリアしなければ駄目なんだというものがあろうというふうに思っておりますが、それとともに、一部で人道的支援の話が出たりもしたところでありますけれども、その制裁と人道的支援、そして今話した三点があるわけでありますけれども、この中で、例えば全てが整わなければ人道支援までするべきでないのか、それとも、例えばまずは帰国、即時一括帰国というところまで行くのであればそういったところまで踏み込んでいってもいいのか。
先ほどは否定的なお話がありましたけれども、交渉の一つの材料として考えることはできないというような旨だったと思いますが、そういうことであるのかという点についてちょっとお聞かせをいただければと思います。
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飯
飯塚耕一郎#14
○参考人(飯塚耕一郎君) 我々としては、即時一括帰国、ここにどうつながるかというところに一点集中をしているものでございます。逆に、そこにつながらないのであるならば、その北朝鮮に対するアクションはいかがなものかと考える次第でございます。
この発言だけを見る →清
清水真人#15
○清水真人君 それから、先ほど交渉のためのカードというお話がありました。参考までに、カードとしてお考えになられているようなものがあれば、例えばこういったものはなるんじゃないのかとか、何かあるようであればお聞かせいただければと思うんですが。
この発言だけを見る →飯
飯塚耕一郎#16
○参考人(飯塚耕一郎君) 申し訳ございませんが、私は、そういうことを申し上げると、政治的な活動家と過去見られるケースというのは当該会のそのメンバーとして多分にありましたので、その点の発言については差し控えさせていただければと思います。
この発言だけを見る →清
清水真人#17
○清水真人君 済みません。そういった質問をしてしまいまして、申し訳ございません。
飯塚参考人に最後に、家族会として、最も政府に今までと変えていただきたいような点、若しくはこの委員会に対して御要望等があればお聞かせいただければと思うんですが。
この発言だけを見る →飯塚参考人に最後に、家族会として、最も政府に今までと変えていただきたいような点、若しくはこの委員会に対して御要望等があればお聞かせいただければと思うんですが。
飯
飯塚耕一郎#18
○参考人(飯塚耕一郎君) 今年の二月に、我々家族会の活動方針というところにも新たに付け加えさせていただいたんですけれども、岸田総理自身が、この問題に向けて、この問題の解決に向けてのメッセージを直接的に発信いただきたいということは申し上げております。これは、具体的に言えば、公の場で、金正恩委員長、首脳会談を開催しましょうと、こういうフレーズで構わないと思うんですけれども、それを一言言うことによって大きく変わる可能性というのはあるんではないかなと私個人では考えています。
この発言だけを見る →清
清水真人#19
○清水真人君 済みません。
続いて、竹下さんにお伺いをいたします。
実は、この六月五日、ちょうど横田滋さんの命日でありましたが、自民党の青年部で全国一斉の街頭演説という、街頭演説行動というのをやりました。大体百六十か所ぐらいやりまして、私の群馬でも行いました。
テーマとすれば拉致問題や安全保障等だったんですが、私が一番気になっていたのが、外交安全保障の分野だとか例えば憲法の話をしているときは多くの方が話を聞いていただいているんですが、拉致のところになると少し人々の足が離れてしまうというのを現実的に見て、私の話す技術がなかったのかというふうにも大きな反省があったんですが、この拉致、そしてまたこの特定失踪者というもの自体に関しても、やはり人々の心の中から風化をさせてはいけないという意味では、やはり若い方々にもしっかりと理解をしていただいて、今現実に起きている問題だということでしっかりと啓発活動をしていかなければいけないんだろうというふうに思ったところであります。
特に、拉致の、されているかもしれないというふうに認定されている方は群馬県の中でも三名いるわけですから、そういった意味でもこういう活動は続けていかなければいけないと思っているんですが、そうした啓発に関してどのような形でしていくのがよろしいのかというようなところで、何かお考えがあればお伺いさせていただきたいと思います。
この発言だけを見る →続いて、竹下さんにお伺いをいたします。
実は、この六月五日、ちょうど横田滋さんの命日でありましたが、自民党の青年部で全国一斉の街頭演説という、街頭演説行動というのをやりました。大体百六十か所ぐらいやりまして、私の群馬でも行いました。
テーマとすれば拉致問題や安全保障等だったんですが、私が一番気になっていたのが、外交安全保障の分野だとか例えば憲法の話をしているときは多くの方が話を聞いていただいているんですが、拉致のところになると少し人々の足が離れてしまうというのを現実的に見て、私の話す技術がなかったのかというふうにも大きな反省があったんですが、この拉致、そしてまたこの特定失踪者というもの自体に関しても、やはり人々の心の中から風化をさせてはいけないという意味では、やはり若い方々にもしっかりと理解をしていただいて、今現実に起きている問題だということでしっかりと啓発活動をしていかなければいけないんだろうというふうに思ったところであります。
特に、拉致の、されているかもしれないというふうに認定されている方は群馬県の中でも三名いるわけですから、そういった意味でもこういう活動は続けていかなければいけないと思っているんですが、そうした啓発に関してどのような形でしていくのがよろしいのかというようなところで、何かお考えがあればお伺いさせていただきたいと思います。
竹
竹下珠路#20
○参考人(竹下珠路君) 私ども、特別にこうした方がいいということがあれば逆に教えていただきたいくらいでございまして、私たちは、チャンスをいただければ、チャンスをいただければ、どこにでも行って、この特定失踪者の問題、拉致の根深さ、広さをお伝えはしております。ヤジ
この発言だけを見る →山
清
清水真人#22
○清水真人君 済みません。
また、この六月十八日も拉致問題の講演会というのを群馬県でもやる予定となっておりまして、こちらの方は特定失踪問題調査会代表の荒木氏が来ていただいて行うこととなっております。こうしたときにも、例年開催しますと比較的御年配の方が多いものですから、私どももなるべく若い方にお声掛けをして、若い方に対する啓発活動も今後も進めていきたいと思います。
今日は、いろいろ御指導いただきまして、ありがとうございました。
この発言だけを見る →また、この六月十八日も拉致問題の講演会というのを群馬県でもやる予定となっておりまして、こちらの方は特定失踪問題調査会代表の荒木氏が来ていただいて行うこととなっております。こうしたときにも、例年開催しますと比較的御年配の方が多いものですから、私どももなるべく若い方にお声掛けをして、若い方に対する啓発活動も今後も進めていきたいと思います。
今日は、いろいろ御指導いただきまして、ありがとうございました。
有
有田芳生#23
○有田芳生君 有田芳生です。
飯塚さん、竹下さん、長年お疲れさまです。そして、今日はありがとうございます。
横田滋さんがお亡くなりになって六月五日で二年、当日の新潟日報のコラム「多面鏡」で、「拉致問題解決 当事国・日本の胆力必要」という記事が出ております。ちょっとそれを先に簡単に御紹介をした上で質問させていただきます。
全拉致被害者の即時一括帰国を、北朝鮮による拉致被害者の家族たちがこう求めるのはもっともだ。ちょっと省略しまして、一方、気になることがある、家族の冒頭の訴えに政府が表面的に同調することで頑張っている感を演出し、リスクを伴う行動を先送りしているように映ることだ。またちょっと省略しますけれども、結論的な方向に行きます。全被害者の即時一括帰国は家族の心の叫びであり、私もそう思う。だが、政治が即時一括帰国の声を採用するふりをすることで、タフな外交交渉などの努力をしない言い訳にしているとしたら怖い。結論部分なんですが、不愉快な交渉も全否定せず、一人また一人と帰国させつつ全員帰国につなげていくことも政治の役割なのではないかと。これ、新潟日報のコラムの内容なんですが。
飯塚さんに率直にお聞きをしたいんですけれども、北朝鮮はこの二十年間、五人生存、八人死亡、変えていないですよね。で、交渉の中で例えば北朝鮮が八人死亡の中のお一人が生存しているという伝達を仮にしてきた場合、それでも全被害者の即時一括帰国というのを求めていかれるんでしょうか。
この発言だけを見る →飯塚さん、竹下さん、長年お疲れさまです。そして、今日はありがとうございます。
横田滋さんがお亡くなりになって六月五日で二年、当日の新潟日報のコラム「多面鏡」で、「拉致問題解決 当事国・日本の胆力必要」という記事が出ております。ちょっとそれを先に簡単に御紹介をした上で質問させていただきます。
全拉致被害者の即時一括帰国を、北朝鮮による拉致被害者の家族たちがこう求めるのはもっともだ。ちょっと省略しまして、一方、気になることがある、家族の冒頭の訴えに政府が表面的に同調することで頑張っている感を演出し、リスクを伴う行動を先送りしているように映ることだ。またちょっと省略しますけれども、結論的な方向に行きます。全被害者の即時一括帰国は家族の心の叫びであり、私もそう思う。だが、政治が即時一括帰国の声を採用するふりをすることで、タフな外交交渉などの努力をしない言い訳にしているとしたら怖い。結論部分なんですが、不愉快な交渉も全否定せず、一人また一人と帰国させつつ全員帰国につなげていくことも政治の役割なのではないかと。これ、新潟日報のコラムの内容なんですが。
飯塚さんに率直にお聞きをしたいんですけれども、北朝鮮はこの二十年間、五人生存、八人死亡、変えていないですよね。で、交渉の中で例えば北朝鮮が八人死亡の中のお一人が生存しているという伝達を仮にしてきた場合、それでも全被害者の即時一括帰国というのを求めていかれるんでしょうか。
飯
有
有田芳生#25
○有田芳生君 二〇一四年、一五年にストックホルム合意の経過で北朝鮮側から日本政府に政府認定拉致被害者の田中実さんの生存が伝達されているんですが、もう七十を超えられた田中実さんなんですが、日本政府は本人に会ってどうするのかというのを聞いていないんですけれども、田中さんが生存しているという伝達があっても、ほかの人が一緒に帰ってこれないともう置いておくというお立場なんでしょうか。
この発言だけを見る →飯
有
有田芳生#27
○有田芳生君 政府に伝達されているんです、二〇一四年、一五年。私は予算委員会でも何度も総理などに聞きましたけれども、否定はされないんです、肯定もされないんだけれども。
だから、非常に難しいことだと思うんだけれども、本当にそういう伝達があったなら確認をして、田中実さんの場合は、私が得ている、警察庁も分かっていると思うんだけれども、結婚相手は日本人の可能性がある。で、息子さんのお名前はどうも一男というらしいんですけれども。その人に会って、田中さんに会って、そこからいろんな情報を得てくることもあり得ると思うんですが、やはりそういうことは必要ないというお考えなんですか。
この発言だけを見る →だから、非常に難しいことだと思うんだけれども、本当にそういう伝達があったなら確認をして、田中実さんの場合は、私が得ている、警察庁も分かっていると思うんだけれども、結婚相手は日本人の可能性がある。で、息子さんのお名前はどうも一男というらしいんですけれども。その人に会って、田中さんに会って、そこからいろんな情報を得てくることもあり得ると思うんですが、やはりそういうことは必要ないというお考えなんですか。
飯
有
有田芳生#29
○有田芳生君 次に、二〇一四年の六月ですけれども、日朝合意に関する緊急国民集会で、西岡さん、西岡力救う会会長がこう発言されております。犯罪なんですよ、これは。外交交渉じゃないんです。省略しますが、絶対に譲歩の余地がない。特に私は外務省の方々に言いたい、外交交渉じゃないよ、白黒なんだ、一〇〇かゼロなんだと。
確かに、白か黒か、一〇〇かゼロかとなれば外交の出る幕はないと思うんですよね。飯塚さんもこういうお考えなんでしょうか。
この発言だけを見る →確かに、白か黒か、一〇〇かゼロかとなれば外交の出る幕はないと思うんですよね。飯塚さんもこういうお考えなんでしょうか。