本会議

2024-06-12 参議院 全47発言

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会議録情報#0
令和六年六月十二日(水曜日)
   午前十時一分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
○議事日程 第二十六号
  令和六年六月十二日
   午前十時開議
 第一 令和四年度一般会計歳入歳出決算、令和
  四年度特別会計歳入歳出決算、令和四年度国
  税収納金整理資金受払計算書、令和四年度政
  府関係機関決算書
 第二 令和四年度国有財産増減及び現在額総計
  算書
 第三 令和四年度国有財産無償貸付状況総計算
  書
 第四 日本国の自衛隊とドイツ連邦共和国の軍
  隊との間における物品又は役務の相互の提供
  に関する日本国政府とドイツ連邦共和国政府
  との間の協定の締結について承認を求めるの
  件(衆議院送付)
 第五 航空業務に関する日本国政府とクロアチ
  ア共和国政府との間の協定の締結について承
  認を求めるの件(衆議院送付)
 第六 社会保障に関する日本国とオーストリア
  共和国との間の協定の締結について承認を求
  めるの件(衆議院送付)
 第七 刑事に関する共助に関する日本国とブラ
  ジル連邦共和国との間の条約の締結について
  承認を求めるの件(衆議院送付)
 第八 地域の自主性及び自立性を高めるための
  改革の推進を図るための関係法律の整備に関
  する法律案(内閣提出、衆議院送付)
 第九 障害のある児童及び生徒のための教科用
  特定図書等の普及の促進等に関する法律の一
  部を改正する法律案(衆議院提出)
 第一〇 公共工事の品質確保の促進に関する法
  律等の一部を改正する法律案(衆議院提出)
 第一一 スマートフォンにおいて利用される特
  定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法
  律案(内閣提出、衆議院送付)
 第一二 地球温暖化対策の推進に関する法律の
  一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送
  付)
 第一三 ハンセン病元患者家族に対する補償金
  の支給等に関する法律の一部を改正する法律
  案(衆議院提出)
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 議事日程のとおり
     ─────・─────
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尾辻秀久#1
○議長(尾辻秀久君) これより会議を開きます。
 日程第一 令和四年度一般会計歳入歳出決算、令和四年度特別会計歳入歳出決算、令和四年度国税収納金整理資金受払計算書、令和四年度政府関係機関決算書
 日程第二 令和四年度国有財産増減及び現在額総計算書
 日程第三 令和四年度国有財産無償貸付状況総計算書
 以上三件を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。決算委員長佐藤信秋君。
    ─────────────
   〔審査報告書は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
   〔佐藤信秋君登壇、拍手〕
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佐藤信秋#2
○佐藤信秋君 ただいま議題となりました令和四年度決算外二件につきまして、決算委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 令和四年度決算外二件は、昨年十二月十一日の本会議において、財務大臣から概要の報告を聴取いたしておりますので、その内容につきましては、これを省略させていただきます。
 委員会におきましては、国会が議決した予算及び関係法律が適正かつ効率的に執行されたかどうかを精査するとともに、政府施策の全般について国民的視野から実績評価を行い、その結果を将来の予算編成及びその執行に反映させるとの観点に立って審査を行ってまいりました。
 まず、内閣総理大臣を始め全閣僚出席の下での全般質疑を行った後、全六回に及ぶ省庁別の審査など、合計九回の審査を行い、財政健全化に向けた取組方針、令和六年能登半島地震からの復旧・復興対策、地方公共団体における標準準拠システムの移行支援の在り方、エネルギー価格・物価高騰対策など、行財政全般について熱心な論議が交わされました。
 六月十日、質疑を終局し、委員長より、令和四年度決算について本会議で議決すべき議決案を提出いたしました。
 以下、その内容を申し上げます。
    一、本件決算は、これを是認する。
    二、内閣に対し、次のとおり警告する。
      内閣は、適切な措置を講じ、その結果を本院に報告すべきである。
 1 小林製薬株式会社が製造販売した紅麹原料を含む機能性表示食品の摂取により、死亡事例や入院事例など深刻な健康被害が多数発生したこと、消費者庁のガイドライン等では事業者が健康被害を把握した場合の報告義務や明確な報告基準が定められていないため、同社による被害把握から報告までに二箇月以上を要し、被害の拡大を招く事態となったことは、極めて遺憾である。
   政府は、規制改革の一環として導入され、事業者の責任において届出だけで機能性を表示できる制度の下で、国民の生命と健康を脅かす事態が生じたことを重く受け止め、製造過程における安全性の確保や健康被害報告の厳格化を図るなど、制度を抜本的に見直し、再発防止に万全を期すべきである。
 2 東京オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村における国産豚肉の提供に係る請負契約について、農林水産省の担当職員が年度ごとに業務を分割し二件の契約とする手続を煩雑であるなどとして、契約相手先との合意内容と異なる履行期限や架空の数量を記載した契約書を作成したのみならず、検査職員も事実と異なる検査調書を作成し、同省が契約金額全額を支払っていたことは、遺憾である。
   政府は、国の財政の基本原則である予算の単年度主義を軽視して、会計法令に違反し、著しく適正を欠いた契約手続を行い、さらに組織としても防止できなかったことにより、政府全体の法令遵守意識に対する疑念を招いたことを重く受け止め、職員の意識改革や知識向上を図るとともに、会計法令の遵守を徹底させ、再発防止に万全を期すべきである。
 3 平成十九年に航空機による滑走路誤進入事案が相次いだことを踏まえ、国土交通省において再発防止に向けた取組を行ってきたにもかかわらず、令和六年一月、羽田空港の滑走路上で日本航空機と海上保安庁機が衝突、炎上し、多くの乗員乗客が巻き込まれ、海上保安庁職員五名が亡くなる重大事故が発生したことは、極めて遺憾である。
   政府は、公共交通機関として人々の移動やインバウンド政策を支える航空において、何よりも安全性が優先されなければならない中、重大事故により尊い人命が失われたことを重く受け止め、同様の事故を二度と発生させることのないよう、原因究明と実効性のある再発防止策を徹底するとともに、航空管制官の人的体制の強化・拡充を通じて、航空の安全・安心の確保に万全を期すべきである。
 4 令和六年四月、鳥島東海域において海上自衛隊のヘリコプター二機が空中衝突して墜落し、搭乗員一名が亡くなり、いまだ七名が行方不明となっている事故が発生したが、五年四月にも宮古島沖で陸上自衛隊のヘリコプターが墜落して搭乗員十名全員が亡くなるなど、自衛隊のヘリコプター墜落による重大事故が近年相次いで発生していることは、極めて遺憾である。
   政府は、大切な隊員の命が失われる事故が繰り返されていることを重く受け止め、事故原因を究明するのみならず、これまでの事故の教訓を風化させることがないよう、再発防止に向けた航空機の点検、操縦者への教育、各部隊における指導を徹底するとともに、操縦者の負担軽減のため必要十分な人員を確保して、安全管理に万全を期すべきである。
 以上が議決案の内容であります。
 また、議決案と併せて、委員長より八項目から成る内閣に対する措置要求決議案を提出いたしました。
 討論を終局し、採決の結果、令和四年度決算は多数をもって是認すべきものと、内閣に対する警告案は全会一致をもって委員長提出案のとおり警告すべきものと議決されました。また、措置要求決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。
 次に、令和四年度国有財産増減及び現在額総計算書は多数をもって是認すべきものと決定し、次いで、令和四年度国有財産無償貸付状況総計算書は多数をもって是認すべきものと決定いたしました。
 なお、同日、国会法第百五条の規定に基づき、会計検査院に対し、三項目の検査要請を行うことを決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。拍手
    ─────────────
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尾辻秀久#3
○議長(尾辻秀久君) 三件に対し、討論の通告がございます。順次発言を許します。古賀千景君。
   〔古賀千景君登壇、拍手〕
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古賀千景#4
○古賀千景君 立憲民主・社民の古賀千景です。
 私は、会派を代表して、令和四年度決算並びに国有財産増減及び現在額総計算書の是認に反対、国有財産無償貸付状況総計算書の是認及び内閣に対する警告案に賛成の立場から討論を行います。
 本題に入る前に一言申し上げます。
 参議院では、国会で成立した予算について、その執行状況を把握、評価し、次期予算編成に適切に反映させることを重視してきました。それが決算の参議院と言われるゆえんです。今年も、決算審査の内容を来年度の予算の概算要求へ反映させるべく、与野党の努力によりこの通常国会中に審議を終えることができたことに対し、関係各位に敬意を表したいと思います。
 一方、決算審査の結果に対する政府の姿勢には疑問が残ります。
 参議院では、毎年度、決算を議決するに当たり、政府が行った不当、不適正な事象や非効率的な予算執行等に対し、遺憾の意を込めて警告決議を行っております。決算委員会においては、これとは別に措置要求決議も行っております。こうした決議に対し、政府は講じた措置を国会に報告していますが、本当に適切な措置をとり、将来の予算や行政の執行につなげているのでしょうか。
 与野党の努力により決算審査を充実させたとしても、政府が適切な措置をとらなければ、決議項目を始め、質疑においてなされる様々な指摘も実効性を伴いません。国民からお預かりしている大切な税金は、国民の幸せのために有意義に使われなければなりません。お札が紙に見える、金額が単なる数字に見える、そんな使われ方がなされてはなりません。政府の真摯な対応を改めて強く求めます。
 それでは、以下、令和四年度決算に反対の理由を述べます。
 第一の理由は、財政健全化に対する政府の姿勢が不誠実な点です。
 政府は、本年一月に内閣府が公表した中長期の経済財政に関する試算において、目標としている二〇二五年度の国と地方を合わせたプライマリーバランスの黒字化が視野に入るとしています。しかしながら、令和四年度一般会計のプライマリーバランスを見ると、決算ベースで二十三・六兆円の赤字であり、コロナ禍前の水準には戻っていません。当初予算と比べても、二度にわたる補正予算の編成によって十・六兆円も赤字幅が拡大しています。公債依存度も三八・一%と依然として高い水準にあり、より真剣な歳出改革が求められます。
 四年度決算では二・六兆円の決算剰余金が発生しましたが、これは税収などの上振れ分三・三兆円と、いわゆる予算の使い残しである不用額十一・三兆円の合計額十四・六兆円から、発行を取りやめた国債十二兆円を引いた金額です。このうち十四・六兆円はその年度の経済状況や事業の実施状況に応じて決まる数字ですが、不用額は過去最大となっており、そのうち三割は予備費の不用額が占め、ウクライナ情勢経済緊急対応予備費一兆円に至っては全く使われませんでした。
 一方の十二兆円、すなわち国債の発行取りやめ額は、税収や不用額の発生状況を踏まえて政府は調整することができます。したがって、仮に国債の発行取りやめ額を可能な限り十四・六兆円に近づけていれば、決算剰余金が減少する代わりに、その分だけ国債発行を行わずに済んだのです。可能な限り国債発行を取りやめることで一層の財政健全化を進められるにもかかわらず、決算剰余金を膨らませ、まるで余り金のように見せかけて巨額の五年度補正予算や防衛力整備計画対象経費の財源に充てた政府の姿勢は不誠実であると言わざるを得ません。
 第二の理由は、決算情報の開示にいまだ後ろ向きな姿勢でいることです。
 国の決算書では、当初予算や補正予算と予備費が一体となった歳出予算現額の執行状況しか記載されないため、予備費使用額を財源とする額を区別して確認することができません。
 この問題について、かつて鈴木財務大臣は、予備費のみを区分管理することについては、予算の不足を補うという予備費の性格や各省庁の執行管理が複雑化することによって追加的事務負担が生じ得るなど実務上の課題があり、予算執行の効率性を損ないかねない等の観点から慎重に検討すべきであると答弁していました。しかし、決算委員会からの要請を受けて会計検査院が検査した結果、コロナ関係予備費に関しては、各府庁は管理簿を作成して事業単位で予算の執行管理を行っており、予備費使用相当額の執行状況を区別できるようになっていた事態が明らかになりました。
 事実との整合性が取れていない答弁がなされたことについて再度問われた大臣は、一般論としての実態を述べたと説明しましたが、管理簿の存在を知らなかったのでしょうか。知っていながらそのような答弁でよいと考えたのならば、国会を軽視し過ぎます。
 更に言えば、一般論として、執行管理の複雑さや追加的事務負担があるとしても、なぜそれを解消するために取り組もうとしないのでしょうか。これこそ、まさにAI技術やデジタルトランスフォーメーションの活用によって解決するにふさわしい課題ではないでしょうか。
 政府は、資産所得倍増プランを掲げて国民の貯蓄を投資につなげようと働きかけていますが、投資家にとっては企業の決算が重要であることは言うまでもありません。投資に関わる国民が増えれば、企業決算の見方と同様に、納税者として国の決算や事業の成果に対する見方もこれまで以上に厳しくなるでしょう。企業の決算情報の開示は重要でも、国の決算情報の開示については大目に見てくださいなどという姿勢が通用するはずがありません。
 第三の理由は、この国の将来に不可欠な教育の充実に対する取組が不十分な点です。
 学校現場では教職員不足が大きな問題となっています。担任がいない学級も少なくありません。そんな中、スクール・サポート・スタッフ等の外部人材は学校の中でも大きな力になっており、盛山文科大臣の所信でもスクール・サポート・スタッフの小中学校全校配置を明言しています。
 しかし、財務省の財務制度等審議会による令和六年度予算の編成等に関わる建議では、外部人材の人数、予算を大幅に拡充してきたにもかかわらず、十分な成果が出たとは言い難いと指摘されました。五月に出された建議でも、公立学校教員の給与を改善するための財源を既存予算や財政優遇の見直しで捻出するよう求めました。文部科学省が教職員や外部人材の増員は必要で効果があると言っているにもかかわらずです。
 教職員不足により教職員が疲弊していくような働き方が教職員の心の余裕を失わせ、命と健康を奪っています。先日、福岡では、初任者の自死も報道されました。教職員が足りない、それをほかの教職員でカバーし合い、次はそのカバーした教職員が倒れていく。こんな負のスパイラルです。
 この状況は、今まで財政縮小のために学校の教職員を正規採用として採用せずに、臨時採用や会計年度任用職員として大量に採用してきたことに原因があります。政策の失敗です。
 このことは子供たちにも大きな影響が出ています。子供たちのいじめ、暴行、不登校の件数は過去最高、自殺件数は過去二番目と高止まりしています。これから国を担っていく子供たちが苦しんでいます。合理性や効率性を中心に考えては学校教育は成り立ちません。
 ほかにも、能登半島地震により被災した子供たちへの教育支援、GIGAスクール構想に必要な支援の充実など、取り組むべき課題は山積しています。政府は教育の充実に向けて真摯に取り組むべきです。
 OECDの発表によれば、日本の二〇一九年におけるGDPに占める教育機関への公費支出の割合は二・八%と、データのある加盟三十七か国中三十六位。低過ぎます。この国の将来のために教育予算を付ける。教育にお金を掛けない国は滅びます。
 最後に、決算重視の参議院において、立憲民主・社民は、これからも行政に対して厳しく意見し、改善を求めていくことを申し上げ、討論を終わります。拍手
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尾辻秀久#5
○議長(尾辻秀久君) 梅村聡君。
   〔梅村聡君登壇、拍手〕
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梅村聡#6
○梅村聡君 日本維新の会の梅村聡です。
 教育無償化を実現する会との統一会派を代表して、令和四年度決算、国有財産増減及び現在額総計算書並びに国有財産無償貸付状況総計算書の是認に反対、そして、内閣に対する警告決議案には賛成の立場で討論いたします。
 今、自民党による裏金疑惑が、自民党自らだけではなく、政界全体を揺るがしています。発覚後の主な選挙ではことごとく投票率が低下し、大々的に報道された東京十五区の補欠選挙ですら、これまでで最低の五五・六%から大幅に下落し、四〇・七%まで至りました。これは、国民が政治そのものに不信感を抱いていることの裏返しだと考えます。
 このようなときだからこそ、政治だけではなく行政においても徹底的に自浄作用を働かせなければ、国民の理解を得ることは不可能です。まず、このことを申し上げ、以下、具体的な問題点を指摘いたします。
 反対する第一の理由は、予備費が極めて巨額であり、財政民主主義をゆがめている点です。
 政府は、令和二年度予算以降、憲政史上例のない多額の予備費を計上し続けてきましたが、令和四年度の一般会計における予備費は更に拡大し、合計で過去最大の約十一・八兆円となりました。また、一般会計のうちの予備費の割合で見ても、令和四年度は八%を超えて過去最大となっています。戦後最悪の有効求人倍率を記録した平成二十一年度予算ですら〇・二%であることを考慮すると、八%という数字がどれだけ常軌を逸した規模であったかは明白です。当初予算や補正予算で計上すべきものが莫大な予備費として計上されてきた疑いがあり、この規模については速やかに検証がなされるべきです。
 また、莫大な予備費が慣例化しつつあります。コロナ禍を脱した令和六年度当初予算での合計二兆円の予備費は、コロナ禍前の五千億円と比べると四倍にもなります。
 それだけではなく、会計検査院は予備費を翌年度に繰越ししようとする動きを突き止めました。令和二年度予備費において、三月末に多額の予備費の使用決定を行い、大半を翌年度に繰り越したケースがあることが明らかになりました。三月末の数日しか使用できる期間がないにもかかわらず、一年間など明らかに不合理な期間を用いて金額を算定している例もあり、外形的には不用となった予備費を翌年度に使用するための手段と思わざるを得ず、会計検査院においても、同様の事態が繰り返されないよう、徹底した検査を望むところです。
 反対する第二の理由は、歳出における不用額が余りにも巨額であるという点です。
 令和四年度決算において不用額は約十一・三兆円に上り、過去最高となりました。しかし、うち約四・二兆円が予備費の使い残しであり、令和四年度に計上した予備費約十一・八兆円の三分の一以上を占めたことになります。
 また、第二次補正予算にはウクライナ情勢経済緊急対応予備費として一兆円が計上されましたが、使用額はゼロ円であり、全額が不用額となっています。我が国の財政は予算の多くを赤字国債の発行に頼るなど厳しい状況に置かれている中で、年度末に多額の不用額を出すようでは、見積りの精度が懸念されます。
 反対する第三の理由は、尋常でない額の繰越しが発生している点です。
 令和四年度決算から翌年度への繰越額は約十八兆円に上りました。これは令和二年度、令和三年度に続き、過去三番目の規模であります。令和四年度決算における歳出予算現額約百六十一・六兆円と比較すると、翌年度繰越額は一一%余りを占めます。
 そもそも財政法第四十二条で、毎会計年度の歳出予算の経費は翌年度に使用することができないとされています。一方で、繰越しは、国の経費の使用を効率的にするために制限的に認められた会計年度独立の原則の例外です。そのため、決算のうち一割を占める規模が繰越額で占められることは、適切とは言えないと考えます。
 反対する第四の理由は、国の基金が急激に膨張した点です。
 総理は予算の単年度主義の弊害是正を表明し、その手段の一つとして基金を積極的に活用しています。国の基金への予算措置額は、令和元年度までは一兆円程度で推移していましたが、二年度は十一・五兆円、三年度は五・七兆円、四年度は十・六兆円と大きく増加しています。特に令和四年度第二次補正予算における基金への予算措置は、支出全体のうち三割程度を占めています。結果的に四年度末の基金残高は十六・六兆円に上っています。
 これだけ巨額の資金が滞留していることについては、想定された資金需要がなく、資金が有効活用されずに不透明な状況が続いていると言わざるを得ません。
 政府は、今般の基金の見直しにより、十五基金事業を廃止し、約五千四百億円を国庫に返す方針を固めました。確かに強い規律を利かせる第一歩ではありますが、全二百事業、十六・六兆円の一部にすぎません。国会による監視や運営状況と効果の検証を徹底して、効果の見込まれない事業の廃止と国庫返納を厳しく促すことが必要である旨を指摘させていただきます。
 反対する第五の理由は、重複行政を看過した点です。
 我が国の危機的な財政状況から、徹底した行財政改革を行う必要があることは当然です。しかし、このようなときに非常に憂慮すべき事例が会計検査院の検査によって明らかになりました。
 資源エネルギー庁が実施していたガソリン価格のモニタリング業務において、六十二億円を上限として実施されたモニタリング調査の結果が小売価格の分析等に使用されていなかったとの事実が明らかになりました。単価の決定に当たっては、以前から行っていた石油製品小売市況調査の結果を用いていたわけで、事業開始時から重複が明らかであったと考えます。
 こうした重複行政を看過し、容認する行政内部の雰囲気こそ強く危惧すべきです。本来は、外部から指摘される前に資源エネルギー庁内で自発的に無駄を省くアクションを取るべきであったのに、そうした動きはありませんでした。総理が繰り返し行財政改革を訴えていたにもかかわらず、そのメッセージが行政に全く浸透していないことをうかがわせるものであり、強く憂慮いたします。
 ここまでるる指摘してまいりましたが、自発的に無駄を省く自浄作用のある行政を取り戻すためには、まずは政治が先んじて範を示すことが重要であると考えます。
 例えば、今の国会においても、月百万円が渡し切りで残額の返還義務がない調査研究広報滞在費、いわゆる旧文通費を始めとした特権が国会議員に与えられています。我々日本維新の会は、この旧文通費の使途公開と残金の国庫返納の義務付けを訴え続けており、他党に先駆けて使途公開を行っています。
 合い言葉は、まず隗より始めよです。やるべきと考えたのなら、自ら率先垂範で実現すべきです。政治は行政に範を示さねばならず、動きが鈍い与党に対しては野党が範を示さなければなりません。
 日本維新の会は、これからも率先して政治、行政、両面の改革に果敢に取り組んでいくことをお誓いし、討論といたします。
 御清聴ありがとうございました。拍手
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尾辻秀久#7
○議長(尾辻秀久君) 芳賀道也君。
   〔芳賀道也君登壇、拍手〕
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芳賀道也#8
○芳賀道也君 国民民主党・新緑風会の芳賀道也です。
 会派を代表して、令和四年度決算案外二件に全て反対、内閣への警告決議に賛成の討論をいたします。
 論点は多数ありますが、決算反対の主な理由として七つを述べます。
 第一に、食料安全保障の取組に欠け、食を守らなければ大変な目に遭うという危機意識がないことです。
 この二〇二二年一月、ロシアがウクライナ侵略を開始。ウクライナが世界的な小麦の産地とあって、小麦などの穀物価格が上昇しました。トウモロコシの価格も上がり、酪農、畜産の餌代も急騰しました。燃料費の高騰も相まって、酪農、畜産農家の経営が大変厳しくなり、今も特に酪農家、畜産農家の苦境は続いています。
 仮に東北アジアで緊張が高まった場合、海に囲まれている我が国は、昭和の戦争のときと同じように、国全体が飢餓に苦しむ危険性があります。我が国の領土、領海、領空への攻撃がなくても、我が国に海外から船がやってこられなくなったら、途端に食料危機に襲われてしまうのです。
 東北アジアで緊張緩和に努めるのは当然のことですが、他方で、種や苗、肥料、農薬など長期的に計画を立てて国産の割合を高めていく必要があります。そして、農家が農業を続けられるように、特に小規模農家でも収益を高める必要があります。外国に食を任せることは生殺与奪の権を海外に渡すことにほかなりません。
 第二の反対の理由は、アベノミクスの後遺症と言うべきです、円安とインフレが止められないことです。
 例えば、二〇二二年の十月には三十二年ぶりに一ドル百五十一円台となるなど、急激な円安が進行しました。皆さんお分かりのように、今も円安は続いています。円安の影響で原油などエネルギー価格が上がり、食品も値上がりしました。
 物価の高騰、この場合、市中金利を高くしてインフレを退治するのがセオリーです。しかし、金利を上げると、日本銀行がこれまでに大量に買い続けた国債の価値が暴落し、日銀が債務超過となってしまいます。日銀が債務超過に陥った途端に、円がドルと交換できなくなるなど、外国から相手にされなくなり、対外的に円が紙くずになってしまいます。だから、金利を上げてインフレ退治をしたくてもできません。
 確かに、財務省や日本銀行の皆さんが必死の努力で円を守ってくださっていることはよく分かります。しかし、二〇二二年の決算を見れば分かるように、政府には私たちの資産を守るための努力が欠けていると言わざるを得ません。
 反対の第三の理由は、いわゆる人への投資が少ないことです。
 私たち国民民主党は、人づくりこそ国づくりとして、文教及び科学振興費の倍増を訴えてきました。しかし、この令和四年度当初予算では増えていません。
 言うまでもありませんが、化石燃料や鉱物資源の少ない我が国で付加価値を生み出す源は、創意工夫や新しいアイデアを生み出す人的資源にあります。人への投資による新しい資本主義を本気で目指すのであれば、政策の大転換が必要であり、そのためには教育、科学技術予算を抜本的に引き上げなくてはなりません。
 第四の反対の理由は、給料が上がる経済への取組が足りないことです。
 国民民主党は、経済財政政策に関して、令和四年度予算案審議に先立って、参議院に給料が上がる経済実現法案と題した税制改正法案を提出しました。この法案では、赤字企業にも賃上げインセンティブを提供できるよう、法人事業税、固定資産税、消費税を軽減措置の対象にしました。一方、政府の税制改正法案の法人税減税による賃上げ促進では、法人税を払うことができる黒字企業にしか恩恵を受けることができないのです。
 さらに、このときの政府案では、中小企業の控除要件を全雇用者の給与総額を一・五%以上増加させた場合を条件としていました。これでは、雇用者が増えて給与総額が増えても、従業員一人一人の給料が上がることには直結しません。
 第五の反対理由は、燃料費が高騰する中で、ガソリン税、軽油引取税のトリガー条項の凍結解除をしないことです。
 確かに、燃料油価格激変緩和措置が実施され、石油元売業者への補助でガソリン、軽油の小売価格が抑えられましたが、会計検査院は、この燃料油価格激変緩和措置事業について、支給に相当する額が小売価格に反映されていない可能性があると指摘しています。さらに、参議院では警告決議もありました。
 一方、ガソリン税は本則の税金の二倍の負担になっています。その要因は暫定税率です。五十年間、半世紀続いている暫定税率は廃止すべきです。さらに、ガソリン税や軽油引取税の税額に更に消費税が掛かるタックス・オン・タックスも理不尽です。
 また、別の面から考えると、車に関連する重税感、負担感が若い世代の車離れを招く一因となり、また、公共の交通機関が脆弱な地方に特に負担が重い、車が必需品の地方生活者への負担増ともなっています。
 確かに、道路整備を進める財源としてガソリン税などが重要な役割を果たしてきたことは認めますが、時代や経済事情に合わせて自動車関連税制を見直すことは当然のことではないでしょうか。
 第六の反対の理由は、統一教会という反社会的なカルト団体に対する政府・与党の対応が不十分なことです。
 皆さんよく覚えていらっしゃるように、この年、二〇二二年の七月、参議院選挙のさなかに安倍元総理が凶弾に倒れ、お亡くなりになりました。改めて安倍元総理の御冥福をお祈りいたしますが、容疑者の犯行の動機と報じられている安倍元総理と統一教会との関係については国会や国民に十分な説明がされていません。
 また、統一教会と政策協定を結んだ盛山文部科学大臣が辞任することなく、文化庁を通じて統一教会に解散命令の訴訟を起こしていることは、民間の常識からしてもいわゆる利益相反で、許容できることではありません。
 報じられているように、宗教活動に名を借りた収奪、そして収奪による信者家族の家庭の貧困、貧困による児童虐待などがあったとすれば、第二、第三の統一教会を生み出さないためにも徹底した調査が必要です。
 第七の反対の理由は、国としての目標を失い、政府が理想像を示せていないことです。
 例えば、この年、二〇二二年十二月、岸田内閣は安保三文書を閣議決定しました。確かにこの国の政治、経済が日米同盟を基軸にしている以上、日米の協力関係は重要です。
 しかし、高齢化、人口減少の進展と借金返済で重い負担を抱える日本財政を考えた場合、二〇二二年十二月に岸田総理が表明したように、防衛費を一・六倍増やすことが、国全体として、また庶民の幸せにどうつながるのか全く見えません。アメリカと良好な関係を結ぶことは大切ですが、だからといって日本の行く末を海外依存してはならないのです。
 個人の自立もそうですが、独立国が独立国たるには、自分の国のことをまず自分で考えることが重要です。この国の次の目標や理念を、借り物の言葉ではなく、自分の言葉で語れていないのは問題です。
 以上、反対の理由を申し述べました。
 また、警告決議四項目は、必要な内容ですので、賛成いたします。特に、警告決議のうち三つ目、今年一月、羽田空港の滑走路で日本航空の旅客機と海上保安庁の飛行機との衝突事故について、原因究明と再発防止策の徹底を求め、政府に対して、航空の安全、安心の確保に万全を期すよう求めています。この内容を含めて、四つの警告決議に賛成をいたします。
 以上、国民民主党・新緑風会の芳賀道也の討論といたします。
 御清聴ありがとうございました。拍手
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尾辻秀久#9
○議長(尾辻秀久君) 吉良よし子君。
   〔吉良よし子君登壇、拍手〕
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吉良よし子#10
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。
 私は、会派を代表して、二〇二二年度決算、国有財産増減及び現在額総計算書の是認に反対、国有財産無償貸付状況総計算書の是認、内閣に対する警告決議案に賛成の討論を行います。
 二〇二二年度決算に反対する第一の理由は、ロシアのウクライナ侵略等の影響により、物価高騰が国民を直撃して生活が困難を増す中、岸田政権が家計を直接温める措置をことごとく拒否しているからです。
 そもそも物価高騰は自然現象ではありません。アベノミクスの異次元の金融緩和による異常円安がもたらした人災であり、自民党の責任は極めて重いと言わなければなりません。
 それなのに、岸田政権は、国民多数の切実な願いである消費税減税にもインボイス中止にも背を向けて、最低賃金全国一律千五百円への引上げもせず、中小零細事業主に対する社会保険料減免も拒否しています。ケア労働者が生活できる大幅賃上げ、待遇改善も、物価に応じた年金の引上げなども行わず、高過ぎる国民健康保険料の負担軽減も、高過ぎる学費の値下げや学校給食費無償化、子供医療費無償化などの子育て支援も、全て拒否し続けています。物価高騰につながる間違った政治と一体に、暮らしにむち打つ血も涙もない仕打ちを続けていることは容認できません。
 二〇二二年、一人の女性が生涯に産む子供の推計人数を示す合計特殊出生率は一・二六となり、年間出生数は七十七万七百五十九人、初めて八十万人を下回りました。二〇二三年、最新の数値でも、出生率が一・二〇、出生数は七十二万七千二百七十七人と更に減少し続けています。
 大前提として、結婚するかしないか、子供を産むかどうかは、一人一人の自由です。政治が介入すべきではありません。
 しかし、最大の問題は、若い世代が結婚も出産も選びたくても選べない社会にしてきた自民党政治です。
 自民党が進めてきた非正規労働者の拡大により、日本は賃金が上がらない国になり、若者は将来設計が描けなくなっています。教育予算を政府が出し渋り続ける中、大学の学費は私立も国立も値上げが進み、ついに東京大学まで十万円もの学費の値上げを検討しています。今や経済界も求めている選択的夫婦別姓にも背を向け、ジェンダー平等に逆行する自民党政治が女性たち、若者たちの息苦しさを助長しているのは明らかです。
 若い世代を追い詰めてきたこれまでの政治への反省もなく、岸田政権は少子化を殊更強調し、若い世代、女性たちにプレッシャーを掛け続けています。多くの子育て世代が望んでいる教育費の負担軽減も、三人以上産まないと支援しない、とにかく産めという政策です。さらに、子育て財源のために社会保障を削減する、世代間の分断をあおるような政治では、未来に希望が持てるわけがありません。
 反対する第二の理由は、巨額の軍事費です。
 二〇二二年度の防衛省所管一般会計は五兆五千六百二十六億円に上り、その中にはFMS調達執行額三千七百九十二億円、辺野古基地建設八百十五億円も含まれます。補正後、後年度負担は五兆八千六百四十二億円に上ります。
 当初予算だけでなく、補正予算での軍事費計上により巨額の軍事費を賄うことが常態化していることも問題です。ペトリオットの維持、〇三式中距離地対空誘導弾、馬毛島と辺野古の基地建設への歳出化経費計上等は、緊要性は全くなく、まして物価高騰対策でもない不要な事業であり、断じて容認できません。
 この間、安倍、菅、岸田政権は、集団的自衛権の行使容認、専守防衛の放棄、敵基地攻撃能力の保有など、戦後の歴代政権が憲法に基づく平和国家の理念としてきたものを次々と投げ捨ててきましたが、ついにそれは次期戦闘機など殺傷兵器の輸出解禁にまで及びました。
 世界を見れば、ガザでは毎日のように子供たち、市民が殺され続けています。避難所となっていた学校も攻撃され、子供を含む避難民が焼かれ、虐殺されている今、日本がやるべきは、そうした虐殺に使われるかもしれない兵器の輸出を可能にすることではないはずです。虐殺を今すぐ止める、戦争を止めるための徹底した外交努力こそ、憲法九条を持つ日本政府が率先して行うべき役割なのではないでしょうか。
 反対する第三の理由は、露骨な大企業優遇を進めていることです。
 例えば、原発について、岸田政権は二〇二二年に原発を最大限活用すると明言し、原発事業者の言いなりに原発を推進し続け、巨額の資金を投入しています。二〇二三年には新増設や老朽原発の六十年超えの運転を可能にすることを盛り込んだGX推進戦略を閣議決定。今年、改定作業が始まったエネルギー基本計画にも原発推進の方針を反映させようとしています。
 しかし、今年元日に起きた能登半島の地震でも、志賀原発はトラブル続きだった上、周辺の道路が寸断され、避難計画も役に立たないことが判明しました。世界有数の地震国、津波国である日本で原発を稼働する危険性を国民は痛感しています。
 福島第一原発事故を起こした東京電力が柏崎刈羽原発の再稼働を進めていることについて、新潟県民や県議会議員の多数から反対の声も出ています。こうした声を無視して、原発企業の言いなりに原発を推進し続ける政府の姿勢は許されません。
 さらに、岸田政権肝煎りのDX、デジタルトランスフォーメーションや特定の半導体大企業に対する支援、東京外かく環状道路などの高速道路建設事業や整備新幹線などにも巨額の資金を投入して推進するなど、困窮した国民を置き去りにした露骨な大企業優遇を認めるわけにはいきません。
 露骨な大企業優遇政策は、国民の声よりも金の力、財界の声を優先する自民党の裏金政治そのものです。
 今国会、決算委員会でも、自民党の裏金問題の真相究明、金権腐敗政治の一掃について何度も議論がされました。しかし、いまだに、一体いつから、誰がどうやって裏金システムをつくってきたのか、そしてその裏金が一体何に使われたのか、真相は明らかになっていません。
 真相解明に背を向けた自民党による政治資金規正法改定案は、肝腎の企業・団体献金の全面禁止がすっぽり抜け落ちています。それどころか、政策活動費を新たに法定化し、収支公開に逆行する規定まで盛り込んだ改悪案となっています。これでは金権腐敗政治はなくなりません。
 現在、参議院の審議では、私たち日本共産党が提出した企業・団体献金を全面禁止することなどを盛り込んだ改正案と、政党助成法廃止法案も同時に審議されています。日本共産党の法案の成立で、金権腐敗政治を政界から一掃しようではありませんか。
 政治は、金の力で動かしていいものではありません。一人一人の声が真っすぐ届き、一人一人が幸せになれる政治。この国に生きる全ての人が自由に、希望を持って生き続けられる政治こそ目指すべきであることを申し上げ、討論といたします。拍手
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尾辻秀久#11
○議長(尾辻秀久君) これにて討論は終局いたしました。
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尾辻秀久#12
○議長(尾辻秀久君) 日程第一の令和四年度決算の委員長報告は、本件決算を是認すること及び内閣に対し警告することから成っております。
 これより採決をいたします。
 まず、本件決算を委員長報告のとおり是認することについて採決をいたします。
 本件決算を委員長報告のとおり是認することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
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尾辻秀久#13
○議長(尾辻秀久君) 過半数と認めます。
 よって、本件決算は委員長報告のとおり是認することに決しました。拍手
 次に、委員長報告のとおり内閣に対し警告することについて採決をいたします。
 委員長報告のとおり内閣に対し警告することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
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尾辻秀久#14
○議長(尾辻秀久君) 総員起立と認めます。
 よって、全会一致をもって委員長報告のとおり内閣に対し警告することに決しました。拍手
 次に、日程第二の国有財産増減及び現在額総計算書について採決をいたします。
 本件を委員長報告のとおり是認することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
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尾辻秀久#15
○議長(尾辻秀久君) 過半数と認めます。
 よって、本件は委員長報告のとおり是認することに決しました。拍手
 次に、日程第三の国有財産無償貸付状況総計算書について採決をいたします。
 本件を委員長報告のとおり是認することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
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尾辻秀久#16
○議長(尾辻秀久君) 過半数と認めます。
 よって、本件は委員長報告のとおり是認することに決しました。拍手
 先ほど議決されました内閣に対する警告に関し、内閣総理大臣から発言を求められました。岸田文雄内閣総理大臣。
   〔内閣総理大臣岸田文雄君登壇、拍手〕
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岸田文雄#17
○内閣総理大臣(岸田文雄君) ただいまの御決議に対して所信を申し述べます。
 政府としては、従来から国の諸施策の推進に当たって、適正かつ効率的に執行するよう最善の努力を行っているところでありますが、今般、四項目にわたる御指摘を受けましたことは、誠に遺憾であります。
 これらの御決議の内容は、いずれも政府として重く受け止めるべきものと考えており、御決議の趣旨を十分に踏まえ、今後このような御指摘を受けることのないよう改善、指導してまいります。拍手
     ─────・─────
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尾辻秀久#18
○議長(尾辻秀久君) 日程第四 日本国の自衛隊とドイツ連邦共和国の軍隊との間における物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とドイツ連邦共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件
 日程第五 航空業務に関する日本国政府とクロアチア共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件
 日程第六 社会保障に関する日本国とオーストリア共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件
 日程第七 刑事に関する共助に関する日本国とブラジル連邦共和国との間の条約の締結について承認を求めるの件
  (いずれも衆議院送付)
 以上四件を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。外交防衛委員長小野田紀美君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
   〔小野田紀美君登壇、拍手〕
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小野田紀美#19
○小野田紀美君 ただいま議題となりました条約四件につきまして、外交防衛委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、ドイツとの物品役務相互提供協定、いわゆる日独ACSAは、自衛隊とドイツ軍隊との間で、それぞれの国の法令により認められる物品又は役務の提供における決済手続等を定めるものであります。
 次に、クロアチアとの航空協定は、両国間で定期航空路線の開設及び定期航空業務の安定的な運営を可能にするための法的枠組みを定めるものであります。
 次に、オーストリアとの社会保障協定は、両国間で年金制度、医療保険制度等に関する法令の適用について調整を行うこと等を定めるものであります。
 最後に、ブラジルとの刑事共助条約は、一方の締約国が他方の締約国の請求に基づき、捜査、訴追その他の刑事手続について共助を実施すること、そのための枠組みとして中央当局を指定し、相互に直接連絡すること等を定めるものであります。
 委員会におきましては、四件を一括して議題とし、ACSAの内容と会計検査院指摘事項への対応、クロアチアと航空協定を締結する意義、社会保障協定及び刑事共助条約の今後の締結方針等について質疑が行われましたが、詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本共産党の山添委員及び沖縄の風の高良委員より、日独ACSAに反対、他の三件に賛成する旨の意見がそれぞれ述べられました。
 次いで、順次採決の結果、日独ACSAは多数をもって、航空協定、社会保障協定及び刑事共助条約はいずれも全会一致をもって、それぞれ承認すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。拍手
    ─────────────
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尾辻秀久#20
○議長(尾辻秀久君) これより採決をいたします。
 まず、日程第四の条約の採決をいたします。
 本件を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
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尾辻秀久#21
○議長(尾辻秀久君) 過半数と認めます。
 よって、本件は承認することに決しました。拍手
 次に、日程第五ないし第七の条約を一括して採決いたします。
 三件を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
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尾辻秀久#22
○議長(尾辻秀久君) 総員起立と認めます。
 よって、三件は全会一致をもって承認することに決しました。拍手
     ─────・─────
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尾辻秀久#23
○議長(尾辻秀久君) 日程第八 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員長古川俊治君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
   〔古川俊治君登壇、拍手〕
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古川俊治#24
○古川俊治君 ただいま議題となりました法律案について、地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 本法律案は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革を総合的に推進するため、地方自治体等の提案を踏まえ、地方公共団体に対する義務付けを緩和する等の措置を講じようとするものであります。
 委員会におきましては、地方分権改革の意義と提案募集方式の課題、行政手続に係るデジタル化の進め方、里帰り出産等母子保健における課題と対応、幼保連携型認定こども園の保育教諭等の資格の在り方等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本共産党を代表して伊藤岳委員より反対する旨の意見が述べられました。
 討論を終局し、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。拍手
    ─────────────
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尾辻秀久#25
○議長(尾辻秀久君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
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尾辻秀久#26
○議長(尾辻秀久君) 過半数と認めます。
 よって、本案は可決されました。拍手
     ─────・─────
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尾辻秀久#27
○議長(尾辻秀久君) 日程第九 障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律の一部を改正する法律案(衆議院提出)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。文教科学委員長高橋克法君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
   〔高橋克法君登壇、拍手〕
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高橋克法#28
○高橋克法君 ただいま議題となりました法律案につきまして、文教科学委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 本法律案は、衆議院文部科学委員長の提出によるものであり、障害のある児童生徒のために作成されている音声教材等の教科用特定図書等が、教科書の使用に困難を有する日本語に通じない児童生徒にとっても有用であること等に鑑み、これらの者が教科用特定図書等を使用して学習することができることとなるよう、所要の措置を講じようとするものであります。
 委員会におきましては、趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。
 以上、御報告申し上げます。拍手
    ─────────────
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尾辻秀久#29
○議長(尾辻秀久君) これより採決をいたします。
 本案に賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
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